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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2017年6月生活記録 第11期生 <牧谷陽平>[2017年06月30日(Fri)]

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<とある日のこと,アパートの前に車が満杯になっていることで疑問に思い,
何があるか見に行ってみたところ,ライブがありました>


気温の上下の激しい5も終わり,6月は15度前後の日と,20~25度前後の暖かい日が交互にやってくる季節でした。暑すぎることは全くなく,とても快適な環境でした。


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<暖かくなり緑も生い茂りました>


さて,6月は先生と個人的にIndependent Studies として6月から8月までの3か月間で,2つのクラスを取ることにしました。今はその一つを進めているところです。


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<家のそばに咲いていた蒲公英です。私の携帯で撮りました>


Special Education in the Social Context

5週間でやりきるため,1回分の宿題の量が多く,最初から本の100ページを読む,それから2つの記事を読む宿題がでました。使用している本は Erving Goffman の著した Stigma という本です。本の英語はかなり難解で,手話通訳のコースの生まれ育ちがアメリカである友人に本の一部のページを読ませたところ,知らない単語がいくつかあるとのことでした。しかも英語をアメリカ手話に翻訳することもできないぐらいの難解な英語です。


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<これがその難しい本です>


もちろんこの本を一人で読めるはずがなく,家で本を読むときに,学習の手助けとなる Study Guide で大事な用語の意味は何か,本の中での定義は何か,を探していくものでした。答えは Ohlone College Nancy 教授に教わった方法がとても活きました。が,答えを見つけられても,著者が何を言いたいのかは,ちんぷんかんぷんでした。このクラスは週に1回,先生と面談し,そのときに宿題の内容をもう少し深く掘り下げ,理解を深めながら教授と議論を進めていくのですが,先生はトラの大きなぬいぐるみを使ったり,身近にある例を挙げたりして説明してくれるので,とても理解が深まります。また,英語をノートに書いて説明してくれるのですが,私の英語力に合わせてくれているので,著者の言いたいことが理解できます。


この本の内容は, “normal” いわゆる 普通とは何かの議論がなされている本です。この本は1963年に発行されて以来,50年間もアメリカの大学で読まれている本です。


Stigma とは簡単に言うと,その人をこうだと決めつけることです(まだ学習している途中なのでこれが正しい答えだと一概に言えない。私の今までの学習と経験から言える答えです)。これは2種類に分かれていて,見えるものと見えないものの2つに分かれます。


 

普通

異常

見える

もの

2つの目がある

両目でみれない (盲など)

両耳で聞こえる

両耳で聞き取れない (聾など)

異性と結婚する

同性と結婚する

見えないもの

キリスト教者

宗教なし

麻薬や酒を飲まない

薬物依存

仕事がある

仕事がない


また,日本の文化とアメリカの文化(昔と今)とを比較しながら議論していきました。

 

日本

アメリカ

普通

仏教

キリスト教,イスラム教

男性-仕事,女性-家事

男性-仕事,女性-家事

異常

女性が男性と対等

女性が男性と対等

日本語の読み書きができない

米語の読み書きができない


このように,教授は視覚的に比較しながら,英語が取っつきにくい人に対しても分かるように説明してくれました。


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<暖かくなり,鴨が子どもを連れて歩いていました。
近づくと親鳥が近づくな!と鳴き声を上げ威嚇していました>


また,6月末には,近くのトロントに同じ11期生の山本芙由美さんが,LGBT関係の活動関係で滞在しているとのことで,6月末にはLGBTPride Parade に参加してきました。


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<パレードの列から見物客に笑顔を返しながら行進したのですが,
ビルの屋上に登って見物している人がたくさんいました。さすがカナダ!>


山本さんはこのパレードの後,留学を終えるということで今までの思い出を語ったり,これからのことを語ったりして,留学生活最後の締めくくりを一緒に過ごしました。


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<山本さんと一緒に撮った写真です>


山本さん,今までお疲れさまでした!
山本さんが日本に帰っても私のことを応援してくださいね!
そして私がいつか日本に帰ったあとも一緒に頑張っていこうね!

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