
前回の問題とその解答を載せます。答えは赤で。
- 1. 登場するのは何?ヒツジと狼
- 2. どんな風景設定で,何がどこに住んでいて,その場所は? (手話で指さししながら)山間[やまあい]にはヒツジ村,山のふもとにはオオカミ村
- 3. 手話で (札幌 と同じ表現) これは何?ヒツジ村の家や田圃が並んでいる様子
- 4. ヒツジ村はどんな村?
- 5. 手話 (上から村を見るシーンからパーにした両手で窓を表すシーンに移行する) これはどんな動き?上空から家の窓までカメラがズームし,家の中の様子をうつしだしていくさま
- 6. ヒツジ村の登場人物はだれ? それぞれの仕事は?Mayor-理容師
- 7. Mayor ってなに?彼の仕事は何?Mayor: 村長で,彼の仕事は理容師 (問題6と同じ)
- 8. Mayorの仕事場に来るヒツジの手話 (何かをつかむしぐさの手の形から, “1” の手の形に切り替わる) は何を表している?散髪にやってきた,毛だくさんのヒツジが散髪によってすっきりしていくようす
- 9. Mayorの家に突然やってきたヒツジの特徴は何? 性格は何?リーゼントの髪型,見た目はいかついが,性格は臆病
- 10.何が起こったのか? 対応法は何?9で突然やってきたヒツジのいとこのヒツジが何回も盗まれた
- 11.Whisperer って何?どんなもの?問題を解決してくれる職業
- 12.オオカミ村の設定にうつり…どんな所に位置している?山のふもとにある村
- 13.オオカミの登場人物は何人? どんな特徴? どんな仕事? どんな性格?オオカミはたくさんいるが代表的なのは
- - 猟師: 海賊を思わせる,額から鼻にかけての傷があり,眼帯をつけている。のどに特徴がある。ボス的な存在
- - 医者: 眼鏡をかけている
- - 調理師: 下の歯が出ている
- 14.“Sheep!!” と叫んだオオカミの仕事は何?デイサービスセンターで子どものオオカミを見る仕事。
- 15.なぜ “Sheep!!!” と叫んだ?日中の仕事が毎日同じでつまらなく感じたため,ちょっと刺激のあることをしようと試みたため
- 16.“Sheep!!!” という叫び声を聞いて,13のオオカミたちはどうした?びっくりしてデイサービスセンターへ駆けつけてどこにヒツジがいる?と探した
- 17.14で叫んだオオカミのところに,13のオオカミがたどり着いたときに見たものは何?そしてとった行動は何?何もない様子だった。デイサービスセンターに勤めているオオカミのウソであったことが分かったため,家に戻った
- 18.今の状況の設定はヒツジ村?オオカミ村?オオカミ村
- 19.なぜ2回目 “Sheep!!!” と叫んだ? 1回目の叫びとは違う理由?1回目の,オオカミのボスたちの反応がとても面白かったため,もう1回やろうと試みた
- 20.2回目のウソが発覚したときのオオカミの反応は?なんて言った?何をした?
- 猟師のオオカミ- もうするな!二度とするな!といった
- 医者のオオカミ- デイサービスで勤めているオオカミの頭をたたいた
- 調理師のオオカミ- 威嚇した
- 21.20の対応を見て, “Sheep!!” と叫んだオオカミは何を感じた?これは面白おかしくしたらいけないんだ・・・と感じた
- 22.再びヒツジ村に戻って…新たにだれが出た?どのように村にやってきた?どんな特徴?バスが到着して一人のヒツジがおりてきた。杖をついてやってきて,貫禄のある顔をしている。Whisperer が村長の家に入ってきた
- 23.どこでそのヒツジと村人みんなで会議をした?村長の家
- 24.その会議の内容は何?ヒツジが盗まれることに対してどう対処していくか
- 25.Whisperer は今まで何をしてきた?いろんなところで問題が発生してそれを解決してきた
- 26.オオカミ村に戻り…何が現れた? Whisperer はどのように表れた? ナゼそのような手の形で表現しているのか?オオカミ村に先ほどのWhisperer がやってきた。ヒツジ村からだんだん大きくなってくる様子を手話で表している
- 27.オオカミ村で3回目の叫びのときの他のオオカミの反応は?またか!とウソだと思い相手にしなかった
- 28.オオカミたちが見たものは何? 誰が運転していて誰がのっていた?たくさんのオオカミの子どもがのっているトラックと,ヒツジの運転手
- 29.オオカミの子どもがさらわれたとき,オオカミ村の人たちが “ Sheep!!!” と叫んだオオカミのいるところで,見たものは何? それを見て何と言った?オオカミの子どもが1匹もいない様子と,杖をついて立っているWhisperer, オオカミたちはWhisperer を見て,襲おうとした
- 30.なぜWhisperer は耳栓をしたのか? なぜ甲高い声で叫んだのか? 甲高い声で自分自身が気絶しないように耳栓をした
- 31.その甲高い声 Baaaaaaaaaaaaa 1回目のオオカミたちの反応は?かわいい声だったのでWhisperer を笑ってばかにした
- 32.その後どうなった? Whispererは甲高い声をさらに上げた
- 33.どのように倒れてしまった?
- 猟師- 眼帯が破壊された
- 医師- 眼鏡にひびが入り割れた
- 調理師- 歯が折れた
- 34.その後Whisperer はどうした?オオカミ村から去っていった
- 35.ヒツジ村に戻って… オオカミの赤ちゃんたちをどうした?オオカミの赤ちゃんをそれぞれの家庭に与えた
- 36.9でやってきたヒツジは,オオカミ赤ちゃんにどんな対応をとった?最初は納得しない顔だったが,オオカミの赤ちゃんに顔をなめられて,我が子のように感じ,育てていくことを決めた
さて,今回の本題です。5月は最後の月でもありました。今学期はグループプロジェクトが多かったのもあり,秋学期と比べて自分の負担は減りました。しかし,クラスにも慣れてくると,クラスメイト同士の性格も少しずつ見えてきて,トラブルを起こすこともときどきありました。
1. 月曜日 ASL Instructional Delivery (ASL開発クラス)
今までの生活記録はほとんどこのクラスの説明でした。
2. 火曜日 Foundations of Educational Research (調査のクラス)
このクラスは統計のクラスです。私は数学が専門なのですが,このクラスではビリになりました。英語の色がかなり強く,英語を使いこなせない人にとってはとっつきにくいクラスでした。
3. Language Acquisition and Learning (言語獲得・習得)
3週間目から急きょ,先生が変更になったクラス。この先生はいろんな国の事情を知っており,また人間でなくて鳥の鳴き声にもパターンがあるという研究のことも知っている先生でした。さすが言語を専門としている先生でした。
4. 水曜日 Teaching Learners with Special Needs (ろう重複児の教育)
このクラスでは Universal Design Learning に重心を置いて学習しました。これは学習障害などろう重複の幼児児童生徒に対して,ひとりひとり,どう指導するかを研究していくクラスです。私の昔の経験もあって学習内容は分かったのですが,クラスメイトはみんな英語での議論をしていたため,ついていくのも精一杯でした。
5. 木曜日 Issues in Mainstreaming Education (通常学級での課題)
このクラスも火曜の統計のクラスと同様,英語の色が強いクラスでした。期末テストでは,用語の意味が分かっているのに,選択肢が今まで見たことのない英語で言い回しが多かったため,テストは半分の点しか取れませんでした。月曜日のクラスの先生が言っていたのですが,ろうの人は,内容を理解できているのに,テストが英語や日本語など書記言語で出されるため,生徒の “本当の力” をきちんと測れていない。これは大きな問題である,と言っていました。
ちなみにこのクラスは通常学級に通うろうの子どもたちの課題についてのクラスでした。しかし内容はほとんど,個別の指導計画の作り方でした。最初は “偶発学習”
– 通常の学校で,いろんな人が話す内容をたまたま見聞きして,それを自然に学ぶこと [例: 昼食の時間に廊下を歩いていて,どこからか ‘1か月後に全国一斉のテスト’ という言葉を聞くこと。そのときは何気なく聞いた,だけのことが後になっていろんなことに結び付くこと] –
だったのですが,そういう現場のことでなくて真面目な方向に飛んでしまったのが,残念でした。
- 今学期で学んだこと -
この1年間で私が学んだことは,ろうの子どもに限ったことでなく,一般に学校に通っている生徒(もちろん聞こえる生徒も含む) の本当の力は,書記言語のテストでは測れないということです。聞こえる生徒の中にも,書記言語よりも手話の方を好む生徒はいます。話はそれますが,私の友人に聞こえる人がいるのですが,その人はテレビを見るときは音よりも字幕をみて鑑賞します。なぜ字幕を見るのか聞くと,よく耳鳴りがするからということでした。