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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2017年5月生活記録 第11期生 山本芙由美[2017年05月22日(Mon)]
こんにちは!第11期生の山本芙由美です。

5月は最終テストが終わると、休む暇もなく大学全体が卒業シーズンに入りました。ギャロデット大学では5月10日にLGBTQ学生やアライ(Ally)学生のためのLavender Graduation(ラベンダー卒業式)が開催されました。これはLGBT学生が様々な事情で家族や身近な人にカムアウトが難しいことや、自分が着たい服で登壇できたり、呼ばれたい名前で証書が受け取れるなど、そういった配慮がなされる特別な卒業式です。

記念講演ではバイリンガルろう教育やろう文化研究などで知られているBabara Kannapell(バーバラ・カナペル)教授による、自身のレズビアンとしての経験やろうLGBTQコミュニティーの歴史について話されるなど、とても素敵なスピーチを聞くことができました。

卒業式には多くのLGBTQ学生やAlly学生が参加し、私も国際特別生として修了証明書を受け取ることができました。証書を受け取る時に、LGBTQ Resouce CenterのCaraさんが「私たちもあなたから多くのことを学ぶことができました、ありがとう!」とうれしい言葉をかけていただき、涙が出そうになりました。

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(ギャロデット大学長のBobbi氏と)

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(Lavender Graduation2017の卒業生たちと)

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(大変お世話になったLGBTQ Resouce CenterのコーディネーターCara Miller氏と)

このLabender Graduationには私自身への証書の他に、サポートしてくれた人にも証書を渡すことができます。私のアメリカ留学を認めてくれ、精神的に大きくサポートしてくれた夫の名前が記載された証書も受け取ることができました。帰国後、直に渡したいと思っています。

そして、12日には全体の卒業式に参加したのですが、日本とは違う雰囲気を楽しむことができました。一年間だけでしたが、第9期生の瀧澤泉さんと第10期生の山本綾乃さんと週末、買い物に出かけたり、お茶をしたりして一緒に過ごした時間は大切な思い出となっています。

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(左から第9期生の瀧澤さん、第10期生の山本綾乃さん、第11期生の私)

卒業式が終わったその翌々日、私はカナダ、トロントに向けて出発しました。
そして、現在、週2回6時間、トロントのRyerson University(ライアソン大学)のDeaf Queer Culture(ろうクィア文化)クラスを受けています。このクラスはOntario Rainbow Alliance of the Deafの元代表であるEvanさんが教えています。
カナダの視点からLGBTQについて学ぶのは初めてなので、また新しい学びになりそうです。(※Evanさんについては生活記録2017年1月号参照)

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(トロントのChurch StreetにあるLGBTQに関連した壁画の前にて)

また、OAD(Ontario Association of the Deaf カナダ/オンタリオ州ろう協会)やDeaf Outreach Program(デフアウトリーチプログラム、ろうコミュニティーへのHIV/ AIDS予防啓発をしている団体)、ORADでの研修を受けています。6月はRainbow Pride Month(レインボープライド月間)といって、LGBTQに関連したイベントが毎日のように開催されます。イベントにはLGBTQに関連した映画上映やワークショップ、読書会などがあります。そして、6月末には世界中から多くの観光者が訪れる最大のレインボープライドマーチ Toronto Prideが開催されます。ORADもそこでブースを出していて、私も関わることになり、その準備や運営会議に参加するなど、とても充実した時間を過ごしています。

次号ではトロントにおける、ろうコミュニティー、LGBTQコミュニティーからのLGBTQに対する様々な取り組みについて報告したいと思っています。

それでは、また。

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(Thank you Gallaudet University! ありがとう、ギャロデット!)


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