
2017年4月生活記録 12期生 福島愛未[2017年05月07日(Sun)]
こんにちは、12期生の福島です。
4月中旬までときどき雨が降っていましたが、ここ最近はカラっとした晴天が続いています。それに伴って近くの湖ではランニングやBBQをする人が増加しています。

■□Studies□■
■162 Reading
4月は主にToneとPurposeについて学びました。Toneでは文章がどのような話題で書かれているのかを分析します。明るい話題なのか暗い話題なのか、それとも皮肉が込められた内容なのかなど様々なToneがあります。またPurposeは文章がどのような目的を持っているのかを以下の三つ、Entertain(楽しませる)・ Persuade(説得する)・ Inform(情報を提供する)に分類します。Readingは苦手だったのですが、文章の大まかな雰囲気を掴むことができるようになってからイメージしやすくなりより読みやすくなってきました。
■151B Writing
今月は1ヶ月を通してリサーチペーパーの書き方を学びました。まず、身近な問題を取り上げたあとそれに関する論文や本、記事、動画等を調べ解決方法を模索したあと最終的な結論を書くという流れでした。私は今回「 Comfortable General Public Restroom for Deaf people」というタイトルでアメリカの公共トイレがろう者にとって使いにくいのではないかという問題をデフスペースの観点からリサーチし分析しました。「ろう者とトイレ」に関する情報が少ないためにろうの教授にインタビューする方法も教わることができました。今後デフスペースを研究する際にインタビューは欠かせないのでとても良い勉強になりました。1ヶ月かけて書いたエッセイはA+を取ることができ、文法などまだまだ未熟な部分が多くチューターも欠かせないのですが自分の力でここまで書けた!ということでWrtingに関して少し自信を持つ事が出来るようになりました。また今回のリサーチ結果をギャローデットに行ったあとデフスペースの一環として提案しようと考えています。

■189B Reading
今月も引き続き「Manzanar」を読み進めました。物語も終盤に近づき、とうとう抑留所から解放され自由になった日系アメリカ人の様子が書かれていました。「解放」という言葉から良いイメージを持っていたのですが、日常生活に戻ったあとも差別との戦いは続き、思春期であった筆者が悩む様子も書かれていました。筆者が解放後に住んでいた町がちょうど私が住んでいるFremontに近く、いつもお世話になっている日系スーパーがある町で私自身も時々訪れているのでより身近に感じました。現在は日本人に対する差別はあまり見かけないのですが、全くないとは今でも言い切れません。またこの本は多くの比喩表現が使われます。日本と同じように直喩・暗喩・擬人法が使われるのですが、この意味を掴むのがなかなか難しくて苦戦しています。

■□
3月にギプスが取れてから一ヶ月がたちましたが、リハビリの手続きがうまくとれず5月に延期になってしまいました。ギプスが取れたから完治した!と思い込んでいたのですが現実はそんなに甘くはなく…ギプスを外していざ歩こうとするとなんと歩き方を忘れてしまっていたようでどのように歩けば良いかわからずこけてばかりでした。筋肉も完全になくなっており、そこからなんとか歩けるようになるまでずいぶんと時間がかかりました。現在は歩けるようになったのですが筋肉の付き方が左右で異なるので変なくせがついてしまっているようで早めにリハビリに行く必要があります。まだまだ歩くと痛みを感じるので少しずつリハビリを進める予定です。
ちょうど4月の末に私にとって衝撃だった出来事があったので紹介します。
みなさんは狭い通路に二人のろう者が対面して話しているとき、どのようにその場所を通りますか?遠回りもできずそこを通る必要があるとき、私は二人の手話の邪魔にならないように「ちょっとすいません」と手話りながら頭を下げてくぐるように通ります。

ちょうど同じような出来事がホームステイ先で起こったので、ここでも邪魔にならないよう「Excause me」と手話りながらくぐると、ホームステイ先の家族になぜくぐったの?と注意され、「え?手話の邪魔にならないようにくぐった」と答えるとくぐると逆に目につくから良くない、どうしても通るときは話し手の肩をポンっと叩いたあとにすーっと通るのだと教えてもらいました。
その考えは私にとって「えー!」となるほど衝撃的で逆にマナーが悪いということにショックを隠しきれませんでしたが、今まで狭い通路で人が話しているときにどのように通るかについて深く考えたことがなかったのでとても考えさせられました。聴者である家族に聞くと、聴者の場合は「通ります」など声をかけながら軽く頭を下げながら通るそうです。日本のろう友人に聞くと人によって異なることがわかり、日本のろう文化ではどちらが正しいマナーなのかとても興味深いです。知っている方がいたら是非おしえてください。
また余談ですが、アジアのろう留学生に聞くと同じような場面に遭遇したときはやはり私と同じように手話の邪魔にならないようにくぐるそうで、どちらがろう者にとって良いのだろうとより複雑になってしまいました笑
文化が違えばその分多くの観点から物事を観察することができ、面白い発見があるのだと知ることができた月でした。5月はついに期末テストです!悔いのないようにしっかりと勉強したいと思います。
ではみなさん、また来月!
4月中旬までときどき雨が降っていましたが、ここ最近はカラっとした晴天が続いています。それに伴って近くの湖ではランニングやBBQをする人が増加しています。
鳥家族のマーチ!かわいい!
■□Studies□■
■162 Reading
4月は主にToneとPurposeについて学びました。Toneでは文章がどのような話題で書かれているのかを分析します。明るい話題なのか暗い話題なのか、それとも皮肉が込められた内容なのかなど様々なToneがあります。またPurposeは文章がどのような目的を持っているのかを以下の三つ、Entertain(楽しませる)・ Persuade(説得する)・ Inform(情報を提供する)に分類します。Readingは苦手だったのですが、文章の大まかな雰囲気を掴むことができるようになってからイメージしやすくなりより読みやすくなってきました。
■151B Writing
今月は1ヶ月を通してリサーチペーパーの書き方を学びました。まず、身近な問題を取り上げたあとそれに関する論文や本、記事、動画等を調べ解決方法を模索したあと最終的な結論を書くという流れでした。私は今回「 Comfortable General Public Restroom for Deaf people」というタイトルでアメリカの公共トイレがろう者にとって使いにくいのではないかという問題をデフスペースの観点からリサーチし分析しました。「ろう者とトイレ」に関する情報が少ないためにろうの教授にインタビューする方法も教わることができました。今後デフスペースを研究する際にインタビューは欠かせないのでとても良い勉強になりました。1ヶ月かけて書いたエッセイはA+を取ることができ、文法などまだまだ未熟な部分が多くチューターも欠かせないのですが自分の力でここまで書けた!ということでWrtingに関して少し自信を持つ事が出来るようになりました。また今回のリサーチ結果をギャローデットに行ったあとデフスペースの一環として提案しようと考えています。
オーロニ大学の女子トイレ。どこに問題があると思いますか?
■189B Reading
今月も引き続き「Manzanar」を読み進めました。物語も終盤に近づき、とうとう抑留所から解放され自由になった日系アメリカ人の様子が書かれていました。「解放」という言葉から良いイメージを持っていたのですが、日常生活に戻ったあとも差別との戦いは続き、思春期であった筆者が悩む様子も書かれていました。筆者が解放後に住んでいた町がちょうど私が住んでいるFremontに近く、いつもお世話になっている日系スーパーがある町で私自身も時々訪れているのでより身近に感じました。現在は日本人に対する差別はあまり見かけないのですが、全くないとは今でも言い切れません。またこの本は多くの比喩表現が使われます。日本と同じように直喩・暗喩・擬人法が使われるのですが、この意味を掴むのがなかなか難しくて苦戦しています。
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3月にギプスが取れてから一ヶ月がたちましたが、リハビリの手続きがうまくとれず5月に延期になってしまいました。ギプスが取れたから完治した!と思い込んでいたのですが現実はそんなに甘くはなく…ギプスを外していざ歩こうとするとなんと歩き方を忘れてしまっていたようでどのように歩けば良いかわからずこけてばかりでした。筋肉も完全になくなっており、そこからなんとか歩けるようになるまでずいぶんと時間がかかりました。現在は歩けるようになったのですが筋肉の付き方が左右で異なるので変なくせがついてしまっているようで早めにリハビリに行く必要があります。まだまだ歩くと痛みを感じるので少しずつリハビリを進める予定です。
ちょうど4月の末に私にとって衝撃だった出来事があったので紹介します。
みなさんは狭い通路に二人のろう者が対面して話しているとき、どのようにその場所を通りますか?遠回りもできずそこを通る必要があるとき、私は二人の手話の邪魔にならないように「ちょっとすいません」と手話りながら頭を下げてくぐるように通ります。

ちょうど同じような出来事がホームステイ先で起こったので、ここでも邪魔にならないよう「Excause me」と手話りながらくぐると、ホームステイ先の家族になぜくぐったの?と注意され、「え?手話の邪魔にならないようにくぐった」と答えるとくぐると逆に目につくから良くない、どうしても通るときは話し手の肩をポンっと叩いたあとにすーっと通るのだと教えてもらいました。
その考えは私にとって「えー!」となるほど衝撃的で逆にマナーが悪いということにショックを隠しきれませんでしたが、今まで狭い通路で人が話しているときにどのように通るかについて深く考えたことがなかったのでとても考えさせられました。聴者である家族に聞くと、聴者の場合は「通ります」など声をかけながら軽く頭を下げながら通るそうです。日本のろう友人に聞くと人によって異なることがわかり、日本のろう文化ではどちらが正しいマナーなのかとても興味深いです。知っている方がいたら是非おしえてください。
また余談ですが、アジアのろう留学生に聞くと同じような場面に遭遇したときはやはり私と同じように手話の邪魔にならないようにくぐるそうで、どちらがろう者にとって良いのだろうとより複雑になってしまいました笑
文化が違えばその分多くの観点から物事を観察することができ、面白い発見があるのだと知ることができた月でした。5月はついに期末テストです!悔いのないようにしっかりと勉強したいと思います。
ではみなさん、また来月!