
<春休み前の晩に行われた,Early Breakfast (早い "朝食") には
T-REX ことティラノサウルスがいました>
日本ではそろそろ桜が開花するころでしょうか?1月と違って,3月は半分が氷点下でした。マイナス5度前後の日も,かなりありました。春休みはドラマでした。まず3/8~12 までの5日間,強風でRochester の公的な電気システムも破壊され,停電しました。春休みの前の週に,強風で夜の9時から朝まで停電したときは,ほんの数時間だったので,問題なかったのです。
<これが嵐第1弾でやられた木です>
しかし,今回ばかりは数日にわたって停電したので,エアコンも使えず家の中まで寒く,キッチンは電気コンロのため料理もできず,友人の家に滞在させてもらいました。ガスだけは生きていたので,シャワーはできたのですが,やはり1日が限界ですね。次に,日本でも報道されましたが,3/13~16にアメリカ北東地方に嵐がやってきて,Rochester は大雪に見舞われました。
<嵐第2弾。かなり降り続けました>
春休み中は宿題の追い込みをするため,旅行をしなかったのですが,大学内の事務とプールに行って気分転換をする予定でした。しかし,3日3晩,雪が降り続き,1メートルの雪が1日で積もりました。そのため大学も休み(職員や食堂まですべてが) になりました。その結果,春休み中は大学に1回も行くことがありませんでした。白銀の世界が3月中旬に見られたことが,不幸中の幸いといったところでしょうか。最後の4日間だけが何も起こらない世界でした。こういう“引きこもり” の春休みを思いっきり過ごしました。春休みの終わりにはストレスがたまり,学校が始まるのが待ちきれませんでした。しかし宿題はいくつになっても嫌なものですね(笑)
<嵐第2弾で雪が玄関の前に積もったり,窓に侵入してきたリしました>
水曜日Teaching Deaf Learners with Secondary Disabilities
学習の遅れ,弱視や全盲,車いすなどを併せ持った,ろうの生徒にどう指導するかのクラスです。しかしこのクラスはなぜか法律に脱線しています。現在,ろう学校にはろうの子どもだけでなく,他の障害を併せ持った子どももいるので,学級運営や国からの支援をどう獲得するか,を法律や今までに起こった現状と照らし合わせたうえで,議論していきました。この春学期は大学院2年生が教育実習でいろんなところに行っているため,先生がよく出張で,大学に不在のためオンラインで議論することが半期で4回もありました。オンラインでの議論はもちろん英語になるため,私の不得意分野で戦わなければなりません。やはり,顔を合わせて学習することは大切ですね。このクラスも引き続きがんばっていきます。
<嵐第2弾は猛烈にふぶいたため,
玄関前がさらに積もったようすの写真が撮れました>
木曜日 Issues in Mainstreaming
メインストリーミング(Mainstreaming) とインクルーション(Inclusion) の違いは何か?から始めていきました。
Mainstreaming – 生徒個人が,一般の学校に行く準備ができているという考え方
Inclusion – 学校が障害のある子どもたちを受け入れる準備が整っているという考え方
です。注意しなければならないのはこの2つの用語はどちらも学校や生徒ではありません。考え方です。
これも私の経験の一部なので,とても興味深いクラスで,授業はMainstreaming, Inclusion の違いから始まったのですが,水曜日のクラスと同じように,このクラスもなぜか法律に飛んでしまい,わけのわからない議論や言葉が飛び交っています…
IDEA: Individual with Disabilities Education Act
ADA: American with Disabilities Act
Section 504 of Rehabilitation Act
などといった法律が出てきました。日本でいう障害者基本法,障害者自立支援法,障害者総合支援法,障害者差別解消法,教育基本法,…のアメリカバージョンで,ちんぷんかんぷんです。表面的なことを理解するのに精いっぱいです。クラスメイトみんなは理解していっているのですが,私は取り残されている感じですね…頑張っていきます。
<嵐が去ったあと,除雪車によって作られた雪の "棚" ができていました
夕日に輝く雪はきれいでした>