
2017年 1月生活記録 第10期生 山本綾乃[2017年01月29日(Sun)]
人生は冒険
今年の冬休みは、人生初の南米ボリビアへ行ってきました。
その目的は、「天空の鏡」と言われているウユニ塩湖の絶景を見ることでした。

ボリビアの中心都市ラパスにあるエル・アルト国際空港は、世界で最も標高が高い(なんと4061メートル)国際空港で、高山病に悩まされてしまいました。
日本一高い山、3776メートルの富士山を余裕で超える高さです。
ラパスではあらかじめ連絡を取っていた、ボリビア人に現地案内をしてもらいました。
彼らは日本語学校に通うほど、日本の文化やアニメが大好きだそうです。
ろう学校について尋ねたところ、その存在を知っていました。
残念ながら今回は見学することはできませんでしたが、情報を載せておきます。
http://www.gallaudet.edu/rsia/world-deaf-information-resource/deaf-orgs/local-orgs/bolivia.html
(三つのろう学校やろう団体があるそうです)
ラパスから更に飛行機で約1時間、ウユニの町に到着。
念願のウユニ塩湖はとても綺麗でした。
見渡す限り広大な白銀の世界が広がっていて(秋田県と同じくらいの広さ)、まるで天国にいるかのようでした。
予想以上にアジア人観光客がたくさん押し寄せており、移動中のバスの中では、英語や日本語で筆談をしながら交流が図れました。
その中に日本人の高校理科教員の方も2名おり、学校の冬休みを利用してこちらへ来たということでした。私もろう教育について勉強している旨を伝えると、エールを送って下さり嬉しかったです。
ウユニ塩湖を理科的に見ると、どんな風に見えるのだろうと思いました。
雨季の塩湖は広大さから、北は晴れ間が出て綺麗な鏡張りの絶景が見られたとしても、南は雨雲が広がっていて雷さえも鳴っていました。
綺麗な鏡張りを見る条件として、降水量や風の強さ、そして天気が重要であることを学びました。水が溜まりすぎて、塩のタイルがバリバリに剥がれている場所も。大げさにいえば、地球が爆発しそうなほどの光景で、衝撃を受けました。
塩湖では綺麗な鏡張りの景色を求めて、ひたすら車で走り続けるのです。
ツアーに3回参加しましたが、毎回異なった場所で見られ、まるで冒険のようでした。
ちなみに日本人には雨季の鏡張りが人気ですが、欧米人などには乾季の真っ白な景色が人気だったりするそうです。
短期滞在だったため、最後まで高山病に悩まされましたが、全体的に素敵な出会いと学びがあり、とても充実した冬休みでした。この経験を糧に、卒業までの残り一学期、全力で頑張っていきたいと思います。
一月中旬から春学期が始まりました。

履修した講義は4つ、全て卒業に必要な単位となります。
一時は履修できないというハプニングもあったのですが、無事できました。

最後に講義名と大まかな内容について紹介します。
1. EDU 720 Introduction to Research
調査・研究方法についてオンラインで学ぶ講義です。
2. EDU 731: Home, School, and Community for Diverse Learners
多様性のあり方について学ぶ講義です。毎週教科書の内容と自分の実習経験を重ねてミニレポートを書きます。さらに「Enrique's Journey」という本を読み、それについて話し合う予定です。
3. EDU 711: Literacy Applications in ASL/English Bilingual Classrooms K-12
バイリンガル教育の大切さについて学ぶ講義です。指導案を作成し、実際に子どもを前に授業を行います。その様子をビデオ撮影し、講義の中でクラスメイトや教授と話し合いながら、自分の指導方法について振り返ります。
4. EDU_768: Capstone
修士論文の講義です。個別教育計画についてのハンドブック完成を目指し、様々な参考例の収集や個別教育計画会議に参加予定です。