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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
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2016年12月生活記録 第10期生 辻功一[2017年01月03日(Tue)]

こんにちは、今日も生きています。
10期生の辻 功一です。

チコもすっかり寒くなり、朝の登校時には道端に積もった枯れ葉がうっすらと霜で白化粧し始めているこの頃です。
気温的には千葉や東京とさほど変わらないようです。

さて、12月3週の期末試験週間を持って、カリフォルニア州立大学チコ校での3学期目を無事終えました。
今学期は5クラスを履修しましたが、その中でも特に印象深かったクラスを。

ACCT 202 (Intro to Managerial Accounting)
これまでのチコ大学の中で一番難しく、そして一番楽しいクラスでした。と言い切れるのも、良い成績を収めることが出来たからで、自分のリソースをうまく配分できたと自画自賛しています。会計は前学期と今学期、2学期続けて受講してきたのですが、来学期は財務(ファイナンス)、そしてその次の学期もまた会計の講義を受講する予定でいます。

PSSC 101 (Introduction to Plant Science)
先月の生活記録でも紹介しましたが、僕の実験は「好きだよ」とか「綺麗だね」というポジティブな言葉を並べたボードと、「嫌いだ」とか「醜い」というようなネガティブな言葉を並べたボードをそれぞれレタスとナスの前に固定して、どのように育つか見比べるものでした。結果的に植物は心を持っているのかというと、持っているとも言えないし、持ってないとも言い切れないものでした。(なんだそりゃ)
ナスは結果が顕著に現れ、ポジティブの方がまっすぐスクスク育ったのに対し、ネガティブの方はボードを避けるように根元からカーブして、ボードの外側で上へ伸びていました。これはもう明らかに植物は心を持っている!と喜んだのですが、レタスが・・・。ネガティブの方がポジティブのより大きく育ってしまったのですね。プレゼンテーションでは、もしかしたらレタスは反骨心を持っているのかもしれない。同じ実験を何度も繰り返して、同じような結果が出れば、植物は心を持っていると断言できる。という形で締めくくりました。

画像1
<実験スタートは苗から。左がネガティブ、右がポジティブ>

画像2
<あっという間に成長しました。左のナスの茎が曲がっていることがわかりますか?>

画像3
<丸で囲んだ部分が根元で、左へ左へと成長しました>

以上です。
日本ASL協会から8,188km離れたチコ大学からの報告でした。
ありがとうございました。
今月のコロンブス
マリファナ(大麻)に関しては、未だ賛否両論ということを発見
カリフォルニア州ではこの間の選挙で嗜好用大麻が合法となりました。カリファルニアの制度は51%の賛成があれば制定・改定できるのですが、今回は57%の賛成が集まりました。つまり43%は反対なのですね。僕は反対派なのですが、ここには書くスペースがないのでまたの機会に(というか、書くことを許されるかどうかはわかりませんが)

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