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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2016年10月生活記録 第10期生 辻功一[2016年11月07日(Mon)]

こんにちは、今日も生きています。
10期生の辻 功一です。

天高く馬肥ゆる秋、こちらアメリカではハロウィンやベテランズ・デー(復員軍人の日)、サンクスギビングにむけて慌ただしくなってきました。そのなかでも特に4年に1度の大イベント、大統領選挙もたけなわとなり2大政党候補が一層激しいつばぜり合いを演じています。

11月8日の選挙にむけて数回、大統領候補の討論会が行われたのですが、Facebookで中継を見る機会がありました。そこで興味深かったのがASLでの同時通訳で、いろいろな工夫が散りばめられているなと感じました。
その際の画面のキャプチャーをご覧ください。

大統領選討論会
<アメリカ大統領選での討論会>

  • 手話通訳のスペースが広く、手話が読みやすい
  • 司会や候補者ごとに通訳者を割り当てている
  • 同性での通訳(男性には男性の通訳、しかも容姿の雰囲気が近い人を起用している印象)
  • 通訳者の話し方も候補者の性格や声のトーンに合わせている印象

面白かったのがドナルド・トランプ氏の通訳で、大統領選挙の討論には相応しくないような汚い言葉、例えば日本語でいう「畜生」「嘘つき野郎」を平然と言ってのけるんですよね。字幕も同時に読んでみたのですが、さすがに前述のようなダイレクトな表現はしていなかったので、ASLでの超訳だったのかなと思います。
一方、ヒラリー・クリントン氏の通訳は何を言っているのか非常に分かりづらかったです。それはおそらくヒラリー氏はより複雑な言い回しや専門的な内容を話していたので、通訳も自然にPSE色が強くなりスピードも早くなったため、僕の読解キャパシティーを超えてしまったからなのかなと思います。

ハロウィン
<パンプキンのトランプ氏 その名も「トランプキン」>

さて、学業の方ですが、早いもので今学期も残り半分というところまで来ました。
チコ大学ではビジネス専攻の中でも特に会計部門のレベルが高く授業の進捗も早いので、毎学期、大勢の脱落者を出すことで有名です。
僕は今学期、ACCT 202(管理会計)を取っていますが、勉強時間の80%はこのクラスに注ぎ込んでいます。それでも僕的にはうまく時間配分できているかなと自己評価しています。
残り半分もこの調子で進めていきたいと思っています。

天高く馬肥ゆる秋は秋でも、アメリカを含む世界情勢は前漢の趙充国曰く「到秋馬肥、變必起矣」の雰囲気が漂っていますが、無事に今年を乗り切っていきたいものです。

以上です。
日本ASL協会から8,188km離れたチコ大学からの報告でした。
ありがとうございました。
今月のコロンブス
粗大ゴミは圧倒的にマットレスが多いことを発見
とにかくいたるところにマットレスが捨ててあるんですよね。他にソファーも結構見かけます。そこらへんは日本のとは違いますねー。日本は家電が多いような気がする

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