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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
2006/4/28ブログ開設時からのアクセス数
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ホップ・ステップ・ジャンプ!〜奨学生たちの躍進〜[2025年04月30日(Wed)]
ホップ・ステップ・ジャンプ!〜奨学生たちの躍進〜

日本財団聴覚障害者海外留学奨学金事業は、2004年にスタートして20年が過ぎました。これまでに計28名が海外留学を修了し、帰国後、留学で学んだ分野を中心に、ろう教育や情報コミュニケーション支援、相談支援、専門研究など各分野で当事者リーダーの一人として活躍しています。そんな奨学生たちの様子を不定期にご紹介していこうと思います。

●山亨太さん(2期生)●
障害に関する社会心理の新刊を出版

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米国の大学教授(心理学)ダナ・S・ダン 博士が編著した『Understanding the Experience of Disability』が、2025年3月に『障害という経験を理解する:社会と個人へのアプローチ』(北大路書房)と題した日本語訳が出版されました。出版にあたっては4名の監訳者が携わっており、その監訳者の一人として高山さんが担当しています。

kitaohji_book.jpg
クリックすると書籍の紹介ページに

             
かわいい日本財団聴覚障害者海外奨学金事業かわいい
2025年度第22期生、募集中
・大学・大学院進学コース
・キャリアアップコース
応募〆切 2025年7月10日(木)

お問い合わせ等は常時受け付け中。
■お問い合わせ先/ 本事業専用Email:ryugaku★npojass.org
 (ご利用の際は、「★」記号を「@」に置き換えください)

当協会ホームページには、
かわいいホップ・ステップ・ジャンプ!〜日本財団聴覚障害者海外奨学金事業の成果〜かわいい
支援修了した奨学生達へのインタビュー記事を掲載しています。
留学で何を学び、何を目指し活動しているのかなどを読むことができます。
合わせてご覧ください。

事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 11:51 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL
奨学金説明会&座談会”留学のススメ”、第2回目は6/8(日)昼@大阪、開催です![2025年04月23日(Wed)]
ひらめき参加者募集ひらめき
奨学金説明会&座談会”留学のススメ” 留学奨学生に聞いてみよう!「ろう×留学 私にも海外留学はできる」(6/8)

海外留学や日本財団海外留学奨学金をもっと知ってもらおうと行うオンライン座談会
第22期生募集概要の説明をプラスして行います。
海外の大学の授業や生活ってどんな感じなのかな、留学するのに大切なことってなんだろう、語学学習のコツはあるのかな、とにかく何から準備したらよいのだろう…等々、参加してくださった方々からの質問や相談に回答します
海外留学で、英語学校、大学、大学院などで学びを深め、さまざまな経験をし、現在、ろうコミュニティで、ろう教育現場で、国際交流などで、英語も駆使して活躍している奨学生たちに話を伺います。

座談会に参加して、海外留学について検討してみませんか。

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---------------------------------------------------------
テーマ:「ろう×留学 私にも海外留学はできる」
「キャリアアップ留学」

------------------------------------------------------------------------------------------
◆進行役   太田琢磨さん (1期生、米国留学)
◆留学奨学生 菅原鑑さん (20期生、カナダ留学)
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1.日時:2025年6月8日(日)午前10時20分〜11時40分
                 (開場:10時10分)

2.方法:@会場参加(対面)
      大阪府立男女共同参画・青少年センター
      大阪府大阪市中央区大手前1-3-49(天満橋駅から徒歩約5分)
     Aオンライン参加
      Zoomミーティング
      (カメラや音声をオフでもご参加頂けます)

3.参加費:無料

4、定員:@会場参加 15名程度(先着順)
     Aオンライン30名程度(先着順)

5、申込方法&申込締切:
  申込画面からお申込みください(クリックすると申込画面に変わります)
  またはFax、Eメールで@参加方法、A氏名、Bメールアドレスを明記の上、日本ASL協会まで。
  6月5日(木)まで *定員に余裕がある場合は、〆切後も受付いたします。
  お申込頂いた後に、アクセス方法等をご案内いたします。

6.その他:・日本手話で話します。
      ・日本語音声通訳、字幕(UDトーク-修正なし)付  
      ・見逃し配信(アーカイブ配信)はありません。


かわいい2025年度 第22期生 募集中かわいい
Flyer-original.jpg
https://blog.canpan.info/deaf-ryugaku/archive/1530

事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 22:44 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL
奨学金説明会&座談会”留学のススメ”、第1回目は5/14(水)夜@東京、開催です![2025年04月23日(Wed)]
ひらめき参加者募集ひらめき
奨学金説明会&座談会”留学のススメ” 留学奨学生に聞いてみよう!「ろう×留学 私にも海外留学はできる」(5/14)

海外留学や日本財団海外留学奨学金をもっと知ってもらおうと行うオンライン座談会
第22期生募集概要の説明をプラスして行います。
海外の大学の授業や生活ってどんな感じなのかな、留学するのに大切なことってなんだろう、語学学習のコツはあるのかな、とにかく何から準備したらよいのだろう…等々、参加してくださった方々からの質問や相談に回答します
海外留学で、英語学校、大学、大学院などで学びを深め、さまざまな経験をし、現在、ろうコミュニティで、ろう教育現場で、国際交流などで、英語も駆使して活躍している奨学生たちに話を伺います。

座談会に参加して、海外留学について検討してみませんか。

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テーマ:「ろう×留学 私にも海外留学はできる」
「学部課程留学、韓国への留学」

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◆進行役   川俣郁美さん (5期生、米国留学)
◆留学奨学生 森本恵実さん (20期生、韓国留学)
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1.日時:2025年5月14日(水)夜7時〜8時20分
                 (開場:6時45分)

2.方法:@会場参加(対面)
      東京ボランティア・市民活動センター
      東京都新宿区神楽河岸1-1 飯田橋セントラルプラザ10階(飯田橋駅に隣接)
     Aオンライン参加
      Zoomミーティング
      (カメラや音声をオフでもご参加頂けます)

3.参加費:無料

4、定員:@会場参加 15名程度(先着順)
     Aオンライン30名程度(先着順)

5、申込方法&申込締切:
  申込画面からお申込みください(クリックすると申込画面に変わります)
  またはFax、Eメールで@参加方法、A氏名、Bメールアドレスを明記の上、日本ASL協会まで。
  5月11日(日)まで *定員に余裕がある場合は、〆切後も受付いたします。
  お申込頂いた後に、アクセス方法等をご案内いたします。

6.その他:・日本手話で話します。
      ・日本語音声通訳、字幕(UDトーク-修正なし)付  
      ・見逃し配信(アーカイブ配信)はありません。


かわいい2025年度 第22期生 募集中かわいい
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事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 21:37 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL
第22期留学奨学生、募集中![2025年04月18日(Fri)]
ひらめき第22期留学奨学生、募集中!ひらめき
日本財団聴覚障害者海外奨学金事業による、2025年度第22期留学奨学生の募集が始まっています!(給付型奨学金)

日本やアジア諸国の聴覚障害者の社会的地域の向上、聴覚障害者コミュニティやろう教育機関等の発展を担うろう者、難聴者、きこえる人の海外留学を支援します!

飛行機大学・大学院進学コース飛行機
 /ろう者・難聴者…学位【学士・修士・博士】取得を目指す
 /きこえる人…学位【博士ーろう教育、または手話言語学に限る】取得を目指す


飛行機キャリアアップコース飛行機
 /ろう者・難聴者…専門性を高めたい社会人向け

応募〆切:2025年7月10日(木)

*応募書類には、外国語(英語等)の証明(英検やTOEIC,TOEFL等の結果)の添付が
 必要になります
*渡航後の語学研修サポートは行っていません。

募集詳細は、第22期生募集のページをご覧ください。
Flyer-original.jpg
*第22期留学奨学生募集要項チラシ(印刷用)

たくさんのご応募、お待ちしています。


かわいい
奨学金説明会&オンライン座談会&個別相談かわいい
5月〜6月に留学奨学金説明会を兼ねて、オンライン座談会”留学奨学生に聞いてみよう!”を兼ねて、今年も開催します。(日程調整中)
海外留学を経験した奨学生たちが体験談などを交えて、参加者の方々と気軽な雰囲気でお話していきます。みなさんからのちょっとした疑問など、直接、留学経験者に聞いてみませんか?
個別相談も受け付けています。

事業担当 根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 13:31 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL
2025年3月「今月は図書館通い」金本小夜(19期生)[2025年04月09日(Wed)]
みなさんこんにちは。
4月になりましたね。日本はもう桜が綺麗な季節でしょうか。
イギリスでも(前にも書いたかもしれませんが)桜がたくさん咲いていて日本をよく思い出します。今は同時に水仙やブルーベルが咲いていて、まさに春爛漫、といった美しさです。

先月はとにかく書くことに集中した1ヶ月でした。
今書いている章は聾者と聴者の間に関してのものなのですが、実は意外に先行研究がなくて苦労しています。
聾者に関しての資料も少ないなとは思っていましたが、難聴を含む、この聾者と聴者の間の立場というのはまったく注目されていないんだなと感じます。アイデンティティの揺らぎや、社会的な居場所の欠如という点は、例えば移民やジェンダーに関する問題とも近いテーマを有していて面白いと思うのですが、案外と見られていないんですね。
今はBreueggermannのDeaf Subjectsという本を中心に、移民や、いわゆるハーフの人々に焦点を当てたクロスボーダーをテーマとする文学の研究書や、ドゥルーズという哲学者が提唱した脱領土化の理論を元に文章を組み立てており、上手くまとまってほしいなぁと願っているところです。

ちなみにこの執筆の合間、楽しんでいることの一つは勉強場所の発掘だったりします。
イングランドではSconulというシステムがあり、イングランドの大学の大学院以上の所属であれば、システムを通して他の大学の図書館の図書館カードを作ってくれて自由に出入りできるので、おかげで色々な大学図書館に出入りしています。よく行くのはUCL(University college London)の図書館ですが、他にもアジア研究で有名なSOASや、King’s Collegeの図書館にも時々行っています。
日本にいた時は、他の大学の図書館に行くたびに受付で都度長い申請書を書かされましたが、イギリスのこのシステムは便利ですね。

イギリスは来週イースターで、ロンドンでは街のあちこちに卵の像が飾られたり、卵やウサギの形をしたチョコレートが売られたりなどして、春めいた、楽しそうな雰囲気が感じられます。
私も早くスケジュールに余裕を出して、イースターを楽しみたいのですが!
イギリスのイースターに食べるパンで、ホットクロスバンという真ん中に十字の入った伝統的なパンがあるのですが、せめてものイースターの楽しみに最近これを食べて季節を味わっています…

来月はもう少し楽しいテーマのブログが書きたいですね笑
ではまた!

写真はUCL図書館と、その中庭にある長州ファイブの記念碑です。東京盲啞学校の開祖、山尾庸三の名前もちゃんとあります。
IMG_3120.jpegIMG_3119-7b754.jpeg
Posted by 金本 at 16:30 | 奨学生生活記録 | この記事のURL
2025年3月 バンクーバーでの生活B 菅原鑑(20期)[2025年04月08日(Tue)]
みなさん、こんにちは!
バンクーバーにきて三ヶ月になりました。バンクーバーも少しずつ暖かくなり始め、良い天気の日が増えてきました。
まずは、学校の様子を今日も紹介します。3月は、座学だけでなく、9月の実習に向けた実技の授業も増え始めてきました。学校では、人形を児童・生徒に見立ててクラスの皆で演習しました。
↓彼の名前はRodney顔1
JPEG画像-e8bbb.jpeg
特別支援教育において、どんな活動をする上でも声掛けが重要という点は日本と全く同じでした。「次は〇〇をするよ」「今の気持ちはどう?」など、児童・生徒への明確な声掛けや表情を読み取ることの重要性を再認識しました。一方で、僕が大きく異なる点として感じたのは、TT(チームティーチング)をカナダでは特に重きを置いているというところです。日本でも、TTは重要とされていますが、カナダではどんな場面でも2人以上で対応することがより求められていました。その理由として@児童・生徒への虐待(精神的、身体的)の防止A支援についての教師同士の共通理解B児童・生徒への幅のある対応が可能という3点があげられていました。以前紹介したように、児童・生徒1人に対して1人のEAがついているので、このような対応が可能なのだと感じます。これから現場に出ることの不安も少なからずありますが、きっと色々な点で日本と異なる教育的支援が見られると思うので実技の授業を経て今から楽しみも大きくなっています。

それでは、今回も3月の生活の様子を紹介します。
@雪山の頂上からの景色ゆきだるま
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カナダにあるGROUSE MOUNRTAINというところに行ってきました。なんと中心地から車で20分ほどで雪山に到着します!中心地から近いということもあり、頂上からの景色は絶景でした。
Aカナダで日本食ラーメン
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ラーメンが恋しくなり、JINYAというラーメン屋さんで食べてきました!日本には美味しいラーメン屋さんがたくさんありますが、バンクーバーもそれに劣らないくらい美味しく食べられるラーメン屋さんがいくつもあります。日本と同じ大勝軒もあるので、今度行ってみたいと思っています。
B街中で動物発見猫
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おそらくアライグマの種類なのですが、バンクーバーのダウンタウンと呼ばれる人がたくさんいる中心地で普通に過ごしていました。人が近くにいても、全然気にせず、しっかり人間慣れしている様子でした。こっちに来てすぐに、野生のリスを発見して驚いたのを思い出しました笑これからどんな野生の動物たちに遭遇できるのか少しワクワクしています。
バンクーバーは3月よりサマータイムに変わり、日が落ちるまでの時間がだいぶ長くなっています。これから暖かくなるバンクーバーは、どんな色を見せてくれるのか楽しみです!!
Posted by 菅原 at 12:32 | 奨学生生活記録 | この記事のURL
2025年3月「大学構内のご紹介」森本恵実(20期生)生活記録[2025年04月06日(Sun)]

みなさん、こんにちは。3月の生活記録を書きます。
3月に入ったにも関わらず、雪が降ったり突然の暑さや寒さに見舞わられたりと異例な天候が続きましたよね。韓国でも同様、気まぐれな天気に翻弄されましたが、体調を大きく崩すことなく3月を終えることができてホッとしています。

 韓国では3月より新学期が始まりました。3月8日、「オンライン×手話で留学体験をしよう!2025」という講演がございましたよね。私もほんのわずかながら参加してまいりました。その時にご紹介した大学での様子を動画にしたかと思います。その内容の一部を切り抜いてお話ししていこうかと思います。

まず私が通っている崇実大学はソウル特別市にあります。大学構内には韓国を代表する銀行と郵便局がございます。
大学紹介1.png
そして障害者学生のための学習室もあり、私も時々ここで勉強することがあります。


成績証明書や在学証明書などの書類を機械から発行することが可能なんです。日本の大学ではこのような機械があったのでしょうか?私がかつて通っていた日本の大学には設置されておりませんでした。最近の大学では設置されているところもあるのかもしれませんね!
大学紹介2.png
学生食堂もとても広くて初めて訪れた時は驚きました。メニューは毎日変わりますが、右下の写真が3月6日のメニューです。約5,000〜6,000ウォン(500〜600円)ほどで召し上がることができます。


最後に、授業では基本的に速記者が授業の内容を代筆してくださいます。その様子がこちらです。速記専用のキーボードで素早くリアルタイムに書いてくれます。また授業の内容によっては、手話通訳者を派遣することもございます。
大学紹介3.png
この写真の中では、実際の授業の速記録ではなく、みなさまにご紹介した動画作成のために撮ったものです。「こんにちは。私はえみさんと一緒にいる速記者です。崇実大学で働いています。日本語の授業はとても難しいです。それでも一緒に勉強することができて本当に楽しくて有意義な時間です。これからもどうぞよろしくお願いします。ありがとうございます!」と書かれています。速記者にとって母国語でない言語の授業の速記は大変だと思うのですが、楽しく取り組んでくださっているのでとてもありがたいです。おかげさまで私も楽しく授業を受けることができています。
今月の生活記録は新学期に伴い、大学構内についてご紹介いたしました。


【TMI】
韓国伝統のチムジルバンへ行ってまいりました。チムジルバンとは、サウナのようなところで韓国式サウナだと思っていただければ良いかと思います。韓国へ来てもうすぐ2年経ちますが、1度も行ったことがなく、念願のチムジルバンへ連れて行ってくださいました。
しかも通常のチムジルバンとは異なり、韓国人でもなかなか行くことができない黄土サウナへ行ってきました。黄土サウナとは、黄土でできた炭窯スッカマ(숯가마)という直接火を焚いて温める方法だそうです。
サウナ1.png
サウナで一通り汗をかいたら、チムジルバン名物であるゆで卵のような見た目をした燻製卵とシッケという甘酒のようなドリンクを召し上がるのが習慣だそうです。休憩所には囲碁もありました。
サウナ2.png
韓国の伝統サウナでゆっくりリフレッシュすることができ、これから始まる新学期も頑張れそうです。

以上です。
Posted by 森本 at 15:09 | 奨学生生活記録 | この記事のURL
オンライン✕手話で留学体験をしよう!2025、終了[2025年03月21日(Fri)]
オンライン✕手話で留学体験をしよう!2025、無事終了

【留学奨学生同窓会:企画】
3月8日(土)、この日は前日から関東地方の降雪予報が出され、電車の計画運休や高速道路の予防的交通規制が実施されたところもあった程。雪降る中となりましたが、今回新たに加えた視聴会場(東京・国立オリンピック記念青少年総合センター)に同窓会スタッフが集まり、留学体験を実施しました。待望の対面相談の時間も取り入れていましたが、当日の悪天候により参加者全員がオンライン(Zoomミーティング)参加となりました。(参加者:14名)

今回は、これまでの「アメリカ留学体験」から「留学体験」に名称を変更して、留学先が世界に広がったことを意識し、全体の司会進行は牧谷11期生が担当しました。
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アイスブレイクは、当日は仕事の都合で欠席となった大西16期生が作成を担当。楽しみながら、留学奨学金事業等のことを知ってもらおうとクイズや◯✕問題で出題。手話やチャットを使いながら進行しました。全問正解だった人はいましたか?
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続く、授業体験は、デンマークのFrontrunners(フロントランナーズ)で指導をするFlip Verhelst(フィリップ フェルへルスト)先生をお迎えし、「Can you find your own style of your leadership?」(自分のリーダーシップスタイルを見つけることができますか?)を国際手話でお話し頂きました。リーダーシップは10通りに分類することができ、それぞれに利点や欠点があり、必要な基礎的人格特性がある。チーム内で目標を共有し、相互に対話し、各々が役割を持ち、モチベーションを高めさせ、チームワークを発揮ができる。自分がどのスタイルなのか知ることで、リーダーシップ力を発揮しやすくなる、とのこと。また、Frontrunners(フロントランナーズ)での学習概要についてもご紹介いただきました。参加者とのグループワークも予定していたのですが、時間の関係で今回はやむなく断念。また機会があれば取り入れられたらと思います。
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                   フロントランナーズのフィリップ先生

現奨学生による留学体験では、金本19期生、森本20期生、菅原20期生が大学での様子なども含めた留学生活の一日の様子を紹介し、留学先にいるような目線で見ることができました。参加者からは、海外留学の困難さや克服方法、大学や学部を選んだ理由、留学準備の開始時期など具体的な質問が多く寄せられ、海外留学を目標に掲げている方の多さを感じました。
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金本19期生(左)   森本20期生(中央)   菅原20期生(右)

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
今後も留学体験企画を継続して、海外留学への検討のきっかけ作りを行っていければと思います。
  
会場での様子から
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講義中は通訳,フィーダー,資料と役割分担 スタッフ(兼)国際手話通訳を担当した川俣5期生(左)と福島12期生(右)


かわいい日本財団聴覚障害者海外奨学金事業かわいい
2025年度第22期生募集は、2025年4月に日本財団からの助成が正式に決定した後、実施が確定します。
ろう者、難聴者、きこえる人、それぞれに応募対象コースがあります。
お問い合わせ等は常時受け付け中。
■お問い合わせ先/ 本事業専用Email:ryugaku★npojass.org
 (ご利用の際は、「★」記号を「@」に置き換えください)


当協会ホームページには、
かわいいホップ・ステップ・ジャンプ!〜日本財団聴覚障害者海外奨学金事業の成果〜かわいい
支援修了した奨学生達へのインタビュー記事を掲載しています。
留学で何を学び、何を目指し活動しているのかなどを読むことができます。
合わせてご覧ください。


事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 15:07 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL
ホップ・ステップ・ジャンプ!〜奨学生たちの躍進〜[2025年03月15日(Sat)]
ホップ・ステップ・ジャンプ!〜奨学生たちの躍進〜

日本財団聴覚障害者海外留学奨学金事業は、2004年にスタートして20年になりました。これまでに計28名が海外留学を修了し、帰国後、留学で学んだ分野を中心に、ろう教育や情報コミュニケーション支援、相談支援、専門研究など各分野で当事者リーダーの一人として活躍しています。そんな奨学生たちの様子を不定期にご紹介していこうと思います。

●福島愛未さん(12期生)●
DeafSpace Design 展覧会を初開催(2/26〜3/2)

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              5005ホームページから引用

「ろう者の身体×家」と題して、ろう者の家族が暮らす2つの「家」を写真や映像を通し、「心地よい空間」にはどのような DeafSpace Design があるのかを、施設5005(東京・谷中)を会場に開催しました。

また、ゲストの招いての3回のトークショーも実施され、ろう者が家を建てた経験、DeafSpace Designの可能性、ろう者の視点からみた建築をテーマに行われました。

主催
東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、一般社団法人ooo

かわいい日本財団聴覚障害者海外奨学金事業かわいい
2025年度第22期生募集は、2025年4月に日本財団からの助成が正式に決定した後、実施が確定します。
ろう者、難聴者、きこえる人、それぞれに応募対象コースがあります。
お問い合わせ等は常時受け付け中。
■お問い合わせ先/ 本事業専用Email:ryugaku★npojass.org
 (ご利用の際は、「★」記号を「@」に置き換えください)


当協会ホームページには、
かわいいホップ・ステップ・ジャンプ!〜日本財団聴覚障害者海外奨学金事業の成果〜かわいい
支援修了した奨学生達へのインタビュー記事を掲載しています。
留学で何を学び、何を目指し活動しているのかなどを読むことができます。
合わせてご覧ください。

事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 17:41 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL
ホップ・ステップ・ジャンプ!〜奨学生たちの躍進〜[2025年03月15日(Sat)]
ホップ・ステップ・ジャンプ!〜奨学生たちの躍進〜

日本財団聴覚障害者海外留学奨学金事業は、2004年にスタートして20年になりました。これまでに計28名が海外留学を修了し、帰国後、留学で学んだ分野を中心に、ろう教育や情報コミュニケーション支援、相談支援、専門研究など各分野で当事者リーダーの一人として活躍しています。そんな奨学生たちの様子を不定期にご紹介していこうと思います。

●田村誠志さん(18期生)●
国際手話言語学会で学生賞、受賞

Masashi11.jpg

2024年6月に留学支援を修了した田村18期生は、昨秋から米国ギャロデット大学言語学部(博士課程)に再留学して、言語学の研究に励んでいます。
2025年1月にエチオピアのアディスアベバで開催されたTheoretical Issues in Sign Language Research 15(TISLR15/国際手話学会)でポスター発表を行い、Student Awards(学生賞)を受賞しました。
テーマは「Negative possessive and Existential sentences in Japanese Sign Language(日本手話における否定所有格と存在文)」。

おめでとうございます!リボン

田村18期生のコメント
「モニターに自分の名前が表示された瞬間、頭が真っ白になり、驚きと喜びで笑うしかありませんでした。初めてTISLRでプレゼンテーションをしたときはとても緊張していたので、まさか受賞できるなんて夢のようです。この受賞は、これまでの努力が認められた瞬間であり、私にとって大きな自信となりました。私をここまで導き、サポートしてくださったDr. Kate Davidson、そしてポストドクターのNozomi Tomita氏、さらにこの研究に協力してくださった皆様方に心から感謝しています。この素晴らしい経験を大切にし、これからも研究に励み、さらなる成果を目指して頑張りたいと思います。」(田村18期生のFacebookからの引用)
  
かわいい日本財団聴覚障害者海外奨学金事業かわいい
2025年度第22期生募集は、2025年4月に日本財団からの助成が正式に決定した後、実施が確定します。
ろう者、難聴者、きこえる人、それぞれに応募対象コースがあります。
お問い合わせ等は常時受け付け中。
■お問い合わせ先/ 本事業専用Email:ryugaku★npojass.org
 (ご利用の際は、「★」記号を「@」に置き換えください)


当協会ホームページには、
かわいいホップ・ステップ・ジャンプ!〜日本財団聴覚障害者海外奨学金事業の成果〜かわいい
支援修了した奨学生達へのインタビュー記事を掲載しています。
留学で何を学び、何を目指し活動しているのかなどを読むことができます。
合わせてご覧ください。

事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 17:40 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL
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