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太宰治と文学学習講座 1 [2009年02月28日(Sat)]
「太宰治と文学学習講座」
〜太宰文学の魅力と作品朗読〜


の、第1回が開催されました。


定員を超える45名の参加で超満員です。

主催者代表での木下巽先生のご挨拶の後、

私も共催、後援者代表として挨拶させていただきました。

もちろん「太宰治検定」のPRも!



はじめに船水睦子さんによる「満願」の朗読です。


「満願」は原稿用紙4枚ほどの短編小説です。

これ以上そぎ落とすことのできない洗練された文章です。

でも、内容はほほえましく、太宰の文章のうまさに驚きます。

その作品を、船水さんが、これまたさわやかに朗読してくださいました。



続いて、木下巽先生の解説です。

木下先生の分かりやすく「愛」のこもった解説です。

久々の木下節が聞けるとあって、木下先生ファンもたくさんいらっしゃっています。



次に「魚服記」の朗読。

今度は感情豊かに作品を盛り上げます。

すばらしい朗読で、木下先生も「解説がいらないんじゃないか」といっていましたが、やはり木下先生の「愛」の講座を聞かない訳にはいきません。

朗読を聞き、解説を知ることによって、作品に対しての思いがより深まりました。


次回は3月28日(土)
「太宰治検定」にからめて「津軽」をテーマに、朗読と解説が行われます。


こんなに充実した生涯学習講座が無料で聞けるなんて!

参加しないと損ですよ!

来月は大きな会場を用意しました。ふるってご参加ください。

「津軽」を読もう 25 [2009年02月27日(Fri)]
検定の問題は太宰作品「津軽」と「公式テキスト」から出題されます。

テキスト発売は3月上旬になりました。それまでに、ぜひ、「津軽」を読んでいただきたいと思います。

このブログ上でも「津軽」の一部分を紹介していきます。


私がこんど津軽を行脚するに当って、N君のところへも立寄ってごやっかいになりたく、前もってN君に手紙を差し上げたが、その手紙にも、「なんにも、おかまい下さるな。あなたは、知らん振りをしていて下さい。お出迎えなどは、決して、しないで下さい。でも、リンゴ酒と、それから蟹だけは。」というような事を書いてやった筈で、食べものには淡泊なれ、という私の自戒も、蟹だけには除外例を認めていたわけである。私は蟹が好きなのである。どうしてだか好きなのである。蟹、蝦、しゃこ、何の養分にもならないような食べものばかり好きなのである。それから好むものは、酒である。飲食に於いては何の関心も無かった筈の、愛情と真理の使徒も、話ここに到って、はしなくも生来の貧婪性の一端を暴露しちゃった。

【「津軽」より抜粋】
「津軽」を読もう 24 [2009年02月26日(Thu)]
検定の問題は太宰作品「津軽」と「公式テキスト」から出題されます。

テキスト発売は3月上旬になりました。それまでに、ぜひ、「津軽」を読んでいただきたいと思います。

このブログ上でも「津軽」の一部分を紹介していきます。


どうだね、君も一緒に蟹田へ行かないか、と昔の私ならば、気軽に言えたのでもあろうが、私も流石にとしをとって少しは遠慮という事を覚えて来たせいか、それとも、いや、気持のややこしい説明はよそう。つまり、お互い、大人になったのであろう。大人というものは侘しいものだ。愛し合っていても、用心して、他人行儀を守らなければならぬ。なぜ、用心深くしなければならぬのだろう。その答は、なんでもない。見事に裏切られて、赤恥をかいた事が多すぎたからである。人は、あてにならない、という発見は、青年の大人に移行する第一課である。大人とは、裏切られた青年の姿である。私は黙って歩いていた。突然、T君のほうから言い出した。
「私は、あした蟹田へ行きます。あしたの朝、一番のバスで行きます。Nさんの家で会いましょう。」
「病院のほうは?」
「あしたは日曜です。」
「なあんだ、そうか。早く言えばいいのに。」
 私たちには、まだ、たわいない少年の部分も残っていた。


【「津軽」より抜粋】
「津軽」を読もう 23 [2009年02月25日(Wed)]
検定の問題は太宰作品「津軽」と「公式テキスト」から出題されます。

テキスト発売は3月上旬になりました。それまでに、ぜひ、「津軽」を読んでいただきたいと思います。

このブログ上でも「津軽」の一部分を紹介していきます。


それは余談だが、とにかく、T君もそれ以上私に食べものをすすめはしなかったし、東京の食べ物はどんな工合であるかなどという事は、一ぺんも話題にのぼらなかった。おもな話題は、やはり、むかし二人が金木の家で一緒に遊んだ頃の思い出であった。
「僕は、しかし君を、親友だと思っているんだぜ。」実に乱暴な、失敬な、いやみったらしく気障ったらしい芝居気たっぷりの、思い上った言葉である。私は言ってしまって身悶えした。他に言いかたが無いものか。
「それは、かえって愉快じゃないんです。」T君も敏感に察したようである。「私は金木のあなたの家に仕えた者です。そうして、あなたは御主人です。そう思っていただかないと、私は、うれしくないんです。へんなものですね。あれから二十年も経っていますけれども、いまでもしょっちゅう金木のあなたの家の夢を見るんです。戦地でも見ました。鶏に餌をやる事を忘れた、しまった! と思って、はっと夢から醒める事があります。」


【「津軽」より抜粋】
(T_T) [2009年02月24日(Tue)]
検定事務員です。

23日(月)で原稿の最終をして、いよいよ完成キラキラの予定。

が、

まだ、あったか・・・誤字脱字怒

もう、何回見直した事だろう落ち込みヤバイ

何分シロウト作業なので、なにかしらよい方法電球はないものかしらはてな

と・に・か・く

今は完成に向けて走るダッシュ
太宰治と文学学習講座 [2009年02月24日(Tue)]
今月より、

「太宰治と文学学習講座」
〜太宰文学の魅力と作品朗読〜


が、スタートします。

太宰治検定実行委員会も後援しております。

「太宰治検定」にもつながりますので、お近くの方はぜひご参加ください。


日  時    平成21年2月28日(土)  13:30〜15:45
  
場  所    「立佞武多の館」4F

朗読作品   「満願」 「魚服記」
         ・朗読者 船水睦子(北辰大学・八重菊)

講  演    「太宰治と文学の魅力(1)」
         ・講師 木下巽(金木太宰会名誉会長)



お問い合わせ先  五所川原市教育委員会 社会教育課 
いよいよ印刷作業開始 [2009年02月23日(Mon)]
テキスト製作も佳境に入っています。

表紙の印刷が開始されました。

明日からは、本文の印刷データの仕上げです。


テキスト発売まであと少しです。

乞うご期待!
観光ベンチャー創出事業費補助 [2009年02月23日(Mon)]
今日はお昼に県庁に行って、

「観光ベンチャー創出事業費補助」の面接を受けてきました。

このような補助金申請については不慣れで、ましてや面接など初めてです。結構緊張しました。

短い時間なので、ずいぶん早口でプレゼンしてしまいました。

いろいろ質問もいただき、なんとか思いは伝えられたと思いますが、どうなるでしょうか・・・?

なにしろ貧乏NPOですので、メンバーのもちだしで事業をまかなっています。すこしでも補助がいただければありがたいです。クローバー



サプライズもありました。

担当課の職員さんが高校の同期生でした。

面接後に声をかけてくれました。向こうもビックリしたようです。

○○○くん、これからもよろしく!
津島園子さん [2009年02月22日(Sun)]
今日、我が家に太宰の長女、津島園子さんがおいでになりました。

昔の写真についての検証です。


太宰の両親、源右衛門とたねが並んで写っている写真が2枚あります。



それぞれどこで撮った写真なのか?

上は斜陽館の2階、下は東大久保の別邸で撮ったものといわれているとのこと。

園子さんと私の父と3人で考えた結果、

上の写真では分かりににくいですが、2枚を比べ、敷かれている絨毯が同じであること、着ている着物が二人とも同じであることなどから、同じ日に同じ部屋で場所を変えて撮ったものではないかという結論に達しました。

「場所はおそらく東京の別邸でしょう。」との証言は太宰の長兄 文治さんの長女、田澤陽さんのものだそうです。

たしかに斜陽館の2階にはこのような部屋はありません。

あと、後ろの掛け軸も気になるところですが、これについては何も解りませんでした。



他に太宰が中学生の頃に新座敷で撮った写真についても検証しました。

その写真は我が家にあったものですが、あまり知られていない写真です。もしかしたら未公開のものかも知れません。

そちらについても、だいたいのことが解りました。




園子さんには「太宰治検定」に関してのアドバイスもいただきました。

本当にありがとうございます。


聞くと、執筆依頼、インタビュー依頼、太宰関連事業の様々な依頼、相談に忙殺されているご様子です。ご自愛いただきたいと思いました。



「歴史ミステリー」ではありませんが、謎が解けて良かったですし、とても楽しい時間でした。
三鷹 [2009年02月20日(Fri)]
昨日は三鷹へ行ってきました。

目的はいろいろ。

朝一で三鷹市役所へ、その足で、市役所にほど近いフォスフォレッセンスに向かいました。

営業時間が12:00からだったので、店主のDさんとは残念ながらお会いできませんでした。残念。(Dさん、また遊びに行きますね。)


風は少しあるものの、さわやかな青空の中、禅林寺へと向かいました。

19日は太宰の月命日です。

お墓の掃除、枯れた供花を抜き、買ってきたお花をお供えし、手を合わせます。

一人でお墓の掃除をやるなんてのは初めてでしたが、なかなか気持ちのいいものです。



墓前に「太宰治検定公式テキスト」の原稿をおきました。

手を合わせようとすると、風で原稿が飛ばされます。

小石を置きもう一度・・・・。また飛ばされます。

「もしかして怒られてる?」と思いつつ、3度目にトライ。

今度は大丈夫。

撮影のために小石をどけ、3枚ほど写真を撮りましたが、その間、風は吹きませんでした。

「きっと、さっきはページをめくっていたんだな。その後吹かないってことはOKってことだよね!」と、お許しが出たものと勝手に思っています。





次に向かったのは、モダンタイムス

今日は 「原きよ」さんの朗読ライブの日です。

三鷹に行くときは原さんに連絡するのですが、今回は原さんもライブの準備で忙しいだろうし、私も顔を出せるかどうか分からなかったので、連絡しませんでした。

ですから、アポなしサプライズ訪問です。

突然のことに、原さんはビックリしていましたが、喜んでくれました。


ほんと、ライブを聴きたかったのですが、用事があるので、挨拶と用件をすませ店を出ました。

後で分かったのですが、ちょっとイイ話がうまれました。

詳しくは原さんがブログに書いてくれそうです。
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