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竹とんぼ作り[2007年08月02日(Thu)]

 前回の「ダンボールキャンプ」のなかで、「竹とんぼ飛ばし」のことを書きました。
その竹とんぼはすべて「みのおエコクラブ」を主宰されているSが作られたものです。
 
 「竹とんぼを作るのに1機10分で作れる」というSさんの竹とんぼ作りの講習会が、7月22日箕面市東生涯学習センターでありました。そこで教えてもらった竹とんぼの話題を書きます。ちなみに竹とんぼは、1機、2機、3機と数えるとSさんから教わりました。


まずは竹とんぼを飛ばそう

 こんなに幼い子どもたちに「竹とんぼ作りをします」といきなり材料の竹や道具を出されても興味は持たないでしょうと、長年ボランティア活動を通じて子供たちと接しているSさんです。「まずは竹とんぼが飛ぶということに興味を持たさなければ」と飛ばし方の伝授です。

 「まず、竹とんぼを頭へ持ってきて、『遠くにとびますように』とお祈りした後、まっすぐに伸ばした両手をへその下まで下ろします。左手は動かさずに、右手をゆっくり引き、引いた右手をすっと前へ送り出します」と飛ばし方の説明です。

 ネットでは竹とんぼのつくり方から飛ばし方まで詳しく説明していますが、まず「遠くにとびますように」とお祈りさせるのは、Sさんのユニークなところです。

 高学年の子供たちも参加するようになって、練習を重ねてみんな上手に飛ばせるようになりました。




 先のダンボールキャンプでは景品がもらえるとあって私もその説明通りにしましたが、力んで失速したり、高く飛んでも、もとのスタートラインへ戻ってきたりで何度も練習を重ねないとうまく飛ばないようです

竹とんぼの竹

 竹とんぼを作るから、竹林から竹を切ってくれば直ぐに作れるわけではありません。
今回Sさんが持ってきた竹は昨年11月に切ったもので8ヶ月間乾燥させたものです。
 竹は植わっているときから完全な円でなく歪んだ円形ですし、肉厚も一定ではありません。曲線のきつい箇所は避けて切り取ります。




 節と節の中間あたりが材料として一番よく、トンボの大きさは12センチから14センチです。 この写真の竹では節間でせいぜい4枚作れる程度だそうです。竹を切るには「回し切り」でバリの出ないように切るのがコツです。

竹とんぼを作る道具

・ 軍手
・ 竹材:切ってから5,6ヶ月経って乾燥した竹
・ 竹軸:「エコクラブ」主宰されているSさんのこと、食堂で使い古した竹の箸をもらってきたものを竹軸としています。食堂では使った竹箸を持ち帰っておられます。
・ のこぎり:節間から12センチから14センチの長さに切ります。
・ 鉈:切り取った12センチから14センチの竹を割るのに使います
・ 小刀:肥後守(ひごのかみ)昭和30年代生まれぐらいの方から上の方なら、必ず一度は手にしたことがある懐かしの小刀です。
・ キリ:小さい孔をあけるキリ、太くするためのキリ
・ 丸やすり:キリで開けた孔に、外れないようにきっちり竹軸が挿入できるようにするためで、Sさんの竹とんぼは接着剤を使わないのが特徴です。


 私が見たSさんの道具はこれだけでした。切れ味の鋭い小刀や先のとがったキリなどを使っての工作ですから、その道具を使った後は直ぐにそれぞれキャップや道具入れにしまう習慣をSさんはつけておられました。

 ついでながら、私たち「箕面だんだんクラブ」では作業のあとには道具の手入れはきっちりとおこなっています。 
 使い終わったのこぎりの目立て、鎌や鉈は砥石で研いだ後、防錆オイルを塗り、会員が作ったカバーに収納するのが伝統になっています。



           研ぎ終わった鎌と鉈と会員が作ったカバー

竹とんぼの作り方


 ネットで「竹とんぼの作り方」を検索すれば、図入りで説明されていますのでここでは省略します。
 その中でSさんが10分で1機を仕上げる早業のコツは、定規や鉛筆を使わずに左右の長さの測定は写真のように棒切れで計っています。



竹軸を使って左右の長さを計っている状況

 また、竹とんぼがよく飛ぶ工夫に、羽を軽くする、左右のバランスを取る、必要がありますが、写真のように残材の竹に出来上がった竹とんぼの竹軸をのせて左右の重さの違いを見出しています。
 この写真では下になった羽が重いので水平になるまで削って調整します。




プロペラ型竹とんぼ

 私は昨年のダンボールキャンプでSさんから教えてもらって作りましたが、昔の記憶をたどると、昭和19年、福知山へ縁故疎開した時に上級生の指導で作って飛ばしたことを思い出します。
 その竹とんぼは、プロペラ型でした。トンボ型の竹トンボから発展させたもので、羽には2つあけた孔があって、Y字型の回し棒は緩めになっていて、羽だけが飛ぶようになっています。
 そういえば、そのとき途中までは作りましたが、Y字の加工は小学3年の私には無理で作れなかったことも、この記事を書いていて思い出しました。
 


竹とんぼの話題


 竹とんぼのことをネットで検索していて、「国際竹とんぼ協会」という団体があることを知りました。群馬県本部、山口県本部、香川県といった県単位のほかに支部も各地にあるようです。

 誰かが「竹とんぼ」の歌を歌っていたなと検索してみると、荒木とよひさ作詞、堀内孝雄作曲で、作曲者自身が歌っていました。


(せりふ)「今は我慢しよう 俺たち一緒に 夢を飛ばしてきた 竹とんぼじゃないか」

砂を噛むような こんな人の世に
誰かひとりでも 信じ合えるなら
夢がささくれて 人生に迷ったら
酒でぬくもりを わかち合えばいい

涙よ お前に 負けた訳じゃない
背中が少し 淋しいだけさ
なんにもなかった 昔のように
もう一度あの日へ 飛ばせ 竹とんぼ


 この歌のせりふで「今は我慢しよう 俺たち一緒に 夢を飛ばしてきた 竹とんぼじゃないか」と言っています。
 この講習会やダンボールキャンプで「遠くに飛びますように」と祈りつつ、大空に夢を乗せて飛ばした竹とんぼ、何十年後かに「もう一度あの日へ 飛ばせ 竹とんぼ」と、この歌を口ずさみながら思い出してくれるでしょうか。


昔遊びの代表格:竹とんぼ

 昔遊びの代表格だった「竹とんぼ」を作るのに使った刃物「肥後守」は、私たちの時代には鉛筆削り用に筆箱に入れていました。
 その小刀は手回しの鉛筆削り器から電動になり、今ではシャーペンやボールペンを使う時代になってしまいました。

 そういえば、孫たちと一緒にディズニーランドへ行ったとき、空港で孫が筆箱に入れていた小さな鉛筆削り用のナイフがX線でわかり、空港で預かってもらいました。

 今回の「竹とんぼ作り」の講習会では、高学年には肥後守を持たせて羽を作る工程を教えていましたが、こんな機会でもなければ小刀を使うことのできない不器用な子供たちが大人になっていくのです。羽を削って竹とんぼを作り、それを飛ばした思い出は貴重な体験になることと思います。


今日のコピペ:昔のおもちゃアルバム、竹とんぼの歴史より

 遺跡から類似した道具が見つかった事から非常に古くから存在していると言う説もありますが、ハッキリとした起源が残っている説では江戸時代に作られたと記されています。作り出したのは科学者や医者、様々な呼び名が存在する平賀源内だったと言います。
 明治時代以降になると学校の工作の授業などでも登場し、子供達の遊び道具として定着しました。昭和に入ると、鉛筆を使う為に子供達は小刀を持つ様になります。それに伴って子供達自身で作る様になったのでした。縁日などでも見られるプラスチック製のものやブリキ製の竹とんぼが生まれます。
 鉛筆の時代が終わってシャープペンが登場する事で、子供達が小刀を使う機会は殆ど無くなり、竹とんぼを作る事も殆ど無くなったのでした。


ここまで読んでいただきありがとうございます。

堀内孝雄流に 「サンキュー!」
この記事のURL
https://blog.canpan.info/dandan-minoh/archive/21
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