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第202話 冬本番前の体験学習の森[2014年11月11日(Tue)]
 行楽の秋はハイキングなどであちこち出かけることが多い。その上孫たちの運動会などがあってだんだんクラブ活動の森へは9月13日の活動日から約2か月ご無沙汰してしまった。やっと11月第2土曜日の8日に久しぶりに体験学習の森へ行くことができた。
森では紅葉が進み、冬本番に向けた装いを見せ始めていた。
午後2時に下山したときの勝尾寺三叉路の路側温度が15℃を示していたから、まずまずの陽気で活動には23人が参加していた。竹炭やきのほかに、植樹した後の手入れ、葉っぱも少なくなったので間伐が必要な木の調査のほかに、道具の手入れなどを行った。

国文都市4号線彩都トンネルと橋梁

 体験学習の森がある箕面市環境クリーンセンターへは、西田橋から大阪府道4号線茨木能勢線の曲がりくねった山道を登っていく。その途中で片側交互通行の工事区間がある。

 平成24年10月ころ、体験学習の森へ行く途中に東側の斜面辺りで、突如としてトンネルの諸機械が搬入されているのを見てガードマンから工事内容を聞いてみた。彩都からトンネルを抜いて大阪府道9号箕面池田線に接続する道路工事であることを知った。

 その後、ここを通るたびに、交互通行なので目の前の工事の進捗が気になっていた。
 今年9月下旬に通ったとき、工事状況を撮った。(写真1)

DSC_0496.JPG


 写真1 トンネル西のコンクリート橋(平成26年月27日撮影)


 この橋梁はディビダーク工法によるコンクリート橋で現場打ち片持式架設の代表的工法である。コンクリートは圧縮力には強いが、車両などの荷重やコンクリート自身の自重でたわむと引張力が働くので、その荷重が作用する前にコンクリートにピアノ線による圧縮のストレス(プレストレス)を入れておいて、車両等の荷重が載ってもコンクリート桁に引張力が出ないようにする工法の一つである。

 「みのおNOW(http://minoh.net)」にはこの工事のことが書いてあった。それによると、平成24年10月からトンネルの掘削に着手し、昨年12月に貫通して今年1月18日に貫通式を行ったという。

 写真1のコンクリート橋は141mで11月8日に通った時には写真1の左側の緑色のネットで覆われた所は、橋台まで届いていてネットも取り外されていた。トンネル側の方は未だ橋台には届いていなかった。トンネル西側のディビダーク橋の1号橋、勝尾寺川を跨ぐ28mの2号橋、彩都側(東側)からトンネルの手前に架かる33.5mの3号橋を含めてその全容を上記「みのおNOW]で知ることができた。
 そんな情報を仕入れたので、東側のトンネルはどうなっているかを見に行ってきた。現場へは立入禁止なので、ズームを使って写真2を撮ってきた。

IMG_3937.JPG


写真2 彩都トンネルの東側の工事現場


 坑口はすでに仕上げられていて、33.5mの3号は、深い谷間に架かる橋だった。茨木市側から箕面側トンネルへの取付け道路も完了していた。(写真3)

IMG_3942.JPG


写真3 トンネルへ通じる取付け道路


 平成28年3月には大阪府道4号線茨木能勢線までが供用する予定で、将来は大阪府道9号線・箕面池田線まで延伸する区間が点線で示されていた。

 体験学習の森の紅葉

 クリーンセンター建物正面の紅葉の紅葉は見事に真っ赤に染まっていて、その先には黄色く色づいた木がちらっと見え、背後の常緑樹の緑色と見事なコントラストに思わずデジカメに収めた。
 クリーンセンターへの道は、春にはソメイヨシノの並木が素晴らしいし、この紅葉の彩が秋のシンボルであり、この森への出迎えてくれる歓迎の景色として気に入っている。

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 写真4 クリーンセンター建物前の紅葉


 活動拠点の豚汁広場のすぐ北の砂防堰堤には、土砂堆積の除去工事のためだろうか、写真3のように殆んど水が無くなってしまったダム湖の中まで入っていけるようになった。(写真5)

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写真5 ダム湖の枯れ尾花と周辺の紅葉


 ススキの穂も今は初秋のような勢いはなく、冬の季語、枯れ尾花になってしまっていた。
「枯れ尾花なりゆきまかせ風まかせ」(加藤泰子)といった風情である。

 線香林の中のヤブツバキ

 この森にはヤブツバキが数多く生えている。間伐などの手入れがなされない林では、ヤブツバキで全体が暗くなりがちな上に、陽を求めて細くてひょろ長い線香のような木々が密集した林(写真6)になっている。

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写真6 細くひょろ長い木が密集した線香林


 箕面だんだんクラブでは活動の具体例として、◎植生の自然推移を中断し、明るい森を作るために、間伐、除伐をする。◎山桜等を育てるために陰を作る高木、中木を間伐する。◎昆虫、小鳥、小動物(リス、ウサギ等)の餌となる実のなる落葉樹の育成と植樹をする(クヌギ、コナラ、アベマキ、栗、エノキ、マユミ、ネズミモチ、ムラサキシキブ等)を行っている。
 中でも、林床を暗くする線香林の中のヤブツバキは間伐し、枝の玉切りしてその材木は作業道の横に縦に並べて土砂等が崩れないようにしている。(写真7)

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 写真7 間伐したヤブツバキは作業道の材料に使用

 ヤブツバキの花と実

 杉林から少し上った「だんだん園地」の山道で、勝尾寺川支流沿いにはヤブツバキを残したままにしている。写真8は今年の4月12日に撮ったヤブツバキの花である。

IMG_2200.JPG


写真8 ヤブツバキの花(2014年4月12日撮影)


 この坂道は一息入れるのに格好の場所で、数年前までは発先にシャガの花が咲き乱れていたのに、鹿の食害ですっかりなくなってしまった。
 この「だんだん園地」のヤブツバキは、右手の渓流沿いだけでなく、両側にヤブツバキを残したままにしている。

 この辺りのヤブツバキは、写真8のように、すぐそばに花が咲いているかと思えば、その中に黒い実を付けたものまであった。

IMG_2202.JPG


写真9 花と黒い実がついたヤブツバキ(2014年4月12日撮影) 


 それでも11月8日の活動日にだんだん園地で実だけになったヤブツバキ(写真10)を見つけた。

IMG_0369.JPG


 フリー辞典・ウィキペディアには、「ツバキの花は花弁が個々に散るのではなく、多くは花弁が基部でつながっていて蕚を残して丸ごと落ちる。それが首が落ちる様子を連想させるために、入院している人間などのお見舞いに持っていくことはタブーとされている。この様は古来より落椿とも表現され、俳句においては春の季語である……

 武士はその首が落ちる様子に似ているというのを理由にツバキを嫌った、という話もあるがそれは幕末から明治時代以降の流言であり、江戸時代に忌み花とされた記述は見付からない……馬の世界においても落馬を連想させるとして、競馬の競走馬や馬術競技馬の名前としては避けられる」と解説している。

クヌギの紅葉と台場クヌギ

 豚汁広場の近くに昨年1月12日にクヌギを高さ1mほどのところで切って萌芽させている。(写真11)

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写真11 台場クヌギ(2013年1月12日)


 その後、2年足らずの今年11月8日に撮ってみると、写真12のような成長をしていた。

IMG_0396.JPG


写真12 台場クヌギの成長(2014年11月8日撮影)


 豚汁広場に10年以上前に植樹したクヌギは大きく成長し、夏場にはその木々で日射しを遮ってくれて格好の休憩場所になっている。それらのクヌギも紅葉が始まっている。(写真13)

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 写真13 豚汁広場のクヌギの紅葉


葉っぱのフレディ

 このブログのまとめをどうしようかと迷っていたとき、ふと思い出したのが、アメリカの著名な哲学者・レオ・バスカーリア博士が書いた生涯でただ一冊の本「葉っぱのフレディ−いのちの旅」(みらい なな訳)だった。
 その中の冬を迎えるフレディの心境から引用してみた。

  夏の間 笑いながらいっしょに踊ってくれた風が
  別人のように 顔をこわばらせて
  葉っぱたちにおそいかかってきたのです。
  葉っぱはこらえきれずに吹きとばされ まき上げられ 
  つぎつぎ に落ちていきました……

  「みんな 引っこしをする時がきたんだよ。
   とうとう冬が来たんだ、
   ぼくたちは ひとり残らず ここからいなくなるんだ。」……

   「ぼく 死ぬのがこわいよ。」とフレディが言いました。
   「そのとおりだね。」とダニエルが答えました。
   「まだ経験したことがないことは こわいと思うものだ。
   でも考えてごらん。世界は変化をしつづけているんだ。
   変化しないものは ひとつもないんだよ。
   春が来て夏になり秋になる。葉っぱは緑から紅葉して散る。
   変化するって自然なことなんだ。
   きみは 春が夏になるとき こわかったかい? 
   緑から紅葉するとき こわくなかったろう?
   ぼくたちも変化しつづけているんだ。
   死ぬというのも 変わることの一つなのだよ。」
   変化するって自然なことだと聞いて
   フレディはすこし安心しました……。


 今年の竹炭やきは12月に1回火入れをして終わりにするそうだ。今年も早いもので残り2か月を切った。
 豚汁広場周辺の紅葉や台場クヌギの成長の速さを見ていると、月日の速さを実感する。

(平成26年11月11日)




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