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第127話 箕面の山に「体験学習の森」が2つある![2010年06月04日(Fri)]


箕面市が所有する「体験学習の森」

 5月1日の活動日に、新たに「体験学習の森」の案内標識柱を立てました。大工をしていたMさんが、間伐して乾燥していた杉材を加工し、丹精こめて作ってくれた作品です(写真1)。



写真1 新しく立った「体験学習の森」標識柱


 それ以前は、箕面市環境クリーンセンターの計量所手前の道路わき右手に、木に吊り下げた「ここより体験学習の森」と書いた小さな案内板だけだったのです。(写真2)。
 道路わきの目立たない場所から入っていくので、知る人は知っていますが、少し分かりにくい入口です。
 この案内標識も、元代表のKさんが間伐材を削って書いた手作り作品です。




写真2 今までの案内標識


 この「体験学習の森」への入口は2つあります。阪急バス・与野行きで「クリーンセンター前」のバス停で下車し、歩いて入っていく道は、勝尾寺川支流護岸の、巾50センチほどのコンクリート上を歩いてから林道に入っていくので、そのことを知っていなかったら一寸難しいでしょう。

 車で来た人は、クリーンセンターの駐車場に駐車してから、道路を横断して上記写真1,2で示した入口から入りますが、案内標識も目立つ場所に設置していないので、よく注意しないと分からないと思います。

 蛇足ですが、3年ほど前までは入口には階段もなく、法面防護の天端コンクリートのスロープから入っていました。そのコンクリートと木が植わっている地面とは50センチほどの段差があって、筆者は足を踏み外して右足首を骨折して3ヶ月ほど医者通いをしていたことがありました。

 これら案内標識といい、入口に階段を取り付けたのも、参加しているみんなの知恵と工夫で、廃材や現地調達した建材で作っています。


国有林の「箕面体験学習の森」

 5月1日の作業前の朝礼のとき、作業前に新しい標識柱を立てたことの報告の後に、箕面国有林の「エキスポ‘90みのお記念の森」一帯に、関係行政機関や森林ボランティア団体等と連携した「箕面体験学習の森」のことが報告されました。
 このとき箕面市の山に「体験学習の森」と同じ名称の森が2つ存在していることを初めて知った次第です。


 そういえば、昨年3月20日、21日の両日、箕面市坊島の、かやの広場およびみのお市民活動センター内で、「みどり生き生き みのお生き生きフィールド体験フェア」が開催されたとき、 私たちのブース近くで「オオクワガタの棲める森づくり」のポスター(写真3)の近くで、箕面国有林で市民参加の里山づくりとして、「広葉樹の苗を育て国有林に植える活動に参加してみませんか」と呼びかけていました。



写真3 箕面国有林の里づくりのポスター(09年3月21日撮影)


 この話題は、昨年3月23日に公開した「第121話 『みどり生き生き みのお生き生きフィールド体験フェア』に参加」の「広葉樹の苗を育て、国有林に植える活動」で触れています。
 
 このときには「箕面国有林」と書いていましたが、同じ名前の「体験学習の森」ができていることを知ってどんな活動をしているかを5月22日に見学してきました。


箕面国有林の「体験学習の森」

 「エキスポ‘90みのお記念の森」の中に、写真4に書いているように、「箕面体験学習の森」の整備事業の概要が書いてありました。



写真4 「箕面体験学習の森」の解説板


 「展望台付近の1.94haのスギ、ヒノキを伐採し、箕面に従来から生育していたクヌギを中心にコナラ、エドヒガン、ヤマザクラなどの広葉樹を植樹し里山を再生させます」と現在、伐採直後、約10年後(予想)の写真入で説明されています。

 近畿中国森林管理局のホームページ、箕面森林環境保全ふれあいセンターによると、成20年度の取り組みは、上記「みどり生き生きみのお生き生き体験フェア」で、クヌギ、コナラの苗木の育成を呼びかけ、平成20年度には箕面市の幼稚園、小学校に参加の呼びかけをしていました。




写真5上段:皆伐した跡地の広葉樹の苗木

中段:食害対策のため張られた防護網

下段:鹿対策用の出入口


 ホームページで「具体的な整備」を見ると、林業体験ゾーン(現況:歩道周辺の針葉樹人工林)景観確保のための伐採、里山体験ゾーンでは、広葉樹への樹種転換として展望台周辺の伐採などを書いています。

 写真5で見られるように、展望台周辺は皆伐されていて、すでに苗木が植わっていました。
近くに植樹記念碑があり、「花の万博20周年記念『オオクワガタの棲める森づくり』記念植樹 平成22年5月9日」と書いていました。

 景観確保のための「伐採」などと書いているので、「伐採」を調べてみると、林業における伐採の種類には、主伐(しゅばつ)、間伐(かんばつ)、除伐(じょばつ)、皆伐(かいばつ)、択伐(たくばつ)があります。

 広葉樹に樹種転換する展望台付近では写真5上段のように皆伐でした。仲間の話では皆伐した材木を2,3本ずつヘリコプターで運んだそうです。

 この樹種転換した区域は、写真5中段のように周囲を完全にネットで囲まれていました。
ところどころに設けられた出入口には、写真5下段のように、隙間の空いた桟木で鹿の足が挟まってしまって鹿が嫌がって入られないようし、人は自由に行き来できる工夫がされていました。

 鹿の食害対策として、人間が網に囲まれた中で作業しなければならない実態は、滋賀県高島市朽木村でよく見かけましたが、どちらが森の主なのか本末転倒のようで、網の中で働く農家の人たちの苦労を思い測ったことがありました。
 また、この「箕面体験の森」のような広大な山林に全体を大きくネットで囲うには多大な費用と労力が必要だろうと思います。

 体験学習をする子供たちは、そのネットで囲まれた檻の中で植樹し、観察する自分の姿をどんな風にとらえているのだろうかと考えさせられました。

 同じ「体験学習の森」でも、箕面市所有で「箕面だんだんクラブ」が活動している森では、苗木を生長するまでの間、ヘキサチューブというポリプロピレン製の植生保護管を使っています。鹿の食害対策だけでなく、チューブ内部の保湿効果等により、成長促進にもなっています。
 
 ヘキサチューブやその作業状況などは「第64話 箕面の山で植樹に参加しませんか!(平成19年12月3日)」、第111話 箕面クワガタ探検隊の協力を得て植樹しました(平成20年12月18日)で、公開しています。


体験学習とは

 ネットの辞書で「体験学習」を検索すると、ウキペディアに「体験学習(たいけんがくしゅう)とは、実際的な活動体験を通して学ぶことを狙った学習形態。デューイの提唱する『経験主義』に基づく考え方によれば、被学習者に対し、実際的な活動を通して学習効果を狙った学習形態」と書いていて、世間一般に使われている用語のようです。

 箕面市役所の「まちづくり政策課」によると、「箕面市の所有する『体験学習の森』は、平成8年の都市計画マスタープランの土地利用計画、平成13年の第4次箕面市第4次総合計画にも位置づけされいる市民の森の一つです。昭和60年代に、第二清掃工場の土地を取得する際にあわせて、隣接する山を市が購入し、市民の森として活用を始めました。
 具体には、平成の5〜7年頃(推測)に、当時の環境政策課が森林体験、自然体験、環境学習の一環として、市民に声をかけ学習会を実施しました。内容は、下草刈り、間伐、植樹、自然観察、ネーチャーゲームなど様々でした。
 
 その後、そこで学習された方が中心となり、様々な経過はありましたが、自主グループとして活動を継続されています。それが、『もりもりクラブ」であり、『だんだんクラブ』です。よって、体験学習の森と言う名称は、市民グループが付けた名前ではありません。土地購入に際して、市が計画に位置づける必要があり、付けた名前と思われます』という回答を、市議を通じてもらいました。

 「体験学習」という言葉自身が、世間一般に使われている言葉であり、その後ろに「森」がついても、「山」や「林」がついても、日本人ならさほど問題にならないことだろうと思われます。
 
 かつて中国の企業によって出願された「青森」を商標登録しようとして話題を集めましたが、まさか、「体験学習の森」を中国人が商標登録をする言葉でもなそうです。
「箕面市所有の体験学習の森」「エキスポ‘90の体験学習の森」と区別して呼べば済むことかもしれません。    


(平成22年6月4日)
この記事のURL
https://blog.canpan.info/dandan-minoh/archive/128
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