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プロフィール

明日を紡ぐ大地の会さんの画像
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大地通信50号 [2024年04月09日(Tue)]
2024みんなチラシ裏(花ジャン」.pdf2024みんなチラシ裏(花ジャン」.pdf2024みんなチラシ裏(花ジャン」.pdf2024みんなチラシ裏(花ジャン」.pdf明日を紡ぐ大地の会

大地通信No,50 2024,4,⒌
  山口市東山2丁目2−8−308   電話1(プッシュホン)083‐921‐2476(福島)

万民共生の未来に向けて!

  ――いまこそ市民文化の大輪の花々を


 世界はいま、果てしない略奪と戦争の渦に引きずり込まれようとしています。
第二次世界大戦が終結したとき、私たち日本人は、三百二十万人の同胞を殺され、焼き尽くされた焦土に立って、二度と再びこの国を戦火にまみれさせてはならないと固く心に誓いました。また、これからの日本を、戦争も差別もない「万民共生」の平和国家に作り変えようと深く決意し合いました。
 にもかかわらず、戦後八〇年近くもたって、日本の指導者たちは何を考えているのでしょうか。口先では民主国家だの平和国家だのと言いながら、実際に行っていることは日本と日本人を再び世界戦争の火の中に投げ込もうとしているとしか思えません。しかも、政治家みずからが率先して裏金作りの組織的犯罪をおこなうなど、許すことのできない裏切り行為を長年やり続けていたとは、呆れてものが言えないとはこのことです。
  平和で心ゆたかな街づくりを目指す私たち創造者は、腐敗堕落した政治潮流に屈服することなく、今こそ「万民共生」の未来に向かって市民文化の大輪の花々を咲かせなくてはなりません。山口の地には戦後間もなく、一九五〇年初頭に、平和と民主主義を求める文化サークルが次々に誕生しました。戦前から進歩的な文化活動を続けてきた伊藤理基氏(中央公民館初代館長)の指導で、劇団はぐるま座や山口鷺流狂言保存会(今回初参加)など、多くの文化サークルが生まれました。「明日を紡ぐ大地の会」はその源流を体現して誕生したのです。五月二六日に開催される『2024市民みんなの文化祭』には、この二団体が揃って出演するほか、「べすぱ」「ブラッドオレンジ」花柳流「むつみ会」など五団体が出演し、世界の平和を祈ります。万民共生の未来を切り開く、市民文化運動の発展ため、多数の皆様のご来場を訴えます。

    2024・4・5
        明日を紡ぐ大地の会

チラシ表です。下をクリックして見てください。
チラシ表.jpg
2024市民みんなの文化祭(表).pdf

チラシの裏です。クリックして見て下さい。
2024みんなチラシ裏(花ジャン」.pdf 
チラシ裏.jpg

ジャンルを超え、市民文化の花々がここに結集! 

ジャンルを超え、市民文化の花々がここに結集!
「明日を紡ぐ大地の会」創立15周年記念事業


2024市民みんなの文化祭
 
 
5月26日(日)午後1時開演

 ニューメディアプラザ山口



出演者からひとこと


日々を歌にして

第5回女流芸術家発表交流会 (79).JPG
     べすぱ  松浦 香織
 山口から熊本に引っ越して今年で一〇年目となる。三才だった息子はこの春中学生に、七才だった娘は高校二年生となる。
 コロナの流行時はライブをしていなかったけれど、熊本の幼児教育施設で子どもたちに音楽を教えていて、わたしの音楽の暮らしが止まらずにあったことはとてもありがたかった。子どもたちの出す音はとても力強く魅力的で、聞いていると元気が出てくる。楽器を持つワクワク感がそのまま音で伝わってくる。音楽をするのに大切なことが子どもたちとの音楽には詰め込まれていて、とても気づきの多い日々だった。そんな日々を経てまた「大地の会」のステージに立つことができる。そのことが心からうれしい。
 先日息子がふと言ってくれた言葉がある。「おかあさん、人間ってさ、いつまで生きれるかわからんじゃん。明日もしかしたら死ぬかもしれんわけじゃん。だからさ、おかあさんはさ、歌いに行きたいところがあったらちゃんとそこに歌いに行ったほうがいいと思うよ。」
 息子よ、そんなことを言ってくれるようになったのと、うれしく幸せにその言葉を受け取った。まだまだ心が折れそうなときもそうでない日常でも、子どもたちからは抱っこをせがまれることがある。その抱っこのたびに、「大丈夫、大丈夫」とメッセージを送る。本当に大丈夫かどうかなんて本当はわからないけど、きっと大丈夫と信じて抱きしめる。そして「この先、あなたたちの好きな道を自由に進むんだよ」とメッセージを込めてご飯を作る。当日のステージでは、そんな私の日々をそのまま歌にして持っていけたらと思っている。皆さんにお会い出来るのを心から楽しみに。

2023みんなの文化祭 ブラッドオレンジ.jpg

生命力にあふれた花々を
  ブラッドオレンジ 長岡 真弓
 能登半島地震から始まった二〇二四年。今も多くの方々が、悲しみを抱えながら復興に向けて精一杯頑張っておられます。その懸命な姿に、私たちは勇気をいただくことさえあります。一刻も早い復興を心から願っています。
私たちはこれまで、どんな被災地でも、人々の努力により新たな生活が営まれて
きたことを知っています。そしてその地にはやがて多くの草木が芽生え、花が咲き、人々の心を癒し幸せな気持ちにしてくれます。
 今回私たちは、そんな生命力に溢れた花には、明日への活力と、人々を深く結びつける素晴らしい力があると信じ、たくさんの『花』で構成された「HANAメドレー」を演奏させていただくことにしました。
 楽曲は「花」(滝廉太郎)「サボテンの花」「さくら(独唱)」「ハナミズキ」「リンゴ追分」「世界に一つだけの花」「赤いスイトピー」「花」(喜納昌吉作詞・作曲)と、全八曲で、すべて時代を超えて長く愛され歌われてきた曲です。どの世代の方々にも楽しんでいただけるのではないでしょうか。
 私たち「blood orange」五人の力は小さいものですが、会場の皆様といっしょに心を寄せながら、私たちらしい笑顔に満ちた演奏をすることで、少しでも多くの方々に色とりどりの『花』をお届けすることができれば幸いです。
 最後になりましたが、こうして「市民みんなの文化祭」に出演できることをメンバー全員心から感謝し、うれしく思っています。多くの方々と一緒に作り上げる文化祭をとても楽しみにしています。

2023みんなの文化祭 花柳流むつみ会.jpg

市民文化の花をもっと大きく
「大地の会」創立十五周年に寄せて
    花柳流「むつみ会」花柳文都姫

  出会いの印象
 「明日を紡ぐ大地の会」が発足して満十四年、創立十五周年目に入ったと聞いて、改めて光陰矢の如しの感慨がこみ上げてきます。
 思えば伝承総合センターの初公演の時、一番前の席に座り、「大地の会」の皆さんが、金子みゞや中原中也の詩の朗読、宮沢賢治の童話『オッベルと象』の鳴り物入りの朗読をされるのを、驚きと感動をもって聞き入ったのが初めての出会いでした。
 第二部では、ふるさと山口の詩人、秋本和伸さん、馬越悠紀子さん、小島寿美子さん、礒永秀雄さんなどの印象深い詩の朗読がつづき、それらの詩に「大地の会」の音楽家が作曲した歌も披露されて、とても新鮮で、温かな気持ちになったことを覚えています。なによりも「大地の会」の人たちが、ふるさとの文化やふるさとの芸術家たちをとても大切にされ、愛情をそそいでおられる姿にとても好感を持ちました。
 いらい、私たち「むつみ会」と「大地の会」は、公演のたびにお互いの舞台を鑑賞し合い、批評し合い、励まし合って進んできました。
年に二回、春と秋に、県内のさまざまな芸術団体がジャンルを越えて舞台に立ち、老若男女、上手い下手を越えてのびのびと表現を競い合う雰囲気が大好きでした。
何よりも「大地の会」の公演に集まるお客様が、いつも変わらぬ熱い拍手と声援を送ってくださることが、ほかのどこにもない魅力であり、宝物だと感じてきました。ですから、「むつみ会」一同、共同発表会が近づくとみんなが舞台に出たがって、自分が踊りたい曲目を主張し合い、侃々諤々(かんかんがくがく)賑やかな雰囲気になるのが常でした。
  新しいステップめざして
 今回の「2024市民みんなの文化祭」には、郷土の誇り「山口鷺流狂言保存会」の皆さんがご参加くださると聞きました。山口で芸術活動をする者にとって、「鷺流狂言」との共演は大きな喜びであり、光栄この上ない出来事です。聞くところによると「鷺流狂言」の皆さんはこの三月、沖縄に招かれ「国立劇場おきなわ」で本格的な公演をされ、大好評を博した由。「大地の会」の福島さんのお話しでは、その大好評の土台について「鷺流狂言」の米本太郎さんは、「沖縄では『組踊り』などの自発的な民俗芸能の伝統が県民の中に息づいているからだ」と説明されたと伺いました。
 山口の地に根を張って、自発的な民俗芸能の火を灯しつづけている私たちにとって、このお言葉は大きな励ましになりました。加えて次回からも私たちの「市民共同発表会」に「鷺流狂言」の皆さんが継続的に参加して下さると聞いて、勇気百倍、これまで育ててきた市民文化の花がさらに大きく、もっと意気盛んに咲き広がる光景がパッと目に浮かぶように感じました。皆さん、市民文化運動の未来を信じて、今回もすばらしい舞台をつくりましょう!
 私たちは今回『晴姿なにわ踊り』と『うちわ売り』の二曲を踊らせていただきます。

 晴姿なにわ踊り
        立方  花柳文和喜
            花柳文静香
            花柳文紫若
            花柳文都音
            花柳文紫芳
            河村 宏子
            加藤芙美子
うちわ売り
        立方  花柳文都姫二

山口鷺流狂言 「清水」.jpg
鷺流狂言「清水」の舞台 鬼の面をかぶって主人を脅す太郎冠者演者 
米本太郎(左) 主 米本文明(右)

つながる未来を目指して
 インタビュー
鷺流狂言 米本太郎さんに聞く

福島 今回はじめて、鷺流狂言保存会の皆さんが「市民みんなの文化祭」にご出演下さることになって、出演者も市民も大変喜んでいます。はじめに、沖縄公演の様子などお聞かせください。
米本 今年三月二日に、「山口鷺流狂言保存会」は初めての沖縄公演を行いました。会場は「国立劇場おきなわ」で、キャパ六〇〇余りの親しみやすい劇場でした。『柿山伏(かきやまぶし)』『不毒(ぶす)』『颯果(さっか)』の三曲を上演しました。
福島 反応はいかがでしたか
米本 とても温かく、大らかな笑いをどっさりいただきました。『柿山伏』にしても『不毒』にしても、ここぞと思うところでは必ず笑っていただきましたし、日ごろあまり反応がないところでも大きな笑いを頂き、沖縄の人たちは狂言に向いているなあってつくづく思いました。(笑い)ともかく沖縄の人たちはすごく優しいんです。事前の打ち合わせをした時でも、受け答えのイントネーションが実に優しくて角がない。客席の反応も、一言一言しっかりと受け止めてくれて、しかもノリがいいというか、本気にうなずき、本気で笑って下さる。お客さんの目と首の動きを見ていてもそれがビンビン伝わってくるのです。実に有意義な、嬉しい公演になりました。
福島 それはよかったですね。山口市民として誇りに思います。ところで今年は「山口鷺流狂言保存会」の創立七十周年ですが、記念公演の日取りは決まりましたか?
米本 記念公演は十月二七日です。野田神社の能楽堂で行います。演目は、子ども 達が『神鳴り』をやって、『末広がり』と『首引』と『千鳥』などを上演します。『末広がり』は祝言の曲として最初にやる決まりになっています。多くの市民の皆さんがご来場くださることを心から願っています。

 「みんなの文化祭」参加について

福島 このたび、鷺流狂言の皆様が私たちの会に出演して下さるということで、みんなすごく喜んでいます。この会は市民自身が自発的に文化芸術を創り、「平和で心豊かなふるさとを築く」ために頑張っていこうという趣旨で十五年間頑張ってきました。
米本 うちの「保存会」自体も、自力でずっとやってきているんですよ。
福島 そうですね、考えてみればそうですよね。
米本 そういった意味では思いはいっしょだと思います。市民が文化的で元気に生きていくということはすばらしいことだと思います。沖縄にも、「組踊り」や「エイサー」など、古くから県民が自発的に積み上げてきた文化芸術があったからこそ、鷺流狂言を見ても、即座に深い共感を示してくれたのだと思います。
福島 本当にそうですね。今回の私たちの文化祭のキャッチコピーは「ジャンルを越え、市民文化の花々がここに結集」としました。
米本 なるほどね。自発的な文化の会が沸き起こり、活動するうちに、つながるんですね。ジャンルや芸風は相違しても、いろいろな団体が集まって交流する中でこういう大きな集いになるのは当たり前の成り行きだし、それは素晴らしいことだと思いますよ。結局根は全部繋がっているんですよ。
福島 繋がって未来を切り開いていこうというすばらしいメッセージをいただきました。今回は『清水』を上演していただきますが、次回以後もぜひこの『文化祭』でいろいろな演目を上演していただきますよう、よろしくお願いします。
米本 ハイ、こちらこそよろしく。(了)
 ※お忙しいなか稽古場でお話を伺いました。
文責は「大地通信」編集部にあります。



「明日を紡ぐ大地の会」公演

朗読劇 花よジャンケン

――中也の詩による幻想曲

       
  作 礒永 秀雄  脚色・演出 福島 久嘉

 侵略や戦争が常態化し、人類の欲望によって自然破壊が極限を越えて深刻化している現在、文化芸術の力で平和の歌を広げる営みはますます重要になっています。
 とりわけ、礒永秀雄の詩の響きに耳を傾けることは、混迷の現代を生きる私たちにとって、砂漠で出会ったオアシスのような、命の霊泉とも言えるような、汲めども尽きぬ生命の水と希望を与えてくれます。
 詩人・礒永秀雄は、毎朝、戦死した友とのジャンケンをくりかえしていました。
 そうなんだ 死んだ若者たち/ いまはもう昆布のようにもはためかぬ/ 遠い南の海の/ 岩間から 草間から/ 死んだあの友たちの帰ってくる時間が/ こんないびつなひとときに追い込まれてしまった/ なら 花よ/ おまえが今朝はひらかぬのではないかと/ ああ 思いもするのさ (『花よジャンケン』)
 毎朝くりかえす戦友とのジャンケンは、生き残った者として、命をかけて平和を守り抜くという決意を固める厳粛な儀式でした。――ならばどうやって戦争を阻止し、平和な世界を実現するのか? ますます巨大化する欲望と戦争の危機に直面し、礒永はその答えを中也の詩のなかに見いだしています。
 海にいるのは、/ あれは人魚ではないのです。/ 海にいるのは、あれは浪ばかり。
 曇つた北海の空の下/ 浪はところどころ歯をむいて/ 空を呪っているのです。/ いつはてるとも知れない呪い。(中原中也『北の海』)   
 海は、戦友の魂を眠らせる墓場であり、戦争で父や息子や恋人を失った女性たちの永遠の怒りと祈りの場所でした。
 礒永秀雄は、海に向かって叫びます。
 「海よ! 海よ!俺におまえの力を与えよ! 海よ!」――そして謳います。
 そなたの胸は海のよう/ おおらかにこそうちあぐる/ はるかなる空、あおき波/ 涼し風さえ吹きそいて/ 松の梢をわたりつつ/ 磯白々とつづきけり……
 海の浪が消えない限り、平和の火は消えることがないのです。津田勝治作曲の『北の海』の名曲に浸って、朗読劇『花よジャンケン』の斬新な舞台をお楽しみください。

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