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10/15「みる・きく・かかわる」レポート後半 [2009年10月15日(Thu)]
〜後半〜 
13:15より 主なナビ:細見


細見「相手の声を聞く、動きを見る、関わるという」人と関わることを、自分たちなりの方法でやってみます。



「小学校の頃の道のりについてのエピソードを思い出してみる」

●ナビ2名がやってみる

山田:古い家に住んでた頃、離れた所に便所があった。行くのは怖かったが、便器の前に「標語」が張ってあり、それを声に出して読んだ、いつも外で祖母が聞いていて「えらいね」とほめられた。
細見:そろばん塾に行かずにさぼってブランコをして遊んでいた。
→ それぞれが、相手の話の内容とその時の動きの特徴を言う。


●ペアになり、小学校の頃の道のりについて語り合う。
ポイントは、話の内容と、動きやエネルギーを拾うこと。後でそれぞれの相手についての話と動きの特徴を発表する
ペアに分かれ、それぞれで向き合い話合う(約10分)







全員集合し、円座になり順にペアの相手のことを発表する


* Aさん:(byBさん)・・・家が学校のすぐ近くで、近すぎて友達と一緒に帰れない
動き:手の動き
* Bさん(byAさん)・・・学校の帰り道に、給食のパンを食べてくれる犬が居て、パンを投げてキャッチさせてた。動き:しゃべりながら眉毛がぴくぴく動く、しゃべりながらうなづく
* Cさん(byDさん)・・・近くに川があって藻があって、それを靴脱いで藻を踏んでいた。動き:足でかきわける動き
* Dさん(byCさん)・・・田舎に住んでいて、小学校に行くときに、山を越える茂みの中にいつのかわいいたぬきに食パンやチキンラーメンをあげていた。ある日いのししがでて、驚いた。動き:腰は引いたまま、手を斜め前で動かす
* Eさん(byFさん)・・・戦争中、言われた通りにしないといけなかった。菊の御紋の前では、小さい子でも立ち止まってお辞儀をしていた等。動き:指を両方よく動かす
* Fさん(byEさん)・・・マンモス校で過ごした。大阪の苦労話
* Gさん(byHさん)・・・Gさんは活発そうな感じなのに、おだやかで、お嫁さんみたい。学校の近くに水溜りがあるために、学校に行きにくかった。牛がいて、遊んだ。動き:前に傾く
* Hさん(byGさん)・・・小さい時にバレエを習っていた。自分より小さい人が掃除してるとかわいそう。人生の先輩から明るい気持ちにさせてもらった。動き:豪快
* Iさん(byJさん)・・・雪道を歩いていて、三歳下の弟はおんぶしてもらっていてうらやましかった。動き:分かりやすい動き
* Jさん(byIさん)・・・集団で学校に通っていた。帰りにおしろい花の蜜を吸う。動き:指を使う






レッドカーペットでの発表


まず山田・細見がデモンストレーション。
先ほどのペアで、発表に向けての相談タイム。
発表の最後には前半でやった、手拍子+回る動作をして、それぞれの決めポーズ(記念写真のように)をする。





五組のペア発表後、感想・意見交換。
* Cさん:皆さん各々の雰囲気が短時間で出た。発表をどうするか決めたりする交流が面白かった。 
* Gさん:一つのテーマでも全然違う。それを共有するのが楽しかった。発表してみて、あれもこれもやりたいという気持ちになった。
* Iさん:各々思い出があるんだな、自分の発表は恥ずかしいけど、面白かった。
* Eさん:年が離れていても若い人の気持ちを知れてよかった。
* Hさん:明るい気持ち、 緊張もあった。何十年ぶりにそういう気持ちを思い出した。
* Fさん:動きはあまり思い浮かばない。一緒にやること、話が楽しかった。
* Dさん:みんなの動きが予想したのと違う動きで驚いた。発表ははずかしかった。
* Aさん:前半は久しぶりに体を動かせてよかった。後半は、一人暮らしなので、人と話す中でいろんなことが思い出せて、あたたかい気持ちになった。
* Bさん:前半は、こういうふうに体が動かせるんだなと思った。後半は演技すると、他の人のもよく分かった。
* Gさん:はじめて会って、みる・きく・かかわり、一緒に伝わる・考える時間が持てたことが幸せ


* 山田:いつも、このグループがベストでしょうという。たまたまの二人なのに、話している内に共通のものが<親和性>が強くなり、この二人ぴったり!となる。人が二人いるということが、話しているうちに明白になってくる。

*細見:晴れ舞台。この人だから引き出せたことがある。

9/12 「みる・きく・かかわる」 レポート前半 [2009年09月13日(Sun)]
みる・きく・かかわるワークショップシリーズvol.2
会場:毎日新聞京都支局7階ホール
講師:細見佳代・山田珠実
参加者:4名

9/12(土)11:00〜14:15


前半●「わたしのからだ」−自分と向き合う、相手と向き合う−



〜講座内容説明、自己紹介〜


・ 「今日やることが直接的に介護に使える、ということではないかもしれないが、演劇やダンスで行われる−人のからだをみて、人と関わること− でその人自身を知る、ということを考え、何か持ち帰っていただきたい」 と講師(細見)から一言

・ チャームポイント、今気になっていることを言い合う
笑顔と前向きさが今回のカラー!?



〜リズムでコミュニケーション〜

・ 手拍子に合わせて自分の名前を言い、皆であとから続いていく

→手をたたく大きさや声のボリュームを自らが決めて、もう一度。
それぞれの人に、それぞれの抑揚のつけ方、カラーがでてくる。



〜ストレッチ〜

・座って足をのばし、腕、肘をのばしたり縮めたりする



                      肘の左右交互に体重をかける



→足をのばした状態で前屈。
このとき 「倒れるというよりも、お尻の骨(坐骨)を後ろに引く、という発想」 (山田)で、力を抜いてのばしていく

→足首ほぐし
→足を腕にはさみこみ、「赤ちゃんのように」 揺らす。

ストレッチのとき、痛い場所より無理に押さずに、「気持ちいい肉の位置」を探し、「筋肉の居心地のいい居場所」をみつけていくように





〜腕の重さ、無意識の力み〜


・両腕を相手の両腕にのせ預ける。のせられている側が腕をはずす
→ちゃんと力が抜け切っているか確認し、はなしたときの腕の重みを感じる。



                     手の平を上にすると力が抜きやすい




参加者のNさんから、はずされた瞬間力が入ってしまう、との声

「少し相手の肩や肘を触ってあげると、安心して力が抜きやすくなる」と講師よりアドバイス
「腕の力を抜いても腕は落ちたりしないので、落ちないように持っておく必要はない」と、無意識に不必要な力が入っていることを指摘


また、Sさんは、怪我をしてから脇をしめることが習慣となっていて、腕の力は抜けない、とのこと。

「実は脇は背中側でしめることもできる。
足を上げるときにも、膝の方の力でも動かせるし、お尻の方の力でも動く。
おなじ動きをするにも、どの筋肉をどんな配分で使うかは、多数のバリエーションがある」

「力を通電状態にしておくことは、神経的にはON・OFFの切り替えをせずにすむので楽だけど、
力をうまくコントロールできるようになれば、からだへの負荷を軽減できる」と、山田





〜人にゆだねる、ゆだねられる〜



・ペアになり、一人が仰向けになり、もう一人がその横に座る
→相手の肩の下に「肩甲骨のとんがりが、ポトッと落ちるところ」まで、掘るように手を入れていく




→もう片方の手の平で上から肩甲骨を支える
「力を抜いていいよ、とからだとからだで会話する」



→じっくりと重みを感じるまで待つ
「指と指の間に、相手の肉が溶け出す」ような感覚




→重さを引き受けたまま両手を引き抜き、指の先の先まで意識を持ち、力を流していく
(無理な姿勢にならないようリラックス)







→意見交換

Kさん:疲れがとれ、姿勢が良くなった。
「力のバランスが変わり、背中で支えるいう感覚が生まれたのでしょうね」(山田)

Nさん:抜かれるとき、スーッと気のようなものを感じた。
「先の先まで力を流してもらうのと、途中で止められるのでは感じる感覚が違う。
力が抜けていると、細かい情報をキャッチできるようになりますね」

Tさん:やる側のとき、これでえーんかなぁと頭で考えると力が入ってしまった。
「それは感覚というか、考えることと感じること、、、 −感覚で考える− というのが一番近いかも」

Sさん:からだが楽になった。今まで力を使っていた場所が、違う場所でも同じ動きができることに驚き。
「からだには −力の抜け道− があると思うんです。ときどき抜いてやることも大事ですね」





〜休憩〜
後半へ





見学記録:出村弘美  
写真:草本利枝
9/12 「みる・きく・かかわる」 レポート後半 [2009年09月13日(Sun)]
後半●「わたしの道」−記憶をひきだし、表現する−



・ペアを組み、皮膚感覚にまつわる思い出し、話し合う。
その際、聞き手は、相手が話すときの動き・特徴を探り、ピックアップ(受けたイメージでも可)


→観察した動作を皆でまねをし、共有する。
普段無意識でやっている身振りを再発見する。


→次にその身振りの持ち主を見ながら、動きをまね、共有。

「普通は気持ちがあってアクションが出てくるが、人のアクションを真似ることで今度は気持ちが出てくる」共感の気持ちが生まれる。





                  孫を抱っこするとき。ほっぺのやわらかさ。







〜レッドカーペットでの発表〜



・各々のからだの記憶を、さきほどの話と合わせて四つ、年代と共に書き出す。
四つ目は2009年9月、今の状態を書く。細かく分かりやすく説明しなくても良い。

記憶を思い出すとき、その場所に一度戻るような感覚を持つこと。



→ペアになって、各エピソードを話し合い、一つ一つのエピソードに対する動きを考え、まねをしたりして共有する。




→レッドカーペットの上を歩きながら発表




                    子供がうまれた!ばんざーい!




                  外国の風で、肌がバリバリ、、でもきもちー!





→意見交換

・Sさん:苦手な分野だった

・Nさん:人生を四つで表すのは、なんだかすごい

・Kさん:なかなか記憶を思い出せなかった。
「Kさんは外国の風の話など、全身で感じられる方なんだと感じた」(山田)

・Tさん:わずかなピックアップだが、年月を受ける感覚があった。
ペアの人の体験を共有し、疑似体験しているようだった。

「見ている側も(子供を生んだ話など)実際体験していないことでも共感できた」(細見)

「このワークで同じことをいった人はいない。でも共感できてしまう。
この人はこういう人だったんだ、と感じることができる」(細見)


Nさん:こういう体験はなかなかできない。来てよかった。(内容を知っていたら来なかったかも?)
感じる、ということを確認できた。普段は改めて感じる、ということは少ない。相手を思うとき、相手になるような感覚がある。生きていること・動いていることはすばらしく・愛おしい。


Tさん:言葉でのコミュニケーションができない方は、このように表現できないが、反面そこに何があるんだろう、動きの中に何を感じ取れるのだろう、といつも考えている。

「動き一つも何かしらを語っている。この発表でも実は言葉を聞いているのは二割くらいで、私たちは歩いてくるその感じをみている。そこにその人の証や歴史をみている。本当は−歩くだけで十分−」(細見)

「Tさんがその人の隣にいて、何を伝えているのか読み解こうとしていることが、内容よりも、そのこと自体がすごく素敵なことだと感じる」(山田)



「立っているからだがすごいものを発している。
人に与えるエネルギーがすごい。これが表現の元なのかも」(D&P五島)






−感想あとがき−

前半のワークでの、筋肉の気持ちいい位置の話、使うバランスの話が興味深かった。
自分のからだのことも知らないことがたくさんあるんだと感じ、このからだに生まれたからには、もっと自分のからだを知って、遊んでいきたいと思った。
このように、他人の話やからだを(自身のことも含めて)興味を持って注意深くみることは少ないんじゃないかと思う。
それはとても悲しいことだし、知ることは思っているよりももっと素敵なことなんだと思う。







見学記録:出村弘美  
写真:草本利枝
9/12「みるきくかかわる2」感想 [2009年09月13日(Sun)]
みる・きく・かかわる vol.2
9/12(土)@毎日新聞京都支局7階ホール

感想

今年度、3回目の開催となる本プログラム。
参加者や記録係として関わってきているが、毎回みえてくるものが違うのでおもしろい。
プログラムの構成自体は同じなのに、そこにいる人間でこうも変わるものかと驚かされる。
他人の仕草を真似ることで、その人にしか出せない動きがあることに気づく。動きとは
人を表す重要な核であることを知る。身体を離れて人間は存在しないし、精神も存在しない。と実感しながら、まずは今の自分のなおざりな生活を見直さねばと思わされる。
今回の参加者はちょうど私の母と同じ歳くらいの方々。だからかどうしても、彼女らがこれまでの人生の一部を語りながらレッドカーペット上を歩く姿に母を重ね合わせてみてしまう。家事や育児や仕事にすり減らしてきた身体から滲み出ている力、語りかけられる何かに思わずぐっと心揺さぶられてしまうのだった。



ビデオ記録:児玉依美奈
立命館大学人文学科心理学専攻
8/23 みる・きく・かかわるWSレポート [2009年08月27日(Thu)]
みる・きく・かかわるワークショップシリーズvol.1
会場:毎日新聞京都支局7階ホール
講師:細見佳代・山田珠実


8月23日(日)
<前半 13:00〜14:45>
「わたしのからだ」−自分と向き合う、相手と向き合う−


○深呼吸をしてゆったりとWSが始まる


○自己紹介
参加者・講師ともに円になり、自分の@名前AチャームポイントB普段していることを述べる。

今回の参加者は8名。幼稚園の先生、精神科の職員、看護師経験のある主婦、ケマネージャー、演劇をやっている方などさまざまなフィールドで活動されている面々。
年齢も20代から50代まで幅広い層。
趣味もピアノを弾くこと、文書を書くこと、最近習いはじめたフラダンスなど多種多様。
チャームポイントは、「嫌なことをすぐに忘れる」「他人の話を聴いてないけれど聴いているようにみせること」など、一見ネガティブに捉えられそうな部分を愛していらっしゃる方が結構おられて面白い。

「人とどこまで深く関われるか、どれくらい人の言葉に耳を傾けられるかを演劇・ダンスの分野の中から行っていきたい」と講師細見より今回のWSの趣旨説明あり。



○手拍子に合わせて自分の名前を言う


○体ならし(床でのストレッチ)


○「呼吸とリズム」
隣の人の両肩に自分の両手をのせながら自分の名前を言う
→両肩に手をのせられた人は相手の名前を言いながら一回転して次の人に自分の名前を言う
(*相手の目を見ながら自分の名前を伝えることが大切)
→両肩に両腕をお互い置き合って、名前を言いながら回転する
→外側に重力をかけ引っ張り合いながら回転する(*相手の肩に優しく手を置く)


○「肩の力を抜く」
2人1組になる
→眼を閉じ、仰向けに寝転がる相手の側に座る
→相手の呼吸の仕方などを観察する→「リラックスできてきたな」と思えたら、相手の肩の下に手を入れていき肩甲骨を手のひらで支える
→もう一方の手の指先で相手の呼吸に合わせて腕の付け根をなでる
(*これを繰り返しながら待つことが大切)
→肩から指先へ滑らせるようにしてひっぱり、肩をぬく
→もう一方の肩も同様にして抜く
→相手の頭を両手で持ち、背骨の延長上にすっと抜く
→相手はその状態のまま自分の肩甲骨が床にどんな風にくっついているか、肺の動きの感じを確かめる

→感想を話す
「自分の手の緊張具合で右手を左手で感じ方が違う」「気持ち良かった」「待つことの楽しさを知れた」「相手の緊張や硬さが手のひらを通じて伝わってきた」


○「人間の体のつくりを知る」
先ほどのペアになる
→横向けになった相手の側に座る
→肩甲骨や腕の骨を触る
→腕の可動範囲を調べながらいろいろな方向へ動かす
(動かされている相手はまるで人形、動かす方は博士のよう)
→自由に体を動かす





→感想を話す
「動かされた腕の方が滑らかに動く」
→動かされていない腕も脳を介して動かされた腕のイメージを伝え動かしてみる


○ストレッチ、深呼吸





<後半15:00〜17:45>
「わたしの道」−記憶をひきだし、表現する−


○「皮膚感覚にまつわる記憶を表現する」
ペアになる→皮膚にまつわる思い出について話し合う
(*相手の話を聴く際、@相手の仕草の特徴A印象に残った音に注意する)





→ペアの相手の皮膚にまつわる思い出を発表
「便秘の時のお腹の張り」「傷口に指先が入る気持ち悪い感覚」など

→全員それぞれの皮膚にまつわる記憶と仕草の特徴を組み合わせた動きをする
→各々が動きをつける
→動きの先にもう1フレーズ自分から自由に出てくる動きをつける。
気が済むまでやったら次の人に交代


○「わたしの道」
「体にまつわる記憶」を4つ、年代順に書く。
5つ目は2009年現在、自分が感じていることを書く
→各々考える。窓の外を眺めながら、床にはいつくばりながら、遠い記憶を探る。
→ペアでお互いの記憶につい話し合う
→レッドカーペット上を歩きながら、お互いの「体にまつわる記憶」を動作で表す。





→発表。ペアで共有したある時間軸を、第三者へ伝える。



○WSを終えての感想
「人の話をじっくり聞くことができた」
「今回は限れらたテーマの中でだったが、今後もやっていくと何か塊をすくうことができるかもしれない」
「自分を表現する、というめったにない機会でとても気持ち良かった。不思議とこれまで人に言えないことも言えた。」
「自分自身の個人的なことをペアに話し、皆の前で発表することで意味が変わっていくことのおもしろさを知れた」など、各々新たな発見があった様子。

「本当に(レッドカーペット上で歩く高齢者のボディーワークを)見たいからやっている。
それは、お金を払ってアートをみるときと同じ興奮感。」(山田)

「実際、現場(高齢者施設など)でやれるかが問題。もし、高齢者の方が動けない場合、施設職員がやってもいいかも。」「誕生日会で行ったらいいかもしれない。」
など、今回のWSの現場への生かし方についての意見も出た。

今回のWSは介護や対人援助に関わる方に向けて行った。
しかし、「実際、明日からの介護の現場で実践的にどう役立てるのか」という参加者の疑問の声もある。
それに対し、細見は
「他者に対して自分がどのように働きかけていくか、相手に対しての共感性(例:相手の呼吸に合わせた動作をする)といった聴き手のエネルギーが現場に生かすことができるのでないか」と応えた。






(記録:児玉依美奈)
(写真3枚目撮影:草本利枝)
8/22「みる・きく・かかわる」レポート [2009年08月26日(Wed)]
みる・きく・かかわるワークショップシリーズvol.1
会場:毎日新聞京都支局7階ホール
講師:細見佳代・山田珠実


8/22(土)10:45〜12:30
@「わたしのからだ」−自分と向き合う、相手と向き合う−


京都の東山の景色が広がる見通しのよい会場。集まった参加者7名、講師2名が円になる

〜呼吸とテンポ〜(17分)
・全員で手をたたきながら順番に自分の名前を言う
→どんどん加速
→そのリズムを思い出しながら、ひとりずつ全員の名前を言う

・吸って、吐く。吸うときに腕を上げ、吐くときに腕を下げる
→前屈→足の指先を動かす→再び前屈→両足ぶらぶら

・まず一人が左隣の人の両肩をさわり、目を見ながら自分の名前を伝える
→伝えられた人は、相手の名前を受け取り、声に出す
→くるっとまわって次の人へ
→二週目はまわりながら名前を言う
(この頃になると、参加者のみなさんの緊張がほぐれ、表情がやわらかくなったようにみえた)

・ペアになってまわり、遠心力を感じる。浮遊感を楽しみながら、互いの呼吸とテンポを確かめ合う




〜腕の重さ、無意識の力み〜(8分)

・両腕を相手の両腕に預ける→放したときの腕の重みを感じる。
力を抜いているつもりでも緊張し力を入れてしまっているということを自覚する。
「力を抜けといわれると難しい、力をoffにするよりもonにするほうが簡単」(山田)、
頑張らなくても良いのに、力が入る、との声。



〜自己紹介〜(22分)
・チャームポイント、普段していること、wsに参加した理由を話す。
主婦の方や、シニア劇団員の方、看護や介護、ボランティアに携わる方など様々。
中には妊婦の方も。妊娠してから自分のからだに敏感になった、気づいているようで気づいていない部分を感じたいといっていたのが印象的。参加者のみなさん全員が人間関係、コミュニケーション、自分のからだへの意識が高いと感じた。



〜人にゆだねる、ゆだねられる〜(66分)





・二人ペアになり、一人が仰向けになり、もう一人がその横に座る
→無理な力を抜き、黙って二人でそこにいることに安心感が持てるところまでもっていく
→座っている人が相手にさわる準備ができたと思ったら、相手の呼吸に合わせてふれていく(相手の両肩の位置を見、上がっていない楽そうな方からアプローチしていく)
→相手の肩の下に、中指が背骨に当たるくらいまで、掘るように手を入れていく
→もう片方の手の平で上から肩甲骨を支える
→じっくりと重みを感じるまで待つ




→両手でサンドイッチしながら、両手を引き抜き、指の先の先まで力を流していく(無理な姿勢にならないようリラックス)
→逆肩→交代→意見交換。

重みを持っていってもらう感覚が安心できた、抜かれたときの自分と床との接着面の変化、いかに普段余分な力を使っているか、人間の体の重さを感じた、その重さが心地よい、との声。一人が力んでいると、その力みが相手に伝わる。お互いの呼吸の感じ、重さを感じる。


〜休憩〜
後半へ



見学記録:出村弘美
写真(1枚目・3枚目):草本利枝
8/22「みる・きく・かかわる」レポート後半 [2009年08月26日(Wed)]
→後半

13:15〜15:30
A「わたしの道」−記憶をひきだし、表現する−


〜思い出話から見えないところを探る〜
・今までペアになっていない人とペアを組み、皮膚感覚にまつわる思い出を語り合う。その際、聞き手は、相手が話すときの動きや音の特徴を探る(20分)


・互いのペアの話をし、動きの特徴の発表
→みんなで一人一人の動きをまねてみる
→他の人が見せてくれた自身の動きの特徴を自らじっくりとやっていく
→それを皆でまねていく
→順に繰り返し、2週目は動きにアレンジを加える(36分)




  ( ↑蛙のおなかを触る感触が好き!という人の動きを皆でやる)


〜レッドカーペットでの発表〜

・各々紙に覚えているからだの思い出を四つ年代と共に書き出す。
五つ目は2009年8月、今思うことを書く(29分)


・ペアになって、それぞれのエピソードをシャッフルし、年代順に並びかえる
→今思うことと、それ以外に各2つずつ抜き出し、
その各エピソードに対する動きを考える(38分)




・レッドカーペットの上をペアで歩きながら発表

それぞれのペアごとに、それぞれの色がある。(講師の珠美さんがそれぞれに合った曲をかけたりした)皆さん、堂々と晴れがましい。





   (↑現在の自分へゴー!)





   (↑ 亡くなった祖父の手の思い出・・・指は、細く、長く、冷たかった)






→意見交換(15分)

・皆さんすばらしかった。
・Hさんが剣道をやっていたとは!意外性に驚いた。
・今までに味わったことのない楽しさ。母親ぐらいの方とおもしろいものが生まれた。
・息子ぐらいの若者と久しぶりに共同作業をした。
・一人ひとりストーリーがある。ものは考えようで、みじめなことも華やかな人生だと思った。
・ダンスと人間関係、そして介護。好きなことと仕事がつながっていてうれしい。
・自分の人生を肯定するような作業ではないか。
・その人の生きてきた月日、それを経てきた人間の身体がそこに在るということへの感動。
・生きて死ぬということは体が生きてから死ぬことなんだと改めて感じた。体のまつわることを思い出すという行為は、こんなにもキレイだったんだ。(山田)
・レッドカーペットを施設に持ち込みたい。日常では表れないその人のストーリーが立ち表れる場所をつくる。その人の道がこちら側にも広がるような作業。(細見)

また、参加者の方からこのことを明日からどう生かしていくのかという話も。

実は発表の前に、相手に対する共感性を高めたり、想像力を働かせる作業をしていた。
人と向き合うたびに、少し相手の呼吸を待ってみたり、相手を注意して見たり、そういったことで、聞き手のエネルギーが伝わり、話し手の充実感が変わってきたりする。
みなさんの体験したことを持ち帰ってもらればと、山田。





−あとがき−
密度の濃い時間であった。次の日の同wsでは参加者としてその場にいたのだが、実際体験することで感じたことも多かった。相手のからだの重みを受け取ろうとするとき、相手を感じ取ろうとし、自らを伝えようとする、言葉に出さない静かな会話がそこにあった。うまく通じ合うことができれば、互いのからだは心地の良い重みとなる。
また、各々個人の記憶を呼び覚まそうとするとき、そのとき感じた感情が再び動き出す。昔の記憶が今のわたしに呼びかける。そしてレッドカーペットでの発表。自らの記憶を語る身体が、絶対的にそこにある。その人の人生を歩んできた個々の身体がわたしたちの目に飛び込んでくる。そこには見るものの心を揺さぶる力があった。



見学記録:出村弘美  
写真:草本利枝

8/22体験感想「みる・きく・かかわる」 [2009年08月26日(Wed)]

8月22日(土)

みる・きく・かかわる vol.1 
前半:わたしのからだ  後半:わたしの道

体験感想

 体を動かして何かを表現する、ましてや人前でそれを見せることなんてとてもじゃないけれど恥ずかしくてできない。人一倍緊張するし、表情や体の動きひとつとってもこわばりがひどい。わたしはこれまでそう感じながらずっと生きてきた。はずだったのに、最後の発表では、レッドカーペットがめくれるくらい自由に動き回り、笑い崩れている自分がいた。意味よりもっと深くで突き動かされている感じ。こんな気持ちいいことだなんて知らなかった。

 ここでは、過剰な言葉や効率性は要らない。呼吸に耳を澄まし、自分そして他者の身体と向き合いながら、ゆっくりとした時間に身を置く。すると、頭上から足先まで感覚がはり巡らされていることや言葉以外のものから他者の状態や気持ちに気付いていく。そして、日常の中の何気ない仕草や言葉のリズムを共有することで、心の記憶、身体の記憶に触れる。ひとりひとり違う道を歩んできて同じ記憶はないはずなのに、共有している世界の感じ方がそこには在ることを知った。
 

立命館大学心理学専攻3回生
児玉依美奈

8/22 身体・共感・表現・舞台という仕掛け [2009年08月22日(Sat)]
本日、「みる・きく・かかわる」WSvol.1の一日目終了。

WSレポートは、後日。

前半「わたしのからだ」より

相手の重さを「引き取る」という珠実さんのことばが印象的。

あおむけに寝た相手のけんこう骨と床の間に手を入れ「掘っていき」

身体の重さを実感する

「待つ」時間の大切さ

相手の重さを引き取りながら、手を引き抜いていく・・・

そのことにより、体が軽くなったと、感じるペアの相手。

とにかく、「重い」ことを感じるそうです。

(見学者だったので、実感できなかったのが残念)

後半の約2時間半のワークは、最後は見学者だった自分にとり

予想外の涙の感動

「共感するとは?・・・こういうことか」・・・をあらためて実感する

ペアで話していたことを第三者に伝える(=表現ということなのか)

その場で共有できるのが、舞台と言う仕掛け、なのか・・・・

「意図するとしないとにかかわらず、他者に感動や影響を与えてしまう身体」

見ていた人には、やってる人には予想外の感動が起こる。

共感してしまう身体、

個人の歴史を共有できる やりとりが起こっている空間

・・・・・・・・・・・・

ヘルパー対象の講座の広報にあたり、福祉現場から良くでてくる質問

これ、明日からすぐ実践出来るのか?

これはすぐ役に立つのか?

これやって、どうなるんですか?・・・

。。。。。。。

何か、「すぐに役立つ実践マニュアル」を伝授する講座ではない。

自分自身の身体や身体にまつわること

についての気づきや発見やそのほかの様々な何か なのであろう。

何を感じ、そのあと、何をするかは、その人自身の問題なのだ。

ワークショップなのだから


何もしなくても、その空間を共有していた、そのことが意味がある。

そこに体があるだけで、すごい、空間が生まれるということ。

個々のカラダが他者(それは介護や援助しようとする相手でもある)

に、否応なく何かを伝えてしまう、大きな影響力があるものである、ということを、

ほんとにそうだ、と、実感。

(そう感じていない人は多いのだろう)


また、表現や舞台をなぜやるのか?という、単純な理由の一つを

いきなり知らぬ間に、知らされた・・・・日でもあった。

今日の場を共有できて本当に良かったと思います。

参加者、関係者の皆さん、お疲れさまでした!

(ご)

8/22・23「みる・きく・かかわる」チラシ [2009年08月15日(Sat)]
09,08/22〜23 介護者・対人援助者対象WSチラシ 

【表面】




0908mirukikukakawaruomotenyuoku.pdf


← チラシ表面 pdf版


「みる・きく・かかわる」WSシリーズvol.1

俳優・細見佳代と振付家・山田珠実コンビによるワークショップ。
記憶や物語が一杯詰まったからだをときほぐす、
一人一人の魅力が引き出され、
思いや感動をその場に居る人達で共有していくプロセスを体験します。

内容■
 @「わたしのからだ」(1時間45分)
 意外と知らない自分の体に向き合ってみましょう
   ・皮膚の下の骨を想像してみる
   ・無意識の「力み」を見つけてみる
   ・人にゆだねる・人にゆだねられる

 A「わたしの道」(2時間15分)
 記憶をたどり、共に話し合い、
 過ぎていった時間の中から
 豊かな瞬間を再発見しましょう。
 最後は、”紅いじゅうたん”の上で発表します。

 @Aのプログラムは、今回のみです。
 
日時■
8月22日(土)@10:45〜12:30 
         A13:15〜15:30
 
8月23日(日)@13:00〜14:45
         A15:00〜17:15
まだ、締め切ってません! 

会場■ 毎日新聞京都支局 7階ホール
   (河原町通丸太町上る西側)
   *京阪電車「神宮丸太町」B出口より徒歩5分
   *地下鉄烏丸線「丸太町」@出口より徒歩12分
   *JR京都駅・阪急「河原町」より市バス4,17,205にて
    「河原町丸太町」下車すぐ

対象■ 介護者・対人援助者(家族・ヘルパー・職員)、
介護・医療を目指す学生、
     身体コミュニケーションや作品創作に関心のある方
     高齢者に関わっている方・
     異世代交流やコミュニティアートに関心ある方

  
参加費■ 1日2,500円 (@A通しプログラム。@・Aのみは1,500円、2日4,500円)
      学生(1日1,800円、@Aのみ1,000円、2日3,500円)
     
申込方法■ Dance&Peopleまで
     (1)お名前(2)電話番号(3)ご住所(4)お仕事・学校名等
     (5)希望日とプログラム名を明記の上、お申込み下さい。
      こちらで受付確認後、下記振込口座までお振込下さい。
      直前の申込みは、当日お支払い下さい。
     ※通し参加の方を優先。
     当日申込もOKです!090−1155−8867まで
      
振込先■ 【郵便振替】
      口座番号 00940−0−95759
      口座名  ダンス&ピープル 

「プロフィール]
◆細見佳代◆
龍谷大学、大阪産業大学等で演劇を教える。
近年、高齢者や障害のある方等を対象に
演劇WSを行い、個々人の身体表現を存在の
証しとして社会に発信する仕掛けを模索している。
08年3月発達障害者との共同パフォーマンス
「あなたはどっち?―フツーってなんだ?」(アートリンクINなんたん)、
08年9月〜中高年を出演者とするシニア劇団にて
パフォーマンス「FACES」、「FACESU」を構成・演出(アトリエ劇研)。
08年11月北名古屋市の旧家で高齢者が人生の記憶を語るパフォー
マンス「物語ること」(北名古屋市回想法センター)を実施。
日本芸術療法学会会員。

◆山田珠実◆
ヨーロッパ等でダンサーとして活動。
帰国後、ダンス作品を作り始める。
近年、母の死をきっかけに
思いの通りには動かないからだ、
老いていくからだの動きの中に魅力を発見し
、地域コミュニティー等でダンスワークショップや創作公演を行う。
主な作品に、愛知県長久手町の中高年を出演者とする『蜜の歳月』、
町民100名と共に制作上演した「ゆめのまにまに」や、
知的障がい者とのダンスとうたのパフォーマンス『みっつのうたでドドントカ』(東京)、
「トヨタ・こどもとアーティストの出会い」における
小学校でのダンスワークショップシリーズなど。
愛知淑徳大学非常勤講師。


「みる・きく・かかわる」他の予定

◆9月12日(土)11:00〜14:15 
 @毎日新聞京都支局7階 1,500円
  (協賛:NPOファミリーケア京都)


◆10月15(木)12:30〜14:30 
◆10月23日(金)18:30〜20:30 
  共に@山科総合福祉会館 2階会議室  1,000円 
  後援:山科区社会福祉協議会


※8月8日付毎日新聞記事→こちら