吉田一光さん [2008年05月28日(Wed)]
「見えるひと・見えないひと・見えにくいひと・見えすぎるひと」「しでかすカラダ」「100年のステップ」などで踊っていた吉田一光さんが、5月25日に亡くなられました。
23日夜自宅で入浴中に倒れ、救急車で病院に運ばれたが、25日朝に息をひきとられたそうです。60歳、クモ膜下出血だったそうです。 2004年12月、伊丹アイホールでの「見えるひと・見えないひと・・・」の体験ワークショップに参加されたのが出会いでした。 それから3年半経ちますが、もっと昔からの付き合いだったように感じます。 あまりにも突然のことで、実感が伴わないままこのブログに書き込みますが、57歳で全盲の吉田さんが、未知なるダンスの世界というか、今までの彼の人生で、あまり出会わなかった発想の人間たちに遭遇し、様々なわかりにくさや彼の今までの常識とは違う考えなどと格闘しつつも、伴戸千雅子さん藤原理恵子さんエメスズキさん黒子沙菜恵さん山本雅史さんはじめ、いろいろなダンサーや関係者などと関わりながら、踊ること、表現すること、に真剣に向き合い、格闘しながら、希有のダンスを踊ったということなのか・・・・、と思います。 あと数年か、何とか10年くらいは、ナンダカンダ言いつつも、私たちに付き合ってくれて踊ってくれるかなと、私自身は高をくくっていましたが、あっという間に、吉田さんはイッテシマッタ。 周囲に迷惑をかけたくないという思いも常にあったのか、コロっと逝きたいとも言ってたが、もっと納得できるまでやり遂げたいこともあっただろう。 膨大な写真データや、ドキュメンタリーを撮っていた浜田俊輔さんの映像もあるようなので、いつか、皆さんに見ていただく機会を作りたいとも思います。 「ボクは、ムード派ですから、ハハハハハ」と言ってた吉田さんに似合いそうな雰囲気のある写真をアップしてみたいと思います。 合掌 ごしま ![]() 2007,4,27、京都 黒谷 永運院「しでかすカラダvol,3」リハーサルの合間 撮影:もりやままさみ |