2017年1月7日(日)尚美学園大学の教室で、世界的な電子音楽作曲家の冨田勲さんに師事していたサウンドクリエーターの漢那拓也(かんなたくや)講師から、「自然の神秘と音楽」というテーマで講義が行われました。
始めに自己紹介を兼ね自分が制作にかかわった「初音ミク」が登場する『イーハトーヴ交響曲』や『ドクター・コッペリウス』の映像を見せ、子どもたちに新しい音楽表現を感じてもらいました。
次いでクラシックのヴィバルディの「四季」、プロコフィエフの「ピーターと狼」を聴いてもらい、自然とつながる音楽を解説しました。
気温の変化を使って、数字の羅列もグラフにするとその意味するところがわかるのを理解してもらってから、数字の変化を音楽にする世界へ案内しました。
音楽の3要素を、音を繰り返すとリズムが生まれ、音を上げ下げするとメロディーが、音を重ねるとハーモニーが生まれるのを感じてもらい、いよいよテーマへと
子どもたちのなじんでいる時間割を使って、教科に音を割り当てて、パソコンのプログラムを介して音楽をつくる工程を見せ、聴いてもらいました。
最後は土の中の微生物の種類をデータに変換し、音楽を作り、映像でも見せて、講義を終わりました。少し難しかったかもしれませんが、最先端の音楽づくりを感じて、未来のアーティスト、ITクリエイターが誕生することを期待しましょう。