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「親子学セミナー」  子ども大学かわごえ [2017年03月29日(Wed)]

遠藤克弥学長 (640x484).jpg

2017年3月26日(日)、子ども大学かわごえの親子学セミナーが、川越駅西口近くのウェスタ川越一階の、多目的ホールで行われました。

先生方の話を聴き、「記憶力だけの入試は終わる」と実感しました。これから大学受験を控えている親御さんにその講義の一端を下記ご紹介します。

子ども大学学長(東京国際大学 副学長)遠藤克弥氏
「新しい学力アクティブ・ラーニングで大学入試はどう変わるか」と題して、約1時間話がありました。
不連続性の時代、予測不能の時代に求められる学力とは? AIが進化し、消える仕事が多くなる時代に必要となる資質・能力の育成、生きていく知識・技能の習得とは?
それは、未知の状況にも対応できる「思考力」「判断力」「表現力」だと話す。

それを学ぶ方法が、アクティブラーニングで、これからは児童・生徒参加型授業や協同学習などが取り入れられるようだ。学ぶプロセスが重視され、他者との関わりの中での学習で「多様性」「個別性」ネットワーク形成力・交渉力が磨かれる。

大学も社会に有用な学生を教育し輩出することが求められるので、入試も変わらざるを得ない。入学者受け入れ方針を示し、その人材をどんなカリキュラムで教育し、必要な技能を身につけさせるかが問われる。

世界に通用する人材育成を見据え、高校・大学の姿が変わっていくのだと思えるお話しでした。

安原輝彦市町村支援部長 (640x594).jpg

埼玉県教育委員会市町村支援部長 安原輝彦氏
「小中学校における アクティブラーニング「学び合い学習」について」と題して、小中学校の様子を交えた話がありました。

学校の教室の天井までの高さはどのくらいか?(小学4年の問題)
選択肢として 1m、3m、6m、12mを挙げ、正答率が 49.4%だと報告
生活実感としての長さがわかっていないのを感じた。(大人も怪しい)
なぜ学び合い学習なのか?
求められる生き方、変化し続ける社会の中で、学校という学びの場を活用
知っていること、できることをどう活用するか?
社会や世界との関わりよりよい人生を送るか?
この問いに答えるような教育を目指しているようだ。

従来の認知能力(方程式が解ける、漢字が書けるなど)から非認知能力(困った人を助ける、我慢して練習できるなど)を伸ばすことに重点が置かれる。
非認知能力は学力と相関があることが明らかになっている。

これからの社会では、批判力、議論する力、討論から逃げない力を育成するために、多くの子どもが集まる教室での教育が大切になる。そこに「学び合い学習」の効用があると話した。「我が子中心主義」の価値観を、親が転換することが求められている。
埼玉県教育委員会は、「学び合う学習、協働的学び」を推進しているとのことでした。

教育指導要領の改訂で、受験が大きく変わることを、受験を控えた本人・親が認識する必要がありそうです。入学試験でスマホ持ち込み自由となる時代は、もうすぐかもしれません。その時、子どもたちにどんな能力を身につけさせましょうか!

最後に「こども大学かわごえ」の新年度の学生募集の説明があり、親子学セミナーは終了となりました。  
詳細は、こちらから 

雨の中、お集まりいただいた皆さまに感謝!!

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