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コロナ感染で急加速する子どもの貧困 [2020年03月04日(Wed)]
先日の投稿【学校というセーフティーネットがなくなる怖さ】の続編です。今後考えられる課題をこどもソーシャルセンター理事長個人として発信していきたいと思います。前回(3/1の投稿)は全校休校によって虐待家庭(実にその95%が在宅支援で学校が大きなセーフティーネットになっていた)の子どもたちが危機的な状況にあることを伝えました。うちのNPO法人こどもソーシャルワークセンターでもまずはここの層への直接的支援を重点に現在、動きはじめています。市の家庭児童相談室と連携して、休校中に学校や福祉からのアプローチが必要な世帯のスクリーニングを行ってもらい、そのような世帯の子どもたちを、このような状況の中でも活動を休止せずに出来ることを行っている民間団体と連携して安全安心な地域の居場所へつないでいく流れが少しずつですが出来つつあります。

さてコロナウイルスがどのように終息していくのかわかりませんが、実は今月末から来月のはじめに時限爆弾のように爆発を待っている状態にあるのが、生活困窮課題を抱える家庭の子どもたち、いわゆる子どもの貧困問題です。2月下旬からのコロナウイルスの感染拡大に伴い子育て中の非正規雇用の多くの親の労働時間が減っています。職種によってはほとんど仕事がなくなっている人たちもいます。3月の給与はまだその傾向がまだ低かったことと思いますが、4月の給与は確実に家計を直撃します。例えば手取り15万円ぐらいでギリギリの生活をしていた子育て世帯の給与が半減して、手取りで10万円いかなければ、家賃・光熱費・食費を払えばほとんど手元に残りません。そのような世帯に貯金はないわけですから、新年度の準備はまず無理でしょう。それまでに国から経済的支援が各家庭に降りてくることは考えにくいので、7人に1人である相対的貧困世帯の子どもたちの多くが4月から最低限度の生活すらも送れなくなる可能性があります。そのような家庭が福祉事務所や生活困窮相談窓口に駆け込んでも、窓口の職員の多くが4月から「はじめまして」の若葉マークのケースワーカーたちです。そのような中では不適切な対応や誤った対応をされるリスクもきっと高まるでしょう。

4月になってから慌てて動いては手遅れです。今からそのための準備をしておくべきです。スクールソーシャルワーカーは学校事務職員さんと協力して、就学援助家庭(=相対的貧困世帯)のスクリーニングを行い、このタイミングでアウトリーチをしながら、お金がなくなって生活が出来なくなるその前に生活困窮の相談窓口や福祉制度を知らせ、時につなげる動きが必要になってくると思います。そして感染防止のため休止している子ども関係の民間団体のみなさん、コロナウイルスが終息を迎えたタイミングですぐ動けるように今から準備をしておきましょう。年度の変わり目なので学区単位で学用品の積極的なリユース活動をすすめたり、社協やフードバンクと連携して食材や生活必需品を生活困窮世帯に届ける準備をしたり、やることはたくさんあります。

コロナウイルスと全校休校問題はまあ今月末までに終息することが予想されますが、来月には子どもの貧困課題が確実に全国の子どもたちを襲うことがわかっていることから、息の長い支援を必要としています。こどもソーシャルワークセンターではそのための賛助会員(2020年度)と緊急寄付(クラウドファンディングもはじめました)のお願いをしています。今回、賛助会員になっていただいたり緊急寄付をしていただいたみなさんには、完成したばかりの法人報告書を送らせていただきます。詳しくはリンク先を参照ください。

法人への直接寄付はこちらから。
クレジットカードを使った寄付や税制優遇を受けたい方はこちらから

次回は、【忘れられた中高生たちを狙う大人たち】を数日後に配信します。
Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 08:13
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