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学校というセーフティーネットがなくなる怖さ [2020年03月01日(Sun)]
今回の投稿は明日から全国ではじまる休校についての理事長個人としての発信です。

法人化二周年記念イベントの延期を決めたタイミングで首相から「全国の小中高校、特別支援学校の休校要請」が発表され、正直かなり頭の中が混乱していましたが、まちの中で子どもを支える子どもソーシャルワーカーである自分が、今は何をすべきか整理がついたので、ちょっと長文になりますが考えを投稿しておきます。

今、こどもソーシャルワークセンターには20名近い子どもや若者たちが利用していて、多くの子たちの家庭や学校の状況について知ることが出来ています。学校にしんどさを抱える子どもたちもいますが、今回は「休校対応」の話なのでそこは置いておいて、家庭にしんどさを抱える子どもたちの話をします。

家庭でのしんどさの一つに「虐待」があります。滋賀県内では小学生以上で限れば約4500人の子どもたちが被虐児として支援を受けています。虐待の支援というと多くの人は一時保護をイメージしますが、4500人の虐待を受けている子どものうち一時保護したのは200人ほどでした。4300人の虐待を受けている子どもたちを日々支えているのは、実は毎日子どもたちが通う学校という事実はあまり知られていません。ネグレクトで当たり前の暮らしが保障されていない子どもたち、親がしつけといって暴力をふるう家庭で暮らす子どもたち、家で心が傷つくことが絶えず起こっている子どもたち、公教育である学校という場はそんな子どもたちにとって日中の大事な生活空間になっています。

そのような子どもたちの多くが家庭で過ごす休日は頭を抱える時間となっています。スクールソーシャルワーカーやまちの子どもソーシャルワーカーとして夏休みなど一ヶ月近い休みに入る時は、リスクの高い家庭の子どもたちのケース会議が次々と入り、虐待を受けている子どもたちの安心安全を守る体制を整えてから長期休みがスタートします。

しかし今回、4500人の虐待を受けている子どもたちの多くが全く支援体制がないまま長期休みに入ってしまったわけです。国や自治体の要請に従い、感染予防のために何もしないということは法人の代表としてリスク管理上に大事なことかもしれません。しかし、今センターに来ている子どもたちやその家庭を見渡したときにこれからどれだけ大変な状況が待っているかを考えると活動の足を止めることは出来ませんでした。幸い、日常の活動の多くも個別や2,3人の少人数活動を原則としていることや一軒家で多くの部屋があることから、感染リスクを大きく下げての受け入れも可能だと判断し、いつも通りの活動を行っていくことを決断しました。とはいえ資金もマンパワーも不足している法人なので、優先順位として日中の居場所活動を高くして、こどもソーシャルワークセンターとして出来ることをすすめていきます。国や自治体の要請を断りにくい行政機関や委託事業、体制がとれていない民間団体が動けないことを責めているわけでは決してありません。それぞれが出来る時に出来ることをしていき、当たり前のように子どもたちにあった学校というセフティーネットが思わぬ形で取り除かれた虐待を受けて地域で暮らす子どもたちを一人ずつ支えていきたいと思います。

具体的なお願いは明日になると思いますが、資金面や人材面での協力できる人や団体の力をぜひ貸してください。

★3/3よりコロナウイルス感染予防・全校休校による緊急対策のため賛助会員(2020年度)と緊急寄付(クラウドファンディングもはじめました)のお願いをしています。今回、賛助会員になっていただいたり緊急寄付をしていただいたみなさんには、完成したばかりの法人報告書を送らせていただきます。詳しくはリンク先を参照ください。

法人への直接寄付はこちらから。
クレジットカードを使った寄付や税制優遇を受けたい方はこちらから
Posted by ゆっきー(幸重忠孝) at 22:34
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