【どや】

水曜日のほっとるーむとトワイライトのようす。
先週から、
「この電子レンジ、パン焼けるんや」
ということで企画していたパン作りを決行しました。
Sちゃんにとっては人生初めてのパン作り。
ドライイーストを使って、発酵させるところから作ります。
実はこの時パン作りに手伝ってくれている実習生のニナさんも、初めてなので、お互いに確かめ合いながらのクッキングとなりました。
「こんなもんでいいんかな」
「パンって、ケーキと違うからちょっと多くても大丈夫よね」
「気持ち気持ち」
とセンターにある器具では精密に測れないので、恐る恐る目分量で入れることに。
Sちゃんの要望で今回のパンにはクルミを入れることにしました。
「ほんでここで、『ガスを抜くように押しつぶす』と書いてあるわ」
「こんな感じ?」
「ちょっとやさしさにみち溢れすぎて、ガス抜けてへんのちゃう?」
試行錯誤でパンをこねていきます。
「よしっ。これで『ベンチタイム』や!」
二回目の寝かす時間。
どんな味になるのか少しどきどきしながら待ちます。
「んじゃ!焼くで!」
と今までただの電子レンジだと思っていたオーブンレンジを始動させます。
小麦粉が発酵していたにおいから、だんだん焼きあがるあのパンのにおいがしてきます。
暑くなった部屋の中で、ニナさんが焼き加減を見守りました。
「できたっ!!!!」
そうして完成したクルミパン。
「おおーーーーーー!」と頑張ってこねたパンが焼きあがった姿をまじまじと見つめます。
「焼きたてや、、、」
「ついにできたんや、、、」
ちょっとさっきまでただの小麦粉と牛乳でしかなかったものが、パンになっている。
「食べて、、、みるか、、、」
とひとり一つ手にして、早速あつあつのパンを口に、、、
「あつっっ!!!!!!」
想像以上に暑いパン。
ちぎりながら、どんな味かわくわくしながら食べてみる。
「うまっ!」
「その『うまっ』って言うのはやくね!?」
「いや、それくらいうまいって」
「よう作ったな」
人生初めての作ったパンは、お腹だけじゃなく気持ちがなぜか満たされていくパンとなりました。
思わず「どや」とにやけてしまうパン作りでした。
ちなみトワイライトで来たお兄ちゃんも、実はサッカーで成績を残してきて、獲得したメダルを披露してました。
いつも元気いっぱいのお兄ちゃんもこの日は、エネルギーを試合で出し切って疲れ果てていましたが、顔がほころんでました。
チャレンジできる機会は確かに必要ですが、そこにはチャレンジを一緒にしてくれる人や、チャレンジした後にも一緒に共感してくれる人の存在があってこそできるものだなと、感じています。
いつも、ほんとにありがとうございます。