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寄付で活動を届けたい職員の思い [2023年08月28日(Mon)]
【当事者経験を持つ職員のメッセージ】

いよいよ今日を含めてあと三日で長い夏休みが終わります。こどもソーシャルワークセンターは毎日、夜の居場所トワイライトステイをはじめ居場所活動を子どもたちに提供し、毎週のように子どもたちを連れてのキャンプや旅行などの特別活動を実施しました。何度もお伝えしているように、今年度はいまだに子どもたちの活動に対する民間助成金が通らない中、寄付に頼って夏休みの活動をし続けてきました(このブログでも随時アップしています)。とはいえ限られたスタッフが夏休みの活動を続けながら、寄付集めをすることは難しく、目標金額150万円にはまだ50万円近く資金が不足しています(といってもすでに活動を終えているので、とにかく集めるしかないのですが)。

今回は特別にヤングケラー事業担当職員である東岡(一昨年はピアスタッフとして活動した後に、昨年度から職員としてヤングケアラー支援事業を引っ張ってくれています)が、自身のヤングケアラーとしての経験を綴ったコラム(子どもの虐待防止ネットワーク滋賀の会報に寄稿したものを修正したもの)を掲載します。改めて多くの人たちにこどもソーシャルワークセンターで子ども若者たちに活動を届けている職員の思いを知って、寄付で応援してもらえればと思います。もちろんこの記事の拡散での広報協力も大歓迎です。

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■夏休みを過ごすヤングケアラーたち■

 私は、典型的なヤングケアラー家庭でした。子どもの頃から、くも膜下出血で後遺症を持つ父親のケアがあり、離婚後はシングルマザー家庭として私含めるきょうだい4人が、中卒の母のもとで育ち、家にはお米と調味料しかない最低レベルの生活を送ってきました。金銭的理由で大学の入学断念。バイトをしながら高校生で親となったきょうだいの出産・育児のケア、きょうだいの自殺未遂とそのケア。やっと努力して大学に入学しても、再び経済的理由で退学(除籍)せざるを得ない状況に追い込まれ、子ども若者期にありとあらゆる困難・絶望を味わいました。その間、行政機関、福祉機関、地域福祉など民間団体など社会資源と関わった記憶はなく。全てを自己責任で解決しないといけない最底辺人生でした。

 小学生時代の夏休み、朝起きると机に1000円と「これでご飯食べてね。23時に帰宅」と書かれたメモ。兄妹4人で1000円、一人250円。朝・昼のご飯はなく、夕方に一番下の子がぐずるので、1000円を持って泣き止まない下の子をコンビニに連れていき、400円くらいするおもちゃを買ってあげ、残ったわずか600円がきょうだい4人の食事代になっていました。また夏休みなので、友達から「遊ぼう」と電話が来ると下のきょうだいを連れて遊びに行き、友達に不思議な顔をされました。家でのきょうだい喧嘩は止める人がいないので、鼻血で顔が血まみれになるまでボコボコにされ、やり返そうと包丁を向け、「お前、殺すぞ」と刺し殺そうとしたことを今でも覚えています。

 現在、私が働く「NPO法人こどもソーシャルワークセンター」では、家庭や学校などで様々な困難を抱える小学生から高校生の子どもたち約30名が一軒家の居場所に来所し、地域のボランティアさんたちと一緒に楽しく過ごしています。センターで子ども若者たちが家の愚痴や不満をこぼします。それはまさに私が子ども若者時代に経験してきたことそのものであります。「喧嘩をして階段から突き落とされた」「お母さんが仕事だから家で一人」「毎日下の子の面倒を見ないといけない」「とにかく家に帰りたくない」「毎日センター来られないの?」「夏休みの作文どうしよう」学校がない夏休み、子どもたちはより過酷な状況に置かれています。

 夏休み中、センターでは「お泊りやお出かけしたい」「琵琶湖や川で泳ぎたい」「お化け屋敷に行きたい」などの子どもの声に応じようと特別活動を企画していますが、活動資金が全く足りていない状況に陥っています。税制優遇措置対象のクラウドファンディングを始めているので、どうか今を生きる子ども・若者たちに向けてあたたかいご支援をお願いしたいと思います。

公益財団法人あすのば 元若者理事
NPO法人こどもソーシャルワークセンター現職員 東岡伶弥

★クラウドファンディング
 クレジットでの決済も可能で寄付の税制優遇も受けられます。
https://www.plus-social.jp/project.cgi?pjid=131
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