2022年最後にコロナウイルスに感染して
一週間近くお休みのまま年末を迎えてしまった理事長から
2022年を振り返っての投稿を。

まさにこの年末に象徴されるように
2022年は職員やボランティアを中心として
より強固なマンパワーで子ども若者たちに
活動を提供することが出来る組織になったことを実感しています。
そのように組織基盤が強まってきたきっかけとなるのは
2022年に「組織基盤整備強化事業」が行われたことが
とても大きいと感じています。
Panasonic NPO/NGOサポートファンド for SDGsの
助成を受けることで、外部のコンサルテーションを
受けながら毎月、職員全員と組織診断を行ったこと
また副理事長が職員会議に毎回参加することや
定例の理事会以外に意見交流をもちながら
この数年で大きく拡大した組織がバラバラにならないように
体制づくりを固めながら活動をすすめていきました。
そして活動についてはこどもソーシャルワークワークセンターで
ニーズが強くなっている若者支援を強化するために
休眠預金を活用した助成金を受けることが出来たことから
若者支援を統合して「ユースホーム事業」に進化させました。
さらに新たな展開として、滋賀県と共同して
「ヤングケアラー支援事業」も夏からはじめることとなりました。
昨年、大津で起こった事件に心を痛めていたこともあり
このような形で行政と民間が協働して事業をスタート出来たこと
そして何よりもセンターが大事にしている
「当事者の子ども・若者の声」で作り上げる活動づくりを
今回のヤングケアラー支援でも実践することが出来ています。
すっかり活動として安定期に突入している
「トワイライトステイ」「ほっとるーむ」の子どもの居場所活動は
ほぼ毎日子どもたちに活動を提供することが出来ましたが
実は、活動を利用している子どもたちが次々と
家庭で暮らせない状態になってしまった一年でした。
コロナによる厳しい生活も三年目に突入し
一番しんどい層がいよいよ生活を保てなくなってきている
ことを感じながら、センターで出来ることを精一杯提供しています。
最後に行動制限がなくなってきたことで
講演活動がかなり回復してきました。
理事長だけでなく職員が講演する機会も増えてきており
センターで見えている子ども若者の姿や
地域のつながりで作る居場所活動を紹介して
大津や滋賀県から今後も社会発信を続けていこうと思います。
(新聞・テレビなどマスコミで取り上げられた回数も
過去最大の数となりました)
さてすっかり遅くなっている2021年度活動報告書ですが
実は12月前半からの体調不良、コロナと作業時間が
とれていないまま年を越すことになってしまいました。
何とか1月末に賛助会員・寄付者のみなさんのもとに
送ることが出来るように年明けからブーストかけていきます。
2023年もこどもソーシャルワークセンターを
よろしくお願い致します。
NPO法人こどもソーシャルワークセンター
理事長 幸重忠孝