2009年11月17日(Tue)
社会と企業をつなぐCSRフォーラム CSR2.0時代の到来
市民が選ぶ CANPAN 第3回CSR大賞 連動企画
社会と企業をつなぐCSRフォーラム
CSR2.0時代の到来
赤坂にある日本財団ビルで11月6日、「第3回CSR大賞」の発表が行われるとともに、連動企画として「社会と企業をつなぐCSRフォーラム CSR2.0時代の到来」が開催されました。
サブタイトルの「CSR2.0時代の到来」にあるように、今回のフォーラムのテーマは新時代のCSRのあり方を考えること。会場には企業のCSR担当者やNPO関係者ほか日本の未来のあり方に高い関心を寄せる人々が集いました。
形だけのCSRから次のステージへ

13時、フォーラムは日本財団 会長、笹川陽平によるオープニング挨拶から幕を開けました。挨拶では、形だけのCSRの時代から社会に本当に有益な活動が企業に求められる時代になったことが言及され、そのなかでの日本財団の果たすべき使命などが語られました。また、金融、ビジネスの情報プロバイダとして投資家に大きな影響力を及ぼすブルームバーグと提携したことを発表。次いで登壇したブルームバーグの佐藤円裕氏は、本当に意味のあるCSR活動をする企業に徐々に投資家の関心が高まりつつある現状を報告しました。
熱心に耳を傾ける人、メモをとる人、壇上に向けられた来場者の目は真剣そのもの。確信を持って語られる新しい時代の姿にどのような形でアプローチするべきか、熱心に耳を傾けながら考えている様子でした。

企業の個性を活かしたCSR活動を発表
14時15分ころからは、フォーラムの目玉となる「第3回CSR大賞」の発表がスタート。CANPAN関係者から今年の投票傾向として、未来を思って活動している企業に応援の声が集まったことなどが紹介された後、企業各社の受賞式が行われました。
今年の受賞は、地域推薦部門の銀賞が株式会社柏屋、金賞が株式会社クボタ、情報開示部門の銀賞が株式会社りそなホールディングス、金賞がサッポロホールディングス株式会社、そして栄えあるグランプリが大阪ガス株式会社という結果に。その後、受賞企業各社が喜びのコメントを述べてから、支持を集めたCSRの取り組みの発表が行われました。

創業以来158年、薄皮饅頭を作っている株式会社柏屋は、50年以上続く児童詩誌「青い窓」を、そして農業機器を販売する株式会社クボタは農業の未来づくりを目指した農耕支援プロジェクトを、それぞれ紹介。また、株式会社りそなホールディングスは公的資金注入により芽生えた社会への恩返しの心を、サッポロホールディングス株式会社はビールのライフサイクルアセスメントにおけるCO2排出量の追求についてを発表しました。今回のプレゼンでトリを務めたのは、グランプリを獲得した大阪ガス株式会社。地域との自然な結びつきのなかで肩の力を抜いて行われている大阪ガスの社会貢献活動は、これからの企業のあり方のお手本になる好例。発表が終わると一際大きな拍手が贈られました。






未来を考えると浮かび上がるテーマ
日本財団でインターン中の大学生グループによるプレゼンテーションを挟み、16時からはパネルディスカッションが行われました。IIHOE(人と組織と地球のための国際研究所)の代表、川北秀人氏をコーディネーターに、「オルタナ」編集長の森 摂氏、ダイバーシティ研究所 所長の田村太郎氏、日本財団の町井則雄をパネリストとして行われたディスカッションでは、企業のCSRが今後のビジネスに及ぼす影響などを討論。社会と企業のつながりのキーワードとなる“エンゲージメント”についても語られました。





現在、社会で問題となっているのはどのようなことであり、また、今後起きるであろう問題はどのようなことなのか。その観点で世界を見つめれば、テーマは次々に浮かび上がってきます。パネルディスカッションで帯びた熱気は、そのまま来場者席にも伝わり、この1時間は実に濃厚なものに。多くの有益な情報をもたらしつつ幕を下ろしました。
このプログラムにて、「社会と企業をつなぐCSRフォーラム」のプログラムは終了。会場では、壇上に登った人も登らなかった人もごちゃませになり、今後の交流の約束を交わすざわめきが長らく止みませんでした。
社会と企業をつなぐCSRフォーラム
CSR2.0時代の到来
赤坂にある日本財団ビルで11月6日、「第3回CSR大賞」の発表が行われるとともに、連動企画として「社会と企業をつなぐCSRフォーラム CSR2.0時代の到来」が開催されました。
サブタイトルの「CSR2.0時代の到来」にあるように、今回のフォーラムのテーマは新時代のCSRのあり方を考えること。会場には企業のCSR担当者やNPO関係者ほか日本の未来のあり方に高い関心を寄せる人々が集いました。
形だけのCSRから次のステージへ
13時、フォーラムは日本財団 会長、笹川陽平によるオープニング挨拶から幕を開けました。挨拶では、形だけのCSRの時代から社会に本当に有益な活動が企業に求められる時代になったことが言及され、そのなかでの日本財団の果たすべき使命などが語られました。また、金融、ビジネスの情報プロバイダとして投資家に大きな影響力を及ぼすブルームバーグと提携したことを発表。次いで登壇したブルームバーグの佐藤円裕氏は、本当に意味のあるCSR活動をする企業に徐々に投資家の関心が高まりつつある現状を報告しました。
熱心に耳を傾ける人、メモをとる人、壇上に向けられた来場者の目は真剣そのもの。確信を持って語られる新しい時代の姿にどのような形でアプローチするべきか、熱心に耳を傾けながら考えている様子でした。
企業の個性を活かしたCSR活動を発表
14時15分ころからは、フォーラムの目玉となる「第3回CSR大賞」の発表がスタート。CANPAN関係者から今年の投票傾向として、未来を思って活動している企業に応援の声が集まったことなどが紹介された後、企業各社の受賞式が行われました。
今年の受賞は、地域推薦部門の銀賞が株式会社柏屋、金賞が株式会社クボタ、情報開示部門の銀賞が株式会社りそなホールディングス、金賞がサッポロホールディングス株式会社、そして栄えあるグランプリが大阪ガス株式会社という結果に。その後、受賞企業各社が喜びのコメントを述べてから、支持を集めたCSRの取り組みの発表が行われました。
創業以来158年、薄皮饅頭を作っている株式会社柏屋は、50年以上続く児童詩誌「青い窓」を、そして農業機器を販売する株式会社クボタは農業の未来づくりを目指した農耕支援プロジェクトを、それぞれ紹介。また、株式会社りそなホールディングスは公的資金注入により芽生えた社会への恩返しの心を、サッポロホールディングス株式会社はビールのライフサイクルアセスメントにおけるCO2排出量の追求についてを発表しました。今回のプレゼンでトリを務めたのは、グランプリを獲得した大阪ガス株式会社。地域との自然な結びつきのなかで肩の力を抜いて行われている大阪ガスの社会貢献活動は、これからの企業のあり方のお手本になる好例。発表が終わると一際大きな拍手が贈られました。
未来を考えると浮かび上がるテーマ
日本財団でインターン中の大学生グループによるプレゼンテーションを挟み、16時からはパネルディスカッションが行われました。IIHOE(人と組織と地球のための国際研究所)の代表、川北秀人氏をコーディネーターに、「オルタナ」編集長の森 摂氏、ダイバーシティ研究所 所長の田村太郎氏、日本財団の町井則雄をパネリストとして行われたディスカッションでは、企業のCSRが今後のビジネスに及ぼす影響などを討論。社会と企業のつながりのキーワードとなる“エンゲージメント”についても語られました。
現在、社会で問題となっているのはどのようなことであり、また、今後起きるであろう問題はどのようなことなのか。その観点で世界を見つめれば、テーマは次々に浮かび上がってきます。パネルディスカッションで帯びた熱気は、そのまま来場者席にも伝わり、この1時間は実に濃厚なものに。多くの有益な情報をもたらしつつ幕を下ろしました。
このプログラムにて、「社会と企業をつなぐCSRフォーラム」のプログラムは終了。会場では、壇上に登った人も登らなかった人もごちゃませになり、今後の交流の約束を交わすざわめきが長らく止みませんでした。
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