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【開催報告】第3回CSR勉強会「市民に支持されるCSR」〜基調講演・投票分析〜 [2008年05月28日(Wed)]

【開催報告】

第3回CSR勉強会
「2007年度CSRプラス大賞ノミネート企業に聞く!
『市民に支持されるCSR』」


2008年5月9日(金)、日本財団ビルにおいて第3回CSR勉強会
『2007年度CSRプラス大賞ノミネート企業に聞く!「〜市民に支持されるCSR〜」』が開催されました。


【プログラム】

基調講演:
 「社会責任に応えるチカラは社会と会社で育てる
                 〜市民が選ぶCSR大賞の意義〜」

 IIHOE[人と地球と組織のための国際研究所] 代表 川北秀人氏

投票結果報告:
 2007年度投票分析 「2万人の投票から見る日本のCSRの現状」

 ダイバーシティ研究所 代表 田村太郎氏

事例発表:
 「サッポロが今、果たすべき社会的責任」

 サッポロホールディングス株式会社 CSR部長 端田晶氏

事例発表:
 「NECのCSRとステークホルダー・コミュニケーションについて」

 日本電気株式会社 CSR推進本部 CSR推進室 担当 森本智子氏

事例発表:
 「NPOから見たCSRに取り組む地域企業の活躍」

 特定非営利活動法人せんだい・みやぎNPOセンター 事務局長 紅邑晶子氏
 イートス株式会社 代表取締役 増子良一氏





基調講演:
「社会責任に応えるチカラは社会と会社で育てる
          〜市民が選ぶCSR大賞の意義〜」

 IIHOE[人と地球と組織のための国際研究所] 代表 川北秀人氏


問われる責任の進化にどう対応するのか?

 「企業に問われる責任」はこの10年程の間に、急激に進化しかつ加速してきました。グローバル化が進み、あらゆる地域、あらゆる国でビジネスを展開することとなり、これまで自国内で通用してきた「この会社であれば大丈夫」といった信頼や信用は通用しなくなってきます。

 1990年代頃から環境報告書が要求されるようになりましたが、最近では環境負荷情報をただ開示するだけではなく、「トレーサビリティ」や「エコラベル」を信じてもいいのかを「判断するための情報」が求められるようになってきました。

 CSRにおいて「どういう事実を、どのように出せばよいのか?」が議論されたのが2005年くらいまでだとすると、これからの5年に企業が準備すべきことは「誰と、どうやって、事実を作っていくのか。」ということになるでしょう。


法的責任から社会的責任へ 社会の期待に誠実に応える姿勢を示すこと

 社会の関心事は変化を続けているにもかかわらず、法律は変化のスピードについていけません。社会は法律そのものよりも、その運用や省庁からの通達、顧客からの期待や業界の話し合いの中で、変化に対応しているのです。

 例えば、アレルギーに関する情報開示。5年前と今とでは社会の期待が大きく変わっていますが、法律は何ら変わっていません。法的責任を全うしているだけでは、企業は社会からの期待に「誠実に」応えることができないのです。

 「誠実に」というのは、重要なポイントです。自社の取り組んだ結果だけを開示するのではなく、社会が期待していることをどのように聞き取ったのか、またそのうえで、何が問題だと認識し、どのような取り組みを行ったのか、という情報や姿勢を示し続けることが求められるようになりました。

 会社に寄せられる期待に「誠実に」応えようとしているかどうかが問われているのです。


市民に分かるように伝えることが重要

 沢山の情報を開示していても、その内容が市民に分かるように伝わっていなければ意味がありません。

 環境gooが行っている「環境報告書読者調査」でも、以前は企業の報告書に対して7〜8割の人が「いいことばかり書いてあっても信用できない」と答えていました。

 最近では「書いてあることが専門的すぎてわからない」という回答が多いのです。データを並べるだけでなく、そのデータがどのような意味なのかをわかりやすく伝えなければなりません。


社会責任に応えるチカラは会社と社会で育てる

 CSRの取り組みが、会社の中だけで進められていませんか。CSRに磨きをかけ、社会からの期待を超えるものを目指すならば、社会の「チカラ」を借りる必要があります。

 先の例でいうと、会社が出そうとしている情報を信頼に変えていくためには、市民に分かる言葉に翻訳をしてくれる人たちのチカラを借りて、一緒に進めていけばよいのです。

 自社が抱えている社会との接点の上にある課題を、情報の収集や発信の段階から社会と一緒に「エンゲージメント」(※1)で解決していくことが重要です。


CSR大賞で市民の声を集める

 市民は、便利さを求めるあまりに、理不尽な要求をすることもあります。環境にもよく、価格も安く、便利なものが欲しい。市民の声は全部取り入れなければならないということではなく、市民の声の中に隠れている将来に向けたヒントを見つければよいのです。

 「CANPAN CSR大賞」では、市民による投票が行われ、投票の理由やコメントも得られますから、市民がその会社のどの部分に共感しているのかが見えてきます。賞を取ることが大事なのではなく、市民の声を聞くこと。CSR大賞を、市民の声を聞くということに活用していただけるとよいと思います。

※1 参考:CANPAN CSRプラスコラム 「対話は、踏み込んで続けてこそ」



投票結果報告:
2007年度投票分析「2万人の投票から見る日本のCSRの現状」

 ダイバーシティ研究所 代表 田村太郎氏

 昨年の「CANPAN第1回CSRプラス大賞」のウェブ投票では、個別企業への投票をする際、市民が企業のCSRをどのような視点で評価するのか把握するためのアンケートを行いました。この投票アンケートをもとにした分析結果の報告が行われました。

※詳しい投票分析データはこちらからご覧いただけます。

     【分析レポートVol.1】 基本属性別の傾向
     【分析レポートVol.2】 地域性、都道府県別の傾向について
     【分析レポートVol.3】 投票上位企業における支持層の傾向について





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「CANPAN第2回CSRプラス大賞」へのエントリーのご参考にしていただくために、これまでにお問い合わせをいただいている内容や第3回CSR勉強会での質問、コメントを取りまとめました。

 ■「CANPAN 第2回 CSRプラス大賞」について(FAQ)

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Posted by 2008CSRプラス大賞 at 10:07 | セミナー・勉強会 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
【開催報告】第3回CSR勉強会「市民に支持されるCSR」〜事例発表1〜 [2008年05月28日(Wed)]

事例発表:サッポロホールディングス株式会社
       日本電気株式会社
       イートス株式会社
       特定非営利活動法人せんだい・みやぎNPOセンター



基調講演、投票結果報告の後、昨年の第1回CSRプラス大賞受賞・ノミネート企業による事例発表が行われました。

サッポロホールディングス株式会社
 ビールの主原料である麦芽とホップの「100%協働契約栽培化」をはじめ、食品業界で世界初となる境影響評価におけるLCA(ライフ・サイクル・アセスメント)導入などの取り組みに見られる「愚直」なまでの企業経営の姿は、「CANPAN第1回CSRプラス大賞」で市民からの圧倒的支持を得ました。

発表者:CSR部長 端田晶氏

第1回CSRプラス大賞グランプリ受賞 広がるステークホルダーへの情報発信

 昨年のCSRプラス大賞グランプリの受賞から、社内外で新たな動きが生まれました。
まず、ステークホルダーへの情報発信を積極的に行うようになってきました。受賞後、CANPAN運営事務局と連絡を取りながら、サッポロHDの広報リリースを同じ時期に出しました。

 普段の付き合いのあるメディアをはじめ、いくつかのメディアに取り上げていただき、広く当社のCSRを知っていただく機会が生まれました。

 一番大きかったのは、読売ウィークリーの特集です。第1回CSRプラス大賞の特集でしたが、当社の協働契約栽培の取材をしていただいて、紙面を割いて紹介いただきました。

 本社の受付横に飾られているグランプリ受賞トロフィーと表彰状は、お客様の目に留まるようです。CSRについてあまり詳しくないお客様もおられますが、「これは何ですか?」と声をいただきます。当社のCSRの取り組みのお話をする機会になっています。


広報との連携プレー CSRへの取り組み機運が高揚

 自分の部署が中心に進めている仕事を外の方に褒めていただいても、当事者である部署からは言いにくいものです。今回の受賞時には、メディアへの広報リリースをはじめ、広報部門は強力な情報発信のパートナーとなりました。グランプリ受賞やその後の出来事なども、社内イントラネットに広報部門が情報をつないでくれました。

 社内に広報部門という協力者がいるということは、非常に心強いことです。従業員への情報発信力も高まります。普段、CSRを意識する機会が少ない営業スタッフなどにも、CSRに関する身近な出来事が情報として届きやすくなったことで、社内の関心が高まっています。


取引先からのメッセージと意識変化 新しいアイディアが誕生

 当社のビールを取り扱っていただいている酒屋の社長さんから、当社社長宛に、グランプリ受賞のお祝いのメッセージをいただきました。このような形で取引先からメッセージをいただく機会はそれほど多くありませんから、非常にうれしいものです。
 メッセージには、当社社長が自ら返礼しました。取引先からいただいたメッセージは、社長自身がCSRについて改めて振り返る機会を作ってくれました。

 この出来事は、CSR部からもイントラネットで紹介をしました。また、同時期に営業部門から、グランプリ受賞のPOPを作成して店頭に飾ってもらおう、という提案が出てきたのです。
 普段の業務の中ではCSRについて考えることが少ない部門ですが、思わぬところで従業員の意識が高まり、全社的な関心事となりました。



ステークホルダーの思いに応える「サッポロが今、果たすべき社会的責任」

 投票をいただいた方からもたくさんの応援メッセージや期待の声をいただいています。取引先や従業員とのコミュニケーションもありました。このようなステークホルダーの多くの意見を受けて、2008年度のCSRレポートでは「サッポロが、今果たすべき社会的責任」として、4つのテーマで特集を組むことになりました。

     1.「食の安全」が求められる中で
     2.「環境と調和したものづくり」が求められるなかで
     3.「地域の活性化」が求められるなかで
     4.「節度ある飲酒」が求められるなかで

サッポログループの事業にかかわる社会的な問題に対する答えとなるような取り組みを、「本業を通して」実現していきたいと、意を強くしています。


← 基調講演・投票分析報告


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「CANPAN第2回CSRプラス大賞」へのエントリーのご参考にしていただくために、これまでにお問い合わせをいただいている内容や第3回CSR勉強会での質問、コメントを取りまとめました。

 ■「CANPAN 第2回 CSRプラス大賞」について(FAQ)

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Posted by 2008CSRプラス大賞 at 10:05 | セミナー・勉強会 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
【開催報告】第3回CSR勉強会「市民に支持されるCSR」〜事例発表2〜 [2008年05月28日(Wed)]

【事例発表】

日本電気株式会社
 NECは、コンプライアンス責任、経済責任を果たすことを前提に、IT、ネットワーク、半導体の技術を融合したイノベーションで、さまざまな社会的課題解決に貢献し、「人と地球にやさしい情報社会」を目指しています。これらの取り組みや成果を、CSRレポートなどを通してステークホルダーに積極的に開示し、双方向コミュニケーションを進めており、CSRプラスのCSR情報データベースにおいても情報開示を行っています。

発表者:CSR推進本部 CSR推進室 担当 森本智子氏

ステークホルダー・コミュニケーションを積極的に進めるNECのCSR

 NECは3つのCSR基本方針を柱にCSR経営に取り組んでいます。1つ目はリスク管理・コンプライアンスの徹底、2つ目は事業活動を通じた社会課題解決への貢献、3つ目はステークホルダー・コミュニケーションの推進です。

 NECはステークホルダー・コミュニケーションを非常に大切にしています。社会には様々な課題がある中で、まずはステークホルダーを明確にした上でコミュニケーションを進め、ステークホルダーの重要な課題・関心事をとらえる必要があります。

そして、NECの事業活動上で重要な課題を明確にし、二つが重なり合う課題を「優先すべき課題」として、CSRの取り組みを進めています。このように当社がCSRに取り組む上で、ステークホルダー・コミュニケーションは不可欠なものです。


更なるCSRの取り組み推進のために
〜双方向コミュニケーション(情報発信とステークホルダーからのフィードバック)〜

 積極的な情報開示、ステークホルダーとの対話を通じて透明性を確保し、ステークホルダーからのご指摘・ご意見をCSRの取り組み改善の梃子にしています。NECを取り巻くステークホルダーは、お客さま、株主・投資家、お取引先、地域社会、従業員が代表的なものです。

 ステークホルダーの積極的なコミュニケーションによる信頼関係構築のために、環境活動報告(四半期とアニュアル)CSRウエブサイト、CSRアニュアルレポート(Web)など様々な情報提供をしています。

 ステークホルダーとNECにとって、特に重要と考える社会的課題についてはCSRダイジェスト(冊子)として発行しています。

 一方的な情報開示ではなく、ステークホルダーと双方向のコミュニケーションを行うために様々な取り組みを行っています。

 一つ目がNPO・NGOとの対話です。CSRレポートへの第三者意見として課題をご指摘いただき、他にも社会的課題の解決に尽力されているNPO・NGOと意見交換を実施しています。

 二つ目がSRI調査機関からのアンケートも重要なコミュニケーションの一つと考え、フィードバックの分析や、調査機関との意見交換を通じて、課題を把握しています。

 また、地域の方とのダイアログ、お客様へのCS調査、全従業員を対象とした意識調査アンケート「オピニオンサーベイ」などがあります。ここでのポイントはNECはステークホルダーの声をCSRの取り組み改善に活用している点です。




情報開示から見えるNECの課題と外部評価

 情報開示とステークホルダー・コミュニケーションからNECの課題を知ることができます。
 SRIやマスメディアからは、NEC本体だけでなく連結子会社やサプライチェーンまで含んだ取り組みの情報開示や、途上国での人権・労働に関する取り組みへの期待などがあります。市民の皆さまからは、従業員に関する情報開示や社会貢献についてのアピール不足、第三者意見としては、環境ソリューションの拡充、人的多様性についてさらに取り組みを進めるようにご意見をいただきました。また、CSRプラス大賞の投票者からの応援メッセージは、NECのイメージを知ることができました。

 情報開示や対話を進めた結果、外部からご指摘をいただくと同時に評価もいただいています。SRI指数(ダウジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(DJSI)、FTSE4Goodグローバルインデックス、モーニングスター社会的責任投資株価指数)やSIRファンドへの組み入れなどです。評価をいただくことがCSRの目的ではありませんが、NECの企業評価の向上、従業員のモチベーションにも効果があると考え、これからも積極的に取り組んでいきます。



ステークホルダーとの信頼関係を築く継続的なステークホルダー・コミュニケーション 

 NECは、積極的な情報開示とステークホルダー・コミュニケーションによって、透明性を確保しています。それとともにステークホルダーからいただいたご意見やご指摘をCSRの取り組みに反映させ改善を図り、繰り返し対話を続け、ステークホルダーとの信頼関係を築いています。
 今後もこれらの取り組みを積極的に進め、社会の課題解決に貢献します。


← 基調講演・投票分析報告
← 【事例発表】 サッポロホールディングス株式会社


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「CANPAN第2回CSRプラス大賞」へのエントリーのご参考にしていただくために、これまでにお問い合わせをいただいている内容や第3回CSR勉強会での質問、コメントを取りまとめました。

 ■「CANPAN 第2回 CSRプラス大賞」について(FAQ)

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【開催報告】第3回CSR勉強会「市民に支持されるCSR」〜事例発表3〜 [2008年05月28日(Wed)]

【事例発表】

イートス株式会社
 「One Stop Serviceが提供できる企業を目指す」が経営理念。どんな困り事でも解決し、満足へとつなげられる企業を目指しています。地域ポータルサイトの「エニータウン」をはじめ、幼稚園や保育園向けに様々な情報を届ける「れんらっこ」などを提供しながら、地域版リサーチサイト「エニリサ」を立ち上げるなど、IT企業としての業務の幅を広げています。

特定非営利活動法人せんだい・みやぎNPOセンター
 仙台・宮城で活動しているNPO、そしてこれから誕生するNPOが、活動しやすい社会環境を整え、NPOと行政セクターや企業セクター、市民との出会いの機会を創り出すことを目的としたNPOを支援するNPOです。地域企業からのCSRに関する相談を受けたり、CSRに関する企画を数多く展開しています。

 発表者:
 特定非営利活動法人せんだい・みやぎNPOセンター 事務局長 紅邑晶子氏
 イートス株式会社 代表取締役 増子良一氏



NPOは地域企業の情報発信のお手伝いが出来る(紅邑氏)

 せんだい・みやぎNPOセンターでは、2000年に40社ほどの地域企業と一緒になって、お金や中古備品をNPOに仲介する「サポート資源提供システム」を作りました。

 多くの企業やNPOにシステムを利用していただく中で、「NPOも支援されるばかりでなく、企業に役立つことがあるのではないか?」と思い、昨年地元企業やNPOを対象にしたセミナーを開催し、CSRプラス大賞への企業推薦を行いました。

 「サポート資源提供システム」「CSR大賞への地域企業の推薦」を進める時に、複数の企業を訪問してインタビューを行いましたが、どの企業の方も「特別なことはしていないし、言うことでもない。」と思ってらっしゃるようでした。地域の企業の素晴らしい取り組みを、もっと知っていただくには、どうすればよいか。

 私たちのようなNPOが、専門性を生かし、もしくは市民の代表として声を上げていくことができると思いました。


企業の人材は地域の資源 地域社会との接点を持つこと(紅邑氏)

 地域の企業が持っているものは、サービスだけではありません。
 地域のCSRの取り組みを進めていくと、企業の人材も地域の資源です。従業員を地域社会に出していくことは、会社としての一つの役割だということに気づき始める企業もあります。昨年のCSRプラス大賞への推薦をきっかけに、イートス株式会社の増子良一社長が、せんだい・みやぎNPOセンターの理事としてご活躍いただいています。

 企業がCSRに取り組んでいく中で、従業員が地域社会にふれる機会を提供することは、地域社会に喜ばれるだけでなく、マーケティングをせずとも従業員が地域の情報を持ち帰ることができます。 企業の人材として、地域の人材として「地域社会との接点を持つ」という部分でも、私たちNPOがお手伝いをすることができます。

 実際に、このような点で当センターに相談をいただくようになり、「NPOは地域企業のCSRのお手伝いが出来るのだ」という確信を持ち、4月から「CSR推進相談所」をスタートさせました。



CSR大賞ノミネートは社員の自信・地域からの信頼につながった(増子氏)

 昨年のCSR大賞ノミネートから、イートス株式会社には嬉しいことがたくさん起こりました。  まず、地域の企業である当社が、大企業と同じように名を連ねたことで、社員が自信を持つようになり、イキイキと一丸となって仕事をこなしてくれています。

 当社では、地域活性化を目指した無料サイト「エニータウン」や携帯アンケート調査「エニリサ」などのサービスを提供していますが、大企業と同じ土俵で情報発信をしていただいたおかげで信用度が向上し、顧客数が激増しました。「エニリサ」の登録者数に至っては、600人だったものが、現在は7000人になっています。「エニータウン」の登録企業は400社を超え、エニエニ会員(登録会員)は2万人を超えています。

 「自社がよくなるためにはどうしたらいいか?」を考えると、CSRに行きつきました。大きな取り組みをしているわけではありませんが、地域社会につながりながら事業を行いたいと思います。


フロア:特定非営利活動法人 奈良NPOセンター 事務局長 仲川元庸氏
地域企業のCSRの情報発信で地域を盛り上げる

 奈良NPOセンターも、昨年、地元の企業やNPOを対象にしたセミナーを開催し、CSR大賞への地域企業の推薦行いました。地域企業は、独自の大がかりな取り組みはできませんが、「地域に何かしたい」と思っている企業が思ったより多くありました。地域企業と上場企業が一緒になってアイディアを共有したり、いい意味で競争できれば、地域のCSRも進んでいくと思っています。

 地域独自のネットワークでも情報を共有することができそうです。地域企業のCSR情報を発信していくことで、地域を盛り上げていきたいと思います。


← 基調講演・投票分析報告
← 【事例紹介】 サッポロホールディングス株式会社
← 【事例紹介】 日本電気株式会社

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「CANPAN第2回CSRプラス大賞」へのエントリーのご参考にしていただくために、これまでにお問い合わせをいただいている内容や第3回CSR勉強会での質問、コメントを取りまとめました。

 ■「CANPAN 第2回 CSRプラス大賞」について(FAQ)

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(終了)


Posted by 2008CSRプラス大賞 at 10:00 | セミナー・勉強会 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
第3回CSR勉強会・開催速報 [2008年05月12日(Mon)]

先日(2008/5/9(金))開催された
第3回CSR勉強会
「2007年度CSRプラス大賞ノミネート企業に聞く!
『市民に支持されるCSR』」

は、下記の2部構成のプログラムで進行し、大盛況のうちに幕を下ろしました。

【プログラム】

〜第1部〜  CSRプラス大賞ノミネート企業に聞く! 
        「市民に支持されるCSR」


13:30  開会あいさつ

13:35  基調講演
      「市民が選ぶCSR大賞の意義とは?」
      IIHOE[人と地球と組織のための国際研究所]
      代表 川北秀人氏

14:20  投票結果報告
      「2万人の投票から見る日本のCSRの現状」
      ダイバーシティ研究所
      代表 田村太郎氏

14:45  事例発表
      「サッポロが今、果たすべき社会的責任」
      サッポロホールディングス株式会社 
      CSR部長 端田晶氏

15:05  事例発表
      「NECのCSRとステークホルダー・コミュニケーションについて」
      日本電気株式会社 
      CSR推進本部 CSR推進室 担当 森本智子氏

15:25  事例発表  
      「NPOから見たCSRに取り組む地域企業の活躍」
      ・特定非営利活動法人 せんだい・みやぎNPOセンター 
       事務局長 紅邑晶子氏
      
      ・イートス株式会社 
       代表取締役 増子良一氏 

15:45  第1部閉会のあいさつ

〜第2部〜  アワードについての説明会

16:00  説明会
      「CANPAN CSRプラス大賞の進め方」
      日本財団 
      経営企画グループ CANPANチームリーダー 町井則雄

16:30  質疑応答

17:00  CANPAN CSRプラス登録個別相談会(自由参加)

【イベントの様子】

後日、本日の開催内容を正式にレポートいたしますが、
今回はイベント中の盛況ぶりを少しお見せいたします。

基調講演の模様です。


次に投票結果報告の模様です。


次に事例発表の模様です。


     (左から、サッポロホールディングス株式会社様、日本電気株式会社様、
      特定非営利活動法人せんだい・みやぎNPOセンター様、イートス株式会社様)

最後に説明会の模様です。



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Posted by 2008CSRプラス大賞 at 14:54 | セミナー・勉強会 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
第3回CSR勉強会 [2008年04月23日(Wed)]


2007年度CSRプラス大賞ノミネート企業に聞く!
「市民に支持されるCSR」

〜「CSRプラス大賞エントリー説明会」同時開催〜


今、企業のCSRの取り組みが、市民から注目を浴びています。2007年に実施した「CANPAN 第1回CSRプラス大賞」では、33社のノミネート企業に市民から2万票を超える投票をいただきました。

本勉強会では、基調講演、2007年度投票分析から、今後のCSR情報発信のあり方について考えます。事例発表では、「CANPAN 第1回CSRプラス大賞」ノミネート企業を招き、大賞受賞後の様子、CSR情報発信の姿勢、NPOの立場から見たノミネート後の取り組みの拡大事例をご紹介します。

また、2008年度「CANPAN 第2回CSRプラス大賞」のエントリー方法や、投票の仕組みをご紹介する説明会、企業登録相談会を実施します。

CSR情報発信について学びたい企業の方、「CANPAN 第2回CSRプラス大賞」をよく知りたい方、是非ご参加ください。


【日 時】
  2008年5月9日(金)13:30〜17:00 (13:00受付開始)

【場 所】
   日本財団ビル1F バウルーム (地図) (東京都港区赤坂1丁目2番2号)

   最寄駅…地下鉄銀座線「虎ノ門駅」、地下鉄銀座線・南北線「溜池山王駅」、
         地下鉄丸ノ内線・千代田線「国会議事堂前駅」

【対 象】
   企業のCSRご担当者、CSRプラス大賞にご関心をお持ちの方、CSRにご関心をお持ちの方

【定 員】
   先着50名

【参加費】
   1,000円(事前申し込みのCANPANユーザ、CSRプラスユーザは無料)
   ※参加費は当日受付にてお支払いください。

【プログラム】


第1 部 CSRプラス大賞ノミネート企業に聞く!「市民に支持されるCSR」

  13:35 「市民が選ぶCSR大賞の意義とは?」
       IIHOE[人と地球と組織のための国際研究所] 代表 川北秀人氏

  14:20 2007年度投票分析「2万人の投票から見る日本のCSRの現状」
       ダイバーシティ研究所 代表 田村太郎氏

  14:35 (休憩)

  14:45 企業事例発表
       (サッポロホールディングス株式会社、日本電気株式会社、
        イートス株式会社、せんだい・みやぎNPOセンター)

  15:50 終了・第2部のご案内

第2部 2008年度「CANPAN第2回CSRプラス大賞」について

  16:00 「CANPAN CSRプラス大賞」の進め方
       日本財団 経営企画グループ CANPANチームリーダー 町井則雄

  16:30 質疑応答

  17:00 CANPAN CSRプラス登録個別相談会(自由参加)


【主催】
   日本財団 CANPAN運営事務局

【共催】
   ダイバーシティ研究所

【協力】
   協同組合プランニングネットワーク東北
   特定非営利活動法人 せんだい・みやぎNPOセンター
   特定非営利活動法人 新潟NPO協会
   とちぎ協働デザインリーグ
   IIHOE[人と地球と組織のための国際研究所]
   横浜市立大学CSRセンターLLP
   特定非営利活動法人 地域の未来・志援センター
   特定非営利活動法人 奈良NPOセンター
   特定非営利活動法人 大阪NPOセンター
   特定非営利活動法人 神戸まちづくり研究所
   特定非営利活動法人 こうち企業支援センター


【お申し込み/お問い合わせ】
企業名、部署名、お名前、電話番号、FAX番号、参加人数、CANPANまたはCSRプラスユーザ登録しているかどうかを明記の上、e-mailでお申し込みいただくか、下記のチラシ(PDF)の申し込み欄にご記入の上、FAXにてお申し込みください。
      
   日本財団CANPAN運営事務局
     〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-15-16 海洋船舶ビル8階
     e-mail:contact@canpan.info
     TEL:03-6229-5551(9-17時まで 土日祝祭日を除く)
     FAX:03-3504-3909

チラシ
<1,760KB>