CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

«新潟CSRセミナー開催レポート | Main | 【栃木】地域CSRセミナー9月5日(金)開催»
宮城CSRセミナー開催レポート [2008年08月29日(Fri)]

地域(みやぎ)に根ざしたCSRが社会を変える!


【日 時】2008年8月28日(木) 13:30〜16:30

【主 催】特定非営利活動法人 せんだい・みやぎNPOセンター

【協 力】日本財団 公益コミュニティサイトCANPAN
      ダイバーシティ研究所
      サポート資源提供システム運営委員会


【後 援】宮城県、仙台市、仙台商工会議所、
    (財)東北産業活性化センター、(社)東北経済連合会、
    (社)東北ニュービジネス協議会、(社)宮城県情報サービス産業協会



【内容】

■テーマ「CSRの誤解!CSR≠社会貢献 信頼される企業のかたちとは」
    ダイバーシティ研究所代表 田村太郎氏


企業、行政、NPOと別々で地域を考えている場合ではありません。これまでの社会貢献活動は本業の利益の一部を還元する活動ですが、CSRは儲かっているかどうかは関係なく、本業そのもののプロセスを変えていく活動です。

東京本社の大企業と同じレベルの取り組みが、地方の中小企業にも求められます。小さい会社だからといってCSRに取り組まなくてよいという問題ではありません。

それではどのように取り組んだらよいのかというと、地域と一緒に取り組む必要があります。地域全体で社会責任に取り組めるかどうかが大きな分かれ目になっています。小さな企業で、マンパワーがなかったとしても、地域でネットワークがあって活動をしているところに参加することができます。

地域の多様な担い手とともに「面」でCSRに取り組むことが、自社だけでなく地域の「成功」につながります。そのことが信頼につながると思います。


■地域の企業の取り組み紹介

● 株式会社一ノ蔵(大崎市)

醸造発酵産業として4軒の蔵元が集まって新しくできた会社です。私たちの食生活の中でいつもある商品を取り扱っているのが醸造発酵製品です。これらは、農水産物です。

そのようなことから醸造発酵産業による農業の振興を経営理念にいれています。また、アルコールに関してはさまざまな法律が絡んでいる。それに対して取り組むこともCSRだと考えています。たとえば、未成年者飲酒禁止、やるべきことがいろいろあります。有機米仕込み純米酒には「お酒は20歳になってから。飲んだら乗らない大人のマナー。」と書いてあります。

地域と一緒にやっていかないと我々企業は地域に存在する意味がなくなると考えています。
五感を大切にし、五感を育てることを意識しています。

食品は手作りで行っているので、そのためには人づくりが大切だろうと考えています。人づくりのためにどのようなことをしたらよいかと考えています。この取組のひとつとしてお酒にあったお米や、冷害でも取れるお米などを地域の農家の方と協力して研究会を開き勉強をしています。

また、できるだけ環境保全米を使って作るようにしようなどとしている。有機米を作っていこうとする活動もこの酒造りを通して行っている。

売り上げに応じた金額を環境保全米ネットワークに寄付する仕組みにしています。NPOのお米作りに対する専門的な知識をお借りしながら良いコメ作りをしています。そして売上があったらNPOの発展のための資金にしていきます。

そのときには、せんだい・みやぎNPOセンターのアドバイスも受けながら行っている。一ノ蔵は人と自然と伝統を大切にし、醸造発酵の技術を活用して安全で豊かな生活を提案することにより社員、顧客、地域社会のより高い信頼を得ることを使命としています。


● 株式会社南光台金物(仙台市)
  

ハードウエアだけでなくソフトウエアにも力を入れていこうということで、情報発信としてホームページのリニューアルに力をいれてきた。
ムービーをいれてのホームページ作りを行った。その名も「なんかな?ムービー」(社名とかけています!?)

そこで、このムービーを使って何か社会貢献のためのことができないだろうかということでワンクリックムービーを行っています。

動画を通したワンクリックムービーを行うことになりました。
1クリックチャリティーは期間限定でみやぎNPO夢ファンドに寄付をしています。

この実施内容は、企業のPRも兼ねて、ムービーをみていただきそのクリックでチャリティへの参加となっています。
期間終了後集計し、その集計に応じて、規定額相当額を南光台金物が、1クリックチャリティーとしてみやぎNPO夢ファンドに寄付させていただいています。

みやぎNPO夢ファンドとは、宮城県の拠出金と企業・市民からの寄付金を原始とするファンド(基金)を、公益活動を展開するNPOに助成することによって、NPO活動を促進するものです。


■パネルディスカッション「地域発!身近なCSRとは?」

(田村氏:ダイバーシティ研究所)
従業員の人が楽しみながら誇りをもっていて、満足度が高いのが特徴。楽しく仕事しているのがにじみ出る感じがしました。従業員の満足度はCSRにとても大切なことだと思います。

(紅邑氏)
2社とも当たり前だと思っていることを常々されていらっしゃる企業だと思っています。せんだい・みやぎNPOセンターとかかわるようになって、なにが変わったか教えてください。

(柿野氏:株式会社 南光台金物)
常々社会に貢献しなければならないという思いがあったが何かできないかと常々考えていたのが形になってきたように思います。

(浅見氏:株式会社 一ノ蔵)
フェアトレードの商品を使うようになったのは、せんだい・みやぎNPOセンターに相談してからです。必要にせまられたときせんだい・みやぎNPOセンターにアドバイスをいただいたのがきっかけで、商品を使うようになりました。

(紅邑氏)
点から面になっていくのが大切という話が基調講演でありましたが、意識してというよりも自然に展開されているのが、2社のような気がします。CSRというと環境面というイメージがありますが、社会面、社員に対してどのような活動をしているのかというのが大切ですね。

(柿野氏)
お祭りには進んで社員がかかわっています。お祭りに進んで参加する人には、出張手当をだしたりもしています。

(田村氏)
仕事の現場を見てもらうことで評価されるようになっています。お子様や学生さんい来てもらうのは大変ですが、そのことが従業員のモチベーションにつながったりしています。

(浅見氏)
農業をできるように申請して、現在は農業をしています。農家さんができないことを実験としてしてみて、それがよかったら地域に展開するようなことができないかと積極的に様々な取り組みをしています。

(田村氏)
従業員の幸せや、地域のニーズに対応していくと、本業がかわっていくのではないかと思っています。地域を見据えていると地域のニーズに対応できるので、本業すらかえていくことになります。そのことが従業員の幸せにもつながっています。

日本の企業のみなさんはCSRという言葉がない前からCSRをしています。しかし、企業はそれでよくてもほかの人がわからない状態です。そのやっていることをどのように見せていくのかというのも大切になっています。


(会場から)
・製造業者
環境報告書からCSR報告書にかえました。内容はまだ試行錯誤で、他のCSR報告書を見ながら作りました。表紙の写真には、社員が撮影した物を採用しています。

・イートス株式会社増子社長(前年度ノミネート企業)
情報を開示することで、お客さんが支援してくれるようになり、企業の価値があがり、社員が自信をもつようになりました。またマスコミでもとりあげられるようになりました。

・印刷業者
1億人相印刷業者時代になり、業態変革をしていこうと考えています。子供の生きる力が弱まっていることを感じどのようにサポートしていくのか考えていく必要があると考えています。子供時代とは社会の仕組みが大きくかわっているので、考えさせる機会や体験をつくっていこうとおもっています。自社だけでやっていては、広がりがないので、地域に展開するために教育コーディネーターの育成なども行っています。企業のリソースを理科の実験教育につながる仕組みをしています。

■Q&A
Q.本業を切り口に現場を巻き込んでする方法を教えてください。

A.社員の方ひとりひとりが現場で使えるような言葉としてCSRを行っていく必要がある。地域とのつながりが濃くなれば全体的なCSRになるのではないかと思います。

A.企業側からすると引き出してもらわないとわからないことがたくさんあります。
引き出してもらって、「それならできる、それはやっている」などのことがあると思います。
金融機関と自治体が引き出す役割を担うとどうなのかと思います。

■CSRプラス大賞へのノミネート企業に決まりました。

株式会社一ノ蔵


■ CSR情報発信の提案
日本財団 経営企画グループ CANPANチーム 木田悟史

日本財団CANPANチームからは、リーダーの木田がCSR情報を公開することによって市民と企業を結ぶしかけをつくっているので、情報発信を積極的に行ってほしいという提案がありました。
トラックバック
ご利用前に必ずご利用規約(別ウィンドウで開きます)をお読みください。
CanpanBlogにトラックバックした時点で本規約を承諾したものとみなします。
この記事へのトラックバックURL
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
トラックバックの受付は終了しました

コメントする
コメント