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高知CSRセミナー開催レポート [2008年08月19日(火)] [2008年08月22日(Fri)]


企業のための社会活動セミナー2008




【日 時】 2008年8月19日(火)15:00〜17:30

【主 催】 特定非営利法人 こうち企業支援センター
       (旧名称 ソーホーベンチャー協会)
     
【協 力】 まっしぐら大勇会
       日本財団(公益コミュニティサイトCANPAN)
       ダイバーシティ研究所

【後 援】 高知県、高知市、高知商工会議所、高知県中小企業団体中央会



【内容】
■ CSRの基礎知識:
 「これからの企業経営とCSRについて」 
 田村太郎氏(ダイバーシティ研究所代表、甲南女子大非常勤講師)


・CSRが社会貢献活動と思っている人が多いです。これまでの企業の社会貢活動は本業の利益の一部を還元する活動ですが、「CSR(企業の社会責任)活動」は本業そのもののプロセスを変えていく活動であると思います。

・東京本社の大企業と同じレベルの取り組みが、地方の中小企業にも求められます。中小企業だから何もしないのではいけない時代になっています。

・地域の多様な担い手とともに「面」でCSRに取り組むことが、自社だけでなく地域の「成功」につながります。そして、これからはそうしていかなければならなくなると思います。

市民を巻き込んでSRをメジャーにし、「安さ」「便利さ」「儲け」を追及する市民(消費者・投資家)から、社会責任を意識する市民を増やす。


■我が社のCSR紹介:


株式会社 サニーマート
 

自分たちのこどもに食べさせたいという次世代の顧客の創造と、地域のお客様に愛されるということを目標に行っています。

たとえば、スポーツ分野では、親子水泳教室などを行っています。これは1974年から通算35回になり、2世代にわたって体験したことになります。
PTAや学校関係者と一緒に行っており、その地域の店長や新入社員が親子水泳教室の期間は実際にプールに入り水泳指導を行っています。

環境分野では、総菜部門などから発生した生ゴミを分別回収し、生ごみをたい肥化することをはじめています。

文化・イベント活動分野ではよさこい祭りに子供たちと一緒に踊り子隊として参加しています。またトムソーヤーアドベンチャースクールでは、四万十町の教育委員会と協力して、アウトドア事業も行っています。
子供たちのグループリーダーを新入社員がつとめるなど、新入社員研修を兼ねているのも特徴です。

これらの情報は社内のイントラネットで情報を共有しイベントがあれば情報をだすなどを積み重ね、リレーションをつんでいっております。


株式会社 相愛
 

社員、その家族、お客様との相思相愛の関係をとの思いから相愛という社名になっています。

たとえば、水を扱う企業として50周年の節目にできることはないか?ということで考えたのが50本の井戸を地域に寄贈することです。

なぜこれをしたかというと、地震等の災害時に最も困るのは水であると考え、手押しポンプ付きの井戸を避難場所に寄贈しました。

このことにより、次のような効果が見られました。マスコミにも取り上げてもらった、学校等とのつながりができた、社員の意識が向上したなどです。また今後どのような形でフォローしていくべきか、本業とどうつなげていくのかといった課題も見えてきました。

事業とCSRの両立に向けては、あくまで勝負は本業と考えていますが、CSRとともに継続するしくみが必要だと考えています。
今後は点から面にすることが課題です。


ニッポン高度紙工業 株式会社

 
工場見学の受け入れを積極的におこなっています。ここ10年で受け入れた一般見学者は、延べ3500名となりました。主な参加者は小・中・高・大学生です。

最近の理科離れがすすんでいるのをうけて、小学校での理科教育支援を行っています。たとえば、実験器具や教材などの支援、当社OBを派遣して行う実験教室など、子供たちに理科を好きになってもらうための活動に取り組んでいます。

他にも、少年サッカーの振興を図るため、安芸市教育委員会の協力のもと、安芸工場のサッカーグラウンドで少年サッカー大会を開催しています。

森林に対しては協働の事業として取り組んでいます。2003年8月には安芸市と森林保全協定を締結しました。水源涵養林として共同管理を開始し、以後当社従業員と安芸市森林組合、漁協関係者らによる間伐作業を行っています。

現在従業員、社員にこのような活動をどのように周知していくかを考えています。社員からは、地域の企業としてそこで働くことができてよかったと誇りのようなものがあります。


株式会社 フタガミ

トイレを磨いて、心を磨く活動を行っています。「気づき」「感謝」「感動」3つの心を育みます。これは、小・中・高校、公園、役場、警察署などさまざまな場所で開催。足かけ10年で134回行っています。

十市パークタウンの清掃を、毎月第2金曜日に開催しています。住宅部が中心の清掃活動ですが、当社社員だけでなく、大工さん、お取引先様、学校関係者などさまざまな型が参加しています。

感謝の気持ちからはじまったこの活動が、今は子供たちの挨拶が励みになっています。

これらのほかにもさまざまな活動を行っていますが、このことが人材育成にもつながっています。

「高知県民に褒められる企業(社員)を目指します」


ミタニ建設工業 株式会社
 

当社では、地域に携わる建設業として地域の人々のご支援とご理解を忘れてはならないと考えています。

四国八十八か所を巡るお遍路さんへのトイレ開放を行っています。
このことにより、トイレを清潔に保とうということで社員の意識も高くなっています。
また、地域の小学生を対象とした現場見学会の実施を行っています。
小学生からの質問があることで、社員にもモチベーションが高まります。また小学生が家に帰って楽しかったと話してくれることで、そこからお客様につながることがあります。

現在、情報公開を積極的に行っています。情報公開することのメリットは、みなさまから情報を見てもらえるようになること、何か所かにある現場間の意識がお互いに高められること、情報公開することで事業につながることがあります。


宮地電機 株式会社
 
社員の子育て支援に力を入れています。まずは育児休職支援手当を行っています。これは育児休職中の社員に、月額5万円の手当支給を行います。
乳児期育児休暇を設けています。育児休職中でない社員に12日間の有給休暇を付与しています。
育児期の時間短縮勤務を満3歳までだったところを小学校1年終了時までと引き揚げました。これは過去3年間で21名(従業員331名)の社員が取得しています。

このことで2007年7月23日には高知県次世代育成支援企業に認証されました。

事業においては、地球にやさしい明かりということで、LEDで安心・安全な街づくりを目指しています。地域の防災活動で実験などを行っています。

他には、高知の文化支援や、高知のスポーツ支援として南国高知FCの事務局を手伝うなど行っています。






■他社の取り組みを聞いて本日のセミナーの感想

・サニーマート

「やっておこう」というものは、積極的にやっておいた方がいいと思います。
「これは取組として違うな」というものの線引きは難しいと感じました。

・相愛

「持続可能な地域づくり」を大事にして、それを柱として取り組みを
拡げていきたいと思います。


・高度紙工業

B to Cの企業としてどう取り組んでいくのか考えています。
全員参加型で取り組んでいくCSRが理想的なので、まずは、従業員との対話を大事にしていきたいです。

・(株)フタガミ

県内に、高い志をもった企業がたくさんあることに気がつきました。
高知県民の風土を上げていきたいと思っています。
ただ、単独の会社では限界があるので、県内の志の高い企業と
連携して、県全体で意識を高めていきたいです。

・ミタニ建設工業

チェックシートにチェックすることで、自社の足りない部分が見えました。CSRに取り組むことで、自社に意識・関心の高い社員が増えています。社内で社員の方から展開してもらう形にしていきたいです。

・宮地電機(株)

高知県は、もともと社会的責任の高い人が多い地域だと思います。
社員一人一人が社会や地域のことを考えていけば、自然にCSRは進んでいくのではないかと思いました。


理事からのコメント
働く人が前面に出て、行動するという形になる、誰かから(社会から、お客さんから)褒められていく形になると、CSRへの取り組みは進んでいくと考えられます。

全国に、高知県の取組を発信していくための活動を支援したいと思います。


(田村氏コメント)

点から面への前に、点から線への取り組みから始めることが大切だと思います。
ex.防災の取組(関係のありそうな企業の横連携をはかる)
教育の取組(学校との連携等)
  環境の取組(食品残渣の堆肥への活用等を地域ぐるみで取り組んでいく)
高知で面展開し、今回のセミナーがそのきっかけになればいいと思います。


■CSRプラス大賞へのノミネート企業に決まりました。

宮地電機(株)


■CSR情報発信の提案
日本財団 経営企画グループ CANPANチーム 木田悟史


日本財団CANPANチームからは、リーダーの木田がCSR情報を公開することによって市民と企業を結ぶしかけをつくっているので、情報発信を積極的に行ってほしいという提案がありました。
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