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■ノミネート企業6 [2008年08月12日(Tue)]

大和信用金庫


大和川をベストワンに。川と暮らしを守るオンリーワンの信用金庫です。



当金庫では、平成16年12月にCSR検討委員会を設置し、『Next Generation 〜未来へ〜 次世代のために、私たちは歴史と環境を大切にします。』とのメインテーマを掲げ、様々な活動を行っている。全国ワーストワンの大和川の水質改善を願い取組んでいる「大和川定期預金」については、環境各賞を受賞するなど、各方面から評価を得ている。



本業を通じて地域の環境を守り続ける


大和川について

 その昔、大和川は古代中国との交易における重要な水路であり、万葉の昔から人々に親しまれ、昭和30年代までは清流に親しみ川遊びをする風景がよく見られた美しい川であったが、現在の大和川は、水質の悪さでワーストクラスを争うという汚れた河川となってしまっている。これは、大和川上流に山間部が少ないという地形的な特徴と、流域の年間降水量が全国平均に比べて少ないことの他、最大の要因は各家庭からの生活排水にある。

 戦後の高度経済成長における工場進出、私鉄沿線開発による住宅の急増を経て流域の人口が増加する一方で、流域の下水道の普及率が進んでいないことが大きな要因となってきた。原因の8割を占める生活排水を抑えれば水質は確実に改善することから、水質向上の鍵は流域住民が握っているといっても過言ではない。

 当金庫のCSR活動のテーマに掲げているとおり、古都奈良を事業地域とする当金庫はその社会的責任を果たすためにも地域の歴史と環境と次世代の子供たちを大切にしたいとの思いから、全国の一級河川の中でもワーストワンの汚名を着せられている大和川の水質改善を願い、水質汚濁の数値「BOD(生物化学的酸素要求量)」が前年比改善されていれば金利を上乗せするという「大和川定期預金」を企画し、推進している。

 同時に「大和川生活排水対策社会実験」にも参加し、各家庭における生活排水の軽減を呼び掛けるとともに、河川の清掃活動等にも汗を流している。
 大和川定期預金の推進に際しては、同商品の趣旨を説明した上で、各家庭での生活排水削減を呼び掛け、実際に行動を起こしていただくように依頼した。



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「大和川定期預金」の反響について

これら大和川の水質改善に向けた当金庫の取組みが評価され、平成19年2月には「第16回地球環境大賞《フジサンケイビジネスアイ賞》」を受賞し、同年3月には第5回「日本環境経営大賞《環境プロジェクト賞》」を、同年6月には「平成18年度関西エコオフィス奨励賞」を、同年12月には第5回「企業フィランソロピー大賞《地域環境賞》」を、そして平成20年3月には今回の第10回「日本水大賞《奨励賞》」をそれぞれ受賞した。

 さらに平成20年5月には、信用金庫業界における顕彰である「信用金庫社会貢献賞《特別賞》」の受賞、同じく6月には「平成20年度奈良県環境保全功労賞」も受賞した。

 これらの評価については、@地域金融機関として金融と環境を結びつけたこと A河川の水質数値と預金の金利をリンクさせたユニークさと分かりやすさ B生活排水抑制の呼び掛けや河川の清掃活動、「大和川基金」の組成等の地域と一体となった活動の実践にあるのではないかと分析しており、地域金融機関ならではの取組ではないかと考えている。


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その他の取組み

 各種フォーラムや「環境フェア」での展示ブース設置による紹介、各種セミナーでの活動紹介、「大和川市民ネットワーク」の設立にも関わった他、第2回の大和川定期預金では、お預け頂いた預金総額の0.01%に相当する金額及び金庫役職員からの自由意志による出捐により「大和川基金」を創設した。

 この基金については、奈良NPOセンターと連携し、大和川の水環境改善に向けた様々な取組みに対して資金の拠出を行うこととしている。具体的な基金による活動としては、昨年「大和川源流体験ツアー」を実施し、特に子どもたちに大和川の源流を実感してもらい、環境意識を芽生えさせるという意味のあるイベントを実現することができた。今後も、基金の活用により子どもたちとのふれあいイベント、河川浄化への啓発活動等を考えている。 



 その他、当金庫のCSR活動としては、少子化対策・子育て支援のための子育て応援商品(18歳未満の子どもが3人以上いる世帯の個人を対象に0.3%の金利上乗せを行う定期預積金および1%優遇のローン商品)の発売や、清掃活動・各種セミナーの開催・クールビズ・ウォームビズ運動・ハイブリッドカー等の環境にやさしい低公害車への金利優遇ローンの取扱い・AEDの全店設置・認知症サポーター養成講座の受講・介護ケアーセミナーへの協賛・「こども110番」活動・小学生への金融教育・献血運動・マラソン大会への協賛等、様々な取組みを行っている。


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ホタルの舞う川づくりを目指して

 川は人を映し出す鏡のような存在であり、川を活かすのは住民の意識次第である。
地域住民が意識を変え、何とか大和川の水質良化のために一人でも多くの方が行動を起こせば、近い将来、奇跡が起こるかもしれないと信じている。実際に、ここ数年来では清流にしか生息しないと言われているアユの遡上も確認されたり、孵化間近のアユの卵や仔アユの流下も確認されている。

 大和川のさらなる水質改善を願い、当金庫は、今後も引き続き様々な取組みを進めていく所存である。



特定非営利活動法人 奈良NPOセンターからのコメント

 CSR活動は、社会の動きや生活者がもつ問題意識に敏感かどうかが重要なポイントだと考える。大和信用金庫は、古来より人々の命を育んできた「大和川」が今、危機的状況にあり、それを壊すのも、蘇らせるのも、住民の心と行動にあるという強い信念に基づき、地域の金融機関としての特性を発揮した様々な取り組みを進めている。地元の人々を巻き込み、全職員が自発的に行う息の長いCSR活動としてここに推薦した。




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