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■ノミネート企業9 [2008年08月12日(Tue)]

一正蒲鉾株式会社

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子育てサポートの取り組みを国から認定され、お客様に選ばれる企業に


経営理念は、「安全・安心を基本として、ユーザーに信頼され、愛され、感動される商品・サービスを提供することで、社会になくてはならない企業として貢献します」。早くから仕事と子育ての両立を掲げ、平成2年から企業内保育園を設立。長期休暇制度の導入や育児休業取得への積極的な取り組みなどが認められ、平成19年には新潟労働基準局長より県内初となる「次世代育成支援対策に取り組む企業」として認定された。



食品メーカーとして女性の味方となる企業へ


女性の味方にならざるを得ない環境

 一正蒲鉾株式会社は、新潟を中心に全国6工場9支店で水産練製品の製造販売を行っている。食品業界は女性が多い職場であり、同社も工場を含めると従業員の70%が女性である。

 平成2年に、「いちまさ保育園ちびっこランド」を開設するきっかけとなったのは、バブル景気による人材難だった。同社の通勤圏には団地や住宅が多く、人がたくさん住んでいる地域なのに、人材不足。新卒で入社した女性たちが、結婚・出産をきっかけに退職する。
 人事担当者が、話を聞くと「子供が小さくて働けない」ということがわかった。働きやすい魅力ある職場、働き続けられる職場環境を考え「女性の力を活かせない会社は生き残れない」との意識のもと、設立されたのが企業内保育園であった。保育料は無料、1歳児から親の就業時間にあわせて受け入れている。



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社員が安心して働ける環境づくりも大切な企業活動

 「次世代育成支援対策に取り組む企業」として県内で初めて新潟労働基準局長から認定企業になった同社。そのためには、行動計画を策定・申請し、期限内に目標を達成しなければならない。

 同社では、6つの目標を掲げたが、このうち最も苦労したのが「長期休暇制度」であった。また、女性の育児休業取得率は既に100%であったため、出産を経ても働き続けられる環境が、リーダーを育てる大きな存在となっていた。
 認定第一号を同社が取得できたのには、もうひとつ理由があった。実は、行動計画は、5年間で達成すればよかったのだが、同社管理部総務課の長谷川課長が2年以内と誤解し、スピードを速めて実行していたからだ。

 結果として、「認定第一号」というブランドが付き、様々なところから講演会や事例発表などに招かれるようになった。県内の女性の異業種交流を行うNPO法人ワーキングウィメンズアソシエーションが発行するフリーペーパーでも「働く女性を応援する優良企業」として紹介されたこともある。長谷川さんは、「こうしたことを広報費に換算するとおそらく何億。どんなCMよりも効果がある。会社名だけでなく、商品や会社概要を知っていただくことができ、思わぬ効果があった。」と語っている。


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地域が企業の取り組みについて関心を持ってくれる

 同社の取り組みを知って、会社説明会では出席者から保育園などのことについて質問が出るという。

「ただ業績がいいからという時代ではなくなった。地域に愛される、関心を持ってもらえる、企業価値を高めるためにはCSRへの取り組みが重要になっている」と語る長谷川さん。

 安全・安心・健康という食品メーカーの使命を果たすため、同社では今後、保育園に頼らない施策の充実を検討している。



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CSRが企業価値を高める時代

 同社の工場や支店の清掃を業者にお願いしていたが、障害をもつ人を同社で雇用し清掃作業を行うことで、障害者雇用促進法の法定雇用率が達成できるように取り組んでいるところである。様々な人が働く中で「責任感」や「思いやり」なども芽生え、県内で発生した度重なる災害の支援として社内で募金を集めるなど幅広いCSR活動に取り組み始めている。





特定非営利活動法人 新潟NPO協会からのコメント

 一正蒲鉾(株)の取り組みは、日本の企業で弱いといわれている労働環境の整備に力を入れている点である。特に企業内保育園から始まった育児休業取得率向上やノー残業デーの取り組みは、従業員に対してやさしい企業、という印象を持った。今後は、障害者雇用やさらなるNPOとの連携に期待したい。


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