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貢献人たち 〜Tシャツメーカー・久米繊維工業〜 [2009年04月09日(Thu)]
「社会も会社も元気に」 本業とリンク、和綿も手がけ

 「和綿でTシャツを作るプロジェクトで、環境の大切さを再認識しました」。Tシャツメーカーの老舗、久米繊維工業(墨田区)の久米信行社長(45)はそう振り返る。

 日本独特の綿花である和綿。環境問題に取り組むNPO法人「エコロジーオンライン」(上岡裕代表)とともに、02年からわずか40粒の種を増やして無農薬で栽培し、07年に90着のTシャツを作った。

足かけ6年のプロジェクトだった。久米社長は「本業が苦しい時、『この仕事が社会に貢献している』と考えないと、社員は心が折れそうになる。それを支えたのが環境への取り組みだった」と言う。

 「Tシャツのスペシャリストである前に、良き地球市民の一員として、子孫に胸を張って誇れる企業を目指します」。同社がCSR(企業の社会的責任)の一環として定めた環境方針はこのプロジェクトの最中の05年に作られた。

会社が変化を求められた時期と、CSRを意識した時期が合致した」(久米社長)

 メリヤスの町工場として、1935年創業の同社。近年、国内の繊維会社は安価な海外製品にシェアを奪われた。

同社も売り上げが急減し、工場の一つが閉鎖に追い込まれた。また、輸入に頼る原料の綿花は大量の農薬が使われ、環境に負荷をかけることも気になっていたという。

「同業者も取引先も減った。今後も企業活動を続けるには、環境をキーワードにした事業展開が不可欠だと思った」と久米社長は話す。

 同社は02年に「ISO14001」の認証を得て、環境対策への対応を始めた。06年には使用電力を自然エネルギー発電に変え、千葉工場は太陽光発電を、埼玉工場は風力発電を導入した。

また農薬を使わないオーガニックコットン使用商品の販売に力を入れるなど、本業とリンクした取り組みも進めた。

 これが業績アップにも貢献。「環境問題に取り組む企業」として注目され、大手電機メーカーのキャンペーンの景品に、同社のオーガニックTシャツが採用された。久米社長は「CSRは社会も会社も元気にしてくれると実感している」と力を込めて話した。

 ◇  ◇  ◇

 企業に、利益追求だけでなく社会への貢献を求める概念であるCSR。この考え方は急速に普及し、環境問題などに継続して取り組んでいる企業も多い。その実例を紹介する。【佐藤岳幸】

<2008年6月4日 毎日新聞東京都内版掲載>


■写真説明 久米繊維工業などが製品化に取り組んだ日本原産の「和綿」の綿花を、昔ながらの綿繰り機でつむぐ人たち。和綿復活には多くのボランティアも参加した=同社提供

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