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貢献人たち 〜「e-glass」を国内で唯一製作・松徳硝子〜 [2009年06月11日(Thu)]
■ 都廃棄蛍光管がグラスに−−環境意識高まり、時流に乗る ■

 しっくりと手になじむグラスが、初夏の日差しを受けて淡い緑色に輝く。廃棄された蛍光管が「e−glass」として生まれ変わり、新たな光を放っている。06年から国内で唯一製作している「松徳(しょうとく)硝子」(墨田区)の村松邦男社長(56)は「日本製に回帰する流れと、社会貢献できる商品を提供したいという思いが重なった」と話す。

 国内で年間4億本が廃棄される蛍光管。水銀を含むため、その多くは埋め立て処分される。水銀を取り除く処理を確立した「サワヤ」(金沢市)から取引の話があったのは04年のことだ。

 常にガラスを高温に保つ必要がある松徳硝子では、年間800トンもの二酸化炭素を排出する。「環境に負荷を掛けざるを得ない会社として、何かしなければと思っていた。本業を生かしたCSR(企業の社会的責任)として考えた」と村松さんは述懐する。

 04年当時は、安価な外国製品の台頭と主要な取引先を失ったことで厳しい経営状況だった。年配の職人に辞めてもらうなど事業の縮小を余儀なくされていたが、復活のきざしは感じていた。職人の手作りの商品が海外で評価され、米国などに取引が広がっていた。村松さんは「環境問題への関心が高まっていた。これはチャンスだとも思った」という。

 「廃棄物から作った製品なんか売れるはずない」という社内外の反対の声を押し切って商品化。日用品の再生ガラス製品として初めて「エコマーク」を取得するなど時流に乗った。「e−glass」の売り上げは全体の5%程度だが、07年度の2倍以上のペースで伸びている。最近は国内外の有名店で販売され、環境に配慮した日本製商品として北海道洞爺湖サミットに訪れる要人に配布されるパンフレットにも掲載予定だ。

 クリスタルガラスに含まれていた鉛の使用をやめるなど、さらに環境対策を進める同社。村松社長は「製造に掛かる二酸化炭素の排出権を買う『カーボンニュートラル』の導入を検討するなど、さらに対策を進めたい」と意欲を示す。

【佐藤岳幸】

<2008年7月2日 毎日新聞東京都内版掲載>


■写真説明 08年、パリで開かれた展示会に出品された「e−glass」。海外での評価も高い=同社提供

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