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授賞式 記念シンポジウム(5) [2007年12月05日(Wed)]

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<九州電力>より読んで意見をいただける報告書にしたい

<IIHOE>より具体的には、どういう人にもっともよく読んでもらいたいですか?

(川北)意地悪に聞いてみたのは、たとえばアレフのように、子どもを巻き込めば大人も入ってくるかも?というような構図が明確にできる企業の場合は、取り組みが伝わりやすい。

つまり、子どもたちを店舗に連れてくることより、「天ぷら油を持って来て」と呼びかけることで、結果的に大人の関心を持って、それがブランドにつながり、来店の動機につながっていくだろうというシナリオが描きやすい。

ところが、とにかくいろいろな人にというと、いろいろな人に情報を出さなければいけない分だけ苦労されると思ったのです。モニター制度も含めて、多様な人たちにベーシックに分かってほしい情報と、専門性の高い情報と、階層的に情報を出していらっしゃるんでしょうか?

<九州電力>ターゲットごとにコミュニケーションをしています

(橋口)ダイジェストが全てのステークホルダー向けで、専門家向けは、その倍ぐらいのページ数です。加えて、環境面では、CO2を大量に排出している企業として、環境アクションレポートを別冊で出しています。

(川北)では、紅邑さん(せ・みNPOセンター)。どのようにすると、市民との接点が良い方向につながるのか?について、ヒントをいくつかいただけますか。



<せ・みNPOセンター>企業には、情報を公開することによって、企業活動を持続させる可能性につながることを分かりやすく伝えること

(紅邑)大手企業と、地元に根差した企業では、見えてくるステークホルダーがずいぶん違うんだなあと思いました。今回、企業への48項目のヒアリングでは、「開示しているか」の視点で、お話をしました。なのに、やっていないことが重くのしかかる。一方で、大手企業はやって当然で報告書を作ったりしている。組み立て方が全く違っています。

ひとつは、情報公開によって、企業的に、それが企業活動を持続させる可能性につながることを分かりやすく伝えていくことだと思います。昔、ベン・アンド・ジェリー(アメリカのアイスクリーム会社)の絵本のような会計報告書を見せてもらったことがある。買ってくれているお客様たちに、私たちの会社は、こんな風に儲けてこのように利益を使っている、ということを誰にでもわかりやすく伝えることで、同業者との違いを明らかにしながら、自社の取組みに共感してもらい、アイスクリームを買いたいと思ってほしいということ。CSRもそれに近いものがあるような気がします。

(川北)企業のノミネートに関わった田村さん、岸田さん、新しい切り口として、他に何かありますか?



写真左:ダイバーシティ研究所 田村太郎氏

<ダイバーシティ研究所>「井戸」としてのNPOとCANPAN

(田村)サッポロHDの井戸端会議の話が出ましたが、まさか社宅に井戸があるわけではないと思いますが(笑)、ないものは作るしかないですね。その際に、NPOは一つのキーになります。それから、CANPANという「井戸」があります。CANPANは、ユーザーの半数が投票しているのでうまく使っていただければ。

サプライチェーンを活かすといった視点を

外国人労働者の問題に関わっていますが、岐阜県美濃加茂市の住民の12%、群馬県大泉町は16%が外国人です。美濃加茂でソニーと言えば、ブラジル人で、サプライチェーンの工場で働いています。現実的には、CSRの話と、美濃加茂市の外国人の話がつながっていません。環境以外のサプライチェーンでの取り組みがもう少し見えてくると、地域にとってわかりやすく、立体的に見えてくる関係ができるのでは?と思いました。



写真左:パートナーシップ・サポートセンター 岸田眞代氏

<パートナーシップ・サポートセンター>身近な社会的課題にどう取り組んでいくか?

(岸田)先日、ボディショップの話を聞く機会があったのですが、「家庭内暴力根絶キャンペーンと銘打って」DV(ドメステック・バイオレンス)に真正面から取り組んでいました。日本企業は、CSRに真面目に取り組んでいると思いますが、まだまだそうした課題に取り組むまでは至っていないのが現実ではないでしょうか。私たちの身近にはさまざまな社会的課題があります。

例えばソニーが気候変動の問題に取り組んでいるように、先に先進企業は、そうした大きな課題にも目をそらさず取り組んでいっていただきたいですし、また、地域の企業は、自分の会社の身近にある課題にしっかり目を向けて、NPOや地域と一緒に進めていただくと、日本の社会全体がもっともっと住みやすくなるのではないかと思います。


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