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11月9日、授賞式が開催されました!(前編) [2007年11月14日(Wed)]

「CANPAN第1回CSRプラス大賞」授賞式が開催されました!

11月9日(金)午後2時より、日本財団ビルにおいて「CANPAN第1回CSRプラス大賞」授賞式が開催されました。

授賞式は、受賞企業をはじめ、企業のCSR担当者、NPOの担当者など、100名以上にご参加いただき盛大に行われました。当日の模様を報告いたします。



「CSRプラス大賞」とは?
市民が直接、企業のCSRの取り組みを応援する目的で設置された日本で初めての賞です。企業のノミネート方法は、CANPAN CSRプラス企業データベースで情報公開度の高い企業15社と、地域のNPO支援センターからの推薦企業18社の2種類あり、計33社がノミネートされました。
投票は、9月14日から30日に行われ、合計20,174件の投票がありました。
*投票結果の詳細は、こちらをご覧ください。


授賞式 概要

開催の挨拶: 

日本財団理事長 尾形武寿より、財団が情報公開に取り組む意義、公益コミュニティサイトCANPANを立ち上げた経緯、及び 日本財団が企業のCSRを応援する社会的背景等について、説明いたしました。




CANPAN CSRプラスと大賞について
〜投票者2万人のアンケートに見る市民のCSR意識とは?〜


引き続き、町井則雄(日本財団 経営企画グループ CANPANチームリーダー)より、CANPAN CSRプラスが目指すもの、CSRプラス大賞の説明、投票者2万人に行ったアンケート「市民のCSR意識とは?」の結果分析の報告をいたしました。




「市民のCSR意識 アンケート」 3つのポイント
第1回CSRプラス大賞では、当初の予想を大幅に超える20,174人の市民が投票をおこないました。同時に行った市民のCSR意識に関するアンケートでは、以下の3つの点が明らかになりました。
  1. 市民は「CSR」という言葉を知らない
    市民が注目しているのは、「企業が社会に果たしている役割」であり、「CSR」という言葉ではない。

  2. 市民の応援は、日本社会にCSRを浸透させるエネルギーになる。
    市民が直接CSRを応援することの意義
    日本社会にCSRを浸透させるために不可欠な接点。
    不祥事を起こした企業を責めるだめでは不祥事は増え続ける。

  3. 「地方」と「中小企業」=CSRを支えるキーワード東証一部上場企業と中小企業を同じ枠組みで表彰する意味
    CSRは、地方・中小企業への関心を高め、地域を元気にする

CANPAN CSRプラスの今後
  • ステークホルダー同士のマッチング
    (市民活動・消費者・学生・主婦(夫)など)

  • 企業の社会貢献を共有できる仕組みの提供
    (なかなか見えにくい市民活動と企業の社会貢献活動とのマッチング)

  • CSRに関する最前線の情報等の充実
といった事業を行っていきたいと考えています。
また、CANPANでは、10月1日から団体情報をリニューアルしています。ぜひご利用いただきたいと思います。


講評 

表彰に先立って、CSRプラス大賞の企業エントリーをサポートしたNPO代表からの講評がありました。

岸田 眞代氏(パートナーシップ・サポートセンター 代表理事)

2006年度のCSR情報開示度調査で、開示度が高かった東証一部上場企業の上位15社へのヒアリング2ヶ月間かけて、調査員と共に行いました。

どの企業も素晴らしい取り組みで、大差がなかったように思います。今年度は、初年度だったこともあり、CSRの中身まで踏み込むことはせずに、情報開示がどうなっているのか?というところに絞って調査をいたしました。取り組みは実施されているものの、CSRレポートで情報開示はしていない場合は、加点はされておりませんのでこの点はご留意ください。

CSRというのは、企業と社会の相互作用だと思っています。我々も、皆さんとともに進めて参りたいと思います。
*調査員の感想・コメントは、各企業の取り組み紹介のページに掲載していますので、ご覧ください。



田村 太郎氏(ダイバーシティ研究所代表)

受賞企業の皆様、おめでとうございます。
私共は、全国6カ所の中間支援センターからノミネートされた地域枠(18社)での選考や、地域でのCSRセミナーの開催をお手伝いさせていただきました。

いずれの地域でも、CSRは初めて聞く、あるいは、そろそろやらなければいけないとは思っていのだが・・・という状況を見聞きして、大手企業と中小企業との進捗状況のギャップが広がっているとの実感を持ちました。

一方、中小企業は、小回りがきく分、ユニークな取り組みも見られました。事業内容は、どれも甲乙つけがたいのですが、お客様や地域を巻き込み、コミュニケーションを重視している企業が評価されたように思います。

これから、地方・中小企業のCSRの取り組みは、更に注目されていく段階に入ってきます。後に続く企業の参考になるような取り組みの展開を期待いたします。



表彰  

日本財団 経営企画グループ長 寺内昇より、賞状及び副賞のエコロギフト(株式会社レインボージャパン)(グランプリはトロフィー)の授与が行われました。





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