CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

«奈良中央信用金庫:候補企業 | Main | ソニー株式会社:候補企業»
株式会社富士メガネ:候補企業 [2007年09月14日(Fri)]

株式会社富士メガネ

富士メガネでは、‘見える喜びをより多くの人に’という思いのもと、「人々の健全な視機能向上と見る喜びに奉仕」「豊かな文化の創造繁栄に貢献」することをビジョンに掲げており、眼鏡、補聴器等の販売、サービスの提供と事業活動を通じて、社会のさらなる発展に貢献することを目指しています。
世界一のめがね屋さんのCSR
富士メガネの難民支援のきっかけ

富士メガネでは、CSRという言葉が一般的ではなかった時代から ‘メガネと視力ケア’の仕事の延長として、盲導犬育成資金への寄付や、視科学の専門職者としての立場から盲学校へ視覚障害に対する知識や対応について解説、さらに老人保健施設などでメガネのクリーニングと調整を行うなど、積極的に社会貢献活動に取り組んできた。

現在、富士メガネが行っている様々な活動のうち、もっとも長く継続し、良く知られているのは難民支援活動である。そのきっかけとなったのは、同社の会長である金井昭雄氏がアメリカに留学した際の体験である。金井氏は66〜73年にかけての留学中、アリゾナのネイティブ・アメリカン保護地区などを訪問し、視力補正のためのスクリーニング(検査)と眼鏡の寄贈活動に参加する機会に恵まれた。その時の感動的な体験で、専門分野を通じた人道支援活動に対する関心が高まり、機会があれば取り組みたいという思いを強めていったという。

1975年のベトナム戦争終結に前後し、インドシナ三国(ラオス、カンボジア、ベトナム)では新しい政治体制が発足、カンボジアのポル・ポト政権下で虐殺を逃れる人びとや新体制の下で迫害を受けた人びとが難民となってタイに逃れていた。タイに保護されていたインドシナ難民は、アメリカやカナダなど第三国への定住の機会を得て、定住先で自立するための語学研修やオリエンテーションなど様々な教育や、職業訓練をキャンプ内で受けていたが、当時のキャンプには40歳以上の難民が多く、その中には老眼がはじまっているにもかかわらずメガネがなく、見ることに不自由を強いられている人々があふれていた。


避難途中で破損したり、メガネをかけているだけで知識階層や富裕層とみられてしまい、危険であるとの理由からメガネを捨てたりしたためである。このような状況のなか、1980年代初頭にキャンプの担当者から難民の教育効果をあげるためにも日本からメガネを寄贈してほしいという要望があった。こうして「日本から使用済みのメガネを手入れして送る」という支援を行った。

===================================================================
視援隊

しかし、会社の創業45周年を機に、支援物資としてメガネを送るだけではなく、現地を直接訪問して視力検査や適切なメガネの選定を行うことに。そのため、海外支援活動に関心のある社員を募り、適切なメガネの入手が困難なアジア諸国の難民救済のため、『海外難民視力支援ミッション』(視援隊)を組織したのである。

富士メガネは「視援隊」としてこれまでにタイ、ネパール、アルメニア、アゼルバイジャンなどを訪れており、1983年から2007年8月までにUNHCRを通じて寄贈した新しいメガネは112,326組にのぼる。また1987年から毎年中国残留孤日本人孤児へもメガネを寄贈するなど、その活動は世界中の人々に見えることの喜びを伝えている。

また、このような活動に参加した社員は、物がはっきりと見えるようになった難民が喜ぶ姿を目の当たりにすることで、自分たちの仕事がいかに人のために役立つものであるかを実感し、使命感を再認識、大いに成長して、本業でも力を発揮することができるのだという。

===================================================================
グローバルコンパクト

富士メガネは、国連の提唱する「人権」「労働」「環境」「腐敗防止」について、世界的に確立された10原則を支持し、実践していく国連グローバルコンパクトに参加している。 このように富士メガネは「我々は人々の健全な視機能向上と見る喜びに奉仕して、豊かな文化の創造繁栄に貢献する」という社是のもとで本業を通して企業市民としての責任を日常業務の中に徹底している。 今年7月にはスイス・ジュネーブで開催された第二回グローバルコンパクト・リーダーズサミットにグローバルコンパクトに参加する日本企業の中から推薦を受け、出席した 。

===================================================================
活動を通して

視力ケアのプロとしての活動に対し、2006年、金井氏はUNHCRより難民支援活動に多大な貢献をした個人または団体に贈られる「ナンセン難民賞」を日本人として初めて受賞している。また、難民支援活動は、1992年に日本国外務大臣表彰、2000年には財団法人ソロプチミスト日本財団より「社会ボランティア賞」、2004年には朝日新聞社より「第1回朝日企業市民賞」を受賞しており、国連難民高等弁務官の緒方貞子氏、UNHCR日本・韓国地域事務所代表、河野外務大臣、国連難民高等弁務官ルード・ルベルス氏などさまざまな人物が富士メガネの難民支援活動に対して感謝状や盾を贈っている。

北海道サポートセンターからのコメント
「見ることの専門技術者としてできる事を行う」といった、専門力を活かした企業活動は企業の社会的責任と企業活動が統合した姿を実現しているだろう。企業が一体となって取り組んでいる活動は海外だけではなく、国内での盲学校への支援や、その地域の商店街などとの連携も有名である。難民支援に始まり、さまざまに活動の幅を広げつづけている同社は、支援を必要としている側だけではなく、その活動に関わる、全ての人々に喜びを与えているように思う。
トラックバック
ご利用前に必ずご利用規約(別ウィンドウで開きます)をお読みください。
CanpanBlogにトラックバックした時点で本規約を承諾したものとみなします。
この記事へのトラックバックURL
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
トラックバックの受付は終了しました

コメントする
コメント