こんにちは。
評価事業コーディネーターの千葉です。
2017年7月に行ったカナダでの現地視察レポートの後編です。
前編はこちらをご覧ください。
https://blog.canpan.info/csonj/archive/16
2)GAFF
GAは、複数の「食」をテーマに活動する財団により結成されたアライアンス()です。4年前に結成されて、現在は約25の財団が加盟しているそうです。
パットン氏が評価アドバイザーとして関わっていたことから紹介いただき、GAFFの評価者である事務局長のRuth氏と、DE外部評価者のPablo氏にインタビューをさせてもらいました。
DEを取り入れた背景は、食のシステムという分野の複雑性、異なる関心分野・人柄が新たに集まったネットワークという複雑性等から、評価手法はDEが最適と判断したとのことでした。
●ストラテジーをもとに、「12ヶ月の優先取り組み課題」を策定
●行動指針としてのプリンシプルがあり
●行動記録としてのロードマップをつけている
ということです。
詳細は省きますが、複雑な状況にある組織運営の方法として、とても興味深かったです。
3)J.W.McConnell Foundation(マッコーネル財団)
トロントから、早朝の便でモントリオールに飛び、マッコーネル財団に訪問しました。この財団は、DEのイロハをガイドブックにまとめ、発行しています。
対応いただいたBeth氏とJohn氏に、DEの価値について熱く語ってもらい、お土産にガイドブックをもらいました。
このガイドブックは、WEBでも見ることができます。
A Developmental Evaluation Primer(The J.W. McConnell Family Foundation)
A Practitioner’s Guide to Developmental Evaluation(The J.W. McConnell Family Foundation)
http://vibrantcanada.ca/files/development_evaluation_201_en.pdf
4)オタワ大学
オタワ大学のBrad教授とは、今田がAMAの大会の分科会で彼のクラスを受講したことがきっかけで知り合ったそうです。
モントリオールから電車でオタワに移動しました。大草原の中を電車で走って気持ちよかったです。Brad教授には駅まで車で迎えにきていただき、オタワ大学で彼の研究室の研究者たちと、DEからソーシャル・イノベーションまで、幅広く意見交換しました。
帰りには、ドライブ、食事と、とても歓待いただきました。
▲Brad教授に川辺のレストラン美味しい食事をご馳走いただきました▲
以上、簡単ですが、カナダ現地視察の報告でした。
ここでの学びを、日本の研修に活かしていきます。
PS:カナダはなかなか物価が高く、普通にランチを食べると1,500円くらいになってしまいました。日本は暮らしやすいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。