
一汁一
一汁一菜でよいという提案を読んで[2022年05月23日(Mon)]
『一汁一菜でよいという提案』を読みました。
人気料理家、土井善晴さんの著書です。
土井さんは家庭料理はご飯と具だくさんの味噌汁とお漬物があればよいと提案しています。
膳の中できれいに整った食事は身体も心も整う。
そして、脳で感じる「美味しい」よりも身体でほっとする、わざわざ美味しいと言うこともないご飯、味噌汁、漬物でよいと。
作る人が食べる人のことを考えている。
料理することは、すでに愛している。
食べる人はすでに愛されていると。
土井さんは本の最後に『すべての経験の土台を作ってくれた母父に。』と綴っています。
私たちが誰かを思って作る料理、そうやって私たちも親から家庭料理を食べさせてもらい無償の愛情で育ててもらったことに気づかされた本でした。
よかったらぜひ読んでみてください。