
(報告)11/5市民活動入門講座「ゆるやか地域デビュー」第2回開催報告[2011年11月06日(Sun)]

第2回は、NPO法人地域交流センターの協力で、Eボートを使って中央区の川をクルージングし、新しい街の魅力を発見しよう!という内容で開催しました。

目の前の亀島川の「川の駅」にEボートが浮かんでいます。
Eボートは全長約5メートル、重さは60キロあるそうです。
参加者全員ライフジャケットを装着して、安全についてレクチャー。
次に水を漕ぐためのパドルの練習でし、いよいよ出航です。
船着き場では少しふらついていた船体も、水の上に進むと安定します。
全力で漕がなくてもEボートはスイスイと進みます。
見慣れたはずの街も川から見ると様子が変わります。特に水辺の様子や、橋の下など普段とても見ることのできない景色は、まさに第1回の講座で学んだ「視点の移動」になったのではないでしょうか。
南高橋→亀島橋→霊岸橋と順番にくぐって、日本橋水門を通ると日本橋川に合流します。
この日は、なんとか天気が持ってくれたのですが、実は多少の雨でもクルーズは行われるとのこと。なぜなら日本橋川は上を首都高速が塞いでいて、ここまでくれば濡れないからだそうです。

常盤橋付近には江戸城が建てられた際に、各地の大名から献上された石垣がそのまま残っています。地上からはもちろん、普通の船でも近づくことのできない場所もEボートなら石垣に触ることも可能です。
休憩しながら地域交流センターの活動について教えてもらいました。
これから活動を始める方にとって参考になったのではないでしょうか。

NPO法人 地域交流センター公式サイト
講座開催のお知らせ
第1回開催報告
第3回開催報告
川のにおい、風のにおい(パヒュームです)、ボートの揺れ、腕に伝わる水の抵抗感、、、、五感を磨くとは、こういうことかと、とても貴重な体験をさせて頂きました。
今も背筋に残る心地よい痛みは間違いなくパドリングの賜物です。
筋力は、使うほどたまっていくとの先生のお話を実感しています。
今日の水路の遡航を、広重「名所江戸百景」にある、京橋竹がし、鉄砲州稲荷橋湊神社、日本橋雪晴などを、「江戸切絵図」と現代の地図に対称させた本(江戸開府四〇〇年記念)で、確認しました。
当時の江戸の一部が、そのまま残っているヶ所があったなんて、初めて知りました。