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沖縄のH氏からのコメント [2008年09月28日(Sun)]
沖縄からのH氏からのコメントです。

沖縄イベントで初めてお会いしたHさん。  聴覚障害でいらっしゃるのですが、ご自身のインテグレーションの体験からの卒業論文のテーマは「沖縄県聴覚障害児の英語教育の現状について」。
中学生、高校生、そして成人ろう者が英語を学習する時、各々の聞こえの状態は一人として同じではないために、『音』についてどのように、どこまで指導するのか、日々悩み、迷っている私にとってはそれはまさに天の啓示のような出会いでした。もっといろいろとお話を伺いたいですね。また沖縄のろう教育の実情を熟知している氏からのアドバイス、とてもありがたいものです。


「 三澤かがり 先生

 おはようございます。沖縄のHです。  メールありがとうございました。そして、ご返信が遅くなってすみませんでした。
 早速ですが、こちらこそ沖縄での研修は大変お世話になりました。
語学が得意でなくとも学ぶことが好きな私にとって、三澤先生やスコットさんとの話は役立っています。特に、三澤先生の英語科に対する教育はこれまでに見たことのないIT(Power Point)を取り入れた教育であり、まさしく聴覚障害者への視覚的教育にふさわしいと思いました。
ただ、三澤先生もお気づきになられたと思いますが、沖縄の聴覚障害の子達は学習能力が乏しいのが現状であります。もちろん、離島である特徴の一つですが島嶼(とうしょ)文化を生かした取り組みをしなければなりません。つまり、親の会や地域の方々が協力し合い、共に困難を乗り越えるといったものです。ですから、今の沖縄の課題は親たちが子どもに対する生活指導力やそれぞれではないかと考えています。

「続きは、下記の『続きから読む』」をクリックの上ご覧ください。
 話を戻しますが、沖縄の子どもたちの状態に三澤先生の企画は少し難しかった感じもしました。私が大学の「異文化接触論」という講義で学びましたが、私にとって一番は「言葉は実態と結びつくのではなく、音で結びつく」というのです。ですから、これを今回の企画に言い換えれば、単語と日本語訳を書くだけで実態に結びついていない子が多いことに気付きました。
ただ真似をするだけの子。
monkey = サルといっても、サルが分からない子もいれば分かる子も・・・
私としては、もう少し写真付き資料が多くあればと思いました。
ただ、今回利用したホテルの設備が足りない問題もありましたね。。。それ以外には、親の会へもう少し充実した英語プログラムの説明を行うことも必要ですね。

今簡潔に言えば、これだけだと思います。 他にも色々気付いたことはあるかと思いますが、メモなしで参加したもんで・・・ 気付いたら連絡したいと思います。

 再来年の英語キャンプですが、これは非常に面白い取り組みだと思います。 私も仕事の状況によって沖縄にいるか、または仕事の休み次第で参加することになると思いますが、出来るだけのことは協力できたらと思います。
 また、先ほどにも述べたように沖縄は島嶼文化をうまく活かすこと。今回のボランティアは名桜大学のスポーツ関連の学生が中心でしたが、次回は国際学群国際文化教育学系の外国人教授や生徒たちにも呼びかけることが出来ればと思っています。また、本土からの修学旅行生が米軍基地を見学するシステムがあるのですが、これを関連付けて米軍と提携した教育が可能な場合もあり、私も色々と調べてみたいと思います。

 気付けば、もうすぐ10月ですね。そろそろ寒くなってくる頃ですが、身体にはお気をつけてください。こちら沖縄は、キャンプ時と変わらない気候ですけど^^;
 それでは、また何かあったらご連絡ください。 ....」
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