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【開催案内】寄付している人の新年会(日本財団CANPAN・NPOフォーラム)2019年1月23日(水)夜・東京 (01/20) 比企
【ご案内】NPOを対象とした助成プログラムの助成決定事業一覧(通称:ホワイトリスト)の公開(2017年12月10日追加) (01/10) 長浦とし子
NPOが押さえておきたい省庁情報(2017/08/21-25) (08/30) ビオキッチン京都
NPOが押さえておきたい省庁情報(2016/11/7-11) (11/21) 兼間道子
キフカッションのご案内【寄付月間2016公式認定企画】 (11/11) 隠岐
【開催報告】資金調達シリーズ「初めての助成金編」〜助成金獲得ではなく活用という視点で考える〜(日本財団CANPAN・NPOフォーラム)2016年7月26日午後・東京 (07/26) 大貫
【開催案内】資金調達シリーズ「初めての助成金編」〜助成金獲得ではなく活用という視点で考える〜(日本財団CANPAN・NPOフォーラム)2016年7月26日午後・東京 (07/01) 鵜飼
【開催案内】NPOのためのデザイン×CANPAN Vol.02 〜広報を溺愛する人の時間〜(日本財団CANPAN・NPOフォーラム)2016年5月20日(金)午後・東京 (05/15) 森谷
【開催案内】『すぐやる人の「出会う」技術』出版記念セミナー出会いの達人・久米信行さん(CANPANセンター理事)に聞く!〜仕事“相手”から信頼し合える仕事“仲間”へ〜2015年12月18日(金)東京・夜(日本財団CANPAN・NPOフォーラム) (12/15)
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曜日のガバナンス No.08 [2023年08月28日(Mon)]

曜日ごとにテーマをわけて、ガバナンスに関するコラムを発信していきます。
但し、コラムという、ちゃんとした文章よりは、いろいろな考え方を整理していくための習作です。
月、火、水、木、土、日をキーワードに、NPOのガバナンスを考えていくような話題提供、問題提起、事例紹介などをしていきます。

月・・・ 制度としてのガバナンス
火・・・ 戦い・議論のガバナンス
水・・・ 手続きのガバナンス
木・・・ 樹木のように育てるガバナンス
金・・・ お金にまつわるガバナンス
土・・・ 土のガバナンス(団体特有のガバナンス文化)
日・・・ ミッション・ビジョン(太陽)に基づくガバナンス

なお、本コラムの見解は、JCNEとしての正式なものではなく、業務執行理事の山田の文章の習作です。Facebookで投稿したものを再掲しています。

2023年8月28日(月)〜9月3日(日)

【月曜日のガバナンス】
公益を達成するためのガバナンス。
市民参加を達成するためのガバナンス。
市民の自治のためのガバナンス。
民主主義のためのガバナンス。
非営利組織らしさのガバナンスを考える。
非営利組織として、課題解決などの達成とは別に、非営利組織として実現したい社会像を考えていく必要もある。
そのために、どのようなガバナンスが必要なのか?
あるいは、ガバナンスそのものは変わらないが、判断をする際の指針や方針的なものが必要なのか?

【火曜日のガバナンス】
市民参加のためのガバナンスを考えた時に、現在の法令や定款で定められた以上のガバナンスを考える必要がある。理事、監事、社員、職員以外に、団体に関わる仕組みや制度が必要になってくる。支援、活動、参画(意思決定に近い機会に隣接して)。
自団体で、どのような仕組みがあれば、市民参加を実現できるかを考える。
団体の活動によって、その在り方は様々である。
市民参加という軸で考えた時に、どのようなガバナンスが考えられるのか?

【水曜日のガバナンス】
定款では、団体の目的や事業を記載する。その時、ベースは活動のことが中心となる。一方で、団体の目的や事業に活動視点ではなく、組織運営視点の要素を盛り込むことも可能ではないだろうか。自団体の運営の方針を盛り込むことである。例えば、活動や事業を推進していく体制として、市民参加を促して活動を拡げていくという方針もある。そのために、団体の目的や事業に市民参加の促進に関する内容を入れることも可能だ。課題解決の方法を考える時に、誰が主体で解決をしていくのか活動者の主体をイメージして、その内容を言語化してみては。

【木曜日のガバナンス】
市民参加を考えることは、団体の継続性にもよい影響がある。
市民参加を実現することは多様な方が団体に関わることである。その中から、職員になったり、理事になったり、することもある。活動に関わり、団体に参画してもらうことで、団体のことを理解してもらい、地域社会に必要な団体であることを実感してもらい、将来の担い手になってくれることもある。
そういったことを考えると、市民参加は将来への投資でもある。
 
【金曜日のガバナンス】
団体によっては、役員からの借入金がある団体もある。
ガバナンスの観点から財務のことを考えることも重要である。
借入金以外にもメインの支援者がいる場合もある。
いわゆる資金の出し手との関係性を適正にしていくこと、強い影響を受けずに自律的に運営を行い、自立していくことも大切な取り組みである。
お金に関するガバナンスでは、これまで不正会計の視点で書いてきたが、違う側面があることもあらためて考えたい。
例えば、株式会社の場合、出資額によって票数が変わってくる。社団法人の場合、口数に応じて、票数を増やしているケースもある。あらためて、お金の出し手、その金額、ガバナンスの関係性について、整理していきたいものである。

【土曜日のガバナンス】
市民参加を促した時に、多様な方々が関わることで多様な価値観を取り入れることができる。一方で、団体には設立時からの価値観、文化、指針、風土がある。そういったものと新しいものを融合していくことも、団体が真に社会に必要される存在として重要なことである。
別の見方をすれば、必ずしも自団体の風土がよくないというわけではないので、新しい方々に自団体の価値観をしっかり伝えていくことも必要である。
固定的なものではなく常に変化していくものとして、相互作用を意識することが肝要である。

【日曜日のガバナンス】
ミッション・ビジョンには、社会課題などをもとに目指すべき社会が語られている。その際に、ビジョンを達成するための主体が本当は誰があるべきなのかを考えることも必要である。社会課題に対して持続的に対応していくためには、団体の力だけで取り組めばよいというものではない。時には、市民が主体になって課題解決をして、団体はサブの役割を務めていくことも必要である。
これからの非営利組織のガバナンスを考える時に、誰が担い手になるべきかという視点も盛り込むことが必要不可欠になっている。
NPOが押さえておきたい省庁情報(2023/08/21-25) [2023年08月26日(Sat)]

社会的価値を出していくNPO・公益活動を行っていくために、国の動きをしっかり押さえておくことが重要です。しかしながら、現在、社会課題が複雑化し、もともと関係する省庁以外でも実はその課題に関する取り組みを行っているケースが増えてきています。

そこで、省庁のWebサイトの更新情報からNPO・公益活動に関係する情報を1週間分まとめて抜き出しました。ぜひ、これからの活動にご活用ください。


メモ用.jpg


NPOが押さえておきたい省庁情報(2023/08/21-25)

各省庁の情報は以下の「続きを読む・・・」をご覧ください。
続きを読む・・・
曜日のガバナンス No.07 [2023年08月19日(Sat)]

曜日ごとにテーマをわけて、ガバナンスに関するコラムを発信していきます。
但し、コラムという、ちゃんとした文章よりは、いろいろな考え方を整理していくための習作です。
月、火、水、木、土、日をキーワードに、NPOのガバナンスを考えていくような話題提供、問題提起、事例紹介などをしていきます。

月・・・ 制度としてのガバナンス
火・・・ 戦い・議論のガバナンス
水・・・ 手続きのガバナンス
木・・・ 樹木のように育てるガバナンス
金・・・ お金にまつわるガバナンス
土・・・ 土のガバナンス(団体特有のガバナンス文化)
日・・・ ミッション・ビジョン(太陽)に基づくガバナンス

なお、本コラムの見解は、JCNEとしての正式なものではなく、業務執行理事の山田の文章の習作です。Facebookで投稿したものを再掲しています。

2023年8月21日(月)〜8月27日(日)

【月曜日のガバナンス】
定款に基づき、業務執行を託された理事会。
理事会は、定款に基づき、業務執行を行う。
具体的には、定款で定められた目的と事業に基づき、事業計画を作成し、業務執行を行っていく。その結果、成果は事業報告書としてまとめられる。
その事業報告書は社員総会で報告し、承認される。
その際に、定款に基づき、業務執行を託した理事会の執行状況を、社員はその定款に基づき、確認する。
社員総会では、定款(の目的と事業)に基づき、事業が遂行されたかどうかを確認していくものである。もし、定款通りに実施されていないとおもうのであれば、次の役員選任が大切である。

【火曜日のガバナンス】
社員総会をどう位置付けるか。
NPOのガバナンスの難問の一つである。
ここで社員総会主導型と理事会主導型の2種類のNPOがあることに注意しなければならない。その目安は、事業計画をどちらで審議承認かするかだ。
社員総会主導型のNPOであれば、事業計画に関する議論を中心に会議の内容を設計する。但し、事業計画そのものは細かいものではなく、方針を示す程度のレベル感であることから、実際には事業の柱や文章を検討するというのではなく、実際の執行に関するものを検討する。
一方、理事会主導型の社員総会の場合は、事業報告がメインになる。事業の実績や成果を素材にディスカッションすることで、良かった点、不足している点を深めていき、次の事業の業務執行に反映していくことである。

【水曜日のガバナンス】
定款の目的・事業の記載内容と、事業計画と事業報告の内容を比較して確認する。
本来であれば、定款に記載されている事業の柱(区分け)に基づき、事業計画の事業の柱が設定され、事業計画書が作成される。また、その事業計画の記載内容に基づき、事業報告書の記載となって行く。
定款の事業右矢印1事業計画書の事業右矢印1事業報告書の事業
しかしながら、NPOの活動が広がっていったり、外部の方にわかりやすい表現を考えていったりする中で、定款の事業と事業計画・事業報告の事業との乖離が生まれている。
また、事業報告書の他に、活動報告書やアニュアルレポートなどを発行している場合には、定款の記載にこだわらず、わかりやすさ優先で記載しているケースもある。
現状では、どちらの方法も流通している(定款こだわり派、定款から自由派)。但し、上記のようなことがあることを認識しておくことは必要不可欠である。

【木曜日のガバナンス】
NPO活動を進めていく中で、当初の想定とは違うように発展していくものである。
一方で、定款の目的や事業について、頻繁に改正をしていくことは難しい。
そこで、NPOの活動の広がりや進化に応じて、定款に記載されている事業を読み込む技能が必要になる。解釈、読み替え、拡散、収縮、集合、関連、関係、発想、意義づけ、定義づけ、創造などのキーワードをもとに読み込んでいく。
5年に一度くらいの頻度で、定款の記載内容と現状の事業内容について、照合していく必要がある。派生する事業について、定款で定める目的を達成するのに必要かどうかを検討していく。

【金曜日のガバナンス】
NPOの団体によって、実施している事業も組織運営も変わってくる。お金に関する管理も団体それぞれになる。
@銀行口座の管理
A現金の管理
B職員の経費立て替えの確認
C入金の管理
 ・寄付 ・会費 ・参加費 ・販売の売上 ・サービス提供の売上
D支出の管理
団体の活動や規模によって、あらためて管理体制を見直す。
お金の管理面のリスクの棚卸し、脆弱性を考える。
どこがボトルネックになるのかを再点検する。

【土曜日のガバナンス】
団体特有のガバナンスと、団体の文化は密着しているもので、分離できないものである。ガバナンスが団体の文化に影響を与えるのか、団体の文化がガバナンスに影響を与えるのか。
団体の文化としてディスカッションを尊重しているであれば、ガバナンスでも積極的にディスカッションが行われている。
あるいは、代表のリーダーシップが強いということが文化であれば、ガバナンスもリーダーシップが強いガバナンス運営となる。
すでにある文化を適当なタイミングで考え直すことも大切な組織運営の要素である。

【日曜日のガバナンス】
ミッション・ビジョン・ゲームをご存じだろうか?
今、思いついて、考えたものである。
団体の活動を考えるための簡単なゲームである。
こういう内容だ。
@すでにあるミッション・ビジョンの文章を用意する。
 そういったものがない場合は定款の目的・事業の文章を用意する。
A自分たちが取り組んでいる活動分野に関連して、話題になっている問題や課題、社会の変化、気になる事象やことなどをピックアップする。
B同じように、自分たちの活動地域における、話題になっている問題や課題、社会の変化、気になる事象やことなどをピックアップする。特に社会状況の変化はしっかり把握しておく。
C⓶とBでピックアップしたトピックスについて、自団体の活動として取り組んでいる、あるいは関連しているものがあるかどうか、〇△×でチェックを入れる。
DCのチェックリストをもとにして、団体のミッション・ビジョンの内容から取り組むべきものかどうかを〇△×でチェックする。
Eミッション・ビジョンのチェックで〇になっているトピックスで、Cで×になっているものがあればそれを抜き出す。
F先に抜き出したトピックスについて、ミッション・ビジョンの観点から何も手をつけていけないかどうかをディスカッションする。
これが、今出来た「ミッション・ビジョンゲーム」である。
NPOが押さえておきたい省庁情報(2023/08/14-18) [2023年08月19日(Sat)]

社会的価値を出していくNPO・公益活動を行っていくために、国の動きをしっかり押さえておくことが重要です。しかしながら、現在、社会課題が複雑化し、もともと関係する省庁以外でも実はその課題に関する取り組みを行っているケースが増えてきています。

そこで、省庁のWebサイトの更新情報からNPO・公益活動に関係する情報を1週間分まとめて抜き出しました。ぜひ、これからの活動にご活用ください。


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NPOが押さえておきたい省庁情報(2023/08/14-18)

各省庁の情報は以下の「続きを読む・・・」をご覧ください。
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曜日のガバナンス No.06 [2023年08月14日(Mon)]

曜日ごとにテーマをわけて、ガバナンスに関するコラムを発信していきます。
但し、コラムという、ちゃんとした文章よりは、いろいろな考え方を整理していくための習作です。
月、火、水、木、土、日をキーワードに、NPOのガバナンスを考えていくような話題提供、問題提起、事例紹介などをしていきます。

月・・・ 制度としてのガバナンス
火・・・ 戦い・議論のガバナンス
水・・・ 手続きのガバナンス
木・・・ 樹木のように育てるガバナンス
金・・・ お金にまつわるガバナンス
土・・・ 土のガバナンス(団体特有のガバナンス文化)
日・・・ ミッション・ビジョン(太陽)に基づくガバナンス

なお、本コラムの見解は、JCNEとしての正式なものではなく、業務執行理事の山田の文章の習作です。Facebookで投稿したものを再掲しています。

2023年8月14日(月)〜8月20日(日)

【月曜日のガバナンス】
NPO法人における最高意思決定機関である社員総会は、最初意思決定機関であり、最後意思決定機関である。
NPO法人を設立する最初の会議は社員総会であり、解散を決める会議も社員総会です。
NPO法では、毎年1回は通常社員総会を開催する必要がありますが、なんとなく社員総会は意思決定機関という感じがしないでのはないでしょうか?
最高意思決定機関という役割は、毎年開催される通常社員総会というよりは、やはり最初と最後の意思決定を行うということをイメージすると、その感覚がわかるのではないでしょうか。
理事や監事を選任するというのも最高意思決定という感じがありますが、団体によっては理事会で選任することもあります。
そこで、最高意思決定の中核は「定款」となります。
設立総会で定款を定めて、その定款に基づいて、団体の事業と運営が進んでいきます。
また、定款の変更も社員総会で審議・決議する必要があります。
仮置きですが、「最高意思決定=定款」説ということを伝えていきたいと思います。
※今回はNPO法人に例に書いていきます。

【火曜日のガバナンス】
理事会や理事は、定款に基づいて、業務執行を行っていく必要があります。
団体の目的や事業が定款で定められています。
また、組織運営の手順も特に必要な項目が定款で定められています。
毎年、「最高意思決定=定款」の目的・事業に基づき、毎年度の事業計画・予算を作成します。また、「最高意思決定=定款」に基づいて作成された事業計画・予算に基づき、活動を行い、その報告・決算を作成し、社員総会でその報告を行う。
あらためて、NPOのガバナンスでは、「定款」が大事であり、「定款自治」という言葉を思い出したいところです。
また、事業計画が定款の目的・事業からずれていないかを確認することは大事です。

【水曜日のガバナンス】
『1. 設立総会においてNPO法人を設立する意思決定をはかります
法人を設立しようとする人(設立者)は、設立趣旨書、定款案などを作成します。設立者は趣旨に賛同する人(社員になる意志のある人)を募り、法人設立総会を開催します。総会で法人の設立についての意思決定を行い、その会議の議事録を作成します。※議事録の謄本、設立趣旨書および定款は、設立申請の際の提出書類の一部となります。』
(ボラ市民ウェブより)https://www.tvac.or.jp/shiru/npo/nagare.html

設立の社員総会で「定款」を作成します。
以前書いた通り、「最高意思決定=定款」です。
別の表現をすると、決定した意思は定款として表現されます。
但し、定めた定款はあくまで文書です。この定款の内容を実行する人が必要になってきます。それを担うのが「理事」です。
理事は、設立の社員総会で定めた定款をいかに実現していくことが託されています。

ふだん、ガバナンスの話しをする時に、毎年繰り返させれる社員総会や理事会のことをイメージしてしまいますが、ガバナンスは設立時からの時系列から入って説明するのがわかりやすいのではと最近考えています。

【木曜日のガバナンス】
職員のガバナンス意識をどう高めるのかというのは、永遠の課題です。
今週のエッセイで書きましたが、毎年のガバナンスではなく、設立時のガバナンスをしっかり伝えていくのがよいでしょう。
設立時の社員総会の熱気や熱情を伝えつつ、どのように定款が定められたのか、その実現のためにどのように設立時の理事を選任したのか、そういった歴史を伝えると、団体への共感とガバナンスの意識が高まるのではないでしょうか。
こういった視点で、団体の歴史を伝えていくことがよいのかもしれません。
定款の策定や設立時の社員総会のエピソードはぜひ採集しておきたいですね。

【金曜日のガバナンス】
寄付と¥サツと渡し

イベントなどで寄付を現金でもらうケースがあります。
1000円以上など、それなりの金額でいただいた時には領収書を発行することだと思います。お金に関するガバナンス・コンプライアンスでは、この現金の受領の機会がとても重要です。
寄付を円札でもらった時には領収書を渡すという習慣を徹底したいものです。
寄付以外にも、イベントの参加費などでも同じです。
もらったお金の管理の面から、正しく領収書を発行し、その領収書で金額を管理することが大切です。

【土曜日のガバナンス】
団体特有のガバナンスの効能として、団体設立時の歴史や物語を伝えていくことが大切です。その際に、社員から理事に団体の運営を託したことをあらためて振り返り、その思いを再確認したいものです。
もちろん、社会状況や団体の状況によって、定款の内容を変更していることもあるでしょう。それらの定款変更の変遷もしっかり共有していきたいと思います。定款変更こそ、意思決定の軌跡です。
定款自治を実践していくことが必要です。

【日曜日のガバナンス】
「最高意思決定=定款」説としては、定款で定められている目的と事業は絶対です。
意思決定は定款の目的・事業に宿ります。
最近、団体のミッション・ビジョンを定めるケースが結構ありますが、定款の記載内容との連動も大切です。団体設立時の思いが定款に表現されていますので、それを尊重することが必要です。
もし、今の社会状況にあっていない場合には、定款の変更を考えていきましょう。
非営利組織では、設立時の思いや志を大切にする必要があります。
それらを無視して違うことを行うのは、非営利組織としての本末転倒です。
定款自治をもとに、どう発展させていくのか。
そこが大事なポイントとなります。
曜日のガバナンス No.06 [2023年08月14日(Mon)]

曜日ごとにテーマをわけて、ガバナンスに関するコラムを発信していきます。
但し、コラムという、ちゃんとした文章よりは、いろいろな考え方を整理していくための習作です。
月、火、水、木、土、日をキーワードに、NPOのガバナンスを考えていくような話題提供、問題提起、事例紹介などをしていきます。

月・・・ 制度としてのガバナンス
火・・・ 戦い・議論のガバナンス
水・・・ 手続きのガバナンス
木・・・ 樹木のように育てるガバナンス
金・・・ お金にまつわるガバナンス
土・・・ 土のガバナンス(団体特有のガバナンス文化)
日・・・ ミッション・ビジョン(太陽)に基づくガバナンス

なお、本コラムの見解は、JCNEとしての正式なものではなく、業務執行理事の山田の文章の習作です。Facebookで投稿したものを再掲しています。

2023年8月14日(月)〜8月20日(日)

【月曜日のガバナンス】
NPO法人における最高意思決定機関である社員総会は、最初意思決定機関であり、最後意思決定機関である。
NPO法人を設立する最初の会議は社員総会であり、解散を決める会議も社員総会です。
NPO法では、毎年1回は通常社員総会を開催する必要がありますが、なんとなく社員総会は意思決定機関という感じがしないでのはないでしょうか?
最高意思決定機関という役割は、毎年開催される通常社員総会というよりは、やはり最初と最後の意思決定を行うということをイメージすると、その感覚がわかるのではないでしょうか。
理事や監事を選任するというのも最高意思決定という感じがありますが、団体によっては理事会で選任することもあります。
そこで、最高意思決定の中核は「定款」となります。
設立総会で定款を定めて、その定款に基づいて、団体の事業と運営が進んでいきます。
また、定款の変更も社員総会で審議・決議する必要があります。
仮置きですが、「最高意思決定=定款」説ということを伝えていきたいと思います。
※今回はNPO法人に例に書いていきます。

【火曜日のガバナンス】
理事会や理事は、定款に基づいて、業務執行を行っていく必要があります。
団体の目的や事業が定款で定められています。
また、組織運営の手順も特に必要な項目が定款で定められています。
毎年、「最高意思決定=定款」の目的・事業に基づき、毎年度の事業計画・予算を作成します。また、「最高意思決定=定款」に基づいて作成された事業計画・予算に基づき、活動を行い、その報告・決算を作成し、社員総会でその報告を行う。
あらためて、NPOのガバナンスでは、「定款」が大事であり、「定款自治」という言葉を思い出したいところです。
また、事業計画が定款の目的・事業からずれていないかを確認することは大事です。

【水曜日のガバナンス】
『1. 設立総会においてNPO法人を設立する意思決定をはかります
法人を設立しようとする人(設立者)は、設立趣旨書、定款案などを作成します。設立者は趣旨に賛同する人(社員になる意志のある人)を募り、法人設立総会を開催します。総会で法人の設立についての意思決定を行い、その会議の議事録を作成します。※議事録の謄本、設立趣旨書および定款は、設立申請の際の提出書類の一部となります。』
(ボラ市民ウェブより)https://www.tvac.or.jp/shiru/npo/nagare.html

設立の社員総会で「定款」を作成します。
以前書いた通り、「最高意思決定=定款」です。
別の表現をすると、決定した意思は定款として表現されます。
但し、定めた定款はあくまで文書です。この定款の内容を実行する人が必要になってきます。それを担うのが「理事」です。
理事は、設立の社員総会で定めた定款をいかに実現していくことが託されています。

ふだん、ガバナンスの話しをする時に、毎年繰り返させれる社員総会や理事会のことをイメージしてしまいますが、ガバナンスは設立時からの時系列から入って説明するのがわかりやすいのではと最近考えています。

【木曜日のガバナンス】
職員のガバナンス意識をどう高めるのかというのは、永遠の課題です。
今週のエッセイで書きましたが、毎年のガバナンスではなく、設立時のガバナンスをしっかり伝えていくのがよいでしょう。
設立時の社員総会の熱気や熱情を伝えつつ、どのように定款が定められたのか、その実現のためにどのように設立時の理事を選任したのか、そういった歴史を伝えると、団体への共感とガバナンスの意識が高まるのではないでしょうか。
こういった視点で、団体の歴史を伝えていくことがよいのかもしれません。
定款の策定や設立時の社員総会のエピソードはぜひ採集しておきたいですね。

【金曜日のガバナンス】
寄付と¥サツと渡し

イベントなどで寄付を現金でもらうケースがあります。
1000円以上など、それなりの金額でいただいた時には領収書を発行することだと思います。お金に関するガバナンス・コンプライアンスでは、この現金の受領の機会がとても重要です。
寄付を円札でもらった時には領収書を渡すという習慣を徹底したいものです。
寄付以外にも、イベントの参加費などでも同じです。
もらったお金の管理の面から、正しく領収書を発行し、その領収書で金額を管理することが大切です。

【土曜日のガバナンス】
団体特有のガバナンスの効能として、団体設立時の歴史や物語を伝えていくことが大切です。その際に、社員から理事に団体の運営を託したことをあらためて振り返り、その思いを再確認したいものです。
もちろん、社会状況や団体の状況によって、定款の内容を変更していることもあるでしょう。それらの定款変更の変遷もしっかり共有していきたいと思います。定款変更こそ、意思決定の軌跡です。
定款自治を実践していくことが必要です。

【日曜日のガバナンス】
「最高意思決定=定款」説としては、定款で定められている目的と事業は絶対です。
意思決定は定款の目的・事業に宿ります。
最近、団体のミッション・ビジョンを定めるケースが結構ありますが、定款の記載内容との連動も大切です。団体設立時の思いが定款に表現されていますので、それを尊重することが必要です。
もし、今の社会状況にあっていない場合には、定款の変更を考えていきましょう。
非営利組織では、設立時の思いや志を大切にする必要があります。
それらを無視して違うことを行うのは、非営利組織としての本末転倒です。
定款自治をもとに、どう発展させていくのか。
そこが大事なポイントとなります。
Vol.511【ファンドレイジングスーパースター列伝】小倉昌男(日本) [2023年08月12日(Sat)]

小倉昌男

小倉昌男さん(1924年12月13日 - 2005年6月30日)は、ヤマト運輸の『クロネコヤマトの宅急便』の生みの親であり、ヤマト福祉財団の創設者です。ヤマト福祉財団は、心身に障がいのある人々の「自立」と「社会参加」を支援することを目的に、1993年9月、小倉昌男さんが個人資産の大半を寄付して創設しました。

財団の母体となっているのはヤマトホールディングス株式会社とグループ会社、各グループ会社の社員と労働組合員約20万人が、法人、個人の賛助会員として、また労働組合のカンパ活動として資金面の援助を続けています。
財団の賛助会員数個人76,004名だそうです。
すごい人数ですね。
それだけ、賛助会員として財団に寄付されているのは素晴らしいですね。
その仕組みを作った小倉昌男さんは、ファンドレイジングのスーパースターですね。


ヤマト福祉財団
https://www.yamato-fukushi.jp/


Wikipedia:小倉昌男
Vol.510【ファンドレイジングスーパースター列伝】テリー・フォックス(カナダ) [2023年08月12日(Sat)]

テリー・フォックス

テリー・フォックス(1958年7月28日 - 1981年6月28日)はカナダの義足マラソンランナーです。
大学生だった18歳の時に骨肉腫を発症していることが判明し、その後、その病気のため右足を切断しました。がん研究資金を募るために、1980年4月12日に、北アメリカ大陸を義足を着けて毎日フルマラソンと同じ42qを走り続けるという「希望のマラソン」(Marathon of Hope)を開始しました。
しかし、開始から143日目の9月1日に、癌の転移のため入院し、1981年6月28日、22歳の若さでこの世を去りました。テリーの遺志を継ぎ、1981年9月以来毎年、がん研究資金を募るチャリティーイベント「Terry Fox Run」が世界中で開催されています。
ーーーー
(Wikipediaより)

255px-TerryFoxToronto19800712.jpg


テリーが走っている時の動画がありました。



こちらの記事にさらに詳しい紹介がありますので、ぜひご覧ください。

義足の英雄テリー・フォックス「希望のマラソン」カナダで9月、日本(札幌)で10月に開催!
https://lifevancouver.jp/terryfoxrun

Wikipedia:テリー・フォックス

Jeremy Gilbert - en.wikipedia からコモンズに移動されました。, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=3354942による
曜日のガバナンス No.05 [2023年08月11日(Fri)]

曜日ごとにテーマをわけて、ガバナンスに関するコラムを発信していきます。
但し、コラムという、ちゃんとした文章よりは、いろいろな考え方を整理していくための習作です。
月、火、水、木、土、日をキーワードに、NPOのガバナンスを考えていくような話題提供、問題提起、事例紹介などをしていきます。

月・・・ 制度としてのガバナンス
火・・・ 戦い・議論のガバナンス
水・・・ 手続きのガバナンス
木・・・ 樹木のように育てるガバナンス
金・・・ お金にまつわるガバナンス
土・・・ 土のガバナンス(団体特有のガバナンス文化)
日・・・ ミッション・ビジョン(太陽)に基づくガバナンス

なお、本コラムの見解は、JCNEとしての正式なものではなく、業務執行理事の山田の文章の習作です。Facebookで投稿したものを再掲しています。

2023年8月7日(月)〜8月13日(日)

【月曜日のガバナンス】
NPOの役職員による法令遵守はガバナンスの基本の一つです。
法令遵守とはコンプライアンスのことですが、ここで言う法令遵守には、法律や条例、施行規則など国や自治体が定めた公的なものの他に、団体自身が定めた文書(定款や規程)もその対象です。
団体独自のルールの中に、役職員の行動を規定するものもあります。
倫理規程、就業規則、行動規範、クレドなどがあります。
あるいは、そういったものに定められていなくても、現代社会で求められる社会規範を遵守することも必要です。特に、行動規範、社会規範については、時代によって概念が変わってくること、以前はセーフだったものが現在の価値観ではアウトになっているものもあります。常にアップデートしていくことが必要です。
コンプライアンス違反にならないように団体内で研修や情報共有、情報提供をしていくことなども必要です。
「月に代わってお仕置に」ならないように、気を付けることが肝要です。


【火曜日のガバナンス】
非営利組織のガバナンスの大事な要素に自立と自律があります。
行政や他の団体に縛られず、団体として自立していくこと。かつ、自ら律して組織運営を行っていくこと。
ガバナンスとは、自立と自律を目指して組織運営を行っていくためのものといってもよいかもしれません。
火曜日は、戦いのガバナンスという設定です。
外部の組織に強い影響を受けないように運営を行っていく。そのためには、自立して自律して運営するために、時には戦う必要があります。その際にも、戦うことが目的ではなく、自団体のミッション・ビジョンという方針に忠実になるために必要な戦いです。


【水曜日のガバナンス】
水の流れである川に源流があるように、個々のNPOのガバナンスにも源流があります。
個々の団体のガバナンスの始まりとは、定款です。社員総会や評議員会が最高意思決定機関と言われる所以はこの定款を定める機関だからです。
人の集まりである社団法人やNPO法人であればその人たちの意思を、財産の集まりである財団法人であればその出捐者の意思を、明文化したものが定款です。
それぞれの団体のガバナンスは、この定款から始まっています。
それぞれの団体の定款そのものは、最初は一滴の水のように些細なものかもしれません。しかし、その一滴の水が大河を形成するように、その定款という旗のもとにいろんな人や資金、資源、そして思いが集まり、大きなうねりを生み出して、社会を変えていくかもしれません。
定款の設立過程から紐解くことで、NPOの本当のガバナンスの源流を思い出すことが出来ます。


【木曜日のガバナンス】
NPOのガバナンスについて、組織の中での定着を考えた時に「樹木イメージ」が理解しやすいと思います。
土の中で根を張って、たくさんの葉っぱを生い茂る常緑樹のイメージです。
土の中は事務局のイメージです。事務局の活動や事務などが根になります。しっかり根を張って、栄養を吸収して、その栄養が葉っぱになります。この葉っぱが理事会や社員総会へとなっていきます。
事務局の事務や活動の積み重ねがあって、理事会や社員総会での議論へとつながっていきます。事務局の取り組みと理事会等の議論がつながっているイメージが必要です。
一方で、葉っぱによる光合成も樹木の成長には必要です。太陽の光(外部からの影響)を受けて光合成をする。外部からの影響を持ち込む理事会や社員総会の役割も大事です。
重要なのは、理事会等のガバナンスと、事務局の取り組みが連動しているイメージです。


【金曜日のガバナンス】
夏の怪談:銀行口座
通帳が1枚、2枚、3枚、4枚、5枚、6枚、7枚、8枚、9枚・・・。
1枚足らない。

皆さんの団体では、銀行口座はいくつありますか?
助成金によっては、専用の口座開設を求めるケースもあります。
プロジェクトごとに資金管理をするために口座を開設することもあるでしょう。
あるいは、寄付などの受入口座として開設するケースもあります。また、寄付の使途を確定するために、基金や災害別に口座をわけていることもあります。
となると、時間経過が経つと、役員や事務局が把握していない銀行口座が出てくることもあります。毎年、財産目録を正確に作成し、銀行口座の情報も掲載されているとよいのですが。。。

把握されていない銀行口座があるということは、何か不正の元になることも想定されます。例えば、通常使用している入金時の口座とは別に、寄付やイベント参加費などをその口座に振り込んでもらって、勝手にそのお金を使用してなど。。。

本当に、銀行口座の管理は怖いですね。


【土曜日のガバナンス】
小中の夏休みは、勉強系の宿題は7月中に終えていた山田です。
何事もスケジュール管理、計画することが大事ですね。

しっかりスケジュールを計画して物事を進めていくことは大事です。
但し、そのスケジュールの設定そのものが間違っているケースもあります。
例えば、理事会、社員総会、監事監査。
このスケジュール設定について、あやしい団体がそれなりにいます。
事業報告書と決算を作成して、監事監査を行って、理事会を開催し、社員総会を開催する。本当はこのような流れになるはずですが、監事監査の実施時期が、理事会と社員総会の間に実施されているケースがあります。

これらのスケジュールは、団体の土着のガバナンスのよき事例です。一度、そのスケジュールを決めてしまうと、それが正しいと思ってしまい、あらためて見直す機会がありません。あらためて、実施の順番を見直してください。
さらに、招集通知の発送時期も加味して、スケジューリングをしたいところです。
さらにさらに、一般法人の場合は決算理事会と定時社員総会/評議員会の開催では、中14日間ルールがありますので、ご注意を。


【日曜日のガバナンス】
団体の活動や社会の変化に応じて、団体のミッション・ビジョンを見直していくことは大切な取り組みです。但し、そのミッション・ビジョンが定款で定めた目的と事業から外れていないかどうかを最終確認することは必要不可欠です。
NPOにとっては、やはり定款が団体にとっての大原則になります。
定款を大事にすることは必要です。
例えば、社員総会や評議員会を団体にとっての最高意思決定機関と位置付けることがありますが、その大前提に、社員総会等が団体設立時の定款作成の審議事項であり、定款改正時も審議事項となっています。
定款が団体の運営や活動の根幹となります。
あらためて、ガバナンスにおける定款の意義を今後お伝えしていきます。
NPOが押さえておきたい省庁情報(2023/08/07-10) [2023年08月11日(Fri)]

社会的価値を出していくNPO・公益活動を行っていくために、国の動きをしっかり押さえておくことが重要です。しかしながら、現在、社会課題が複雑化し、もともと関係する省庁以外でも実はその課題に関する取り組みを行っているケースが増えてきています。

そこで、省庁のWebサイトの更新情報からNPO・公益活動に関係する情報を1週間分まとめて抜き出しました。ぜひ、これからの活動にご活用ください。


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NPOが押さえておきたい省庁情報(2023/08/07-10)

各省庁の情報は以下の「続きを読む・・・」をご覧ください。
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