【NPOの監事ハンドブック】(7)監事として期待されていること/監事に期待すること(記述式)◎監事に期待すること(監事にお願いしている立場) Vol.25(監事の実態アンケート調査編) [2022年03月31日(Thu)]
◎監事に期待すること(監事にお願いしている立場)
1.総合的な視点 【理事からの期待】 専門性からの指摘やアドバイス 第三者的な視点 法律家としての見地に限らず、経営全般そして理事会のありかたについて意見を述べること 理事は目先の事業に追われるので、監事は団体を総合的にみる力 組織の財務状況・業務に関して客観的に判断し、必要に応じたアドバイス・改善勧告を行う 適正な業務及び会計処理が行われているか、制度や法律に準拠しているかどうかを公正に判断し助言していただく 第三者への信頼担保のため、法人運営の適正な監査と助言 事務局や執行部にない視点からの監査 2.NPO 【理事からの期待】 元行政職員(協働や企画を歴任された方)の監事には、NPOのあるべき姿に対する業務執行体制についてのアドバイス 3.ガバナンス 【理事からの期待】 ガバナンスチェック 執行状況へのアドバイス 理事の業務執行の「監視」 理事会運営に関する的確なアドバイス 年間を通じた業務監査の実施 【事務局・職員からの期待】 ガバナンス強化 間違っている部分を間違っていると教えてくれる 社会の動きに照らして当法人運営に違和感がないかどうかサジェストしてほしい 会計・労務の知見を活かしていただき、事務局・理事が見落としがちなガバナンスの指摘をしていただくこと 4.経営 【理事からの期待】 理事とは異なる立場から組織運営に関する意見・助言を提供すること(監事は、オブザーバーとして、すべての理事会に同席することができるようにしている) 【事務局・職員からの期待】 正しい運営の指南 組織運営に対する健全で力強い協力関係を作って行きたい 5.事業 【理事からの期待】 組織の活動分野や規模に応じた適切な業務監査ができること 6.その他 【理事からの期待】 監査の質 看護師としての安全管理に関する最適運営への指摘 【事務局・職員からの期待】 これまでは、やや形式的に止まっており、より多くの役割をになって欲しいと思っておりました 現状でいうと、総会の時の監査報告書に印鑑を押してもらうことが現実、いままでそれ以上期待していませんでした |