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【開催案内】キフカッション・コレクション〜寄付について語る、夏の夕べ〜(日本財団CANPAN・NPOフォーラム)2018年8月14日(火)17:30〜21:00 [2018年07月26日(Thu)]

この夏は、寄付についてディスカッションするイベント「キフカッション」の拡大版として、「キフカッション・コレクション」を開催します。

キフカッション.png


これまで3年に渡り、12月に実施される寄付月間にあわせて、キフカッションを開催してきました。寄付をテーマにしたディスカッションイベントで、様々な切り口で寄付について語り合ってきました。今回は、コレクションの名の通り、これまでのディスカッションで好評だったお題を一気にみなさんに体感していただきます。
真夏の夕べに、寄付付き商品のお菓子をつまみに、軽く飲みながら、寄付についてディスカッションするイベントとなります。

さらに、今年の1月1日から毎日連載しています「ファンドレイジング・スーパースター列伝」の内容をまとめた「日本の寄付の系譜」も話題提供いたします。日本の寄付シーンを一気に学ぶことができるコンテンツとなっています。
このイベントに参加すれば、きっと、寄付の魅力を周囲の人に伝えることができる「寄付カタリスト」になれます。


もう一つ、キフカッションとして、今回初お披露目のコレクションをご用意しました。来年5月の新元号を意識して、「新元号時代のキフのカタチ」をみんなで考えていきたいと思います。
「ファンドレイジング・スーパースター列伝」の連載を通じて、寄付の歴史を研究し続けてわかったことは、その時代、その時代に、「寄付」という名前で括れる、時代特有の贈与経済の姿がありました。つまり、時代ごとに、その時代の社会状況に応じた寄付の形がありました。

この30年を振り返れば、平成は平成の寄付の形がありました。例えば、災害義援金・支援金、オンライン寄付、ふるさと納税など、未来の人が歴史を紐解けば、こんなキーワードがあがってくると思います。その時代の社会状況に応じた寄付の形が生まれていました。

せっかくのキフカッションですから、未来志向で、かつ元号も変わるこのタイミングで、これからの『キフのカタチ』もテーマにしたいと思います。今後の社会状況の変化やテクノロジーの進化も見据えて、新元号時代、21世紀の寄付はどのようなカタチになっていくのでしょうか!?

寄付の過去・現在・未来について学びあい、あらためて、寄付の役割や意義、目的、効果、成果、魅力などを考える、寄付尽くしの場として、みなさまのご参加をお待ちしています。


日本財団CANPAN・NPOフォーラム
キフカッション・コレクション
〜寄付について語る、夏の夕べ〜


日 時:2018年8月14日(火)17:30〜21:00
 ※途中入退場でも、OKです。
場 所:日本財団ビル2階会議室3・4
対 象:寄付について語りたい人、学びたい人ならどなたでも
定 員:40名
参加費:一般 2,000円(要事前決済・キャンセル不可)
 ※学生ボランティア用の無料枠をご用意していますので、興味のある方はご一報ください。
主 催:日本財団CANPANプロジェクト

★★★お申込みはこちら★★★
http://canpan20180814.peatix.com
※お申し込み後、Peatixからメールが届きますので、必ず確認してください。
※事前決済のキャンセルは受け付けておりませんのであらかじめご了承ください。

◎今回のイベントのポイント
・参加者同士で交流し、語り合う、サロン的な場です。
・寄付に関する興味関心だければ、参加OKです。
・寄付付き商品のお菓子と、アルコールありのドリンクをご用意しています。
・途中からの参加でも、早めに帰るのでも、参加ウェルカムです。


<内容>
17:30 会場オープン
・交流&ドリンクタイム
 寄付付き商品をご用意してお待ちしています。

18:00 オープニング
・趣旨説明
・みんなで自己紹介

18:15 キフトーク
「平成最後の寄付事情&寄付文化」
 ゲストから、最新の寄付事情や日本の寄付文化についてお話しいただきます。

「日本の多様な寄付の系譜」
  CANPAN山田より、寄付の歴史について、話題提供します。

19:00 キフカッションPart1
「あらためて、寄付の意義、役割、魅力、面白さを語ろう」
 5,6人のグループになって、寄付をテーマにディスカッション。
 話題とグループを変えて、3セッション、ディスカッションをします。
 社会構造から見た寄付の役割や、個人にとっての寄付の魅力など。

20:30 キフカッションPart2
「新元号時代の寄付
 〜ネオ勧進、ネオ講、ネオ慈善は生まれるのか否か?〜」

20:55 クロージング

21:00 終了


<情報保障について>
参加申し込み後、手話通訳、要約筆記、点字資料、車イス席など必要な配慮を下記の問い合わせ先メールアドレスまで別途お知らせください。


<参加申し込み>
http://canpan20180814.peatix.com
・お申し込み後、Peatixからメールが届きますので、必ず確認してください。
・参加費用はクレジットカード、コンビニ払い、ATM払い等の前払いとなっています。
・事前参加申込は8月14日(火)14時に締め切ります。
・定員になった場合には、その時点で申込締め切りとなります。
・なお、コンビニ払い、ATM払いの場合は、8月13日(月)24時までの申込手続きが必要となりますので、お早めにお申し込みください。
・当日現金での受付は対応しておりませんので、あらかじめご了承ください。
・キャンセルは受け付けておりませんので、あらかじめご了承ください。
・領収書はPeatixのサイトから印刷するものとなります。
※クレジットカード決済等で難しい方は以下のメールアドレスよりお問い合わせください。


<個人情報の取扱に関して>
個人情報保護法に定義されます個人情報に該当する情報については、セミナー開催関連業務で実施する事業で使用させて頂きます。 当該個人情報の第三者(業務委託先を除く)への提供または開示はいたしません。
ただし、お客様の同意がある場合および、法令に基づき要請された場合については、当該個人情報を提供できるものといたします。
個人情報の取り扱いについては、当センターの個人情報保護方針に基づき、セミナーの参加申込者のみなさまの個人情報(お名前、メールアドレスなどの個人を特定できる情報)を尊重すべき重要なものと位置付け、厳重に管理するとともに、その取り扱いには最大限の注意を払うよう努めております。
◎個人情報保護方針
 http://www.canpan.jp/privacy.html


【チケットのお申し込みに関するお問い合わせ】
Peatixコールセンター
0120-777-581
10:00〜18:00 | 年末年始、GWを除く

【お問合せ先】
日本財団CANPANプロジェクト 藤川・山田
E-mail:canpanforum@canpan.jp
※お問合せはメールでお願いします。
No.207【ファンドレイジングスーパースター列伝】義援金(日本) [2018年07月26日(Thu)]

義援金

あらためて、義援金について、調べてみました。

義援金は、大規模な災害発生時に集められ、基本的には被災者に直接配分されるお金です。
主に、日本赤十字社、共同募金会(中央及び各都道府県)、被災した自治体、国が集めいています。
あるいは、NHKや各テレビ局、新聞社などのメディアが代理人として募集をして、集めたお金を日本赤十字社に渡すという方式もあります。

しかしながら、この義援金について、実は、法令で定められたものではないそうです。

ネットで調べて、総務省の何かの報告書の一部に、次にような記載がありました。
ーーーーーーーーーーーーー
義援金については、関連する法制度は存在しておらず、防災基本計画(平成 20 年2月)
において、義援金の使用について、地方公共団体が日本赤十字社等義援金収集団体と配
分委員会を組織し、十分協議の上、定めることとされていたほか、配分方法を工夫する
などして義援金の迅速な配分に努めることとされていた
ーーーーーーーーーーーーー
http://www.soumu.go.jp/main_content/000298465.pdf


なお、寄付税歳の関係で、国税庁には、次のようなページがあります。
「寄附金・義援金を支払った方へ」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/saigai/higashinihon/gienkin/index.htm


次に、日本赤十字社のWebサイトに以下のような説明があります。

ーーーーーーーーーーーーーー
義援金の受付と配分
日本赤十字社が取り扱う災害義援金については、これまでの経験と実績と反省を踏まえて、平成
10年7月に迅速性、透明性、公平性を基本原則とする「災害義援金取り扱いガイドライン」を作成して関係機関および各都道府県・市町村に送付し、その後の災害義援金は、このガイドラインに基づき被災地の配分委員会に送金している。ここで配分基準の策定、被災者への義援金配分が行われている。
(日本赤十字社:日本赤十字社の災害救護活動 より)
http://www.bousai.go.jp/kohou/oshirase/h15/pdf/nisseki.pdf


さらに、こちらに、日本赤十字社に託された義援金がどのように届くのかがわかりやすくまとめられています。
http://www.jrc.or.jp/contribute/pdf/gienkin_flow.pdf


では、この義援金の制度はいつから始まったのでしょうか?
古くは、明治時代の淀川の洪水で義援金が集められたそうですが、現在の形の義援金の制度の始まりはよくわかりませんでした。

唯一の手掛かりは、中央共同募金会のWebサイトに掲載されていました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1951(昭和26)年
▽社会福祉事業法施行により共同募金が制度化(3月)
▽NHK歳末たすけあい運動が初めて行われ、共同募金会が義援金の受入れと配分を担当(12月)
▼ルース台風により、本州各地に大被害。死者・行方不明者1200人(10月)

1952(昭和27)年
▽北海道十勝沖大震災に際し、NHKたすけあいが行われ、共同募金会が義援金品受入と配分を担当(3月)
ーーーーーーーーーーーーーーーー
https://www.akaihane.or.jp/bokin/history/history_poster_50/


ちなみに、共同募金会における災害に関する基部募集については、こちらのページにとてもわかりやすく掲載されています。とても勉強になります。
共同募金会の災害時の取組について(福岡県共同募金会)
http://www.fuku-shakyo.jp/kyobo/14bokin.html

『共同募金会の災害時の取組
 共同募金会では、共同募金の創設当初から、災害時に、被災者への見舞金としての義援金募集に取り組んでいます。
 また、阪神・淡路大震災のボランティア活動時に課題となった、ボランティア活動の資金を支援するため、災害等準備金が制度化されています。
 さらに、被災地等で活動するボランティアグループやNPOの活動を支援するための支援にも取り組んでいます。』
さらに、災害等準備金、支援金、災害義援金の解説もありますので、ぜひご覧ください。


全国規模の義援金の始まりについては、またのちほどご紹介いたします。
No.206【ファンドレイジングスーパースター列伝】Team As One(日本) [2018年07月25日(Wed)]

Team As One

Jリーグのチャリティ活動「TEAM AS ONE」をご存じでしょうか?
今回の平成30年7月豪雨の際も、Jリーグの関係者は、積極的にスタジアムで募金活動をしていました。

チカラをひとつに。-TEAM AS ONE-

pic_teamasone.png

JリーグとJクラブは、今後も震災で被害を受けた被災地、被災者を物心両面から支援していきます。
このスローガンには、「Jリーグ」、「54クラブ」、「選手」、「ファン・サポーター」、「被災地復興を願う全ての人々」の力を結集し、みんなでひとつのチームとして団結し、前に進んで行こうという思いが込められています。
このロゴマークは、その思いを表す象徴として、5つの「チカラ」が「ひとつ」に団結して支援の輪が広がっていく様子をイメージしたものです。さらには、ひとつのボールのもとに、世界中(5大陸)の今後もこのスローガンのもとに、より一体となって進めていきます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
JリーグのWebサイトより引用
https://www.jleague.jp/aboutj/teamasone/

東日本大震災、熊本地震災害、平成30年7月豪雨災害復興支援活動について、以下のような活動を行っています。
(1)支援金募金の実施
「JリーグTEAM AS ONE募金」をJリーグ主管試合や各クラブスタジアム等において継続実施する。
東日本大震災、熊本地震災害、平成30年7月豪雨災害復興支援を目的に別の募金活動を実施しているクラブはその活動でよい。
(2)Jクラブによる復興支援活動への助成
選手、指導者等による被災地訪問
被災者をホームタウン、またはホーム試合に招待する事業
(3)支援金募金から、被災地で必要とされる備品・設備の寄贈
JFA等と協働し、現地のニーズを確認して、これまで同様簡易照明やミニゴール等の物品寄贈やイベント実施などを行う。
ーーーーーーーー


また、今回の水害では、次の通り、募金活動を行ったそうです。

Jリーグ TEAM AS ONE 平成30年7月豪雨災害義援金募金を実施〜すべてのJクラブが義援金募金をおこいます〜【Jリーグ】
https://www.jleague.jp/news/article/12414/
ーーーーーーーーーーーーーーーー
この災害で被災された皆さまを支援するため、J リーグとJ クラブは、7月15日(日)・16日(日)に開催される明治安田生命J2第23節・J3リーグ第18節、および7月18日(水)に開催されるJ1リーグ第16節を皮切りに、主に公式試合のスタジアムで、義援金募金を実施します。
ーーーーーーーーーーーーーーーー

素晴らしい取り組みですね。
No.205【ファンドレイジングスーパースター列伝】津田梅子(日本) [2018年07月24日(Tue)]

津田梅子

Tsuda_Umeko.gif

津田 梅子(つだ うめこ、元治元年12月3日(1864年12月31日) - 昭和4年(1929年)8月16日)は、日本の教育者。日本における女子教育の先駆者と評価される。

初名はうめ(「むめ」と書いた)で、明治35年(1902年)に漢字表記に改めて「梅子」とした。
------------
(Wikipediaより)

津田塾大学を創設した津田梅子の経歴を見ていると、大きく2回、ファンドレイジングのポイントがありました。

一つは、2回目の米国留学をした、明治22年(1889年)頃の出来ことです。
こちらも、Wikipediaからの引用です。
-----------------
梅子に留学を勧めたアリス・ベーコンは日本習俗に関心を持ち、日本女性に関する研究をしていた。ベーコンがアメリカへ帰国し、研究を出版(『日本の女性』)する際には手助けをしている。これは梅子が日本の女性教育に関心を持つきっかけになったとも言われており、留学を一年延長すると、梅子は日本女性留学のための奨学金設立を発起し、公演や募金活動などを行う。
-――――――――

この奨学金は、「日本婦人米国奨学金」(ジャパニーズ・スカラシップ)ということで、8000ドルの基金を寄付で集めたそうです。

こちらの記事に、津田梅子の半生が詳しく紹介されていました。
『津田梅子』大庭みな子 - Augustrait - Gooブログ
https://blog.goo.ne.jp/augustrait/e/dec457d750f57b08ca18798139b4b9e4


そして、もう一つのファンドレイザーとしての実績は、津田塾大学です。

こちらは、津田塾大学のWebサイトに掲載されている、「津田塾の歴史」から引用します。
http://www.tsuda.ac.jp/about/history/index.html

---------------
女性の高等教育をめざす私塾「女子英学塾」として、1900年に産声を上げた津田塾大学。創立者津田梅子は、女性の地位向上こそ日本の発展につながると信じ、女性の高等教育に生涯を捧げました。

女子高等教育機関の創設
1900年(明治33)、梅子は先駆的な私立女子高等教育機関の一つである「女子英学塾」を創設します。梅子は「男性と協力して対等に力を発揮できる、自立した女性の育成」をめざしました。日本政府からアメリカに派遣され、勉強の機会を与えられた梅子の胸中には「学んだ知識を社会に還元したい」という強い願いが刻まれていたのです。梅子が開校式で語った建学の精神は、今も変わることなく、津田塾大学の教育理念として受け継がれています。
-------------------


こちらの記事に、その時の状況が少し紹介されていました。

『あさが来た』広岡浅子だけじゃない
名門女子大を作った“豪傑”たちをご存じですか?
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48197?page=2

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「梅子が女子英学塾を開校する際の資金は、留学していた時の友人や支持者たちが作った『フィラデルフィア委員会』を通じて、主にアメリカの友人や有志の方々の寄付によって支援されていました。」(津田塾大学・津田梅子資料室)

35歳で英学塾を立ち上げた時、梅子は英語教師として華族女学校で働いており、女性としては高額の給料をもらっていた。とはいっても、日本の財閥や企業から大々的な資金援助なしで一から学校を立ち上げるのは容易ではないはず。実際、梅子が持っていた資金はわずか800円。現在の金額にすると400万円ほどしかなかった。

そこで、前出の委員会に協力を依頼し、創立に漕ぎつけることになる。委員会からの寄付は累計で数百万円にも及び、当時、一つの学校がこれほどの金額を外国人の寄付だけで集めるのは前代未聞のことだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この辺はもう少し詳しいことを調べたいところですが、津田塾大学のWebサイトにも詳しい情報が掲載されていないので、残念です。


Wikipedia:津田梅子

パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1353330
今週の助成金情報(2018年7月23日) [2018年07月23日(Mon)]

2018年7月18日から2018年7月23日のCANPAN助成制度データベース更新した助成金情報です。

【CANPAN助成制度データベース】
http://fields.canpan.info/grant/

今週は計13個の助成プログラムを掲載しています。
掲載した助成プログラムには、芸術・地域・子ども・復興支援・教育・まちづくりなど他分野掲載していますので、ぜひご活用ください。

続きを読む・・・
Posted by 藤川 幸子 at 14:05 | 助成金情報 | この記事のURL | コメント(0)
No.204【ファンドレイジングスーパースター列伝】忠犬ハチ公(日本) [2018年07月23日(Mon)]

忠犬ハチ公

渋谷駅前にある忠犬ハチ公。
初代のハチ公像は、寄付で出来ていたんですね。
初めて知りました。

327px-Hachiko.jpg


Wikipediaからの引用です。


------------------
新聞報道によって「忠犬ハチ公」が広く知られるようになった翌年である1933年(昭和8年)ごろ、ハチの美談に感動した帝展彫刻審査委員も務める彫塑家・安藤照は、かねてより知り合いであった斎藤弘吉にハチの銅像を作りたい希望を伝えた。この結果、日本犬保存会からの依頼によりハチの像が作成されることとなり、上野の死後、1927年(昭和2年)からハチの飼い主となっていた小林菊三郎はモデルとなるハチを連れて代々木富ヶ谷の自宅から初台にある安藤のアトリエまで毎日通った。

1934年(昭和9年)1月には「忠犬ハチ公銅像建設趣意書」が作成され、銅像建設の募金が開始された。日本犬保存会が発起した資金集めには、鉄道諸官庁も後援した。

同年3月10日午後5時から神宮外苑の日本青年館で、ハチと共に発起人の斎藤弘吉、上野未亡人などが参加した「銅像建設基金募集の夕」が開催され、約3000人がハチを見ようと集まった。その後、同年4月21日には渋谷駅前に「忠犬ハチ公像」が設置され、盛大に行われた銅像の除幕式にはハチ自身と300人もの著名人が参加した。
-------------------

実際に、どのくらいの寄付が集まったのでしょうか。
「1,864円23銭」だったそうです。
手紙とともに、全国各地からの寄付のお金が送られてきたそうです。


こちらの記事に掲載されていました。
「本日3月8日は「ハチ公」の命日--"ハチ公の銅像"はいくらでしょうか?」
https://news.mynavi.jp/article/20130308-a036/

180px-One_anniversary_of_Hachiko_19360308_Scan10038.jpg


しかしながら、1944年に戦時中の金属供出のため、ハチ公像も撤去されてしまいました。

また、Wikipediaからの引用ですが、「戦時中の金属供出によって失われた忠犬ハチ公像であったが、終戦後の1948年(昭和23年)8月、士の制作によって再建された。敗戦後の日本は当時、いまだ連合国軍の占領下にあったものの、忠犬ハチ公の物語は大戦前から外国にも紹介されて知られており、再建にあたっては連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の愛犬家有志も有形無形の力となった。」ということです。

ちなみに、製作者の「士」は、初代の像をつくった安藤照の息子でした。
なお、2代目の像は寄付によってつくられたかどうかはわかりませんでした。


忠犬ハチ公は、故郷の秋田などにも銅像があります。
東京には、もう一つのハチ公像があります。
東大の中に「ハチ公と上野英三郎博士像」が2015年3月に設置されました。
「東大ハチ公物語」として、詳しい情報が掲載されています。
http://www.en.a.u-tokyo.ac.jp/hachi_ueno_hp/hp/index.html

この像の制作経費は、東大学内外から個人、企業、団体の総計約450件、総額1000万円以上の寄付で出来たそうです。


忠犬ハチ公の物語については、こちらの記事も参考になります。
【忠犬ハチ公秘話】待っていたのは駒場⁈像は二代目⁈
http://sakamichi.tokyo/?p=11733


Wikipedia:忠犬ハチ公

By 不明 - archive copy at the Wayback Machine (archived on 18 September 2009), パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1762096

By Unknown - "Showa Day by Day" volume 4, Kodansha Co., 1989.『昭和 二万日の全記録 第4巻』講談社、1989年、p.53, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=30679417
NPOが押さえておきたい省庁情報(2018/07/17-20) [2018年07月22日(Sun)]

社会的価値を出していくNPO・公益活動を行っていくために、国の動きをしっかり押さえておくことが重要です。しかしながら、現在、社会課題が複雑化し、もともと関係する省庁以外でも実はその課題に関する取り組みを行っているケースが増えてきています。

そこで、省庁のWebサイトの更新情報からNPO・公益活動に関係する情報を1週間分まとめて抜き出しました。ぜひ、これからの活動にご活用ください。


メモ用.jpg


NPOが押さえておきたい省庁情報(2018/7/17-20)

各省庁の情報は以下の「続きを読む・・・」をご覧ください。
続きを読む・・・
No.203【ファンドレイジングスーパースター列伝】善意銀行(日本) [2018年07月22日(Sun)]

善意銀行

寄付・募金の歴史でよく見かける「善意銀行」について、調べてみました。

Wikipediaによれば「善意銀行は技術、労力、金品の預託を受け、助けを必要とする人とボランティアとの間をとりもつ制度である。預託されるのは金品が中心だった。」とのことです。

Wikipediaには、以下のような歴史が記載されています。
--------------
歴史
社会福祉協議会の発案により、ボランティア活動を推進する動きとして1962年から徳島県や大分県で始まった。1963年9月までに日本国内の450か所に善意銀行が存在した。1965年から年ごとに「全国善意銀行代表者連絡会議」が開催された。1973年に厚生省が社会福祉協議会に「社会奉仕活動センター」の設置をうながし、各地の善意銀行が次々に「ボランティアセンター」に置き換えられた。
-------------------

熊本県には、公益社団法人熊本善意銀行という団体がまだ残っています。
この財団のサイトを読むと、以下のように説明されています。

「私たちは、みなさんの尊い善意に基づいて提供される金銭、物品、ボランティア活動などを取りまとめ、児童・母子家庭・高齢者・身体障がい者など社会福祉のために払い出しています。
払い出しに際しては、みなさんの善意を有効に生かし、かつ公平性を保つために、運営委員会を置き、審議し、払い出し先などを決定しています」


善意の委託として、次の3つが紹介されていました。
--------------------
【金銭の預託】
1.寄付金 2.香典返し 3.募金箱 4.結婚・誕生・就職記念預託 5.クラス会費の残り 6.チャリティーイベント収益金 など

【物品の預託】
1.使用済み切手 2.入場券各種 3.玩具・ぬいぐるみ(新しいもの) 4.花・球根類 5.食品 など

【ボランティア奉仕】
1.理・美容 2.民舞 3.演劇 4.マジック・手品 など
-------------------
http://kumamoto-zengin.com/zengintte.htm


続いては、徳島県社会福祉協議会のWebサイトからです。
社協の歴史のページに「1962年 善意銀行開設」ということで紹介されています。
http://fukushi-tokushima.or.jp/torikumi/ayumi/

こんなことで困っている人たちがいる。 そうだ!適任者がいた。彼らにお願いしよう。
昭和30年代に入り、ボランティア活動が盛り上がりを見せ初めていました。しかし善意をどうやって必要な人に提供するか、その方法が確立されていませんでした。

そこで県社協はボランティア活動の窓口を設けることになります。それが徳島で生まれた「善意銀行」です。
県社協が本店となり、市町村社協には支店が置かれ、善意を必要としている人や団体に適切なボランティア活動を提供する「善意の受給調整」が行われました。

善意銀行のシステムは徳島から全国へと広がり、昭和40年代後半には約1,250カ所の善意銀行がボランティア活動を支えました。
現在、善意銀行の業務は「徳島ボランティア推進センター」に受け継がれています。
--------------------

東京には、東京都社会福祉協議会の中に「東京都善意銀行」が設置されています。
https://www.tcsw.tvac.or.jp/zengin/index.html


日本ファンドレイジング協会代表理事の鵜尾雅隆さんのブログ「ファンドレイジング道場」でも紹介されていました。
「善意銀行」って知ってます?
http://dojo.livedoor.biz/archives/51069105.html
No.202【ファンドレイジングスーパースター列伝】 横浜市開港記念会館(日本) [2018年07月21日(Sat)]

横浜市開港記念会館

158px-Yokohama_Port_Opening_Memorial_Hall_2009.jpg

1909年(明治42年)の横浜港開港50周年記念事業として、1913年(大正 2年)に計画が出され翌年着工、1917年(大正6年)に完成した。関東大震災時に全焼したが、1927年(昭和2年)に初期の建築を復元した状態で再建された。昭和2年の再建時に省かれたドーム部が1989年(平成元年)に再建されると同時に、国の重要文化財に指定された。
---------------
(Wikipediaより)


Wikipediaによると、『1909年(明治42年):横浜港開港50周年祭において開港記念会館を本町一丁目に建設することが決まる。建設にあたっては市の有志から寄付金50万円を募ることとした。』ということで、寄付が集められたようです。

1917年(大正 6年)7月1日、開港記念横浜会館の名称で開館し、開館式には大隈重信・徳川家達が臨席したそうです。1923年(大正12年)の関東大震災により倒壊し、その後、1927年(昭和 2年)に 震災復旧工事がされました。

横浜市開港記念会館のHPによれば、「開港50周年を記念し、大正6年に市民の寄付等により公会堂をメインとして、大小62室1,200人収容の市民の集会施設として工事費36万9千円で建てられ、開港記念横浜会館としてスタートしました」そうです。
(歴史・文化について)
http://www.city.yokohama.lg.jp/naka/kaikou/faq2.html


横浜市開港記念会館に詳しい歴史が掲載されています。
http://www.city.yokohama.lg.jp/naka/kaikou/



Wikipedia:横浜市開港記念会館

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NPO関係者が読むべきCANPANブログおススメ記事2018/7/13-2018/7/19 [2018年07月20日(Fri)]

2018年7月13日から2018年7月19日までのCANPANブログの中から、NPOの組織マネジメントに参考になるような記事をご紹介いたします。

参考ブログ.jpg



ブログ「川北秀人 on 人・組織・地球」

長岡でコミュニティセンター主事の会主催研修でした! [2018年07月13日(Fri)]
https://blog.canpan.info/dede/archive/1278
・住民の方たちから見れば、「コミュニティセンターがあるのが当たり前」「コミュニティセンターに行政から配置された職員がいるのが当たり前」になってしまっている
・その前提で、住民組織の役員さんたちが、地域のくらしが大きく変わっているのに、旧来の活動や体制をそのまま続けようとしてもうまくいかない
・ご自身の地域がどういう状況にあり、今後それがどう推移するの見通しなのかを地域住民の方たちとともに、「これまで」と「これから」を見通し、「てみる」を積み重ねていただけるよう、願っています。
★筆者のいう「てみる」を積み重ねていくことで、現状を把握しながら一歩一歩前に進むことを確認につながるキーワードなのではと思いました。


ブログ「NPO会計・リクツとコツ〜目指せ、NPO会計キュレーター」

レスキューストックヤードの平成30年7月豪雨 被災地支援活動募金に行ってきた[2018年07月14日(Sat)]
https://blog.canpan.info/sally_nakao/archive/2975
・レスキューストックヤードの幟旗をたてて、現地の写真を持ったり、アクリルの募金箱を持ったり、呼びかけをしたりした。
・何をやっているのかがわかると、じゃあ募金しようかという気持ちになるようだ。
・募金活動をするならその分バイトして寄付したほうが合理的と思わなくもないけれど、募金活動というのは、いろんなひとの善意の受け皿になっているんだと感じた。
★記事からはいろんな人が寄付していたことがわかります。支援内容がわかることで、団体のことを知り、寄付のきっかけに繋がりますね。
Posted by 藤川 幸子 at 14:38 | 参考ブログ | この記事のURL | コメント(0)