今度のCANPANセミナーは、おそらく日本初の内容として開催しました。
The・チャリティランナー!!
近年、チャリティランナー枠があるマラソン大会が各地で開催されるようになっています。
4000人のチャリティランナーによって総額4億円以上の寄付が集まった大会もあります。
でも、チャリティの楽しみ方や応援する方法などについて、あまりノウハウが共有されていないのが現状です。
そこで、チャリティランナー経験者や寄付先団体経験者、支援経験者の方々をトークゲストにお迎えして、 「チャリティランナー入門」セミナーを開催しました。
このテーマでは、おそらく、日本初のセミナーだと思います。
こんな方々に、ぜひご参加いただきたいセミナーとして、開催しました。
・チャリティに関心あるけと走れる自信がない
・マラソンしているけどチャリティランナーってよくわからない
・寄付先団体に選ばれたけどチャリティランナーをどうモチベートしたらいいか悩んでいる
・家族や友達がチャリティランナーになったけど、どう応援すればよいか知りたい
前半はチャリティランナー経験者や寄付先団体の担当者から、実践的なお話をお伺いし、後半ではトークゲストや参加者でディスカッションしながら、チャリティランナーを楽しむ方法について共有しました。
日本財団CANPAN・NPOフォーラム
実践者に聞く「はじめてのチャリティラン入門」セミナー日 時:2018年5月21日(月)19:00〜21:00)
場 所:日本財団ビル 2階会議室
参加者:25名
主 催:日本財団CANPANプロジェクト
協 力:認定NPO法人育て上げネット
<スピーカー>(所属、チャリティランナー出走回数)
宮本 聡さん (ファンドレイザー、フルマラソン3回、ハーフマラソン1回)
石橋 京士さん(一京綜合法律事務所代表弁護士、フルマラソン2回)
工藤 啓さん (認定NPO法人育て上げネット代表理事、フルマラソン6回)
山崎 梓さん (認定NPO法人育て上げネットチャリティマラソン事務局、フルマラソン1回)
<スケジュール>
19:00 スタート
・趣旨説明
・自己紹介タイム
19:10 リレートーク(一人10分)
各スピーカーが対応
@チャリティランナー経験者からチャリティランの魅力や意義
Aサブ3.5のエリート市民ランナーから必要なトレーニング
B寄付先団体担当者からの楽しみ方や苦労など
Cチャリティランナーとして、寄付先団体の代表として、チャリティランナーの成果
◎宮本聡さん (ファンドレイザー、フルマラソン3回、ハーフマラソン1回)◆チャリティランの魅力や意義とは?
ランナー視点では、「個人競技が団体競技に変わる」。
孤独なマラソンという競技を仲間と一緒に走ることができます。
練習でも本番でも、苦しい時ほどそれが実感できます。
チャリティ視点では、「集めると伝えるが同時にできる」。
「寄付を集める」という目的と「課題の認知を広げる」という目的が
同時に実現できます。無関心層に支援の輪が拡大します。
◆チャリティランナーの成果は?
健康な身体、目標達成する技術、タイムマネジメントの技術、素敵な仲間
◎石橋京士さん(一京綜合法律事務所代表弁護士、フルマラソン2回)◆チャリティランの魅力や意義とは?
「世界をより良いものにしたい」
⇓
・フルマラソン=自分のチャレンジ
+
・チャリティ=世界をより良くする
ためのチャレンジ
※1粒で5度美味しい!(努力、応援する・される、感謝する・される)
★石橋さんのお薦めの本
『金哲彦のマラソン練習法がわかる本』 (じっぴコンパクト文庫)
金 哲彦 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/440845656X/ 『実践・体幹ランニング DVD付き 確実に速くなる!』
金 哲彦 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4062186780/◎工藤啓さん (認定NPO法人育て上げネット代表理事、フルマラソン6回)工藤さんが走るのは、チャリティ目的100%。
仕事でマラソンを走っている!
◆チャリティランの魅力や意義とは?
1.一生使える「走った」事実
2.なんで走るの?が 美味しい質問に!
3.チャレンジが利害なく、応援される喜び
◆寄付先団体担当者の楽しみ方や苦労などは?
団体代表の担当
↓
「当然走る」説
寄付を受ける団体としては、チャリティランナーの家族が応援できるスペースの確保などが喜ばれる。グッズは、よく考えて作った方がよい。
大阪マラソンのチャリティランナーへのおもてなしはすごい!
ぜひ、体験した方がいい。
http://www.osaka-marathon.com/◎山崎梓さん(認定NPO法人育て上げネットチャリティマラソン事務局、フルマラソン1回)今日は、NPOのチャリティマラソンの担当者としてお話します!
代表の工藤さんに「えっ、走らないの?」といわれて、実際にチャリティマラソンを走ることになった。
◆チャリティランの魅力や意義とは?
社会問題とのゆるやかな関わり方
「好きなことで、社会貢献できる」
◆寄付先団体担当者の楽しみ方や苦労などは?
・遠距離恋愛的コミュニケーション
→会えない・見えない・話せない
・“走る”より疲れる
出会うはずなかった応援者とつながる。ランナーの立場で、いろんなことを考える
スピーカーのプレゼン資料はこちら。 19:55 参加者同士でシェアタイム
・3,4人のグループになって共有タイム
・トークゲストにさらに聞きたいこと
20:10 パネルディスカッション&質疑応答
リレートークのスピーカーによるパネルディスカッション
モデレーター:山田泰久
20:30 テーマ別に分かれて、ディスカッション
◆チャリティランナー
◆寄付先団体
◆NPO支援者
20:55 フィニッシュ
21:00 終了
★こんな方に、ぜひ報告記事を読んでいただきたいと思います!
◎ランナー
日頃からランニングをしている人。フルマラソン初挑戦なので一人だと不安、趣味を通じた社会貢献に興味がある、マラソン大会のチャリティランナーの優遇に関心あるなど、様々な動機でチャリティランに興味がある方
◎個人支援者
日頃から個人(あるいは企業の担当者として)NPOを応援しているが、普段と違った形で団体支援をしたい、あるいは寄付だけじゃなくて認知を広げる仕組みに関心がある、という方
◎寄付先団体
マラソン大会の寄付先団体に初めて選定されたNPOの担当者、あるいはすでに寄付先になっているもののランナーとのコミュニケーションに悩んでいるNPOの担当者など、チャリティランと団体のWin-Winな仕組みを構築したい方
<参加者のみなさんの感想シート>
※セミナー内で記入をお願いすることを忘れていて、一部の参加者のみの感想シートになっています。
スピーカーの工藤さんのTwitterのつぶやきもまとめてみました。
https://togetter.com/li/1229637関西からご参加いただいた、大阪マラソンのチャリティ事務局にも関わっている、office musubime 代表の河合 将生さんのFacebookの投稿もシェアさせていただきます。
ーーーーーーーーーーーーーー
「チャリティマラソンとして大阪マラソンは最高!」
チャリティランナーへのスタート前、ゴール後のホスピタリティ、フィニッシュエリアに寄付先団体は特別に入れてゴールするランナーの撮影や声かけができランナーに写真を渡せる、などなど。
大阪マラソンがチャリティマラソンとしてランナーと寄付先団体とのコミュニケーション機会をいろんな形で増やし、チャリティの裾野を広げることができればと取り組んでいることを団体やランナー視点でどう感じているか、チャリティ事務局として嬉しいコメントとともに学ばせていただきました!
頑張っているランナーの姿を家族に見せることができる応援エリアをきちんと確保することをはじめ、具体的な工夫もなるほどの連続でした。
寄付先団体になった団体、チャリティランナーにとって、こんだけノウハウや蓄積を共有いただいた登壇者の皆さんに感謝ですね。
関西でもやりたいなー。
#チャリティラン
ーーーーーーーーーーーーーー
ご参加のみなさま、スピーカーのみなさま、ありがとうございました。
<参考情報:チャリティマラソン・チャリティラン一覧>チャリティマラソンやチャリティラン、チャリティランナーについて、情報をまとめました。
(2018年5月5日現在)
★ここに掲載されているイベント以外にご存じの方は、ぜひお知らせください。
【チャリティランキング:A】
・チャリティランナー枠を設けている
or 参加費にチャリティが含まれている
・チャリティの結果がWebサイトで公開されている
東京マラソン
http://www.marathon.tokyo/大阪マラソン
http://www.osaka-marathon.com/湘南国際マラソン
http://www.shonan-kokusai.jp/13th/横浜マラソン
http://yokohamamarathon.jp/2018/熊本城マラソン
https://www.kumamotojyo-marathon.jp/NAHAマラソン
http://www.naha-marathon.jp/index.html北海道マラソン
https://www.hokkaido-marathon.com/2017/PARACUP
http://www.paracup.info/FITチャリティ・ラン
http://fitforcharity.org/ja/index.html東日本大震災復興支援ラン
https://www.goodsports.jp/震災復興マラソン〜クリスマスチャリティラン
http://www.sportsone.jp/ccr/京都チャリティ・ファンラン
https://kyoto-nicco.org/funrun/マザーレイク・チャリティ・ファンラン&ウォーク
http://motherlake.sports.coocan.jp/24時間グリーンチャリティリレーマラソン
http://www.r-wellness.com/tokyo24/名古屋栄ライオンズクラブ・チャリティマラソン
http://kaijyoken-marason.oos.jp/NIPPON ITチャリティー駅伝
http://www.nit-run.com/OSAKA GREAT SANTA RUN
https://www.santa-run.com/ブルームバーグ スクエア・マイル・リレー(Bloomberg Square Mile Relay)
https://squaremilerelay.com/ja/東京ヤマソン
http://tokyo-yamathon.com/ja/RunGirl★Night
http://rungirlnight.jp/【チャリティランキング:B】
・チャリティランナー枠があるが、チャリティの結果が公開されていない
名古屋ウィメンズマラソン
http://womens-marathon.nagoya/ぎふ清流ハーフマラソン
http://www.gifu-marathon.jp/仙台国際ハーフマラソン
http://www.sendaihalf.com/下関海響マラソン
https://kaikyomarathon.jp/高知龍馬マラソン
https://ryoma-marathon.jp/長野マラソン
https://www.naganomarathon.gr.jp/とくしまマラソン
http://www.tokushima-marathon.jp/index.htmlよこすかシーサイドマラソン
http://www.yokosuka-seaside.jp/【チャリティランキング:C】
・チャリティイベントだが、チャリティの結果が公開されていない
小野ハーフチャリティマラソン
http://www.onomarathon.com/富士山・山中湖チャリティ駅伝
http://yamanakako-ekiden.com/チャリティリレーマラソン(事務局:株式会社トレス)
https://tres.co.jp/charityrun/【その他】
中学生による復興支援!チャリティー・リレーマラソン東京
http://www.philanthropy.or.jp/marathon/tokyo2017/ちばアクアラインマラソン(今大会からチャリティランナー枠を設定)
http://chiba-aqualine-marathon.com/2018/東北・みやぎ復興マラソン(チャリティ活動はあるがランナーからの寄付はなし)
https://fukko-marathon.jp/ツール・ド・東北(収益ができた場合は来年度以降の大会のために基金化)
https://tourdetohoku.yahoo.co.jp/東北風土マラソン&フェスティバル(詳細がWebサイトに掲載されていない)
http://tohokumarathon.com/※個別のNPOが実施しているもの
リレーフォーライフ
https://relayforlife.jp/チャリティラン&ウォーク DAN DAN RUN 2018(難民支援協会)
https://www.refugee.or.jp/event/2018/05/13-0000.shtmlチャイケモウォーク(チャイルド・ケモ・ハウス)
http://www.kemohouse.jp/14_walk.htmlYMCAインターナショナル・チャリティーラン(YMCA)
https://www.ymcajapan.org/society/challenged/charityrun/NICCOチャリティ・ラン鴨川(NICCO)
https://kyoto-nicco.org/charity_run/世界子どもの日 チャリティ ウォーク&ラン(国際人権NGO ヒューマンライツ・ナウ)
http://hrn.or.jp/run/ピンクリボンウオーク(乳房健康研究会)
https://pinkribbonwalk.jp/ゴールドリボン ジョイ&ウォーク(ゴールドリボン・ネットワーク)
http://www.grwalk.com/WRJチャリティーリレーforAFRICA(ワールドランナーズ・ジャパン)
http://www.wrj.jp/event/relay杉並チャリティーウォーク(未来をつなぐ子ども資金)
http://kodomoshikin.org/charity-walk-2/scw2018/Run for Peace
http://www.run-walk.me/index.html