【開催報告】日本財団ソーシャルイノベーションフォーラム2016 CANPAN特別セッション「拡張するNPOの役割」2016年9月29日(木)午後・東京 [2016年09月30日(Fri)]
2016年9月28日(水)〜30日(金)に虎ノ門ヒルズで開催されました「日本財団ソーシャルイノベーションフォーラム2016」。そのセッションの1つ「拡張するNPOの役割」CANPAN特別セッションの開催報告です。
日本財団ソーシャル イノベーションフォーラム2016 日本の抱える社会課題が高度化・複雑化する中で、行政、企業、NPO等団体、研究機関などのセクターの壁を越えた協働によって、互いのアイデアやリソースを持ち寄り、ソーシャルイノベーションを引き起こすことが求められています。日本財団ソーシャルイノベーションフォーラム2016は、「にっぽんの将来をつくる」をコンセプトに、行政、企業、NPO、大学の枠組みを超えて、各領域にて第一線で活躍する方々が集うイベントです。 http://www.social-innovation.jp/ ![]() 拡張するNPOの役割 〜これからのNPOに求められていること〜 2016年9月29日(木)13:00〜14:30 参加者:約70名 うちNPO関係者6割、企業関係者3割 その他(行政・学生)1割 ここ数年、NPOが果たす役割が⼤きく変わってきています。これは、NPO⾃⾝による進化なのか?あるいは、社会構造の変化に伴うNPOの社会適応なのか?従来のNPOのイメージを超えた価値を⽣み出している⼆つのNPOの実践例から、拡張するNPOの役割について考える機会となりました。 <登壇者プロフィール> ![]() ⽯原達也さん(中央) NPO法⼈岡⼭NPOセンター 副代表理事 2005年に(特非)岡山NPOセンター事務局長(現、副代表理事)に就任後、地域に必要な機能として(公財)みんなでつくる財団おかやま、(特非)みんなの集落研究所を設立。また(一社)全国コミュニティ財団協会の役員も務める。 松崎英吾さん(右) NPO法⼈⽇本ブラインドサッカー協会 事務局⻑ 「ブラインドサッカーを通じて社会を変えたい」との想いで、日本ブラインドサッカー協会の事務局長に就任。「サッカーで混ざる」をビジョンに掲げる。サステナビリティをもった障がい者スポーツ組織の経営を目指し、事業型非営利スポーツ組織を目指す。 ⼭⽥泰久(左) NPO法人CANPANセンター 代表理事 NPO・市民活動団体のための情報発信プラットフォーム「CANPAN」を運営する、CANPANセンターの代表理事に2015年に就任。全国各地のNPOとのネットワークを活用して、NPO向けのノウハウ・コンテンツを情報発信している。 ◎オープニング ・このセッションの全体の流れ ・最近のNPO事情 ・NPOが生み出す価値 ◎プレゼンテーション (1)地域でのNPOの役割 〜地域でどのような価値を生み出しているか〜 岡山NPOセンターの事例紹介 ◇石原達也さん 参加者でシェアタイム (2)社会でのNPOの役割 〜社会でどのような価値を生み出しているか〜 日本ブラインドサッカー協会の事例紹介 ◇松崎英吾さん) 参加者でシェアタイム ◎クロージング 〜NPOが生み出す価値、これからの役割〜 石原さん、松崎さん、山田の3人で ★★★全体進行用資料★★★ ★★★プレゼンテーションの概要★★★ (1)地域でのNPOの役割 〜地域でどのような価値を生み出しているか〜 岡山NPOセンターの事例紹介 ◇石原達也さん ◎石原さんのお仕事 NPO法人 岡山NPOセンター 副代表理事・ディレクター ボランティア・NPO・地域活動・社会事業などの経営支援 多様な主体での課題解決の仕組みづくり http://www.npokayama.org/ NPO法人みんなの集落研究所 代表執行役 集落のためのシンクタンク。調査と政策提言・仕組み作りで 地域コミュニティの在り方を変え、進化と深化を促進 http://www.npominken.jp/ 公益財団法人 みんなでつくる財団おかやま 理事 岡山のコミュニティ財団(市民立の財団)。 市民寄付を中心とした資源の仲介と資源提供(寄付)による社会参加促進 http://www.mintuku.jp/ 一般社団法人 全国コミュニティ財団協会 理事・事務局長 コミュニティ財団の全国組織。 コレクティブインパクトの実現、遺贈寄付推進、熊本地震復興支援、 コミュニティ財団の普及 http://www.cf-japan.org/ ◎地域で必要なこと ・地域の課題を明らかにする ・多様な主体での課題解決の仕組み ・当事者を増やす ◎まちでいきる。 ・NPOの基盤を強化する。 ・社会参加・ボランティアの促進。 ・企業との協働。CSR支援。 ・地縁組織の再編を支援する。 ・協働の仕組みをつくる。 ・課題解決のお金の流れをつくる。 ◎小規模多機能自治 ・小学校区単位の小さな地域で、 ・高齢者福祉〜子育て支援〜移住定住〜観光〜特産品開発まで 地域の幅広い課題解決に、 ・地域の様々な人で取り組む ◎NPO(当事者の行動)が枠組みを越えたつながりを実現する。 ◎これからの地域に必要なのは、 コーディネーターではなく、「プロデューサー」。 自分達を取り巻く社会を自分たちというツールで どうプロデュースするか? どう人を育て、促し、つなげていくか? (2)社会でのNPOの役割 〜社会でどのような価値を生み出しているか〜 日本ブラインドサッカー協会の事例紹介 ◇松崎英吾さん) 参加者でシェアタイム ◎ブラインドサッカーが社会でどのような価値を生み出しているか? ◎競技・JBFAの特徴 ◎ブラインドサッカーを通じて障害者への見方〈マインドセット〉が変わっていく 【ミッション】 ブラインドサッカーに携わるものが障害の有無にかかわらず生きがいを持って生きること 【ビジョン】 ブラインドサッカーを通じて視覚障がい者と健常者が、当たり前に混ざりあう社会を実現すること ◎ブラインドサッカーらしい出会い ◎JBFAの提供価値 ブラインドサッカーを通じて、視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会を実現すること ◎主要なダイバーシティ事業 スポ育 http://supoiku.b-soccer.jp 学校(小中高)向け体験授業 *年間500件以上、2万1000人以上の子どもたちに提供 OFF TIME http://www.offtime.jp 大人(18歳以上)向け体験プログラム OFF TIME BIZ http://www.biz.offtime.jp 企業向け体験研修 ◎ブラインドサッカー東日本リーグ2016 http://www.b-soccer.jp/9699/news/higashinihon2016.html ★★★参加者による気づきの共有シート★★★ ご登壇頂いた岡山NPOセンター 石原さん、日本ブラインドサッカー協会 松崎さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。 |