ソーシャルセクターで、はじめて寄付について興味関心を持った時にチェックすべき書籍やWebサイトです。
◎書籍解説文は、Amazonの紹介文を引用しています。
◇寄付者の立場で、寄付について、考えよう。
寄付をしてみよう、と思ったら読む本(2018/11/21)
渋澤 健, 鵜尾 雅隆
https://amzn.to/2Tl8925○寄付には、人と人をつなぐ力がある。誰ひとり取り残されない世界の実現のためには、寄付は欠かせない。日本ファンドレイジング協会を立ち上げた、日本における寄付ムーブメントの旗振り役と、「寄付もまた本業の1つ」と語る、コモンズ投信会長による、はじめての寄付の本。
○日本の寄付総額は7756億円、名目GDPの0.1%にすぎない。英国の1兆5035億(GDP比0.5%)、米国の30兆6664億円(GDP比1.4%)と大きな差がある。しかし、近年寄付をめぐる状況は大きく変わってきた。スマホを使えば簡単に寄付先が見つかり、その場でカード決済も可能。SNSを通じて寄付への思いをシェアすることによって簡単に他者とつながれるようになった。遺贈寄付や寄付控除など税制面での拡充も進んでいる。クラウドファンディングによって気軽にお金を出したいという考えの人も増えつつある。
ファンドレイザーの手引書としても有用な一冊。
世の中を良くして自分も幸福になれる「寄付」のすすめ(2014/5/16)
近藤 由美
https://amzn.to/2BRAO80★前帯コピー
「与える人」こそが与えられる
自分のお金、物品、時間、スキルなどを他人のために使って「本当の幸福」を手に入れる――寄付の魅力を紹介。
さまざまな寄付のやり方、寄付先の選び方、寄付税制の活用法なども徹底解説した初の「寄付」指南書。
「0円」からでも始められる!
★前ソデコピー
最新の心理学の研究などでも、「ほかの人にお金や物を与えることにより、自分が使う以上の幸福感が得られる」ことが実証されてきました。
寄付をすると、きっとあなたの中で、ポジティブな大きな変化があるはずです。軽やかな気持ちで、寄付の扉を開けてみてください。
◇NPOの寄付担当者としての参考書。
寄付白書2017(2017/12/8)
https://amzn.to/2BS1QvL寄付者・ファンドレイザー・研究者・メディア・行政の方の必携の書。
最先端の寄付研究の知見を加え、日本の寄付市場をもっと深読み! 日本初の「寄付を科学する」を読み解き、2010年以降の日本の寄付市場を網羅する実践書。
日本の寄付市場の推移、特色のある寄付者ペルソナ、寄付を取り巻く政策・制度をまとめた要約から、2016年の寄付の動向(第1章)、人はなぜ寄付をするのかーNPO研究、行動経済学における知見から(第2章)、善意の資金(寄付・社会的投資)国際比較ー日米英韓(第3章)、課題と展望(第4章)まで、日本の寄付の現状と動向が明らかにされています。
非営利団体の資金調達ハンドブック(2017/3/23)
徳永 洋子
https://amzn.to/2F0U9aC全国10万超のNPOの最大の悩み「資金をどう獲得するか?」。
その答えを初めて、具体的に書きました。
寄付の依頼には手法があります。イベントに集客する4つのポイント。
助成金申請から採択までの6つの留意点。
手紙やメール、申請書のサンプルを示して
手取り足取りお伝えします! !
【著者のアドバイス(本書から)】
⇒NPOのウェブサイトの寄付メニューで「寄付会員になって継続的に支援(月々1000円から)」と「今回のみ自由な金額で寄付する」の2つのタブを設け、「継続支援」をディフォルトとする(導線を「太目」にする)。
⇒アフリカの貧困の統計を示して寄付を訴えるより、特定の名前の子どもの困窮の話で訴える。感情に訴える、「誰のために」が大切。延々と統計データで説明すると感情のスイッチが切れる。
⇒会員の期限が来る2月前に継続依頼状。その1週間後に確認メール。期限当日にもメール。退会届を出した人にはお礼を伝え、アンケートで退会の理由を聞く。その設問だけではストレートすぎるのでほかの設問も用意する。
⇒助成金申請書はタイトルを見ただけで「これに取り組むことで、喫緊のこの課題が解決する(あるいは、こうした効果が出る)」ということが分かるようにしておく。
⇒助成金が不採択になったら、その理由を把握して次につなげる。採択団体は公表され、審査員のコメントも付記されていることもある。
地域福祉とファンドレイジング(2018/6/22)
宮城 孝, 長谷川 真司, 久津摩 和弘
https://amzn.to/2TkqEnu福祉業界初のファンドレイジングの解説本。ファンドレイジングに必要な知識・方法を解説し、社協やNPO法人による先進的な事例から具体的な手法や工夫を紹介。お金が無いことで諦めていた福祉から、資金調達力を身につけて地域の社会課題に立ち向かえる福祉へ転換する。
◇新しいチャリティ・フィランソロピーの潮流を知る。
あなたが世界のためにできる たったひとつのこと 〈効果的な利他主義〉のすすめ(2015/12/01)
ピーター・シンガー
https://amzn.to/2BReXNUシリコンバレーも注目する、21世紀の倫理的ライフスタイル
あの時、あなたはどこに寄付をしましたか? そのお金が何に使われたかご存知ですか? あなたのおかげで、何人の命が助かりましたか?──。世界をより良い方向に一歩進めようとする、シリコンバレーや欧米の若者たちに注目される「効果的な利他主義」を、その理論的支柱でありムーブメントを牽引する世界的な哲学者が平易に紹介する。理性と共感とテクノロジーを駆使して、効果的に「もっとも多くの命を救う」、21世紀の新しい生き方を始めるための一冊。
◎調査報告書日本の寄付の歴史を知るために、必須の本。
NPO と金融機関の協働に関する調査研究 報告書
―米国における寄付関連金融商品の動向と日本における導入可能性に関する考察−
特定非営利活動法人 パブリックリソースセンター
http://www.public.or.jp/PRF/aboutus/files/kifu080124.pdf第一章 日本の寄付
第一節 日本の寄付文化
江戸時代/明治から第 2 次世界大戦まで/国家総動員法と寄付文化の終焉/第 2 次世界大戦後/
第二節 日本の寄付の現状
概況/法人企業の寄付金/個人の寄付金/ギャンブル資金/
第三節 日本の寄付に関る仕組み/
共同募金/助成財団/公益信託/企業寄付/寄付つき年賀はがき/ギャンブル資金
◎Webメディア寄付者向けの情報から、寄付を集める側のノウハウなど、様々な視点で寄付に関する情報が掲載されています。
寄付ラボ(京都市市民活動総合センター)
https://shimisen-kyoto.org/kifu-labs京都市市民活動総合センターが運営するWebメディア。ソーシャルセクターなどの第一人者による寄付文化に関する寄稿記事でまとめられています。
寄付ナビ | NPOやNGOを支援したい方へ、寄付・募金先選びをガイド
https://kifunavi.jp/「子ども食堂に寄付を届けるには?」「募金先の選び方や食料の寄贈で支援する方法」「人道支援の活動に、寄付を届けるには?」など、寄付に関して、様々な切り口で解説されているWebメディア。記事の著者が個人として募金した経験や、逆にご支援をいただく側で働いた視点から、「寄付」の楽しさや意義をお伝えしています。
ファンドレイジング・ラボ
http://fundraising-lab.jp/ファンドレイジングとはNPOの資金調達のことです。ファンドレイジング・ラボは、寄付、会費、助成金・補助金、社会的事業などによるNPOの資金調達のノウハウを提供しています。
きふる
http://kifuru.org/きふるは「寄付をカッコヨク」をミッションにしています。 わたしたちにとって寄付とは、言葉の通り「寄り添うこと」。 現金の支援だけでなく、ボランティアで時間をさく、フェアトレード商品を買うなどの社会貢献活動を総括して、「寄付」と呼んでいます。
◎寄付を集めることを仕事にするWebメディア日本ファンドレイジング協会
http://jfra.jp/認定ファンドレイザー認定資格制度
http://jfra.jp/fundraiser【准認定ファンドレイザー必修研修】
ファンドレイジングの知識を体系的にまとめた約400頁のテキスト(当日配布)を用い、組織の成長戦略、寄付・会費・助成金を得るための戦略や基本スキルを学びます。
ファンドレイジングの全体像を理解でき、自分の体験や個々の研修などで得る学びを体系化することができます。
以上