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【開催案内】『すぐやる人の「出会う」技術』出版記念セミナー出会いの達人・久米信行さん(CANPANセンター理事)に聞く!〜仕事“相手”から信頼し合える仕事“仲間”へ〜2015年12月18日(金)東京・夜(日本財団CANPAN・NPOフォーラム) (12/15)
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【開催報告】キフカッション in 実家 2020年1月2日(木)夜・群馬 [2020年01月02日(Thu)]

今日は、実家キフカッションを開催しました。
山田の父母(70代)に、地域の寄付事情を聞いてみました。
なかなか面白い話を聞くことが出来ました。

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キフカッション in 実家

日時:2020年1月2日(木)夕ごはん
場所:山田の実家(群馬県高崎市)
主催:キフカッションプロジェクト

まずは、昔の話を聞いてみました。

◎村の神社

明治の時代に、村の神社(諏訪神社)を建て替えた時は約300円を氏子が寄付をして作った。
※明治時代の1円は、現在の金額でいうと、5,000円〜20,000円。
昭和47年には鳥居をつくった。これも氏子でお金を出して作った。

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◎講
明治時代には、大山講、伊勢講、成田講、女人講、二十三夜講があった。
大山講は、神奈川県の大山まいり。
https://www.klnet.pref.kanagawa.jp/kyoudo_archives/ooyama/sanno_univ/know/history/20160217_182059.html

伊勢講は、三重県の伊勢神宮。
https://kotobank.jp/word/%E4%BC%8A%E5%8B%A2%E8%AC%9B-30948

成田講は、千葉県の成田山新勝寺。

女人講は、農村の女性だけで集まったコミュニティ(農協の婦人会のようなもの)。

二十三夜講は、月待行事を行う講。
https://blog.nagano-ken.jp/suwa/6th_sense/266.html

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山田にとっての、ひいひいじいさんの山田亀次郎(慶応2年生まれ)の日記帳を見ると、伊勢講、成田講の掛け金は明治37年で毎月1円(現在のお金で5,000円〜20,000円)でした。
日記を見ていると、講の掛け金を払うことが出来ない人のために立て替えている記録もありました。
(亀次郎じいさん、記録を残していてすごいよ。)
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◎小学校への寄付
先ほどの亀次郎じいさん(慶応2年生まれ)が通っていた「與兒手小学校」に、亀次郎じいさんの父親の山田藤市じいさんが家具購入のために10円寄付していたそうです。

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◎天狗岩堰
いわゆる農業用水の施設です。
『江戸時代には「植野天狗岩堰」と言いましたが、明治15年に「天狗岩水利土木会」ができてからは、「天狗岩堰」という呼び方になりました。現在は、利根川坂東大堰取水合口から八幡川との合流地点までを「天狗岩用水」と呼び、それより下流の烏川への落水口までを「滝川」と呼んでいます。明治25年には「天狗岩堰普通水利組合」が設立され、昭和24年の土地改良法の制定に伴い、昭和27年に天狗岩堰土地改良区に組織変更されました。その間、カスリン台風やアイオン台風、キティ台風など数多くの台風による被害を受けながらも、整備・改修を施し現在に至っています。』
http://www.tenguiwazeki.jp/concept.html

国や自治体のお金も入っていますが、この用水を利用している農家が費用を出し合って整備・改修をしてきたそうです。


次に、最近の寄付事情です。

◎町内会費
年間6,000円の町内会費。
その中に、日赤、赤い羽根の共同募金、緑の羽根の募金の寄付が含まれている(金額の詳細は不明)。
町内に大企業の工場(ルネサス(旧日立)や大塚製薬)があるので、そこからも町内会費を持っているので、わりと潤沢。


◎集会場の立て替え
20年前くらいに町内会の集会場を建て替えた。費用は町内会費の積み立て金と自治体からの補助で賄った。土地は、町内の共有地となっている。


◎一般的な寄付
東日本大震災の時は日赤の義援金に寄付をした。
それ以外は寄付をする機会があまりなかった。


なるほど、実家キフカッション、勉強になりました。
【開催報告】キフカッション with 子ども〜小学校の寄付事情を聞いてみよう!〜 2019年12月31日(火)午後・群馬 [2019年12月31日(Tue)]

本日は、群馬・高崎で「キフカッション with 子ども」を開催しました。
実家に帰省した際に、小学生と中学生のおい・めいに、小学校の寄付事情をアンケート形式で聞いてみました。今回はサンプル数5名(現役の小学生3名、元小学生の中学生2名)です。
4人とも同じ小学校に通っています。

小見出しを追加.png

キフカッション with 子ども
〜小学校の寄付事情を聞いてみよう!〜


日 時:2019年12月31日(火)12:30〜13:00
場 所:ランチで入ったお店
参加者:子ども5名、高校生1名、大人1名 計7名
主 催:キフカッションプロジェクト

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次のようなアンケート内容で、小学生の寄付事情を聞いてみました。
なお、寄付というより、言葉としては「募金」の方が馴染みがあると思うので、募金という言葉を使っています。

=====================
2019年12月27日キフツール研究所

募金(ぼきん)に関するアンケート
下のしつもんに答えてください。
12月31日までにアンケートをていしゅつすると、
お正月にすてきなプレゼント(お年玉)がもらえるよ。

1.小学校で募金(ぼきん)をしたことはありますか?
  その募金は、なんのためにあつめたものですか、
  どんなふうにあつめましたか、おしえてください。

2.小学校以外(いがい)で、募金(ぼきん)をしたことはありますか?
  駅(えき)やコンビニなどのお店で募金をしたことがありますか?
  どんな募金をしたかおしえてください。

3.テレビのニュースなどをみて、募金(ぼきん)を
  したいと思ったことがありますか?
  それはどんなものに募金したいと思いましたか?

4.募金(ぼきん)したお金はどのようにつかわれるかしっていますか?

5.ヒカキンが台風(たいふう)の募金(ぼきん)をしたのを知っていますか?
  それを見てどう思いましたか?

(なまえ:             )
※ていしゅつしないと、お年玉はないよ。
======================

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早速、子どもたち4名の回答です。

1.小学校での募金の状況
→どらえもんぼきん
 災害を受けた地域の人に募金
 ちいきの人のおかねがない人にかしたりするため
 赤い羽募金
 ない

2.小学校以外での募金
→買い物をしたときのおつりでした
 難民を助ける募金
 ない
 コンビニで災害のふっこうしえんの募金をした
 ない

3.ニュースをみて、募金をしたいと思ったこと
→じしんなどでひさいをした人を見たとき
 病気で苦しんでいる人を助ける
 ない
 ない
 ない

4.募金したお金の使われ方
→木をうえたり、なん民の人のため、ひさいちのふっこうのためにつかわれる
 災害を受けた地域の人に
 外国のところ
 しらない
 せかいの人たちに水をあげるお金

5.ヒカキンの台風募金
→ただ再生回数をかせぐだけだと思った。
 しらない
 見ていない
 しらない
 えらいな〜


なるほど〜。
やはり小学校で募金する機会があるんですね。
また、災害のための復興支援の募金は子どもたちにとっても身近な存在です。
勉強になりました。


もう一つ、こどもキフカッションについて、Facebookに投稿をした際にいただいたコメントもとても参考になったので掲載させていただきます。
『小4息子に聞いてみたところ、学校で何度か募金活動があったそうです。
校長先生が呼びかけて、5.6年生が箱を持って回ったそうです。
ちなみに先日、学校のお祭りがありましたが、売り上げの一部は赤十字に寄附がデフォルトです。』
(コメントいただいたKさん、ありがとうございます!)

聞いてみないと寄付事情はわかりませんね。
実家キフカッションのご案内 [2019年12月25日(Wed)]

キフカッションの新バージョンを企画しました。
気になった方はご自由に実家で開催してください!
(山田宛にご一報いただけると嬉しいです)

実家キフカッションをやってみよう!

年末年始、地元に帰省した際、地域のリアルな寄付事情を実家の家族に聞いてみませんか?
ファンドレイジングに関するセミナーやシンポジウムで寄付に関する様々なモデル事例が語られています。それも寄付の真実ですが、多種多様な寄付の事例のほんの一部だと思います。実家で聞く寄付の話しはセミナー等で語られる寄付と違うものかもしれませんが、それも寄付の真実の一面です。寄付は多種多様な側面を持っています。多様な寄付の形を知ることは、寄付に関する理解を深めるためにとても大事なことです。
「キフカッション」は寄付について語り合うイベントとして2015年に始まりました。今回は、そのキフカッションを実家で家族を相手にやってみようと企画したものです。実家キフカッションは地域におけるリアルな寄付事情を知るにはまたとない機会です。帰省した折にちょっと寄付の話しをしてみましょう!

という表向きの理由もありながら、このキフカッションにはもう一つの裏目的があります。キフカッションを通じて、自分の仕事のことやNPOのこと、寄付のことを家族にあらためて知ってもらうきっかけになるといいなあと考えています。自然に寄付のことを意識してもらい、あなたのNPO活動のこともさらに興味関心をもってもらえる機会になることを願っています。


実家キフカッション.png

【ヒアリングシート】
実家の家族に寄付について聞いてみる際のポイントをまとめてみました。
寄付は、主に以下の3つの寄付で構成されています。
三種類の寄付があることを意識しながら、話を進めていくとスムーズです。
 @ NPOへの寄付
 A 災害への寄付
 B 地域での寄付
また、一般の人にとっては「寄付」と「募金」はほぼ同義語です。募金という聞き方の方が馴染みがあるかもしれません。

@NPOへの寄付
◆ ここ1,2年で、NPOやボランティア団体に寄付や募金をしたことがあるか?
◆ どこの団体に寄付をしたか?
◆ そのきっかけは?
【補足】「ない」という答えの場合は、ここでいうNPOには社会福祉法人や公益法人も含んだ広義の意味であることを伝えて、再度聞いてみてください。
「ある」という場合は、雰囲気的に聞けるようなら寄付金額も聞いてみましょう。

A災害への寄付
◆ 東日本大震災の時に寄付や募金をしたか?
◆ その後に発生した災害に寄付や募金をしたことがあるか?
◆ 寄付をした時はどこに寄付をしたか?

B地域での寄付
【ポイント】
地域における寄付は、主に以下の三種類があります。
・町内会費の中に含まれて定期的に徴収されているもの(日本赤十字、赤い羽根共同募金、社会福祉協議会(社協)など)
・お祭りなどイベント的に寄付をするもの
・町内の施設等の整備のための寄付
◆ 町内会費はいくら払っているか?
◆ 赤い羽根の共同募金に寄付をしているか?個別に寄付をしているか、あるいは町内会費に含まれているのか?
◆ 日本赤十字に寄付をしているか?個別に寄付をしているか、あるいは町内会費に含まれているのか?
◆ 社会福祉協議会(社協)に寄付をしているか?個別に寄付をしているか、あるいは町内会費に含まれているのか?
◆ その他に、会費的に支払っているものはあるか?
◆ 上記以外に、地域で寄付を求められることがあるか?
◆ 地域のお祭りやイベントなどにお金を出すことがあるか?
◆ 最近、地域の建物の建設や修理でお金を出したことがあるか?
◆ 学校関係で寄付をすることがあるか?
◆ 職場や地域でカンパが回ってくることがあるか?どんなものか
◆ お香典返しで自治体や社会福祉協議会に寄付をする習慣が地域にあるか?

Cその他
◆ ふるさと納税を知っているか?寄付をしたことがあるか?
◆ 地域で有名な寄付の事例や人物があるか?
◆ 市民がお金を出し合って建設したものは?
◆ 無尽講や頼母子講、伊勢講、富士講などの講の文化はあったか?いつまであったか?
(※)無尽講や頼母子講とは、地域で十人前後のグループが毎月お金を出し合ってグループのメンバーにお金を融資するような金融システム。
 伊勢講や富士講は地域の仲間でお金を出し合って毎年代表者を選出してお伊勢参りや富士登山などを行う宗教的な講。

ヒアリングシート(印刷用)
実家キフカッション ver.01.pdf
【開催報告】ギビングサロン feat. 第7回ソーシャルメディエーターサロン 2019年12月19日(木)夜・東京 [2019年12月20日(Fri)]

今回は、ソーシャルメディエーター協会が主催する「第7回ソーシャルメディエーターサロン」に参加して、その懇親会で「ギビングサロン feat.」を実施しました。

ソーシャルメディエーターサロンは、中間支援に携わっている方、興味のある方が集まって、中間支援の職能の分析として、「つなげる」価値の再考、コーディネーターのポイントなどをみんなで考えるという勉強会だそうです。


ギビングサロン feat. 第7回ソーシャルメディエーターサロン

日 時:2019年12月19日(木)17:00〜19:30(その後、懇親会)
場 所:日本財団ビル会議室&近くの中華料理店
参加者:12名
主 催:ソーシャルメディエーター協会

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この勉強会の場に話題提供者として参加させていただき、山田が取り組んでいる組織評価、助成金、情報発信のことや、少しだけ寄付の歴史についてご紹介しました。
その後のディスカッションでは、みなさんがどのように情報収集をしているのかという話題になりました。山田はファンドレイジングスーパースター列伝を書いていくにあたって、どのようにネタを情報収集していたのかをお伝えしました。
たぶん、この話をしたのは初めてですね。

1.Google検索の「ツール」で検索対象期間を「1週間」にして毎週末に検索を行う。
1週間以内に更新された情報だけが収集できるので、今まで見ていない情報を見つけることができる。毎週「寄付」「募金」「チャリティ」で検索を行っていた。
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2.プレスリリースのプラットフォームの「PR TIMES」で検索を行う。
https://prtimes.jp/
毎週「寄付」「募金」「チャリティ」で検索を行っていた。

3.NPOや福祉系の本で情報収集。関係しそうな論文を見つけて調べる。


懇親会では、山田からは「寄付の系譜」をご紹介しました。
ファンドレイジングスーパースター列伝の事例をもとに、日本の寄付の潮流についてまとめたものです。
【暫定版!】寄付の系譜
〜ファンドレイジングスーパースター列伝より〜
1.勧進と寄進(奈良時代〜)
2.徳の文化(中世〜)
3.互助時代(江戸時代〜)
4.慈善と社会事業(明治時代〜)
5.国家財政の補完(大正時代〜)
6.戦後の転換(昭和時代〜)
https://blog.canpan.info/cpforum/archive/2168

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その後は、ひとしきり、寄付談義。
寄付を日常的に行っているか?
なぜ人は寄付をするのか?
寄付に対して、報酬を求めるのか?どのようなものを求めるのか?
どうやって寄付を集めることができるのか?
などなど。

少しの時間ですが、こうやって寄付について語り合える場があるのは、やっぱりいいですね。


【寄付月間公式動画】
寄付するあなたを誇りに思う 〜寄付月間5周年PV〜
「寄付をするという行動」は、自分や周りの人に勇気を与え「誇れる行動」です。
12月は、寄付について考えたり実際にしてみたりする「寄付月間」。
ハッシュタグを付けて、12月を一緒に盛り上げましょう。
#あなたが誇りに思う人は誰ですか #proudofyou #寄付月間

https://www.youtube.com/watch?v=eSnjeQXlpis


みなさま、ありがとうございました。
【開催報告】ギビングサロン feat. 忘年会MTG with Y 2019年12月18日(水)夜・東京 [2019年12月19日(Thu)]

今回は、寄付月間の12月ということもあり、「忘年会MTG with Y」の中で、寄付について語り合うギビングサロンを開催しました。
忘年会MTG with Yは、日本財団CANPANの山田がランチの時間にソーシャルセクターに関わっている方、興味関心のある方が集まって、情報交換する「ランチMTG with Y」の夜版として開催したものです。ソーシャルセクターがテーマですので、寄付月間にあわせて、寄付の話題も盛り込んで、寄付者が寄付について語り合うギビングサロンとしても開催しました。

この報告記事では、ギビングサロン的な内容をピックアップしてご紹介します。

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ギビングサロン feat. 忘年会MTG with Y

日時:2019年12月18日(水)19:00〜21:00
場所:日本財団ビル近くの中華料理屋
対象:ソーシャルセクターに関する情報交換したい方ならどなたでも
参加者:7名
主催:ランチMTG with Y

【寄付月間とは?】
寄付月間(Giving December)は、NPO、大学、企業、行政などで寄付に係る主な関係者が幅広く集い、寄付が人々の幸せを生み出す社会をつくるために、12月1日から31日の間、協働で行う全国的なキャンペーンです。この寄付月間は、特定の団体への寄付をお願いするものではありません。一人ひとりがこの機会に寄付について考えたり、実際に寄付してみたり、寄付月間についてソーシャルメディアで広げたりすることや、寄付を受ける側が寄付者に感謝して、きちんと寄付の使い道を報告することが進むきっかけにしたいと考えています。
http://giving12.jp/


今回は、多彩なメンバーに集まっていただきました。
積極的にソーシャルセクター支援を行っている、志のある投資会社の方、ファンの応援を切り口にしたサービスを提供している方、長年福祉に携わってり様々な活動に関わっている方、パブリックアフェアーズによる社会課題解決に取り組んでいる方、テクノロジーで助け合いをサポートするサービス開発をしている方、これまでに様々なテクノロジー×課題解決のサービスを開発提供してきた方などに集まっていただき、意義ある情報交換をすることができました。

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話題の中から、寄付に関することです。

企業として寄付先を選ぶのは大変。最近は、寄付先を決めてからが寄付としてとても大事なことだと思っている。寄付で終わるのでなく、寄付した後にいろいろな形で支援することでよりよい寄付になります。

寄付をしても、その後の音沙汰がない団体は心配。

レスポンスがしっかりしている団体が嬉しい。

陸前高田市の津波到達点上に桜を植樹し、震災を後世に伝える為のプロジェクトの桜ライン311を応援している。https://www.sakura-line311.org/

寄付は善意を交換するマーケットです。

これからの日本には、地域やコミュニティの中の助け合いの気持ちが大事。


山田からは「寄付の系譜」をご紹介しました。
ファンドレイジングスーパースター列伝の事例をもとに、日本の寄付の潮流についてまとめたものです。
【暫定版!】寄付の系譜
〜ファンドレイジングスーパースター列伝より〜
1.勧進と寄進(奈良時代〜)
2.徳の文化(中世〜)
3.互助時代(江戸時代〜)
4.慈善と社会事業(明治時代〜)
5.国家財政の補完(大正時代〜)
6.戦後の転換(昭和時代〜)
https://blog.canpan.info/cpforum/archive/2168
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【寄付月間公式動画】
寄付するあなたを誇りに思う 〜寄付月間5周年PV〜
「寄付をするという行動」は、自分や周りの人に勇気を与え「誇れる行動」です。
12月は、寄付について考えたり実際にしてみたりする「寄付月間」。
ハッシュタグを付けて、12月を一緒に盛り上げましょう。
#あなたが誇りに思う人は誰ですか #proudofyou #寄付月間

https://www.youtube.com/watch?v=eSnjeQXlpis



最後に、参加者のみなさんが取り組んでいるソーシャル活動をご案内します。

オーエンズ
ファンの応援する気持ちをプレゼント・差し入れとしてアーティストに届けると同時に、商品代金の10%を社会貢献団体へ寄付し、社会貢献につなげる新しい「オーエン」の形です
https://www.ohenz.com/

コモンズこどもトラストセミナー「寄付の教室」
日本全国で日本ファンドレイジング協会が展開している体験学習プログラム「寄付の教室」のコモンズ投信バージョンです!
https://www.commons30.jp/seminars/detail/918

社会起業家を寄付で応援「コモンズSEEDCap」
SEEDCap Japan(社会起業家育成支援プログラム)を前身に持ち『コモンズ30ファンド』の
直販などから生じる弊社の収入である信託報酬の1%相当を寄付します。
毎年開催しているコモンズ社会起業家フォーラムのスピーカーから候補を選び、ファンド受益者の皆さまからのご推薦を参考にして、外部委員を含む選考委員会で最終決定します。
社会起業家とは、NPO、株式会社、個人など形態や規模は問わず「今日よりもよい明日」の
ために社会的な問題解決のための新しい事業を立ち上げ、活動するチェンジメーカーです。
https://www.commons30.jp/fund30/seed.php

障害平等研修(Disability Equality Training:DET)とは
DETは障害者差別解消法を推進するための研修です。障害者の社会参加や多様性に基づいた共生社会を創ることを目的として、障害者自身がファシリテーターとなって進めるワークショップ型の研修です。対話を通じた「発見」を積み重ねていくなかで、差別や排除など、社会のなかにある様々な「障害」を見抜く力を獲得し、それらを解決していくための行動を形成します。
https://detforum.org/?page_id=829

袖縁
【袖縁】は、ICTを使って要配慮者およびお店や施設スタッフの
心のバリアを低減させることで、ダイバーシティ、心のバリアフリーの醸成に貢献します。
https://www.sode-en.net/


ご参加いただいたみなさん、どうもありがとうございました。
【開催報告】キフカッション feat. キフ・ダイアローグ 2019年12月13日(金)午後・東京 [2019年12月14日(Sat)]

今回の「キフカッション feat.」シリーズは、東京学芸大学附属国際中等教育学校ソーシャルアクションチームが主催する「キフ・ダイアローグ」に参加してきました。


キフ・ダイアローグ

10年後の未来、「寄付」と「ソーシャルアクション(社会貢献)」はどうなっているのだろう。
その未来像を描き最先端のソーシャルアクションを描くべく、私たちソーシャル・アクション・チーム(ボランティア部)がイベントをやります!
大人と10代の本気のダイアローグ(対話)を通して、「欲しい未来」を描いてみませんか?

日  時:2019年12月13日(金)15:00-17:00
場  所:日本財団ビル2階 大会議室
参加対象:中学生・高校生。また、中学生・高校生相当の10代
参加者 :約35名
主  催:東京学芸大学附属国際中等教育学校ソーシャルアクションチーム
https://www.facebook.com/tguiss.cs/


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10年後の「寄付」「ソーシャルアクション」のカタチ
スマートフォンなんて存在していなかった時代のこと、想像できますか?実は、スマートフォンは1992年に初めて登場したものでありますが、27年経った今ではすっかり生活の必需品となり、現在の若者はいわゆる「スマホネイティブ世代」です。
さて、「ソーシャルアクション」も少しずつ生活に浸透しています。10年後には「ソーシャルアクションネイティブ世代」もできているでしょう。

いまだに「意識高い!」と特別感を持つソーシャルアクション。
我々ソーシャル・アクション・チームがハブとなって、そんな社会貢献があたりまえの行動となる、「ソーシャルアクションネイティブ」の社会を、みんなで描きます!
-----------------------------------------------------------
第1部 大人ゲストによるピッチトーク
ソーシャルアクションの最前線を知ろう!

第2部 大人と10代のダイアローグ 
10年後の「寄付」と「ソーシャルアクション」を大人と中高生が一緒に語る。

休憩  飲み物とパンなどの間食を用意しています。

第2部 大人と10代のダイアローグ(続)
-----------------------------------------------------------


後半のダイアローグでは、中高生6,7名と、ソーシャルセクターで活躍されている大人2名がそれぞれグループになってディスカッションしました。

山田は、中高生7名と、社会貢献アプリ「actcoin」の薄井さんと一緒にディスカッションを行いました。

山田からは、寄付の事例についてご紹介しました。
いつものように、ニューヨークの自由の女神と、奈良の東大寺の大仏の話から寄付の事例を紹介してきました。

さらにmファンドレイジングスーパースター列伝の中から「ファンドレイジング・ヤング・スーパースター列伝」と称して、中高生や10代のファンドレイザーの事例をご紹介しました。

ファンドレイジング・ヤング・スーパースター列伝
by キフクリエイター山田泰久 a.k.a. CANPAN


アレックス・スコット(アメリカ)
「アレックス・レモネード・スタンド基金」(2003年頃)
癌を罹患しながらもレモネード・スタンドを開き、同じ境遇の子供たちのために癌治療の研究や闘病を助けるための資金を集めた少女「アレックス・スコットちゃん」は8歳で短い生涯を閉じましたが、その遺志はご両親が引き継いで小児がんの子どもたちの支援活動に役立てられています。
https://blog.canpan.info/cpforum/archive/1124
   
あしなが育英会(日本)
「学生による募金活動」(1968年〜)
病気や災害、自死(自殺)などで親を亡くした子どもたちを支えるための奨学金制度などを行っているあしなが育成会は、子どもたちが募金活動を行ってファンドレイジングもしています。
https://blog.canpan.info/cpforum/archive/1219
   
We Day(カナダ)
「中高生による社会貢献コンサート」(2007年〜)
ボランティア活動を行っている中高生が参加できるエンターテインメントイベント。若者をエンパワーメントするために2007年カナダで初めて開催されました。2020年3月には、日本でも開催が予定されています。
https://blog.canpan.info/cpforum/archive/1575
     
スティーブン・サットン(イギリス)
「スティーブンの物語(46の目標リスト)(2013年)
15歳の時にがんがあることが判明したスティーブン・サットンさんは、18歳の時にSNSで発信した「スティーブンの物語」という、46の目標リストが話題になりました。このリストの中には、同じようにがんで戦っている若い仲間のためにチャリティをやろうというものが含まれていました。
https://blog.canpan.info/cpforum/archive/1977
   
Kids Boost(アメリカ)
「子どものファンドレイザー」(2015年〜)
世界を良くするために何かしらのアクションを起こしたいと願う8〜18歳の子どもたちに、ファンドレイジングを体験してもらう3か月のプログラムを提供している団体です。
次に、参加者である子どもたちにシードマネーが渡され、参加者はその資金を増やすためのプロジェクトを起こし、そこで集まった資金の80%を自分が選んだ寄付先に渡すことができるというものです。
https://blog.canpan.info/cpforum/archive/2090
   

◎小学生から高校生向けのファンドレイジング方法

「Donate a Photo」 
写真を投稿すると、ジョンソンエンドジョンソンが投稿者に代わって1ドルの寄付をしてくれるアプリ。
https://blog.canpan.info/cpforum/archive/1630

「マインクラフト」
ゲームユーザー参加型のチャリティキャンペーン。ゲーム内でユーザー全体で一定の条件をクリアすると、動物保護や環境保全の活動にゲーム会社が寄付をしてくれるというキャンペーンを度々実施している。
https://blog.canpan.info/cpforum/archive/1865

「ポケモン」
POKÉMON with YOU、ポケモン募金 チャリティグッズ。東日本大震災以降、ポケモンによる募金活動やチャリティグッズの販売などで復興支援の取り組みに協力をしている。
https://blog.canpan.info/cpforum/archive/1905
ーーーーーーーーーーー


actcoinの薄井さんからは、社会貢献アプリ「actcoin」を紹介しつつ、ソーシャルセクターで働くことなどのお話がありました。
それにしても、actcoinはどんどん進化していきますね。
みなさん、あらためて、要チェックですよ!
https://actcoin.jp/

『actcoinとは
愛と勇気とお金の等価交換を実現する。
actcoinトークン概要
✓ブロックチェーン技術をより公益的に応用した新しいシステム
✓アクションした時にだけトークンが付与される。
✓ブロックチェーン技術による活動証明(参加・寄付)
✓トークン発行枚数 2,030億枚』


グループ内でのディスカッションでは、最初に自己紹介をしました。その中で「インパクト・キフ」という名前で、印象に残っている寄付を紹介しあったのが面白かったです。
みなさんの寄付を少しだけ紹介します。
・ランドセル寄付
・古本を売って寄付
・おもちゃをフィリピンの子どもたちに寄付
・寄付付き商品で寄付
・NPOの募金活動の参加
・ヘアドネーション
・部活で募金活動
・フェアトレードのチョコを購入
などなど。


最後は、各グループで2030年の寄付やソーシャルアクションについて、ディスカッションしました。その中で出てきた寄付のアイデアです。
・寄付のエンタメ化
・キュッシュレスキフ
・寄付が当たり前になっている
・すべて寄付付き商品
・寄付も国境を超えて  
・先進国以外でも寄付者が増える
・韓国の寄付天使(芸能人の寄付)
・芸能人がよりソーシャルに
・寄付の授業が当たり前になっている
・みんなが寄付についてやりたいという気持ちになっていると嬉しい
・誰にとっても当たり前
・一人一人のお金の消費方法に寄付が10%入っている

寄付やソーシャルアクションについて語り合う2時間は刺激的で面白かったですね!


主催の東京学芸大学附属国際中等教育学校ソーシャルアクションチームのみなさん、一緒に参加した大人のみなさん、ありがとうございました!

【開催報告】キフカッション feet. Npoスキルアップセミナー グッドガバナンス認証制度説明会  2019年12月7日(土)午後・大分 [2019年12月08日(Sun)]

今回は、大分県大分市で、NPO法人地域ひとネットが主催する「NPOスキルアップセミナー グッドガバナンス認証制度説明会〜休眠預金と全国規模の助成金獲得に向けて〜」にお邪魔して、寄付について少しだけお話をして、イベントの前後に大分の寄付事情などをお伺いしてきました。


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キフカッション feet. NPOスキルアップセミナー 
グッドガバナンス認証制度説明会
〜休眠預金と全国規模の助成金獲得に向けて〜


日時:2019年12月7日(土)13:30〜16:30
場所:ライフ パル (大分市市民活動・消費生活センター)
参加者:約50名

〜〜〜告知ページより〜〜〜
12月は県内の中間支援団体と協働し、おおいたNPO応援フェア 〜よりよい「社会」をめざして〜と題しましてセミナー、フォーラム、寄付活動を行っています。

第1弾として『非営利組織のための第三者組織評価「グッドガバナンス認証制度」説明会及びセミナー〜休眠預金や全国規模の助成金獲得に向けて〜』を開催します。
企業や自治体から地域のNPOに求められ、活動を長く続けるために必要な「ガバナンス」や 全国規模の助成金の取得や休眠預金の活用など、非営利組織の継続に必要な助成金についてお伝えします。
セミナー対象者は、NPO法人に関わらず、NPO団体の支援をしている士業の方、行政職員、企業のCSRご担当者、一般財団法人、一般社団法人の方もお役にたつセミナーとなっております。
■講師 山田 泰久 氏 一般財団法人 非営利組織評価センター 業務執行理事
■このような方におススメ
□ NPO法人、一般社団法人、一般財団法人、公益社団法人、
 公益財団法人の関係者
□ 行政、中間支援組織などNPO支援に携わっている方
□ 企業CSR関係者、プロボノ等
■共催: 特定非営利活動法人 地域ひとネット
    おおいたボランティア・NPOセンター
    (公益財団法人 おおいた共創基金)     
    一般財団法人 非営利組織評価センター
 後援: 大分県、大分市
〜〜〜〜〜

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参加者のみなさんから、大分の寄付の事例を教えていただきました。
今回も面白い事例を教えていただきました。


◎公益財団法人すみれ学級

子ども食堂・勉強部屋・子どもの居場所などを行っている。大分市内に4ヵ所、別府市内に2ヵ所、豊後大野市内に1ヵ所のすみれ学級(ふれあい子どもカフェ)を運営。
もともとは、大分県内に調剤薬局のネットワークを持つ株式会社そうりんが、子供達に対しては学習支援が重要と考え、大分市中心部に近い住宅地にある「すみれ薬局」跡地に'学びと食'を支援する「すみれ学級」を開設したのがきっかけ。
運営母体を公益財団法人に移管。約2200万円の運営費のほとんどを企業や一般からの寄付でまかなっている。
http://sumire-class.jp/sumire-info/


◎公益財団法人おおいた共創基金(めじろん共創応援基金)
 
県内のチェーン店であるトキハインダストリー、HIヒロセスーパー、マルミヤ、アテオなどの店舗で募金箱を置いてもらっている。
大分空港2階出発ロビーにて、「くるくる募金箱」を設置している。コインを投入するとすり鉢状の受け皿の上を円を描きながら中心の穴に、コインが吸い込まれる。他の募金箱に比べ硬貨が多い。
http://www.mejiron.org/ja/donationbox


◎公益財団法人人材育成ゆふいん財団 

ゆふいん財団とご縁があった故・木谷文弘氏から遺贈寄付された資金を活用して「キタニ基金」を設置している。大分県でははじめての遺贈寄付だったらしい。生前の木谷氏が関わった活動をはじめ、ゆふいんで行われる様々な文化活動を未来に残す取り組みに活用されている。
現在は、「キタニ基金 文化・芸術、スポーツ活動助成事業」として、文化・芸術、スポーツ活動を通じた人材育成を行う個人、団体・グループを対象に助成金による支援を行っている。http://www.yufuin-zaidan.jp/index.html 
 

◎湯布院映画祭
 
映画ファンの地域住民が中心になって作られた映画祭。
HPによると『この小さな町で湯布院映画祭は1976年に始まり、2019年で44回目、日本で一番古い映画祭となりました。湯布院町の村おこしと大分市の映画ファングループが意気投合して生まれたのです。日本映画のファンと日本映画の作り手が出会う場としての映画祭というのが、この映画祭のコンセプトです。』とのこと。
その運営費は湯布院の旅館組などの地域の有志による支援や入場料などで賄われているそうです。
http://www.d-b.ne.jp/yufuin-c/

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山田からは最近のご当地キフカッションの定番「〇〇県×行基」の話題をお話ししました。

行基は奈良時代の僧で668年生まれ。国土交通省のHPでは「公共工事の父」と呼ばれている人。
土木工事が出来る僧侶集団を率いて、全国各地を巡って寄付を集めて、寺院を作ったり、橋や灌漑施設を作っていった。お寺が寄付を集めることを「勧進」といった。行基は元祖ファンドレイザー。奈良の東大寺の大仏「東大寺盧舎那仏像(とうだいじるしゃなぶつぞう)」の勧進聖となり、全国各地で勧進を行った。
その中で九州も訪問し、大分県日田市で修業を行っていたこともある。
それがきっかけで出来たのが「高塚愛宕地蔵尊」。
http://takatukasan.com/
(会場にいらしゃる方の2/3が行ったことがあるという有名な寺院)

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行基による縁起は以下の通り(高塚愛宕地蔵尊のHPより引用)
ーーーーー
◆行基に始まる
今から千二百年余年前の天平十二年、行基という偉い僧が聖武天皇の命を承けて、筑紫の国を巡られました。
帰路、豊後の国日田郡を経て求来里村杉原にいたり、みどり深い東西の地形を眺めたとき、行基は身の引きしまるような霊気と、言いようのない有り難さに心を打たれ『この地こそ、国や人々の悩みを救う大権現様の出現される霊地に違いない』と予言されたのでした。
行基はそれから岩松ヶ鼻(現在の天瀬町馬原の鞍形尾)を通って、この高塚の里に着かれました。
◆いちょうの中に金色の光
山中で一心に地蔵菩薩を念じていた或る晩のこと、東南方にそびえる大きな公孫樹(いちょう)の中辺に、突然、金色の光を放つ三個の玉を見たのです。行基はおどろき、我が祈りが地蔵菩薩に届いたおしるしであろうと、なお一心に祈り続けました。
夜が白みかけても玉の光はおとろえません。行基は従者をしりぞけ、ひとり、いちょうの大木に登ってみると、三個のうち、ひときわ光る一個は乳房の形をした宝珠でした。
http://takatukasan.com/takatsuka/
ーーーー

これから寄付を集めたいNPOは高塚赤塚地蔵尊にお参りにいくと、きっとご利益があるはずだと思います。



最後に、あらためて調べた大分ゆかりの寄付物語です。

◎禅海/青の洞門
Vol.410【ファンドレイジングスーパースター列伝】禅海(日本) 
https://blog.canpan.info/cpforum/archive/1896

耶馬渓の『青の洞門』
禅海和尚の手彫りのトンネル
『諸国巡礼の旅の途中に耶馬渓へ立ち寄った禅海和尚は、この危険な道で人馬が命を落とすのを見て心を痛め、享保20年(1735年)から自力で岩壁を掘り始めました。
禅海和尚は托鉢勧進によって資金を集め、雇った石工たちとともにノミと鎚だけで掘り続け、30年余り経った明和元年(1764)、全長342m(うちトンネル部分は144m)の洞門を完成させました。
寛延3年(1750)には第1期工事落成記念の大供養が行われ、以降は「人は4文、牛馬は8文」の通行料を徴収して工事の費用に充てており、日本初の有料道路とも言われています。』


◎ルイス・デ・アルメイダ
「ルイス・デ・アルメイダ(Luís de Almeida [luˈiʃ dɨ ɐɫˈmɐjdɐ] 、1525年? - 1583年10月[1])は、戦国時代末期の日本を訪れたポルトガル人。商人であったが、医師の免許を持ち、西洋医学を日本に導入して日本初の病院を作ったことで知られる。後にイエズス会員となった。」(Wikipediaより)

大分ゆかりの宣教師は本当にすごい人でした。
大分が誇る偉人 > ルイス・デ・アルメイダ
http://oitahistory.jp/ruisdearumeida.html
「アルメイダは、1525年にリスボンで生まれました。1546年に医師免許を取得した後にゴアからマカオに向かい、中国と日本の交易で財をなして高名な商人となりました。1552年彼は日本を訪れ、山口でトーレス神父に会いました。トーレス神父はフランシスコ・ザビエルの事業を継承して日本で布教を続けていた人物ですが、アルメイダはその姿を見て思うところがあったのか、1555年にザビエルのように日本で宣教する決心をして再度日本に向かいました。彼は大友宗麟の城下町、豊後府内(大分市)に行き、私財を投じて乳児院を建てました。なぜなら、彼は親が幼子を大分川の入り江の砂地におき、満ち潮で溺死させるのを目の当たりにしたからです。 1556年、自分の富をすべてイエズス会に寄付し、修道士となり、翌1557年、大友宗麟からもらい受けた土地に、日本初の病院であるハンセン病棟と一般病棟からなる総合病院を建てました。アルメイダの外科医としての技量は当時の日本人からすると驚くべきものでした。布教においても豊富な学識をもつアルメイダは、僧侶などの要求によく応え、医師としても貧しい人々を助けたので、彼の周りには自然と多くの信者が集まってきました。その後も彼は貿易への投資や病院の資金の調達、それに当時財政難だった日本の教会への私財の寄進を続け、1558年に医学教育を開始しました。」


◎松方正義

なぜか、渋沢栄一つながりで、こんな記事を発見しました。
知事・松方正義の遺徳を記念
https://www.shibusawa.or.jp/eiichi/yukarinochi/topic/J-1242.html

『明治初期の日田県知事(現在の大分県日田市)を務めていた 松方正義 の記念碑の揮毫を渋沢栄一が行ったという渋い記事です。松方正義は、日田で社会事業に取り組んでいたそうです。『松方正義(まつかた まさよし、1835-1924)は明治元年より明治3年まで日田県(現大分県)初代知事として産業振興や築港など地方行政に尽力、さらには慈善事業にも着手し、明治2年に日本初の孤児院「養育館」を設立しました。松方は後に内務・大蔵・総理大臣を歴任しています。』この孤児院「養育館」も寄付等で運営されていたようです。こちらの記事に詳しく書かれていました。』

松方正義の偉業は、こちらの記事が参考になりました。

明治期の日田に児童福祉の先駆的施設「養育館」 門前に子を置くこと容認
(西日本新聞)
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/467144/


◎中村裕

もう一人、大分の偉大のファンドレイザーをご紹介します。
来年に向けたて、あらためて注目される人だと思います。

『中村裕『中村 裕(なかむら ゆたか、1927年3月30日 - 1984年7月23日)は、日本の医学者、整形外科医。身体障害者のスポーツ振興をはかった。日本パラリンピックの父と呼ばれる。』(Wikipediaより)

中村裕博士と障がい者スポーツ
(社会福法人太陽の家)
http://www.taiyonoie.or.jp/sports 


ルードウィヒ・グットマン 中村裕
歴史をつくった二つの足跡(笹川スポーツ財団)
http://www.ssf.or.jp/history/Olympic_legacy/tabid/1815/Default.aspx
 


いやー、大分もいろんな事例がありますね。

情報をおしえていただいたみなさま、ありがとうございました。
【開催報告】ラジオで寄付を語る!キフカッション in 府中 2019年12月7日(土)夜 [2019年12月07日(Sat)]

今回のキフカッションは、なんとコミュニティラジオに出演しました。

合同会社ネクストワンPresents
ファンドレイジングスーパースター列伝inラジオフチューズ


2019年12月7日(土)22:00〜23:00
ラジオフチューズ87.4
https://www.radio-fuchues.tokyo/

今回の番組は「寄付月間2019」の公式認定企画として制作されたものです。

出演者は、ラジオパーソナリティの高井さん、合同会社ネクストワンの竹中さん、日本ファンドレイジング協会の細貝さん、そして、私、山田の4名です。

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番組を提供してくださった合同会社ネクストワンは、ファンドレイジングスクール(日本ファンドレイジング協会主催)の卒業生の方々がNPOのファンドレイジング支援を行うために立ち上げた会社です。そのメンバーの竹中さん(今回の出演者)がラジオフチューズにも関わっているということで今回の番組となりました。

ラジオフチューズは、東京都府中市のコミュニティラジオですが、一般社団法人として設立され運営をされています。その立ち上げには市民の方からの寄付があったそうです。
https://www.radio-fuchues.tokyo/

ラジオフチューズは、全国どこからも聴くことができます。
ーーーーーーーー
インターネット・アプリで聴く方法
87.4MHzラジオフチューズは、音楽や全国のコミュニティFM放送局のポータルweb「Listen Radio」からインターネットで24時間いつでもお聴き頂けます!(聴取無料)
https://www.radio-fuchues.tokyo/listenradio
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パーソナリティの高井さんのステキな進行のもと、日本ファンドレイジング協会の細貝さんより寄付月間やファンドレイジング、寄付の基礎知識についてご紹介いただきました。

山田からは、番組で流すチャリティ・ソングを選曲させていただき、ファンドレイジング・スーパースター列伝から、明日からすぐに使える寄付のお話をご紹介しました。

【チャリティ・ソングの選曲】

1曲目
Band Aid 「Do they Know it's Christmas」(1984年)
イギリスとアイルランドのロック・ポップス界のスターが集まって結成した「Band Aid」。1984年、エチオピアで起こった飢餓を受け、チャリティソングとしてて、リリース。
https://blog.canpan.info/cpforum/archive/1129

2曲目
EXILE 「Rising Sun」(2011年)
EXILEによる、東日本大震災からの被災地の復興支援を目的としたチャリティーソング。同曲に関するEXILE及びLDHの印税は、日本赤十字社へ全額寄付される。

3曲目
新しい地図 「雨あがりのステップ」(2018年)
稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾によるパラスポーツ応援チャリティソング。発売から約3か月の売上金が日本財団パラリンピックサポートセンターを通じてパラスポーツの支援に充てられる。最終的に2,300万円の寄付になったそうです。
https://blog.canpan.info/cpforum/archive/1257

4曲目
USA FOR AFRICA 「We Are The World」(1985年)
アメリカのアーティストがアフリカの飢餓と貧困を解消する目的で『USA for Africa』というプロジェクトを立ち上げ、作成したキャンペーンソング。
https://blog.canpan.info/cpforum/archive/1131


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【ファンドレイジング・スーパースター列伝より】
アメリカの自由の女神と奈良の東大寺にある大仏の共通点
・銅(ブロンズ)で出来ていること
・寄付で出来ていること

自由の女神
アメリカ建国100周年をお祝いするために、フランス国民が寄付を集めて、建造しました。フランス国内で部品を作り、アメリカに輸送して、組み上げ、1886年に完成しました。台座はアメリカ国民の寄付で出来ています。フランス国民とアメリカ国民による寄付の合作です。
1983年、アメックスカードが、自由の女神修復のための寄付キャンペーンを実施しました。会員がアメックスのカードをつかうたびに、アメックスが代わりに1セント、寄付するというもの。このキャンペーンにより、カード会員数は45%増、カード利用も28%増加。3か月で170万ドルの寄付になりました。寄付付き商品、コーズリレーテッドマーケティング(Cause Related Marketing)の優良事例です。

奈良の東大寺にある大仏
752年に建設。お寺や仏像を作るために寄付を集めることを「勧進(かんじん)」という。大きなお寺には、今でいうファンドレイザーにあたる仕事をする僧侶がいました。奈良の大仏は「勧進」によって集められた寄付で作られました。その当時の聖武天皇が、日本国中に広く寄付の呼び掛けを行った。今までは、仏教への寄付は貴族だけの特権だったが、一般市民にも呼び掛けたことが画期的な出来事だった。この当時、災害や疫病などが流行り、国が不安定。仏教の力を借りて国を治めようということで仏像建立を考えた。日本の寄付の始まりは、未来への投資として始まっている。
https://blog.canpan.info/cpforum/archive/1184


スポーツとチャリティが熱い!
・ラグビーW杯
Vol.468【ファンドレイジングスーパースター列伝】チャイルド・ファンド パス・イット・バック(世界)
https://blog.canpan.info/cpforum/archive/2065

・アメリカのゴルフ
No.319【ファンドレイジングスーパースター列伝】PGAツアーのプロゴルファー(世界)
https://blog.canpan.info/cpforum/archive/1658
No.320【ファンドレイジングスーパースター列伝】PGA TOUR(アメリカ
https://blog.canpan.info/cpforum/archive/1659
Vol.402【ファンドレイジングスーパースター列伝】タイガー・ウッズ(アメリカ)
https://blog.canpan.info/cpforum/archive/1870

・FC東京
Jリーグの各クラブもチャリティ活動に積極的に行っている。ユニフォームのチャリティオークションや災害救援の募金活動など。
https://www.fctokyo.co.jp/

・西武ライオンズ
ライオンをマスコットにしているので、今年から野生ライオン保全活動「SAVE LIONS」を実施。球団のシンボルであるライオンを救うため、2019シーズン中のホームゲーム(4月2日から)での当球団のホームラン1本ごとに1万円を、同団体に寄付するプロジェクトを実施。
https://www.seibulions.jp/special/savelions/


『2019シーズンの公式戦全日程が終了いたしました。SAVE LIONSの寄付対象となるホームゲームでのホームラン数は86本でした。たくさんのご青炎をありがとうございました。』

・キフティング(寄付×リフティング)
https://www.jiff.football/join/support/
2018年寄付企画「キフティング」実施報告
https://www.jiff.football/report/20181223-kifuting/

・東京マラソンのチャリティランナー
No.114【ファンドレイジングスーパースター列伝】東京マラソン(日本)
https://blog.canpan.info/cpforum/archive/1301
東京マラソンのチャリティランナー
https://www.marathon.tokyo/charity/


府中市周辺の寄付の事例
・国際基督教大学(ICU)
【ファンドレイジングスーパースター列伝】Vol.38 国際基督教大学の設立
https://blog.canpan.info/cpforum/archive/1182


寄付月間のイベント
キフレクション2019
寄付月間「5年間の歩み」と「これから」 〜寄付月間をみんなで振り返ろう!〜
[プログラム] 2020/1/9木18:00-21:00(日本財団ビル8Fカフェスペース)
https://kifurection.peatix.com/


本当にとてもいい感じの番組になりました!
【開催報告】キフカッション feat. ソーシャルビジネス課題解決セミナー in 山梨 2019年12月4日(水)夜 [2019年12月05日(Thu)]

今回は、山梨県甲府市で開催されたソーシャルビジネス(SB)に関心のある方向けセミナーにお邪魔して、寄付について語って、寄付についてヒアリングしてきました。

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キフカッション feat. ソーシャルビジネス課題解決セミナー
日本政策金融公庫甲府支店とbondplace共催


日時 令和1年12月4日(水)18:30〜20:30
会場 県庁防災新館生涯学習室(山梨県甲府市)
対象者 NPO・SBで活動をしている方、これから活動を始めたい方
参加者 約40名

〜〜〜セミナー告知ページより〜〜〜
株式会社のように、儲ける(利益)ことを第1目的としていない、SBやNPOの事業の手法は判り難い。社会に必要とされている取り組みを、ビジネスの手法を用いて事業化していくことにチャレンジしていくのがSB。助成金や融資を良いタイミングで賢く活用し、団体の基盤強化や団体の自立を目指していくことの大切さを理解しましょう。

第1部 NPO・SBの融資・寄付を利用した体験談
ゲスト:NPO法人みつばのくろーばー 堀内直也さん

第2部 NPO・SBを支援する寄付や助成金や融資とは?をテーマに支援関係者の支援紹介と交流会(40分)
ゲスト:山田泰久さん
〜〜〜〜〜〜〜〜〜

山田からは、10分間のショートプレゼンで、女神と大仏と寄付のお話をしてきました。

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ところで、山梨と言えば、甲州ワイン。
このワインの誕生に、偉大なファンドレイザーが関わっていたのをご存じでしょうか?
山梨県勝沼市にある「ぶどう寺」こと大善寺。このお寺は国宝の薬師堂もある由緒ある仏閣です。ご本尊である薬師如来像の左手には、なんと葡萄が載っています。
この大善寺を創設したのが、奈良時代の偉大なファンドレイザー行基上人です。行基上人といえば、奈良の東大寺大仏建立の勧進聖です。

大善寺のHPからのトピックスです。
http://katsunuma.ne.jp/~daizenji/engi.html
養老二年(AD718)僧行基が甲斐の国を 訪れたとき、勝沼の柏尾にさしかかり、日川の渓谷の大石の上で修行したところ、満願の日、夢の中に、手に葡萄を持った薬師如来が現れました。
行基はその夢を喜び、早速夢の中に現れたお姿と同じ薬師如来像を刻んで安置したのが、今日の柏尾山大善寺です。
以来、行基は薬園をつくって民衆を救い、法薬の葡萄の作り方を村人に教えたので、この地に葡萄が栽培されるようになり、これが甲州葡萄の始まりだと伝えられています。
(大善寺HPより)

奈良の大仏と甲州ワインが行基上人つながりだったとは!!
大仏建立の752年より遡ること34年前の出来事、行基上人50歳でした。

イベントの前後や合間にしっかり山梨の寄付事情をお伺いして、寄付談義をしてきました。
どんな形でもキフカッションができるのが、キフカッションの良いところです。
お伺いしたお話をピックアップしてみました。


さて、山梨といえば、今なお続いている互助の仕組み「無尽」。
Wikipediaの解説によれば「無尽(むじん)とは、日本の金融の一形態である。複数の個人や法人等が講等の組織に加盟して、一定又は変動した金品を定期又は不定期に講等に対して払い込み、利息の額で競合う競りや抽選によって金品の給付を受ける。」だそうです。
Wikipedia:無尽

山梨の無尽は様々な形である。飲み会や旅行のための積み立てのようなものが一般的。地域や保育園の保護者会、同級生などでやっている。クローズなコミュニティで行っている。人によっては、複数の無尽に入っていることも。掛け金も無尽の目的によってそれぞれ。
経営者による無尽では、急にお金が必要になった人に資金を用立てるケースも。
イベント開催をするために構成された無尽もある。
宝石販売会社が展示会を開催するために、顧客を対象に無尽を作っている。
無尽に所属していると、火事になった時に無人で集まっていたお金をお見舞金としてもらえることも。
掛け金は数千円から数万円など幅広い。

山梨県内のNPOの寄付でいえば、フードバンク山梨ががんばっている。

NPOの立上げに興味関心を持っている大学生4年生が参加していたので、若者の寄付事情をヒアリングしました。
・コンビニのレジ募金はたまにする。財布に小銭が多くなった時など。
・自販機で赤い羽根募金に少額を寄付できる仕組みがあるので、赤い羽根に募金したことがある。
・社会人になったら初任給で、気になるNPOのマンスリーサポーターになることがオススメ。寄付者視点でNPOを学ぶ機会。


今回一緒に登壇した、宅老所を運営しているNPO法人みつばのくろーばー代表の堀内さんのお話もとても勉強になりました。
https://mitsubaya.wixsite.com/mitsubaya/inquiry

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NPOとしては設立した4年目ですが、立ち上げ初期にNHKで紹介されたことがきっかけで、いろんな寄付をもらった。現金もあればモノも寄付も。例えば、放送後にまったく知らない人が100万円寄付をしてくれたことも。一方で、地元の小学生が宅老所が亡くなると困るということで10円を寄付してくれたこともあったそうです。
この話を聞いて、同志社大学を設立しようとした新島襄の農夫2ドルの寄付を思い出しました。。
【ファンドレイジングスーパースター列伝】Vol.30 新島襄(日本)
https://blog.canpan.info/cpforum/archive/1168


イベントの中で山梨県ボランティアNPOセンターの紹介がありましたが、このセンターはNHKやFMラジオで地域のボランティア・NPO活動を紹介するコーナーを持っていて、ここで紹介されると、センターに団体に寄付をしたいんだけどという問い合わせがあるとのことでした。こういう寄付文化、ステキですね。

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(大学生も参加して熱心に聞いていました)

後半は、OTSという手法で参加者が話をしてみたいテーマでグループを作って20分×2回のディスカッションタイムでした。
山田のグループのテーマは「寄付・資金調達。各回15名ほどの方にご参加いただき、ディスカッションしました。参加者のみなさんには自己紹介と知りたいことを最初にお話しいただきました。それを聞いての山田からプチアドバイスなどを行いました。

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寄付はファンづくり。
寄付者ではなく、仲間、パートナー。

クラウドファンディングは一過性のものにするのではなく、支援者とのつながりを作る。100件以上支援をしたなかで、プロジェクトが終わった後も報告をしてくれる団体には共感が高まる。

寄付をしない理由の第二位はお願いされなかったから。
寄付のゴールデンルールはお礼とお願い。
名刺の裏側にはお願い事項をアピールする。寄付やボランティアのお願い。
寄付用の封筒を作って、講演に呼ばれた時に配布する。

寄付付き商品を提案する。地元の企業やお店に提案。例えば、寄付付きランチを作ってもらい、一食30円寄付してもらう。

熊本城の一口城主のようなネーミングで寄付者をパートナーに。

地域版白書を作ってアピールする。

数字と物語で伝える。

自分で寄付をしてみる。

同じ活動をしている団体の報告書を分析し、学ぶ。

情報発信は、同じ地域、同じ分野の団体を5つピックアップして研究する。
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主催の日本政策金融公庫甲府支店のみなさん、bondplaceのみなさん、大変お世話になりました。貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
また素晴らしい写真を撮影していただいた内田さん、感謝です。
ご参加いただいたみなさまも本当にありがとうございました。

bondplaceの場づくり、本当にステキです!
https://www.bondplace.org/
山梨、いいですね〜。
【開催報告】キフカッション feat. Giving Tuesday 静岡 2019年12月3日(火)・夜 [2019年12月04日(Wed)]

今回のキフカッションは、静岡県静岡市で開催された「Giving Tuesday 静岡」にジョインする形で開催しました。
しかも、山田は東京・新宿からオンラインでの参加となりました。
イベントの最初の30分、寄付の魅力を伝える事例を話題提供いたしました。

静岡と東京でオンラインでやりとりをしながらのお話となりましたが、寄付で盛り上がった時間となりました。距離は離れていても、寄付の話題は鉄板ですね。

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Giving Tuesday 静岡
※寄付月間2019 公式認定企画※

日時:12月3日(火) 19:00~21:00
場所:CO-YA(静岡県静岡市)
参加者:5名
主催:日本ファンドレイジング協会 静岡チャプター
https://www.facebook.com/events/2502871969968962/

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Giving Tuesday (ギビングチューズデー)とは、アメリカで生まれたキャンペーンで、11月末の金曜日にブラックフライデーという大安売りが行われた翌週の火曜日をGiving Tuesdayとして慈善活動等に寄付をする日としています。

日本では2015年から12月を「寄付月間」として、寄付を推進するキャンペーンが展開されており、今回は静岡で両方を意識してみんなで寄付や社会貢献について気軽におしゃべりするイベントを企画しました。

冒頭、CANPANセンターの山田泰久氏にゲストとしてオンラインでご参加いただき、寄付にまつわるあれこれをお話しいただきます。
その後は、日本ファンドレイジング協会静岡チャプター代表の木下がモデレーターとなって、寄付白書2017のデータや、最近の寄付に関するトピックなどについて情報提供しながら、参加者同士で寄付について語りたいと思います。
(イベント告知文より)


山田は、こんな感じで屋外でオンライン参加していました。
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山田からの話題提供は以下の通りです。
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本日は、寄付の歴史の一端をみなさまにご紹介します。
寄付の歴史は古く、これまでに様々な寄付が実施されてきています。
その中から、ちょっと他の人に話をしたくなるような寄付の物語をお話しします。

クイーンを題材にした映画「ボヘミアンラプソディー」の後半の山場のシーンをご覧になりましたか?
フレディ・マーキュリーが熱唱する「We Are the Champions」に鳥肌が立ちました。
映画のラスト21分は、クイーンの伝説であるとともに、20世紀最大のチャリティコンサートである「ライブエイド(LIVE AID)」の物語になっています。
ライブエイドは「1億人の飢餓を救う」というスローガンの下、アフリカ難民救済を目的として、1985年7月13日にイギリスで開催されました。
映画の中に、募金のためのコールセンターの様子も出てきました。
募金の目標100万ポンドに対して、300万ポンド(当時のお金で約9億円)の寄付が集まりました。
アフリカの人たちを支援するために集まった観衆と一緒に歌う「We Are the Champions」は感動的です。


アメリカの自由の女神と奈良の東大寺にある大仏、この巨大な像には3つの共通点があります。
・銅(ブロンズ)で出来ていること
・世界を照らす存在であること
・寄付で出来ていること
自由の女神が右手に掲げるたいまつは、世界を照らす自由(自由)という銘板がついています。盧舎那仏とは、太陽の意味であり、宇宙の中心から太陽のように照らし続ける真理をあらわしています。

自由の女神はアメリカ建国100周年をお祝いするために、フランス国民が寄付を集めて、建造しました。
フランス国内で部品を作り、アメリカに輸送して、組み上げ、1886年に完成しました。
台座はアメリカ国民の寄付で出来ています。フランス国民とアメリカ国民による寄付の合作です。
1983年、アメックスカードが、自由の女神修復のための寄付キャンペーンを実施しました。
会員がアメックスのカードをつかうたびに、アメックスが代わりに1セント、寄付するというもの。
このキャンペーンにより、カード会員数は45%増、カード利用も28%増加。3か月で、170万ドルの寄付になりました。
寄付付き商品、コーズリレーテッドマーケティング(Cause Related Marketing)の優良事例です。


奈良の東大寺にある大仏は、752年に建設。
お寺や仏像を作るために寄付を集めることを「勧進(かんじん)」という。
大きなお寺には、今でいうファンドレイザーにあたる仕事をする僧侶がいました。
奈良の大仏もは、「勧進」によって集められた寄付で作られました。
その当時の聖武天皇が、日本国中に広く寄付の呼び掛けを行った。
今までは、仏教への寄付は貴族だけの特権だったが、一般市民にも呼び掛けたことが画期的な出来事だった。
この当時、災害や疫病などが流行り、国が不安定。仏教の力を借りて国を治めようということで仏像建立を考えた。
日本の寄付の始まりは、未来への投資として始まっている。


次は、上野公園の西郷さんと、渋谷駅前の忠犬ハチ公の銅像です。
1889年(明治22年)大日本帝国憲法発布に伴う大赦によって西郷の「逆徒」の汚名が解かれたのをきっかけに、吉井友実ら薩摩藩出身者が中心となって建設計画が始まった。宮内省より500円を下賜され、さらに全国2万5千人余の有志の寄付金(金額三万二千余円)で建立された。除幕式は、西郷の死後21年を経た、1898年(明治31年)12月18日に行われた。
1934年(昭和9年)1月には「忠犬ハチ公銅像建設趣意書」が作成され、銅像建設の募金が開始された。日本犬保存会が発起した資金集めには、鉄道諸官庁も後援した。1,864円23銭の寄付が集まったそうです。

◎寄付はコミュニティ投資である。
【江戸時代】
町衆・会合衆・大坂商人 →都市型 
  ・公儀橋vs町橋
七分積立金 義倉 社倉 囲米
  ・五人組→村・町(名主)→郡代・代官→藩
【明治時代】
明治の小学校
  ・京都の番組学校
  ・地域の尋常小学校

◎日本の現代寄付の源
陰徳陽報(いんとくようほう)
  「陰徳有る者は、必ず陽報有り」
キリスト教の博愛主義(1870年代)
 ・新島襄と同志社派閥
 ・ライオン(株)の前身の小林富次郎商店の慈善券(1900年)
文明開化(鹿鳴館)
 ・華族、貴族
 ・初のチャリティバザー(1884年)

◎社会構造の変化
都市化による社会問題
実業家や財閥の勃興
義援金
・1885年の淀川の大洪水
 →大阪朝日新聞による、初めての新聞による義援金募集
・1888年の磐梯山噴火
 →全国的な義援金募集
渋沢 栄一(1840年〜1931年)
 生涯に約500の会社に関わり、約600の社会公共事業に尽力

◎ライオンの歯磨き粉
1900年(明治33年)頃のライオンの歯磨き粉のパッケージの袋の写真です。
ライオンは、1900年(明治33年)に販売が好調だった歯磨き粉について、ライオン歯磨慈善券付袋入という、「慈善券」というものが印刷されたパッケージで販売を開始した。
お客さんがその慈善券を集めて、福祉施設に送ると、慈善券1枚あたり1厘(今の日本円で約3.8円)をライオンが寄付をするという仕組み。
年間の売り上げが約1千万袋あったので、合計すると約1万円の寄付(今の日本円で約3,800万円)になりました。
その当時、孤児の問題などが深刻化してきました。この商品を通じて、慈善活動を広く伝える機会になっている。
これが、日本初の寄付付き商品です。
ライオンの創業者の小林富次郎は熱心なクリスチャンだった。

◎岡山孤児院
ライオンの歯磨き粉で積極的に寄付を受けていたのが、岡山孤児院。
岡山孤児院の創設者である石井十次も熱心なクリスチャンでした。
この孤児院では、一番多い時には、災害で親を亡くした子どもたち約2000人が暮らしていました。
それらの運営費を寄付でまかなっていました。
孤児たちによる音楽隊を結成して、全国を回ってチャリティコンサートなども行っていました。
日本でも、お金を集めることと、社会問題を知ってもらうこと、その両方を意識したチャリティ活動が生まれてきた。

◎寄付とは
古来より、寄付は様々な形で実施されてきました。
人々の思いを形にしたものが寄付です。
寄付は、単にお金を集める、お金を出すという関係だけではなく、社会問題を広く伝えていくきっかけになる。
寄付をする人、寄付を集める団体、サポートを受ける人がつながっていくきっかけになる。
寄付やボランティアは、仕事だけでは味わえない、偉大な贈り物をもたらしてくれるものである。
寄付をする人も、ボランティアをする人も、その贈り物を得る機会を周囲にシェアするために、その経験を周囲の人に伝えていくことが大事です。
みなさんが感じたことを、自分の言葉で周囲の人に伝えることが、誰かの社会貢献を始めるきっかけになります。
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こちら、静岡のスーパースター列伝です。

43 伊奈忠順 静岡県 宝永の富士大噴火
https://blog.canpan.info/cpforum/archive/1188

249 長谷川保 静岡県 聖隷福祉事業団
https://blog.canpan.info/cpforum/archive/1538

279 スタンレーレディスゴルフトーナメント 静岡 ゴルフ
https://blog.canpan.info/cpforum/archive/1591

281 掛川城 静岡 市民寄付
https://blog.canpan.info/cpforum/archive/1593

297 清水エスパルス 静岡 エスパルス福祉基金
https://blog.canpan.info/cpforum/archive/1624

425 山田政吉 静岡 清水隣保館
https://blog.canpan.info/cpforum/archive/1937

434 ハニ・ウォルフ 静岡 日本初の特別養護老人ホーム「十字の園老人ホーム」
https://blog.canpan.info/cpforum/archive/1966


主催者の木下さん、参加者のみなさん、どうもありがとうございました!
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