6回目を迎えたサマースクールは、これまでの分科会形式から、みんな一緒のものに参加する全体会形式へと変化しました。そして講義&ワーク主体から、ゲストをお招きしてトークセッションにとより深いお話し、繋がりができる時間となりました。

今回は、「お金」「コミュニティ」「編集」「NPO」という4つのテーマで、「NPOにとって、XXXとは何か」という切り口で、ゲストへのインタビューを通して、NPOの組織運営のヒントをお伝えいたしました。
NPOの組織マネジメントに必要なスキルやツールをお伝えするセミナーが全国各地で数多く開催されている中で、このサマースクールでは対談方式で、NPO運営の根本的な部分についてディスカッションし、共有する場として開催しました。例えば、寄付についても、集め方や手法ではなく、NPOにとって寄付とは何か?なぜ寄付を集める必要があるのか?その原点に立ち返って考える内容です。
ノウハウではなく、「なぜ?」の疑問を講師、参加者のみなさんと一緒に突き詰めていく時間となりました。CANPAN山田が聞き手になって、話し手から参加者のみなさんに有益な情報を根掘り葉掘り聞き出していきました。そのインプットをもとに、参加者のみなさんにもディスカッションしていただき、みんなで考える場となりました。
今回、トークのゲストとしてお迎えした人は、その分野で深い実践と知見をお持ちの人ばかり。CANPAN山田が対談を希望した講師陣のその場、その時の一夜限りのセッションとなりました。セッションごとの参加者のみなさまの感想・気づき・メモをぜひご覧ください。
日本財団CANPAN・NPOフォーラム
一日限りのサマースクール
〜対談の森の中で、組織運営の秘密を採集する〜日 時:2017年8月15日(火)14:00〜20:30(開場13:45)
場 所:日本財団ビル2階大会議室
対象者:NPO、ボランティア、プロボノ、中間支援組織関係者など、どなたでも!
参加者:40名
主 催:日本財団CANPANプロジェクト
<時間割>
。☆.:*・゜午後の部。☆.:*・゜
14:00 ガイダンス
・本日の趣旨&流れ
・みんなで自己紹介&ミニワーク
14:30 トークセッション1+みんなでシェアタイム
◎NPOにとって、コミュニティとは?
話し手:五井渕利明さん(NPO法人CRファクトリー)
富永一夫さん(NPO法人エヌピーオー・フュージョン長池)
聞き手:山田泰久(CANPAN)
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◎五井渕利明さん(NPO法人CRファクトリー 事業部長)
2011年CRファクトリーに参画。2012年度から内閣府地域活性化伝道師に就任。数多くのコミュニティやプロジェクトの運営実績から、幅広い知見やバランス感覚に定評がある。行政職員としての勤務経験から市民・行政の両面から協働の支援が可能で、営利企業でのビジネス経験も豊富。NPO・行政・企業、すべての視点を兼ね揃えていることが強み。
多くの協働事業のコーディネートを手がける他、講師・ファシリテーターとしては年間100回以上の登壇がある。
CRファクトリー以外にも多様な組織の経営や事業に参画している。
映画制作会社FireWorks(地域プロデューサー)、株式会社アンサング(ディレクター)、株式会社ウィル・シード(研修講師)、など。
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◎富永一夫さん(NPO法人エヌピーオー・フュージョン長池 会長/創業者)
日本テトラパック(株)21年勤務 平成11年10月退職。特定非営利活動法人NPOフュージョン長池 会長(創業者)。
現職: 国土交通大学校(国土交通省)講師、自治大学校(総務省)講師、政策研究大学院大学 特別講師、創価大学法学部外部講師、中央大学法学部非常勤講師、総務省地域創造グループ 人材力活性化研究会副座長、地域力創造アドバイザー、内閣府 地域活性化伝道師(大臣任命)
15:30 休憩
15:45 トークセッション2+みんなでシェアタイム
◎NPOにとって、編集とは?
話し手:松原朋子さん( 設樂剛事務所)
聞き手:山田泰久(CANPAN)
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◎松原朋子さん( 設樂剛事務所 共同代表 | インターミディエイター)
2006年以降、社長直下の部門にて、日本マイクロソフトの企業市民活動(CSR・CSV)およびCSRコミュニケーションを統括。その間、地方自治体との協働で、地域の新たな担い手を養成する「地域活性化協働プログラム」を新規開発し、10以上の自治体と締結・推進(第3回 日経ソーシャル・イニシアチブ大賞 ファイナリスト受賞)。総務省委員(人材力活性化研究会)を経て、同省 全国地域づくり人財塾 東日本支部事務局。
現在は設樂剛事務所にて、次の時代を支える新しい「物語」を提示しながら、革新型経営者たちや様々な領域のクライアントとともに、この先の「未来構想」創出に取り組む。現職の「インターミディエイター」とは、一握りの強いリーダーと、その他大勢のフォロワーという垂直的な構図を打ち破って、多様なアクターの「あいだ」に立ちながら両側を変え、新たな需要と未来を創り出す存在。組織、地域、社会のいたるところが切れ切れの今、インターミディエイターとして新たな結び目を回復・創出しながら、数々のイノベーション促進型プロジェクトに携わっている。「未来構想プログラム」事務局。慶應義塾大学SFC 総合政策学部卒。
※一部、公開用となっております。
16:45 休憩
17:00 トークセッション3+みんなでシェアタイム
◎NPOにとって、お金とは?
話し手:宮本聡さん(営業コンサルタント/認定ファンドレイザー)
馬越裕子さん(コモンズ投信)
聞き手:山田泰久(CANPAN)
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◎宮本聡さん(営業コンサルタント/認定ファンドレイザー)
営業コンサルタント/株式会社シティインデックス 海外不動産事業マネージングディレクター/有限会社サン・ユナイティッド 営業担当執行役員/認定特定非営利活動法人ACE 理事/公益財団法人ふじのくに未来財団 理事
1972年静岡県(西伊豆)生まれ。鉄道会社、地域金融機関、不動産仲介会社、外資系金融経済情報会社、中間支援NPO、マンションディベロッパー、クラウドファンディング運営会社など、様々な業種での勤務経験を持つフリーランスの営業コンサルタント/ファンドレイジングアドバイザー。数々の商材を自ら販売してきた実績を元に、主に中小企業やNPO/NGOの経営や営業の支援を行う。
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◎馬越裕子さん(コモンズ投信)
東京生まれ。中高一貫で個性を育む教育の桐朋女子校で学び、高校時代には1年間、国際ロータリー青少年交換プログラムでブラジルサンパウロに留学。上智大学外国語学部ポルトガル語学科入学。テレビ番組製作会社に入社。タイ、ブラジル、エクアドル(ガラパゴス)、ウガンダなど、海外の環境問題などをテーマにしたドキュメンタリー取材に多く携わる。長男小学校入学と共に専業主婦に。2008年よりコモンズ投信株式会社コールセンターに勤務後、寄付のしくみ(社会起業家を応援するSEEDCapや障害者スポーツのチャレンジャーを応援するPOINT)、社会起業家フォーラム、こどもトラストセミナー(社会起業家や投資先企業とのコラボ企画や寄付の教室)などを担当。投資や寄付を通して、私たちは私たちに代わって「より良い明日をつくる」企業や団体、人物を「応援する」ことができること、ひとりひとりの力が少しでも、多くの人が集まれば大きな力になることを伝えていきたい。
18:00 休憩
。☆.:*・゜夜の部。☆.:*・゜
18:10 ドリンキング・タイム
・アルコールと軽食でリラックスタイム
19:00 トークセッション4
◎NPOにとって、NPOとは?
話し手:参加者のみなさんで輪になってディスカッション
聞き手:山田泰久(CANPAN)
★お題:NPOへの疑問やもやもやしていること、NPOについてよく聞かれること
20:20 クロージング
・みんなで片づけをしながら振り返り
20:40 終了
★★★気づきの共有シート★★★
講師の富永さん、五井渕さん、松原さん、宮本さん、馬越さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました*
<チューター>
みなさんを会場でお迎えし、ご案内するチューター制度をご用意しました!
★野浪晶子さん(一般社団法人日本キャリアパスポート協会 )
★小林由希さん(NPO 法人ちぇぶら/認定NPO 法人ビッグイシュー基金)
★五井渕利明さん(NPO法人CRファクトリー)
★藤川幸子(NPO法人CANPANセンター)