【開催報告】寄付先進国アメリカにおける難病児と家族支援〜助成財団スタッフに話を聞くセミナー〜(日本財団CANPAN・NPOフォーラム)2017年8月7日(月)・東京 [2017年08月08日(Tue)]
様々な分野の支援を行っている助成財団。
助成財団スタッフから、その分野における先進的な事例や最新動向についてお話を伺うセミナーの第2弾を開催いたしました。 ![]() 今回のテーマは、アメリカにおける難病児と家族支援。 日本財団で難病児支援・子どもホスピスの担当をされている中嶋弓子さんに、今年5月に行われたアメリカ視察の内容や、難病児支援における日米比較などについてお話しいただきました。 アメリカの4つの州を訪問された中嶋さん。Annual Conference of Child Life Professionalsへの参加や、子どもホスピス・子ども病院等の視察を通して、印象に残った支援の取り組みを多数紹介してくださいました。リハビリにレクリエーションを取り入れたり、子どもの恐怖心を和らげるためにテディベアを用いて治療の説明をしたりなど、どの取り組みもとてもユニークなものでした。 実際にアメリカで使われている絵本なども展示していただきました。 ![]() また、治療費や研究費を集めるための寄付についても、地域の方に楽しく参加してもらうように方法を工夫しているそうです。中嶋さんが今回の視察を通じて感じた、アメリカの支援のマインドのすごさ、それは、「わくわく」を大切にしていること。わくわくするから、人々が注目してくれる、参加してくれるのだということでした。 日本における支援の取り組みも、もっとわくわくするものにできるはずだと感じました。支援の形について、大切な気付きとなるセミナーでした。その支援に「楽しい!」は詰まっているか、皆さんも振り返ってみてはいかがでしょうか。 日本財団CANPAN・NPOフォーラム 寄付先進国アメリカにおける難病児と家族支援 〜助成財団スタッフに話を聞くセミナー〜 日 時:2017年8月7日(月)14:00〜16:00(開場:13:45) 場 所:日本財団ビル2階会議室1-3 参加者:25名 主 催:日本財団CANPANプロジェクト、 <スケジュール> 14:00 オープニング 14:10 レクチャー:中嶋 弓子さん(日本財団) ・視察から見えるアメリカの難病児支援の実態 ・視察から感じた日米の難病児支援の共通点と違い ★★★公開用資料★★★ こちらからダウンロードしてください。 公開版_20170807寄付先進国アメリカにおける難病児と家族支援.pdf 15:10 参加者同士でシェアタイム ・中嶋さんの話を聞いて、感想のシェアタイム ・3,4名のグループでディスカッション ![]() 15:30 オープンマイク ・この分野・テーマに関わる活動をされている方による団体・活動紹介 ・当日、その場で、プレゼンタイム 15:45 質疑応答を交えて全体でトークタイム 16:00 終了 <講師プロフィール> 中嶋 弓子さん 日本財団 ソーシャルイノベーション本部 国内開発事業チーム ![]() 京都市出身。アジア経済学専攻。大学在学時は学生ボランティア団体を立ち上げ、フェアトレード商品の販売、ロハスな学園祭企画などを実施。 大学卒業後、日系医療機器メーカーに入社、アジア地域における外科用内視鏡や治療機器の営業・マーケティング業務に従事。 2014年10月から日本財団に参画。「難病の子どもと家族を支えるプログラム」において、医療、福祉、教育、フィランソロピーの領域をカバーする地域連携ハブ拠点の推進を担当するほか、 「ママの笑顔を増やすプロジェクト(ママプロ)」では女性とその家族の多様な働き方を支援している。 ご登壇いただいた、中嶋弓子さん、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。 |