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【開催報告】第3弾「物語」をつくる〜第3カーブ時代の新たな思考法〜(日本財団CANPAN・NPOフォーラム)2017年7月11日 (火) 午後・東京 [2017年07月11日(Tue)]

NPO活動の中で、その活動を可視化して知ってもらうこと、生み出しているものを価値化して理解してもらうことはとても重要なことです。情報発信や広報の視点から、どのNPOも活動の可視化には積極的に取り組んでいます。しかしながら、活動そのものや、活動の成果から生み出されている「価値」については、いかがでしょうか?

写真3.png

これは、NPOが活動から価値を生みだしていないという訳ではないと思います。
もし、活動や団体の価値を言語化ができない、もし、その価値は従来のモノサシでは測れな、という仮説が成り立つならば、今のNPOに不足しているもの、足らないものが見えてきます。

そこで、3つのセミナーを企画しました。

第1弾は、5月16日(火)ビジネス、マーケティングの視点で第3カーブ・マーケティングについてお話しいただきました。詳細はこちら(https://blog.canpan.info/cpforum/archive/867)第2弾は、6月8日 (木) に「価値創造」をテーマに開催詳細(https://blog.canpan.info/cpforum/archive/921)しました。

そして、第3弾は、NPOの広報や情報発信について、説明ではない「何か」を考えていきました。伝えると伝わるの境界線を超えるための「何か」がきっとあるはずです。

伝え方にアタマを悩ましている人。
コミュニケーションについて、現状を打破したい人。
そんな方々がきっと多いことと思います。

コミュニケーションや広報について考えることは、団体や活動の意義を見直しするよい機会ともなりますので、その「何か」を知りたい人も多いでしょう。
それは、ツールなのか、スキルなのか、あるいは考え方なのか?

社会が多様化し、誰にでも通じる「共通言語」「共通価値」が失われつつある中で、自分たちの活動や価値をイメージしてもらったり、理解してもらったりするための術をあるのでしょうか?

そこで、CANPANのセミナーではお馴染みの、設樂剛事務所の松原朋子さんを講師にお迎えして、セミナーを開催致しました。

【松原さんからのアンサー】

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“ 新しい物語を語ること、それが折々に変化を産みだすことになるのです ” 
ジェーン・グドール( Jane Goodall, Primatologist )
http://www.archipelagos.jp/idea.html
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ということで、7月に取り上げる「何か」は、「物語」です。

CANPANが重視する「伝えると伝わるの境界線を超えるため」というポイントはとても大事ですね。もう、一方的に情報発信をしただけでは、なかなか高い効果が得られない時代になっていることを、多くのみなさんが、日々痛感していらっしゃるのではないでしょうか?

今回3回のシリーズで深めていく「第3カーブ・マーケティング」では、伝える側と伝わる側というように、世界を2つに分けるのではなく、異質な方々が関わりあう「開かれた対話と創造の場」を重視します。それを実現するために大事なものが「物語」であり、語る行為の「物語り」です。これら2つをあわせて「ナラティブ」といいます。

ビジネス・パラダイム(ビジネスの見方、考え方)が変わり(5月のテーマ)、価値のとらえ方も変化し(6月のテーマ)、人びとは多様な価値観をもって関わり合う世の中になりました。

「物語を共有する範囲が、コミュニティの範囲である」という見方があります。
皆さんが団体への共感者をつくり、課題解決し、価値を創造し続けられるよう、「物語」をつくり、それぞれの物語を交換し合います。

日本財団CANPAN・NPOフォーラム
第3弾「物語」をつくる
〜第3カーブ時代の新たな思考法〜


日 時:2017年7月11日 (火) 13:30〜16:30(受付:13:15)
場 所:日本財団ビル 会議室
参加者:16名
主 催:日本財団CANPANプロジェクト

<実施内容>
レクチャー&ワークショップを織り交ぜながら進めていきました。
ファシリテイター&プレゼンター:松原朋子さん(設樂剛事務所)

写真2.jpg

1.ビジネス・パラダイムの転換
「第3カーブ・マーケティング」とは?

第1カーブ、第2カーブ、第3カーブと自分たちの組織がどの段階にいるのか、
また、一個人で考えた場合どの組織にも第1カーブの考え方をする人もいれば、
第2カーブ、第3カーブといろんな人がいるので、受け入れた上で物事を考えて
いく大切さを3度に伝えていただきました。

2.「物語」の機能・構造・文法
例として用意されていた文書を読み、その物語を読んで感じたところ、気づいたところをグループで、全体でシェアしました。「不足」から生まれることを大切にしていきたいと感じました。

3.「物語」の作成

写真1.jpg

4.発表 & フィードバック

「物語」を書いている、素敵な活動の「物語」を聞いているのに、グループで共有し、フィードバックをいただけたことで”事実を書いてしまいがち”になっていたことに気づきました。団体の物語をわかりやすく伝えらえるようにアクションをとっていって欲しいと思います。参加者の中に、「ちょうど第3カーブを迎えようとリアルタイムなテーマでした」などの声があり、組織の見直しをされているところが多いように感じました。

5.クロージング・ダイアログ
  ・気づきのシート記入など

< 講師プロフィール >
松原朋子さん( 設樂剛事務所 共同代表 | インターミディエイター )

【写真】松原さん.jpg

2006年以降、社長直下の部門にて、日本マイクロソフトの企業市民活動(CSR・CSV)およびCSRコミュニケーションを統括。その間、地方自治体との協働で、地域の新たな担い手を養成する「地域活性化協働プログラム」を新規開発し、10以上の自治体と締結・推進(第3回 日経ソーシャル・イニシアチブ大賞 ファイナリスト受賞)。総務省委員(人材力活性化研究会)を経て、同省 全国地域づくり人財塾 東日本支部事務局。

現在は設樂剛事務所にて、次の時代を支える新しい「物語」を提示しながら、革新型経営者たちや様々な領域のクライアントとともに、この先の「未来構想」創出に取り組む。現職の「インターミディエイター」とは、一握りの強いリーダーと、その他大勢のフォロワーという垂直的な構図を打ち破って、多様なアクターの「あいだ」に立ちながら両側を変え、新たな需要と未来を創り出す存在。組織、地域、社会のいたるところが切れ切れの今、インターミディエイターとして新たな結び目を回復・創出しながら、数々のイノベーション促進型プロジェクトに携わっている。「未来構想プログラム」事務局。慶應義塾大学SFC 総合政策学部卒。

Facebook: http://www.bit.ly/N3Program
Web: http://www.archipelagos.jp/intermediator.html

★★★気づきの共有シート★★★


講師の松原さん、参加者のみなさま、ありがとうございました。
Posted by 藤川 幸子 at 17:42 | NPO支援 | この記事のURL | コメント(0)
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