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【開催報告】CANPAN・NPO連続セミナーVol.01「みんなのアイデア会議室Blabo! 徹底研究」 [2013年05月30日(Thu)]

CANPAN・NPO連続セミナーが開始しました。
第1回は、5月27日夜に「みんなのアイデア会議室Blabo!」の活用を紹介&考えるセミナーでした。

日本財団CANPAN・NPO連続セミナー
「みんなのアイデア会議室Blabo! 徹底研究」
〜Web上でいろんな人からステキ・面白・斬新・なるほどアイデアを集めちゃう仕組み〜


日 時:2013年5月27日(月)19:00〜21:30
会 場:日本財団ビル2階会議室3〜4
参加者:17名
協 力:みんなのアイデア会議室Blabo! http://bla.bo/
    地元応援クラウドフェンディングFAAVO https://faavo.jp/

ポイ捨ての生まれない街をつくろう! 思わず捨てたくなる街中のゴミ箱って?
若者の力を最大限に利用して何をしたらもっとまちをハッピーにできる?

などなど、みなさんの活動の中でいろいろアイデア出しをする機会がありますよね。
でも、いつものメンバーだとどうしても新しいアイデアが出ない、行き詰ってしまうということもあると思います。
そんな時に、いろいろな人から新しい発想でいろんなアイデアをもらえたら嬉しいですよね。

そんなITサービスが「みんなのアイデア会議室Blabo!」です。
Blabo!のページでお題を発して、ネット上の見ず知らずの人からいろいろなアイデアを出してもらうことができます。
しかも無料のサービスです。

今回のセミナーでは、Blabo!代表の坂田さんをゲストにお迎えして、Blabo!の活用方法からそこから生まれる”価値”まで、NPO活動に参考になるお話しをお聞きしました。

CANPANでも、このセミナーを開催するにあたって、Blabo!を使ってみました。
『今は地元を離れているけど、地元大好きな人たちの素敵なネーミングって!?』
http://bla.bo/boards/217

本当にいろいろなアイデアをもらうことができました。
自分たちでは考えつかなかった発想、視点もいただくことができました。

今回のお題はCANPANが取り組んでいる「出身地Day」企画と連動する形で、地元応援クラウドファンディングFAAVOと一緒に実施したものです。
セミナーでは、共同企画者のFAAVOディレクターの斎藤さんと、CANPAN山田が実際に使用したユーザの立場でBlabo!の活用について紹介しました。

公益活動の中でBlabo!をどのように活用できるのか?
Blabo!を学び、そしてBlabo!が生みだすソーシャルアクションやムーブメントから世の中にどのように問いかけて、どのように動かしていくのかを参加者によるグループワークなどで学んだ内容の濃いセミナーとなりました。

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Blabo!を学ぶ、Blabo!から学ぶ
(1)Blabo!代表坂田さんからお話しをお聞きします
   ・みんなのアイデア会議室Blabo!って、どんなサービス?
   ・具体的にどんな風に使っているの?
   ・Blabo!が生み出している本当の価値は?
   ・これからのBlabo!は?
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(2)FAAVO斎藤さん&CANPAN山田が紹介します
   ・実際に使ってみて、ここがすごい!でも、ここが大変!
   ・アイデアから新たな視点をもらうということ
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(3)〜みんなでディスカッション
   ・Blabo!でアイデア募集したい人がお題を提案
   ・そのお題について、グループになってディスカッション
     Blabo!でどういうお題で質問してみる!?
今回3名の方が出されたテーマでディスカッションをしました。
・食物制限があるアレルギーを持っている子どもが外食しやすい環境を作りたい
・東京で疲れた方に癒しの場を提供する活動を長野で実施したいが、どうやって地元の人を巻き込んで実施できるか
・宮崎のとある高校の同窓会を活性化したい、若い人にもっと参加してもらいたい。
それぞれのグループで約30分ディスカッションを行って、グループ発表になりました。
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さて、以下、山田がこのセミナーから学んだことをまとめてみました。

今回は、Blaibo!代表の坂田さんからがっつりお話をお聞きすることが出来ました。
Blabo!の奥深さというか、その仕組まれた仕掛けというか、すごいですね。
コンサル業務などを行っている坂田さん達の経験から生まれてくる、インターネットでアイデアを集めるという仕組みの裏側を体験できるようなセミナーとなりました。

【参考情報】プレゼンの中で坂田さんがご紹介してくれたアイデア会議室
「ベトナムでメディアをやってます!なんとか生き抜けるビジネスアイデア募集中です!」
http://bla.bo/boards/245

事例紹介では、地元応援クラウドファンディング!FAAVOの齊藤さんにお話しいただきました。
FAAVOでは、こんなアイデア会議室を設置しています。
『地域を元気にするためにFAAVO×Blabo!がタッグを組みます!どんなことをやってみたい!?』
http://bla.bo/boards/218
『遠くにいても”スキルとお金"で地域をサポート!どんな仕組みだったら参加したい?』
http://bla.bo/boards/241

クラウドファンドレイジング(資金調達)のサービスを運営している齊藤さんらしく、ITサービスとして、ネット上で集めるサービスとしての視点でお話をいただきました。その点は一般の利用者とは違う視点でお話いただき、とても参考になりました。


もう一つの事例紹介として、山田がFAAVO×CANPANのコラボで実施したアイデア会議室について紹介しました。
『今は地元を離れているけど、地元大好きな人たちの素敵なネーミングって!?』
http://bla.bo/boards/217

このアイデア会議室でいただいたアイデアについて、一つに決めることが出来なかったので、こんな風にまとめてみました。

Blabo!をやってみて、本当に面白いですね。


さて、坂田さんのお話を聞いて、なぜ、NPOや公益活動団体がBlabo!を使ったほうがいいかというのを山田なりにまとめてみました。

1.Blabo!にすでにステキなアイデアを出してくれる人達というコミュニティ、生態系がある。
これからのITツールを使う時に重要なのは、そこにどのようなコミュニティがあるかということです。ITツールは単なる道具ではなく、そこに関わっている人、それを利用している人などを含めてどのような人達がサービスを使っているかということがサービスの可能性を広げてくれます。
そういう意味で、Blabo!のすごいところは、他人のためによいアイデアを楽しみながら出してくれるというコミュニティが着実に発展していっているということです。
山田も実際にアイデアを募集してみて、みなさんのアイデアの多様さに驚きました。
Blabo!がすでに持っている基礎票的なコミュニティと、お題を出した人のソーシャルネット上のネットワーク、この二つで本当に面白いアイデアが集まってくると思います。

2.Blabo!は、「お題」の参考事例の宝庫
セミナーの中で坂田さんがBlabo!でアイデアを募集するためのお題の出し方の工夫を話されていました。
・お題の裏側にある出題者の問題意識をイメージしてもらえるように、より具体的な文言にする。
・なるべく専門的、抽象的な言葉は使わない。
・出題者が切実に思っている、解決したい問題をお題の中に入れる。
・説明文章の中に出題者の「顔」が見えるような情報を盛り込む。
この辺のノウハウは、坂田さんの問題解決のコンサル経験やBlabo!運営の経験から培ったものですが、そのノウハウがBlabo!に掲載されているお題の中に秘められています。
また、出題者の工夫でステキなお題も設定されいます。
これらのお題の設定を研究することで、わかりやすく、世の中に問いかけていく手法を考えることが出来ると思います。

3.アイデア募集のお題を考えることは、あらためて活動を考えるよいワークショップ
今回のセミナーでは希望者3名が自らグループワークでディスカッションしてほしいテーマを出していただき、3つのグループにわかれてグループディスカッションをしました。
Blabo!でお題を出すことは、あらためて自分の問題意識を整理することにつながります。
1.今、困っていることは?
2.困っていることを解決するために、どのような解決方法があるのか?
3−A.その解決方法がわからないので、そのアイデアをもらう「お題」を考える
3−B.その解決方法を実現するために足らないものをアイデアとしてもらう「お題」を考える
いきなり「お題」を考えるのではなく、順序立てで考えていくことが必要です。
場合によっては、アイデア募集する必要がなくなるケースもありますが、この課題整理がとても重要らしいです。
この時にいろいろな角度から困っていることを眺めることで、いろんな気づきが出てきます。それを整理した上で「お題」になってアイデアが集まってくるというわけです。

Blabo!では、これからアイデア会議室を開きたい方のために、お題の出し方のサポートもしてくれます。こちらのアイデア会議室からぜひどうぞ。

『こんなお題があったらいいな!募集中。お題の作り方も相談に乗ります☆』
どうもBlabo博士じゃ。いろんなジャンルのアイデア会議が生まれ盛り上がっているようじゃな。うれしいことじゃのう。ただ、お題をどうやって作ったら良いか難しいという声もちらほら聞いておる。そこでお題を作りたいけどなかなか作れない人もここで相談してくだされ。それに、こんなお題がほしい、この人にやってほしいなど話し合えればうれしいぞ。
http://bla.bo/boards/251


みなさんも、まずはアイデアを出してみるところから始めてみませんか。
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Blabo!坂田さん、FAAVO齊藤さん、ご参加のみなさん、ありがとうございました!

日本財団CANPAN 山田泰久
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