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【開催報告】NPOが本を出すということ〜ファンを増やそう!!どんなことが、本になるの?〜(日本財団CANPAN・NPOフォーラム)2017年5月18日(木)夜・東京 [2017年05月19日(Fri)]

昨年5月に開催して好評だった、書籍出版のセミナーを再び開催しました。昨年のセミナー受講者・団体の中から、実際に商業出版されたケースも生まれました。

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CANPANでも、2016年1月に『10000円のカレーライス〜NPOで見つけた心にのこる物語』(http://www.amazon.co.jp/dp/4534053460)を出版しました。CANPANセンターの理事に出版社の編集者を紹介してもらったことから、本の出版となりました。

でも、出版社の知り合いもいないし・・・。そんなNGO/NPOのために、出版プロデューサー集団のNPO法人企画のたまご屋さんを再び講師にお迎えして、出版をテーマにしたセミナーを開催しました。

NPO法人企画のたまご屋さん(http://tamagoyasan.net/)は、無名でも力のある著者候補と日本中の出版社をつなぐ、日本で唯一、出版支援を行うNPOです。商業出版の基本的なことから、企画のたまご屋さんの出版支援による実際の出版の事例まで、出版に関するアレやコレお話していただきました。セミナーの後半では、企画のたまご屋さんが事前に参加者へお配りした簡易版書籍企画書のフォーマットを使ったワークショップで、本の企画に必要なことを実際に考えてみました。

NGO/NPO、CSR、社会起業、地域などのソーシャルな分野で出版を考えている方、出版というものがどういうものかをまずは知りたいと思っている方にも出版を考えるにあたっての心得やアドバイスが盛りだくさんのセミナーでした。
※なお、今回のセミナーでは自費出版や電子書籍ではなく、紙の本を商業出版したい方を対象となっています。

日本財団CANPAN・NPOフォーラム
NPOが本を出すということ
〜ファンを増やそう!!どんなことが、本になるの?〜


日 時:2017年5月18日(木)19:00〜21:00(開場18:45)
場 所:日本財団ビル8階セミナールーム
対 象:出版に興味関心があるNGO/NPO、企業のCSR担当者、行政関係者、プロボノなど
  (ソーシャルセクターに興味がある学生、社会人も大歓迎です)
参加者:20名
主 催:日本財団CANPANプロジェクト

<スケジュール>
19:00 オープニング
・本日の趣旨&流れ
・参加者同士で自己紹介タイム
 
19:10 講義「出版にについて」
講師:NPO法人企画のたまご屋さん 共同代表小島和子さん、宮本里香さん、たかひらいくみさん
・書籍を出版することによる効能やインパクト
・書籍が出版されるまで
・企画のたまご屋さんの取り組み
・NGO/NPOらしい出版企画とは?

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20:10 ワークショップ「本の企画書を考える」
事前配布された簡易版書籍企画書のフォーマットを使って、実際の企画書をつくりました。
その際、日頃の活動のどこが本のコンテンツになり得るのか探るため、団体の強みをふり返る時間も設けました。その後、グループに分かれて内容を共有していただき、それぞれの企画書の魅力や改善点を確認しました。いくつかの企画書をピックアップして全体で共有し、その場で講師の方からコメントやアドバイスをフィードバックしていただきました。このワークでは、1冊約10万字という本の中で、それだけのネタがあるかどうかなどを気づき、確認する時間になったと思います。

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20:50 クロージング

21:00 終了

5月よりCANPANにインターン中の白倉さんに本セミナーの感想を書いていただきました。
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今回の日本財団CANPAN・NPOフォーラムは、「NPO法人企画のたまご屋さん」の皆様をお招きして、書籍出版に関するセミナーを行いました。書籍出版の効能や、NPOらしい出版企画についてお話しいただきました。

私は、子ども支援に取り組むNPOの本を読んだことをきっかけに、教育課題に関心を持つようになりました。本を読んで、NPOの活動に興味を持つ人は多いと思います。そんな親しみ深い本ですが、出版するとなると考えなければいけないことが盛りだくさんあることを学びました。ネタに価値はあるか、ターゲットは誰か、時代状況との関連は…など。長年編集に関わってこられた講師の皆様の言葉には、重みがありました。特に、十分な類書研究が企画書の信頼性を高めるというお話に、会場の皆様は大きく頷かれていました。

今回のセミナーで一番盛り上がったのは、「企画書を書いてみよう!」のコーナー。参加者の皆様がそれぞれ本の簡易企画書を作成し、プレゼンを行うワークショップです。私が参加したグループでは、ある方の企画のタイトルについて議論が白熱しました。内容を簡潔に表し、かつインパクトのあるタイトル…。なかなか思い浮かびません(笑)
プロの編集者の方も、タイトル決めはいつも頭を悩ませるそうです。難しいですが、読者の方への最初の言葉を考えていると思うと、とてもワクワクしました!どのグループも、時間を忘れてプレゼン大会に夢中な様子でした。お互いに意見を交わすことで、アイデアに磨きのかかった方が多かったようです。

1冊の本が出版に至るまでのストーリーを学び、参加者の皆様の熱いプレゼンをお聞きしたことで、NPOが出版する本に込められている思いの大きさを感じました。

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<昨年開催したセミナーの開催報告>
https://blog.canpan.info/cpforum/archive/582


<団体概要>
NPO法人 企画のたまご屋さん
「誰もが『出版』という選択肢を享受できる文化の創造」をビジョンに掲げ活動しています。
無名でも力のある著者候補と日本中の出版社をつなぐ、日本で唯一の出版支援系NPO法人です。
http://tamagoyasan.net/

<講師プロフィール>

小島和子さん(NPO法人 企画のたまご屋さん共同代表)
フリーランスのライター&エディター。最初に勤めた出版社で約10年間、語学書や旅行記など、異文化にまつわる書籍を中心に編集を手がける。
環境をテーマにした本づくりをきっかけにキャリアチェンジ。政府系機関やNGOで環境問題に関する情報発信に携わるなど、出版業界以外の経験も豊富。
近ごろは東北復興の取材で現地に足を運ぶ機会も。共著『つながるいのち―生物多様性からのメッセージ』。

宮本里香さん(NPO法人 企画のたまご屋さん共同代表)
1966年 東京・神田神保町生まれ(世界屈指の古本屋街)。戸板女子短大卒業後、日比谷花壇入社。30歳の時、ダイヤモンド社へヘッドハンティングされ「ダイヤモンド経営者倶楽部」企画担当として、顧客ニーズにフィットしたサービスの提供を企画・推進。企業の広報誌・一般書籍の企画・編集を成功に導く。
本づくりだけでなく、本を出すことでクライアントの本業のプラスになるように又、出来上がった本の販売促進活動のサポートが出来ることが強み。

たかひらいくみさん(NPO法人 企画のたまご屋さん)
埼玉県さいたま市出身。 出版社2社で文科省検定教科書、 語学書、文芸書、人文書の執筆、編集を経験し独立。 出版プロデューサーとしてミリオンセラーの達成を目指す。 編集者の視点から出版する方法を分かりやすく伝える 「出版入門セミナー」には著者の卵だけでなく、 現役著者も訪れる。


<昨年のセミナーをきっかけに出版された書籍>

「非営利団体の資金調達ハンドブック」
著・徳永 洋子 出版・時事通信社
https://www.amazon.co.jp/dp/4788715104/

出版社からのコメント(Amazonより)
著者の徳永洋子さんは、ファンドレイジングラボ代表、日本ファンドレイジング協会理事、佐賀未来創造基金理事。2012年6月より2014年末まで日本ファンドレイジング協会事務局長を務めました。受講者1万人超の人気セミナー講師で、ファンドレイジング(資金調達)の先進国である欧米の方法を「日本流にアレンジ」。きょうからすぐ使える技法を伝えています。講演などで話しているファンドレイジングのノウハウを初めて本書で集大成しました。

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今回、昨年こちらの内容のセミナーを受講し、出版された徳永洋子さんにご登壇いただき、出版記念セミナーを開催しました。

日本財団CANPAN・NPOフォーラム
「非営利組織の資金調達ハンドブック」出版記念セミナー
〜著者・徳永洋子さんに聞く!ファンドレイジングの物語〜
2017年5月11日(木)19:00〜21:00(開場18:45)
https://blog.canpan.info/cpforum/archive/894

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★★★気づきの共有シート★★★


講師のNPO法人企画のたまご屋さん 宮本さん、小島さん、たかひらさん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
Posted by 藤川 幸子 at 18:16 | NPO支援 | この記事のURL | コメント(0)
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